海辺の街


ウミネコが飛ぶ 白い灯台
らせん階段を トントンのぼると
大きな大きな レンズが見える
防風林の 間に
ずーっと続く ねむの木林
やさしい色が 好きだった
防波堤に すわって見つめた
沖の船 港に向かって走ってた
街を ずーっと歩くと 下り坂
海辺の街は 漁師の街
網を直す 姿が見えた
そう それが
今でも 忘れられない
わたしの 海辺の街