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足立区のフリーペーパー”ときめき”にただ今、好評連載中です☆連載は終了致しました☆ (2008年4月より連載開始) news 2008年4月号から始まった連載も23回目となり、 2010年2月号で連載最終回を迎えました。2年近くご拝読頂きましてありがとうございました。 news 公社ニュース「ときめき」紙連載原画展が2009年10月31日(土)から11月8日(日)千住宿歴史プチテラスにて開催されました。 皆様のご来場ありがとうございました。 | |
●ときめき4月号(2008年)より/連載第1回
<記事より抜粋> 北千住/仕事部屋からの風景 晩秋より春先が富士見の季節。荒川の土手から凛とした雪富士、夕映えのシルエット富士を 眺めることが私の楽しみの一つとなっています。 富士と言えば、超スーパー絵師の葛飾北斎、その傑作「富嶽三十六景」は、 北斎70代初めの刊行という。その中に3枚、千住界隈の絵が入っています。 武州千住、従千住花街眺望の不二、隅田川関屋の里。 この3枚の背景は、すべて青や黄色の田畑。180年後の現在は、ビルとなって 富士への視界は日ごとに狭まってきました。そんな春の富士を仕事部屋から描いてみました。 |
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●ときめき5月号より/連載第2回
<記事より抜粋> 東岳寺の廣重/伊興町前沼1210 旧帝国ホテルを設計したことで有名な建築界の巨匠F・L・ライトと印象派画家でおなじみのゴッホ。 二人の共通したところに歌川廣重好きがある。 足立区で廣重と言えば、「名所江戸百景」の「千住の大はし」が有名だ。 2年前に行った廣重の墓がある東岳寺を桜が満開の4月、再び訪ねてみると、庭は前にも増して澄ヶしかった。 新芽の色と薄紅の桜の色とツヤのある空間ー。見慣れた墓の文字の下に辞世の句が彫り込まれていた。 東路へ筆を残して旅の空西の御国の 名ところを見む |
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●ときめき6月号より/連載第3回
<記事より抜粋> 都市農業公園/鹿浜2-44-1 地方の友達から菜の花もレンゲも見られず寂しいと葉書が届いた。私は東京で菜の花とレンゲ を見たとデジカメで撮った写真を葉書にして友に送った。 ここは昔から桜の名所、今でも数多い種類の桜が咲くー。 5月1日スケッチ散歩で取材 |
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●ときめき7月号より/連載第4回
<記事より抜粋> 荒川放水路 20年の歳月、22キロの掘削、22名の尊い犠牲の上に、大正13年に通水した荒川放水路は、 自然の中に溶け込んで人工河川の姿は見られない。ペダルをこいで鹿浜橋でスケッチ、北上して岩淵へ。 ハナミズキに囲まれた資料館わきに小さな石碑が建つ。「多大ナル犠牲と勞役トヲ拂ヒタル我等ノ仲間 ヲ記憶センガ為ニ」の珠玉の碑文が目をひく。 今年もまた楽しみな「足立の花火大会」が近づいて来た。 |
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●ときめき8月号より/連載第5回
<記事より抜粋> 郷土博物館・東渕江庭園/名造園家・小形研三のなごみ空間 葉裏が銀に輝くコナラが初夏の風に揺れてまぶしい。 黄色系で光彩を放つのは山もみじ。雑木を中心とした庭に芝地がある。 さすがに名造園家として知られる小形研三氏の手になる名園である。 薄紅色のネジ花が咲く。石間という日本を代表する名工務店が建築した茶室の四阿屋から船着場に目をやる。 20年の歳月は自然と一体化して、足立の名園をいかんなく発揮している。 |
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●ときめき9月号より/連載第6回
<記事より抜粋> 隅田川の造船所・伊澤造船-川筋の歴史見つめて130年- 55のマークがある着火船が係留されている。川筋の仕事にはなくてはならない船だという。 大きなクレーンを積んだ作業船もある。船の修理はもちろん、水上土木の仕事も得意な分野。 船台では役目を果たした運搬船の解体が始まった。 「対岸にも以前は何軒かあったんですよ。今では私のところだけ」。 少し寂しげに社員の方が話してくれた。ここは千住曙町38−1、通称「鐘ヶ淵」。 名所として名高い。隅田川には船がよく似合う。 |
