■ 「 詭弁の街 」

■ 解 説 ■
 日大芸術学部の卒業制作として制作された、16mmフィルム・モノクロ作品。第19回ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード’96にて <審査員特別賞>を受賞。「無差別殺人の予告電話」「友人の自殺のトラウマ」とショッキングな題材をとりあげつつ、人間の根幹ともいえる ヒューマンな部分に迫ろうとする意欲作。「たそがれ時」の新宿を駆け回るスリリングなラストに要注目。他の作品とは一線を画す「飯野歩のアナザーサイド」 と言ってもいい、毛色の違った作品である。

・第19回ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード’96 「審査員特別賞」 受賞
・第1回インディーズムービーフェスティバル入選

  

■ 物 語 ■
 坂巻の部屋に鳴り響く電話のベル。「池袋、ロングヘアーの女」。場所と人物の特徴だけを伝えて切れる留守番電話。それは殺人予告のメッセージだった。大 学時代の友人・馬淵は警察への通報を勧めるが、坂巻は突っぱねる「俺はお前のつまんねぇ正義のために警察にいくつもりはねぇんだ」と。「正義とは?」「罪 とは?」。それぞれに自問しながら、犯人からのメッセージに対する対応をめぐって愚直にぶつかり合う坂巻と馬淵。そして、坂巻はひとつの決断を下す…。

(文・鷲北賢司)

  

[ CAST ]

逆巻 /
馬淵 /

五十嵐正俊
石山英憲

冴子 /
高校時代の友人 /

鈴木玲子
窪田浩一

予告電話の男 /

鈴木 優

[ STAFF ]

監督・脚本・編集 /
映像演出 /
音響演出・音楽 /

飯野 歩
今井秀道
青山真之

製作 /

IAI
日本大学芸術学部映画学科


1996年 / 16o / B&W / MONO / 48分
(サウンドリニューアル版はDV仕上げ)