九州旅行(2006年7月)


妊娠7ヶ月。さすがにチャリは無理なので、今年は普通に国内旅行をするこ
とにした。行き先は九州!一度も行ったことがなかったので、私の熱望で
決定した。九州と決めたときは、私たちが旅行する頃には梅雨が明けるだ
ろうと、睨んでいたが、ご存知のとおり、九州地方は記録的な豪雨にみま
われ、私たちは前日まで旅行の決行を悩んだ。しかし、二人で行く旅行は
きっとこれでしばらくお預け。そう思うと、答えは一つであった。


 毎年海外に行っていたが、久々に国内旅行に行くことにした。場所は今ま
で行ったことがない九州(熊本〜長崎)に決定。CHIZUも妊娠7ヶ月目に
入り、しばらく二人の旅行は行けなくなりそうだ。


  


一日目
 当日、うっかりしたことに、通勤ラッシュ帯のフライトを選んでしまった。大
きくなったお腹をわずかな空間に押し込め、必死で守った。もちろん通勤ラ
ッシュ、席を譲ってもらえるわけもなく、正直、羽田まで立ちっぱなしは、か
なり堪えた。羽田に着き、飛行機に無事にチェックイン!と思っていたら、
私のお腹を見たフライトアテンダントに呼び止められた。いつ出産予定かを
聞かれたので、答えると、やっと通してもらえた。離陸から30分程経った
頃、再びフライトアテンダントが私の所へやってきた。すると、お腹の赤ちゃ
んに!と犬のガラガラをくれた。ちょっと得した気分であった。
 熊本に到着。天気は晴れ!この日、九州に梅雨明け宣言が出されたの
だ。早速、レンタカーを借りて走り出した。昼食を済ましていなかった私たち
は、道の駅へ立ち寄り、名物のだご汁・高菜チャーハンを食べた。その後、
白川水源、阿蘇山頂に立ち寄った。阿蘇火口はとても迫力があり、美しい
カルデラ湖にも魅了された。今まで見た火口の中でも軍を抜く美しさであっ
たと思う。

 羽田までは通勤ラッシュのため、お腹の大きいCHIZUにとってはきつか
ったと思う。ヘトヘトになりながら、飛行機で熊本へ到着。熊本空港からは
レンタカーを借りて阿蘇を目指した。阿蘇は緑がとても豊かでとても心が和
むところであった。白川水源では綺麗な水を見学し、阿蘇山火口口ではカ
ルデラがとても綺麗であった。やまなみハイウェイをひたすら走り、黒川温
泉に宿泊をした。

  


二日目
雲一つない青空の中、ホテルの絶景の湯を朝から堪能。なんとも言えな
い、極楽気分であった。その後、黒川温泉へ。情緒あふれる街中を散策し
ていると、100円の激安温泉を発見。またまた源泉賭け流しの温泉を堪能
するのであった。
 お昼は、チャリの名残か、景色のいい公園でパンをほおばった。お腹が
満たされたところで、大観峰へ。360度見渡せるなんとも言えない絶景であ
った。まだ時間が余っていたので、阿蘇ファームビレッジへ。動物園とお土
産コーナーを楽しんだ。それからは熊本市内へ逆戻り。途中、夕立にも遭
い、足止めを食らったりしたが、なんとか17時には着いた。しかし、この日
の日程は妊婦には結構ハードであったため、夜はお腹の張りに悩まされる
のであった。

2日目は黒川温泉街を散策し、情緒溢れる雰囲気を堪能した。特に100円
で入れた穴場温泉がとても良かった。
その後、熊本市内を目指してひたすらドライブをした。途中立ち寄った大観
山は凄い絶景で阿蘇山を反対側からじっくり拝見することが出来た。熊本
市内では熊本ラーメンを堪能した。

   


 


三日目
 多少疲れは残っていたが、楽しい旅行!そんなことはどこ吹く風である。
熊本市内を脱した私たちは、熊本港へ。そして、フェリーで長崎県島原へ。
目的地である雲仙に到着するや、雲仙地獄を見物。またまた公園でパンを
かじった後は、100円の激安温泉を堪能。雲仙温泉の方が硫黄の臭いが
強い気がした。雲仙の温泉街を満喫した私たちは仁田峠へ。昭和新山を
眺め、複雑な気持ちになった。ただ、一生懸命、再生しようとする自然の強
さには圧倒された。
 長崎市内へと入った私たちはホテルにチェックインしてから、市内を散策
し、夜は高台まで夜景を見に行った。長崎市内は過去と現在が入り混じ
る、とても魅力的な街であった。

 熊本からフェリーを利用して、長崎の雲仙に渡った。車ごとフェリーに乗っ
て約30分程の有明海横断を楽しんだ。雲仙普賢岳まではひたすら登りと
なり、雲仙温泉に到着した。雲仙普賢岳は15年前に噴火した火山の跡が
今でも残っており、当時の凄さを想像させた。また雲仙温泉では100円で
地元民しか利用しない雰囲気の硫黄泉を堪能した。
 長崎まではひたすら海外線沿いを走って、長崎市内に到着した。長崎市
内は坂が多いが、異国情緒たっぷりな雰囲気がとても良かった。夜は本番
のちゃんぽんを堪能した。

 

 


四日目
 いよいよ最終日。グラバー園へ行き、散策。すると、テレビの機材が園内
にたくさん運び込まれてくるではないか。何事かと覗いてみると、大沢タカ
オと中谷美紀がおり、どうやら映画の撮影らしい。幸い私たちは朝早くから
園内を回っていたので、園庭を全て見学することができた。グラバー園を後
にした私たちは腹ごしらえをして、空港へ。帰りの飛行機でも、お腹の子に
おもちゃをもらうことができた。
 九州は思っていた以上に印象がよく、日本の素晴らしさを再認識した。本
当に充実した四日間だった。ただし、疲れてしまったせいか、帰宅から数
日間、お腹の張りに悩まされたのであった。
 
 最終日は長崎グラバー園を見学した。散策をしていると貸衣装があり、昨
年に引き続きコスプレをして写真を撮ったりした。たまたま歩いている人に
映画のエキストラに間違えられたり楽しかった。その後、長崎空港を目指し
てドライブを楽しんだ。
 3泊と短い旅ではあったが、改めて国内の良いところを再発見したと思
う。次旅行へ行く時は家族が増え、また違った楽しさがあるだろう。これで
しばらく旅行はお預けである。


 

    




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