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●ときめき10月号より/連載第7回
<記事より抜粋> 島根4丁目の赤羽邸 足立区指定有形民俗文化財の大きな長屋門は有名だ。母屋の茅葺(かやぶき)屋根を間近で 見てみたいと、ときめき編集長にお願いしてみた。8月、その夢が実現、同行して赤羽様を訪問。 200年位前に竣工の建物らしい。手入れが隅々まで行き届いている。 日本人の心と技を愛情をこめて継承してきた赤羽邸は貴重な遺産建築である。屋根の維持は特に大変という 話しを聞き、ただただ敬服と感嘆。いつまでも生き続けて欲しいという思いを込めて、9月、蝉しぐれの中 スケッチの筆をとった。 |
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●ときめき11月号より/連載第8回
<記事より抜粋> 北綾瀬・地下鉄車両基地(谷中4丁目)〜 引込線プレートナンバー55〜 綾瀬で0番線に乗り換える。北綾瀬駅の先は広大な地下鉄車両基地だ。 中央部にある長さ100メートルほどの高架歩道橋からは20を超す車両が見える。 地下鉄千代田線に乗り入れている小田急線車両もあり、3月からは箱根に乗り入れた新型ロマンスカーが加わった。 引込線の数無数。圧巻である。電車のエンジン音が流れる中、引込線と工場を鉄網越しに描いてみた。鉄道ファンには たまらないスポットだろう。 |
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●ときめき12月号より/連載第9回
<記事より抜粋> 里帰り桜もある「西新井さかえ公園」西新井栄町1−19−1 一つとせ一番電車に乗り込んで目指す名所は西新井。 昭和3(1928)年頃の西新井音頭の一節が入口部に表示されていた。ここは、もと日清紡績 工場跡地。通りには、「ぼうせき」(紡績)と「せんぷ」(染布)のゆかり名がつけられている。 新しい集合住宅と商業ビルに囲まれた芝地にはシンボルツリーのメタセコイア、ケヤキに混じって アメリカ・ポトマック公園から里帰りした五色桜もあるという。ボール遊び、すべり台をする子供たちの 明るい声が夕やみ近くまで続いていた。 |
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●ときめき1月号(2009年)より/連載第10回
<記事より抜粋> 西新井大師 大曼荼羅(だいまんだら)と修法図 正式名称は五智山遍照院総持寺。天長3年(826年)弘法大師の創建といわれ、厄除け・開運の霊場 として有名であり、初詣でにぎわう。昨年11月22日(土)、本堂の一部改修工事が終了して、両部には 大曼荼羅が奉献された。それは、床から天井に達していた。建物の壁上部には五色の幕が下がって、 彩やかに生まれ変わった。私は、寺所蔵の「弘法大師修法図」を思い出した。葛飾北斎88歳、晩年時の 縦1.5メートル×横2.4メートルもある大作だ。もう一度見てみたいと思った。 |
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●ときめき2月号より/連載第11回
<記事より抜粋> 小台の岸辺 日暮里・舎人ライナー「足立小台駅」を降りて 2月になって、隅田川を上り下りする船の運航も活発になってきた。 荒川と隅田川が最も接近している所(小台一丁目)に、昨春開通した新線日暮里・舎人ライナーの 「足立小台」駅がある。 北側の荒川では、春に向けて堤の野焼が始まった。川に架かる橋は、やさしい曲線が生きる斬新なデザインだ。 駅の下から音がきこえてきた。しゅんせつ船が隅田川の川底の土砂を掘り出してる。その上を、ライナーが 静かに通り過ぎて行った。春はもうすぐ―。 |
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●ときめき3月号表紙より/連載第12回
<記事より抜粋> ☆今月号はときめき表紙に初掲載されました☆ 舎人公園の駅が桜の花の向こうに見える。静かに日暮里・舎人ライナーの車両が停まり、走ってゆく。 この公園は大きな広がりを持つ大空間。池のほとりに沼杉という垂直姿の珍しい落葉樹があり、池面に 映っていい表情を演出していた。芝生広場には、江北桜(五色桜)が植樹されている。 都が進める700本の桜を植える「桜の森づくり事業」だ。まだ細い幹だが、成長が楽しみ。駅西の里帰りの レーガン桜にも会ってみた。 |
