夏の終わりに


   秋雨が 窓をぬらし
   糸を引き 消えてゆく
   音もたてずに 流れる
   小さな 窓の川
   夏の思いを 流して
   どこまで 運ぶの
   ゆくあてが あるのですか
   今の あなたに