ようこそ! 青梅天文同好会へ

プラネタリウムの存続活動から復活活動へ!

青梅市役所前の教育センタービル3階に、プラネタリウム
が出来たのは1971年(昭和46年)のことで、当時としては
最新の教育施設でした。
青梅市内の小中学校の授業で活用されるのはもちろん、
一般市民への投影も行われ、初代解説員森澤一郎さんの
名解説で一時は立ち見も出るほどの活況を呈しました。
最近では、青梅の夜空も明るくなってしまい、子供の理科
離れもあり、一時の賑わいはなくなってしまいましたが、西
多摩地区で唯一現役の、また国産プラネタリウムとしては
日本最古の機種として 伝統の肉声による解説、投影が
続けられていました。
2010年度(平成22年度)に青梅市役所の新市庁舎が完成
し、教育センタービルに入っている部署が新市庁舎に移動
してしまうと、教育センタービルが無人となってしまい、施
設管理が難しいとの理由で、2011年度(平成23年度)には
教育センタービルの取り壊しが予定されていました。
教育センタービルが取り壊されてしまえば 当然プラネタリ
ウムも無くなってしまいます。
今まで多くの子供たちに夢を与え、科学教育に貢献し、周
辺地域に代わる施設のない青梅のプラネタリウムを、何と
か存続してもらおうと、青梅天文同好会では、プラネタリウ
ムの存続を訴えるポスターの作成、掲示などの活動を行っ
ておりました。
プラネタリウムのドームが見える
教育センタービル
五藤光学製プラネタリウム投影機
青梅市議会の中では、プラネタリウムの去就について質問をされた
議員の方もおられましたが、「2010年度(平成22年度)限りでプラネ
タリウム廃止の方向」との答弁でした。
代替施設の具体案も見えないまま、プラネタリウムが消えてしまえ
ば学校教育、特に理科教育では大きなマイナスとなります。教育
投影だけでなく、一般市民投影として40年の歴史ある天文教育が
なくなってしまいます。
無くしてしまうのは簡単です。
「古くなったから壊す。」のではなく、施設の移転・建物の耐震化な
ど考えられる対策案を、青梅天文同好会では提唱していきたいと
考えています。
青梅天文同好会では、2010年(平成22年)2月に 青梅市議会に
対し「プラネタリウム施設の存続と投影の継続を要望する。」陳情
書を提出いたしました。
また、NHKの報道番組“首都圏ネットワーク”や、読売新聞の紙面
において、プラネタリウムの閉鎖について取上げられました。
小惑星探査機「はやぶさ帰還」、全国的な天文ブーム、いくつもの
新しいプラネタリウムの建設が進む中、時代に逆行するかのように
青梅のプラネタリウムは閉鎖されてしまいました。
現在、青梅天文同好会では、プラネタリウム復活への活動を推進し
ております。
五藤光学製
プラネタリウム投影機

MARS
TYPE M-1
DATE 1971/10
国産では日本最古

プラネタリウムに寄せて

青梅市のプラネタリウムは設置されてから約40年が経ち、
国産の機種としては日本最古になっています。
しかし、歴代解説員の情熱と努力による肉声解説で、「手
作りのプラネタリウム」として、投影機械はもちろん、投影
番組までプログラム化されてしまった最近のプラネタリウム
とは一線を画すプラネタリウムとして存在感があります。
そして、10mの半球ドームの持つ立体感は、決して平面に
投影するプロジェクターや、パソコンのモニター上では体感
することのできない貴重なものです。
北天の星の動き、東から西へとめぐる星の軌跡、黄道をさ
まよう惑星の動き、そして季節によって変わっていく太陽と
月の道、さまざまな天文事象を時空系列を把握して理解す
るのにプラネタリウムに勝るものはありません。
理論的に人の見ることの出来る6等星までの星を映し出す
ことの出来るプラネタリウム。
「今、私たちの見上げる星空は・・・」条件に恵まれている青
梅の空でも3等星がやっと見えるくらいです。
星の光をさえぎる粉塵、ガス、Co2、夜空を明るく照らす過
剰な照明(エネルギー)等、これらは皆、今懸案となっている
地球温暖化を進行させる要因の一つです。
星空を見つめ直すと伴に、地球環境も考え直しましょう。

プラネタリウムのここをチェック!

教育センタービル3Fのエントランス

階段を昇りきって右を向くと、丸い投影室の
外壁沿いに、展示された天体写真と伴に、
プラネタリウムの表示で来館者を迎えます。

天体情報が展示された西側館内

エントランスを左に行くと壁面には、
その時々に見え る天体の情報や、
奥のパーテーションに区切られた
スペースに天文学の基本的な事
柄の展示や気象の基礎知識が紹
介されています。

星座絵図・天体写真が展示された東側館内

エントランスから右側へ行くと、フロアーの壁や
机の上に、星座絵図や月面球モデル、太陽系
モデル また天文アマチュアの撮影した天体写
真などの展示が並びます。    
リクライニングシートのプラネタリウム投影室

南側の入口からプラネタリウム投影室に入ると、
約10メートルの円形の部屋の真ん中に、
プラネタリウム投影機。
それを囲むように、青と赤いリクライニングシートが、
南向きに並びます。
北側には、解説者の立つコントロールがあります。
見上げると白色の丸天井(ドーム)が拡がります。
アナログダイヤルによるコントロール

アナログダイヤルがずらりと並んだ圧巻のコントロール
パネル。他にも色々な補助投影機が所狭しと並んで
居ます。
ランドマーク

プラネタリウム投影ドームには、プラネタリウムの
場所から周囲にどんなものが見えるかが表示してあります。
星空の投影が始まる前に、何があるか探して見るのも
隠れた楽しみの一つです。

青梅市民なら一度は行ったことのあるはずの
鉄道公園の機関車がシルエットで。(写真右)

東南方向には東京タワーが。(写真下)

南西方向には富士山のシルエ ットが。(写真右下)
満点の星空を投影

10mの半球ドームに投影された満点の星。
このドームがあればこそのスケール感。
奥行きのある投影が可能になります。
決してフラットなプロジェクターやモニターでは
体験することの出来ない空間がそこにあります。

星座絵図

星空に重ねられたオリオン座の星座絵図。
星空に星座の絵を重ねて投影することで、
イメージがつかみやすくなります。

星座の物語

夏の大三角形で有名な夏の星座たち。
白鳥座。琴座、わし座、ヘラクレス座
星座の位置関係を把握するのに最高です。