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●ときめき4月号より/連載第13回
<記事より抜粋> 寺町の狭間道(はざまみち)を歩く 伊興本町一丁目にある東岳寺を過ぎて寺町へ向かう。 関東大震災で浅草、下谷から移って来た寺が一画を占めている。将軍生母の墓や 講談、歌舞伎の塚や碑もあって、話題は豊富だ。 墓地の間を一本の細い道が続く。構えのある表通りを忘れさせる優しい表情がここにはある。 静まりかえった春の陽ざしの中に、墓石を刻む石工の出す音だけが、いつまでも響いていた。 |
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●ときめき5月号より/連載第14回
<記事より抜粋> 垳川(がけがわ)を歩く―神明町・六木― 四方を川で囲まれたこの地は、どこか東京にいることを忘れさせる好地だ。 垳川沿いの神明・六木遊歩道を歩いてみる。堤の上には、欅(ケヤキ)、榎(エノキ) の高木が、カクレミノ・椿(ツバキ)の低木が中川まで続く。 中でも、椿の赤と白は目を楽しませてくれる。草木好き、野鳥好きの私にはたまらないスポットだ。 水車広場で陽ざしを背に受けて昼食。そして、水の流れる音を聴きながら、スケッチを始めてみた。 |
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●ときめき6月号より/連載第15回
<記事より抜粋> ―トンボのくる池―桑袋ビオトープ公園― 毛長川、綾瀬川の合流域にビオトープ公園がある。自転車で5月の薫風を味わいながら出かけてみた。 団地に接した小学校跡地に開設して4年目を迎えたという。案内書には「環境を整えることで生きものたちが 自然と集まり暮らせることを目指していく公園」とある。あやせ川清流館の解説員の方に説明していただいた。 「先頃、深夜と早朝の自然観察にテントのお泊りをやりました」とのこと。生活と環境を考える上で、ここ ビオトープ公園を大切に見守っていきたいと思う。 |
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●ときめき7月号より/連載第16回
<記事より抜粋> ―新緑の綾瀬住還― マンション前の背の高いメタセコイアの下に立つ。大きな民家が連なるここは綾瀬住還。 光と緑樹の影濃やかな表情は、往時を偲ばせるにふさわしく、前庭に咲くサヤエンドウの 花たちが趣を演出してくれていた。「この通りには、10数年前までは長屋門などがあったりして、 それはのどかな風景でしたよ」。 これは、大きいな住いのご主人の話しだ。鳥の声を聞きながら、綾瀬に残る貴重な風景を、明るい陽ざしの中 で描いてみた。 |
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●ときめき8月号より/連載第17回
<記事より抜粋> ―足立区生物園大温室 保木間2丁目― 三好達治の作品に海をわたる蝶の詩がある。足立区生物園の蝶が来年4月、米国オハイオ州のシンシナティ 市立植物園で開催される「日本の蝶展」のために海をわたる(?)という嬉しい話題がある。 7月7日、その日は猛暑、いつもの自転車で生物園を訪ねた。真摯に蝶の飼育をしている人達の作業を しばし見学。誕生したばかりの蝶はブーゲンビリアやハイビスカスの花咲く亜熱帯の大温室に放たれるという。 蝶のいる空間、ここは別天地、時が過ぎるのを忘れさせてくれた。 |
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●ときめき9月号より/連載第18回
<記事より抜粋> わが町のランドマーク―北千住界隈― 黒い煙突のある風景が好きだ。洗い場の排水が詰まったらしい。「おばちゃん、俺が直してくるよ」 と寒い外にパンツ姿で飛び出して通水させた常連客。店と客が一つになっている姿を目にしたことがある。 そんな銭湯が昨年姿を消した。 国道西域は横綱クラスの銭湯がどんと構えていたり、庭に錦鯉がいたりで有名だ。嬉しいことに、 この町には銭湯の雑誌もあり、銭湯好きにはたまらない。スケッチ探訪の中から今回は2湯をピックアップさせて いただいた。 |
