太陽の大きさと地球の軌道



太陽が1年の中で、大きくなったり小さくなったりするのを知っていますか。
それは、地球の公転軌道がわずかに歪んでいるからです。
太陽に近づいた時と遠ざかった時の大きさの変化から、
地球軌道の歪み(離心率)がわかります。



 画像A  画像B
2006年7月5日(遠日点) 2007年1月5日(近日点)

遠日点での太陽画像(2006.7.5)

近日点での太陽画像(2007.1.5)


@画像Aと画像Bは、全く同じ方法(望遠鏡、対物レンズ、拡大率、カメラ等)で撮影した、太陽の遠日点と近日点における画像です。表面に黒点があります。
A2つの画像を印刷し、直径をものさしで測ります。
B太陽は地球から離れているので、視直径の比は太陽までの距離に反比例します。この関係を利用して、近日点距離と遠日点距離の比を求め、地球の公転軌道の離心率を計算します。

≪計算の仕方≫

  画像Aと画像Bの太陽の直径をそれぞれd、Dとし、地球軌道の遠日点距離をR、近日点距離をrとすると
                       D/d=R/r
この比を地球軌道の離心率の式

             e=(R−r)/(R+r)=(R/r−1)/(R/r+1)
に代入します。





直線上に配置