陽光


    柔らかに 降り注ぐ
    そんな光の下
    空気までが 優しく
    この身を 包んでくれる
    静止画のような
    風景の中
    ここがどこであるか
    それさえ 忘れてしまうほど
    遠い日の記憶も
    つい昨日の 出来事も
    今は もういらない
    そう できることなら
    時という呪縛から
    すっと 逃れてみたい

平成16年1月6日