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●ときめき10月号より/連載第19回
<記事より抜粋> ホワイト&ブルーのデザイン倉庫―足立区入谷6丁目 足立流通センターを描く― 区の西北に北足立市場がある。流通センター周辺を夏の終わりの日、いつもの自転車で訪ねてみた。 舎人公園に隣接していることもあり、緑が色濃い。車両が休みなく出入りしている大きなシルバー色 の切妻屋根群は、トラックセンターだ。南と北にある公園の樹木はセンターの歴史を物語っている。 そんな中に白と青の現代アート風な外壁を持つユニークな建物が目に入った。 入庫待ちのトラックのアイドリングを聞きながら、秋雲を感じさせる空と建物を描いてみた。 |
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●ときめき11月号より/連載第20回
<記事より抜粋> 保木間の歴史を訪ねる―西保木間・氷川神社の狛犬― 大乗院の西域に、刈り入れが済んだ稲田があった。「この田の稲わらで正月7日にじんがんなわを編むのですよ」 と保存会の増田精一さんに話しを聞いた。 境内の銀杏に木にくくりつけてあるわらの大蛇を確かめた後、氷川神社を訪ねた。 ここは、足尾鉱毒事件の「保木間の誓い」で名高い所だ。訴えるため上京した被害民を炊き出しで優しく 迎えた地域住民の情景に思いをはせてみた。社殿の前には躍動する狛犬像、高い台座は溶岩、その下部に子供 の狛犬が配置されている。明治26年、谷塚村石工、田口金作の銘があった。 石工、田中金作を深く知りたいと思った。 |
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●ときめき12月号より/連載第21回
<記事より抜粋> 中川公園―人工緑地のエコ公園―足立区中川5丁目 近くの小学校から来た多くの子供たちで公園はにぎやかだった。全校課外授業の教室がこの公園だという。 芝生と樹々の多い公園教室は気持ちよさそうで、明るい声はいつまでも途切れることはなかった。 ここは、かつて日立亀有工場跡地。下水処理施設完成後、上部に土盛りして完成したのは平成7年だという。 屋上緑化のエコプラントが注目されている近年、この公園プロジェクトはパイオニア的存在といえるのかも 知れない。 スケッチが終了した後も、暫く秋の陽と秋の風を楽しんでみた。 |
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●ときめき1月号(2010年)より/連載第22回
<記事より抜粋> 板看板が語る千住の文化―千住河原町― 昨年11月の「ときめき原画展」でこの地にある千住宿歴史プチテラスに通いつめた。この時、通りに 面した板看板をゆっくり読むことができた。「やっちゃば追想」「投師異聞」から当時の社会経済を、 巣兆、鯉隠(りいん)から江戸文化の一端を知ることができたことは嬉しかった。 俳句好きの人、歴史街歩きの人に人気の通りだが、私ももう少しじっくりと板看板が記している内容を ひもといてみたいと思った。 |
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●ときめき2月号(2010年)より/連載第23回☆今回で最終回です☆
<記事より抜粋> 東郊のオアシス―佐野いこいの森― 佐野橋の下を用水は流れ、春の日差しは水面に光る。鍬(くわ)とモッコで掘削した流長70Mの用水だ。 博物館で見た代官定書。色褪せた渋い陣傘の下に白い目と白い歯の日焼けした武士の姿を連想してみた。 ここは新田開発遺跡地。照葉樹林の林床に座り、スダジイ、タブを揺する風の音を聴く。 「暑い日でも一般地より3度は低い」とウォルデン小屋の住人・M氏は語る。土産にと手渡してくれた 森の木の実。セメントとアルミの街に宇宙から届いたような森があった。 連載23回目を迎えまして、ときめき素描連載の最終回となります。2年近い連載をさせていただき 足立の魅力を再発見できました。また2009年秋に開催したときめき原画展ではたくさんの 方々に足を運んで頂きました。これからもアトリエOでは人情深い活気ある足立を見守って いこうと思います。ご拝読ありがとうございました。そしてこれからもどうぞ宜しくお願い致します。 |
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