モンゴル旅行記 (2004年7月)




(初めての乗馬)


最初,今年の夏休みは中国の桂林に行きたいね。と話していたのだが,同
日にお互い別の場所でモンゴル旅行の日程を見つけ,一気に気持ちが変
わった。なんとも不思議な縁だった。

昨年海外に行けなかったため今年こそ行きたいと話していたところ、たま
たまモンゴルツアーを発見し乗馬トレッキングにチャレンジすることとなっ
た。モンゴルは旧社会主義の国で社会主義圏は初めてなのでとても楽しみ
だ。
 
1日目 
 19時半の飛行機だったので,1時間半前に成田に行き,チケットの手続き
をしようとすると,飛行機が1時間半遅れているとのこと。もともと到着時刻
が0時というハードな日程。その知らせにガックリと肩を落とした。結局,飛
行機は2時間遅れ。ウランバートルに到着したのは夜中の2時であった。
飛行機から降りた私たちを出迎えてくれたのは日本語ガイドのDeriさん。と
ても流暢な日本語なのだが,とてもお喋りさん。眠くてテンションの低い私
たちには結構こたえた。

いきなり飛行機が遅れるとのことで二人でブーブー言いながらチェックイン
をした。また、手荷物が重いとのことで機内には持ち込めず受付のお姉ち
ゃんと口論となる。
モンゴルボヤントオハー空港には夜中の2時に到着した。初モンゴルにわく
わくしながら空港へ出ると『めっちゃ寒い〜』。標高は1,300mぐらいだけ
ど日本の10月ぐらいの感じであった。寒さに震えながらホテルへ向かっ
た。

           

        (ウランバートルのホテル マルコポーロホテル)

2日目
今日はゆっくり目のスタートで11時出発。かわいいけど運転の荒いUrotaさ
んの運転にびびり,お喋りDeriさんの話に付き合いながら,テレルジへと向
かう。ウランバートルの市外から少し離れると,大草原が広がり,家畜やゲ
ルを見ることができる。
テレルジ国立公園の入り口で,旅の安全を祈るおまじないの儀式を済ま
せ,さらに広大な草原へと入っていく。途中,草原に岩が飛び出している不
思議な光景を目にしながら車を走らせると,やがて亀のように見えることか
ら「亀岩」と名づけられた,かわいい岩に到着する。そこで記念撮影を済ま
せると,私たちの要望で亀岩に登ってみることとなる。切り立った岩にも負
けずに登り,狭い穴をくぐり抜けると,地上から見るのとはまた一味違う大
草原が広がっており,感動に浸りたいところだったのだが・・・。お喋りDeriさ
んのご趣味である,バレーの話が始まってしまい,景色を堪能する事が出
来なかった。亀岩を去った私たちは,やっとこツーリストゲルに到着。遅い
昼食を済ませ,遊牧民ゲルを訪問。馬乳酒や手作りのヨーグルトを頂い
た。馬乳酒は口に合わなかったが,ヨーグルトはとても濃厚で美味しくいた
だけた。
夕飯は現地のものを食べたいという要望に答え,ボーズというモンゴル料
理を頂いた。もちろん,夕食の際もDeriさんのお喋りは止まらず,そのお話
に付き合ってしまう,自分たちに反省した。



             (亀岩をバックに) 

  

       (広大な台地が続く・・・どこまでも草原でした。)


   
(ゲルの前で)             (馬乳酒とヨーグルトをいただいたが)

3日目
今日はメインである乗馬トレッキングをチャレンジした。私達2人は乗馬すら
経験がないためゲルの少年に手綱を引っ張ってもらうこととなった。
馬に乗ってみると馬の上に立っている感覚であり、少年にうまく引っ張って
もらって乗馬を楽しむことができた。川を渡って森林をくぐり抜けると草原が
水平線の彼方まで広がっており、想像していたどおりのモンゴルを感じるこ
とができた。
モンゴルの夜はヨーロッパのように22時近くまで明るいので、夕食後ゲル
で知り合ったおばちゃんとツーリストゲルの周りを散策した。
それにしても林間学校で来ていた日本人の団体がうるさくて雰囲気がちょ
っと悪かったかな。また曇っていて星空を見ることができず残念だった。

 

 (初めての乗馬 なんとか一人で)    (自分達を先導してくれた少年)


4日目
昨日の午前中,一緒に乗馬したおばちゃんが私たちを見送りに来たので,
出発までの時間3人で散歩をし,一旦お別れをした。ウランバートルへ戻る
途中で買い物を済ませ,昼食。昼食では,なぜかDeriさんの失恋話を聞
き,早く結婚しなさいと説教された。ガイドが身の上話をしてしまうというお
かしな状況に国民性の違いを感じつつ,本日泊まるホテルへ到着。
午後は民族舞踊の時間まで自由時間。2人でザイサン丘へ行き,景色を堪
能した後,市内の散歩を楽しんだ。
夕刻より民族舞踊鑑賞へ。私たちの席をテレルジで出会ったおばちゃんが
取っておいてくれたので,真ん中のいい席からフォーミーやアクロバット・民
族長歌・短歌・舞踊を楽しむことができた。
夕食はおばちゃんとおばちゃんのガイドのMasaさん,私たちとDeri さんの
5人で食べる事となった。調度,MASAHIROの誕生日だったので,気の利く
Masa さんがケーキとシャンパンをお店の人にオーダーしてくれた。異国の
地で異国の人や見ず知らずの人にMASAHIROの誕生日を祝ってもらえた
事は,とても良い思い出となった。

   

 (ザイサンの丘にて)   (ガイドのデリーさん、マサさん、出会ったおばさんにて)


5日目
今回の旅行は個人手配旅行だったため,ガイドさんが始終私たちに付いて
くれているうえに現地で仲良くなったおばちゃんと,おばちゃんのガイドさん
も加わったので,楽しく,賑やかな旅となった。でも,欲を言えば,MASAH
IROと2人で過ごす時間がもう少し欲しかったかな。

今回の旅行では初めての乗馬体験とモンゴル人の親切さに触れることが
できた。特に言葉(英語)は全く通じなかったが親切にホテル行き方を教え
てくれたり、観光地では物乞い等ほとんどなく旅はしやすかったと思う。ま
た、ガイドブックでは治安は良くないと書かれていたがそんな雰囲気は全く
なかった。
また、誕生日をガイドさんや出会った人達に祝ってもらうことができて、良い
思い出となった。個性的なガイドと美しい自然がとても印象に残った。

モンゴルの食事編

     
   (揚げ餃子 ホーショール)      (ミルク風おかゆ ボタティホール)



    (皿うどん ツォイワン)


モンゴルの街並み


     

       (国立デパート)                 (トロリバス)

  

(団地がたくさんありました)          (ドライバーのウロタさんと)









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