あんどんCUBのその1


カブが仲間入り。

10月16日(日曜)お昼過ぎ、天気:曇り。
陸送のトラックに乗って我が家へやってきました。


とりあえずベランダに運び各部のチェック。

まずはエンジンでしょ!って事でメインスイッチ「ON」。
あれっ、ニュートラルランプが灯かない。バッテリー切れ?まあいいか。

気をとりなおしてシート下のキャップを外してガソリンをチェック、量はOK!
でもキャップからのガソリンのにじみがひどく、キャップを開ける前からガソリン臭い!
続いて燃料コックとチョークを確認、チョークは戻しておく。

そしていよいよ、キックを踏み降ろす。

ブルブルブルかからない、キックを踏み降ろす。ブルブルブルかからない、キックを踏み降ろす。
ブルブルブルかからない、キックを踏み降ろす。ブルブルブルかからない、キックを踏み降ろす。
ブルブルブルかからない、キックを踏み降ろす。ブルブルブルかからない、キックを踏み降ろす。
ブルブルブルかからない、キックを踏み降ろす。ブルブルブルかからない、キックを踏み降ろす。
ブルブルブルかからない。キック50連発、人間セルモーター&カラータイマー点滅っ!!

あれー?かかんないなー?プラグカブってんのかな〜?
プラグレンチを被せてっと、れれっ、これCD90と大きさ違うじゃん!
BほどでかくないしこれD型だよっ!ブツブツ

改めてエンジン見回すとどこもかしこも見慣れたCDとは全く違う。がーん!!
浅はかな知識で「古いタイプの方が頑丈」「昔のバイクの方が大きいキャブが付いている」「6Vならゴリラと一緒」
なーんて考えていたのだが、恐るべし53年式!伊達に私が免許を取る前に作られてはいなかった!!

本当の走行距離であればまだまだこれから、と自分を慰める。(なっているのか?慰めに)

泣いてもいられないので昔乗ってたバイク(XLR250R)の車載工具をあさってプラグレンチを探し出す。
プラグを外したらやっぱりカブっている、こいつはパーツクリーナーで一吹きした。

脱線してレッグシールドを外しににかかる。
左右のクランクケースカバー、スタッドボルトの太さ、シリンダーの造り等ことごとく違う。
特に左側のカバーに至っては、「このフタは一体何の為に?、カムカバーから出ている線はナニ?」状態

念の為にキャブのドレンを緩めてキャブにガソリンが来ているか確認、カブったんだから当然来てるよね。
ドレンホースからチョロチョロっとガソリンが出る、これは思っていたよりきれい。
パーツクリーナーを吹き付けておいたプラグをキャップに装着し、エンジンにくっ付けて軽くキック。

ああっ、火が飛んでない。

バッテリー点火だ、いやそうに違いない、というよりキックに疲れた、もう何でもいい。
(翌日右足のふくらはぎが痛かったのはきっとこのせいです。)
あなたの健康の為にキックの踏み過ぎには注意しましょう。

ベランダから部屋のおかあさんに声をかけて、ACアダプターと要らない配線取ってきて貰う。
バッテリー外して適当に線を繋いで電源オーン!
バッテリーに耳を近づけてぷくぷくいってるのを確認。

このバイク、長い付き合いになりそうです。(なっているのか?慰めに)


充電の間を利用して昨晩に計画していたチェック項目にそってカブを見てみた。

※オイル
汚れているがドロドロというほどではない、量は少ないがゲージには触れる程度入っている。
家にあったありあわせのオイルを足しておく。(少し走らせたら交換予定)

※ブレーキ/スロットルワイヤー
共に戻りが悪い。
CRCを注したらブレーキワイヤーは戻りが良くなったがレバーの近くに被服の裂け目を発見。
ドラム側レバーのワイヤーを通す軸がレバーと固着していた。
軽く叩いても動かなかったので、レバーの先端をてこで少し広げてから
軸にドライバーを入れて軽くひねったら動くようになった。
スロットルは見た事も無い仕組みでワイヤーを引く構造になっていてかつグリスでべっとり。
遊びがすごく大きかったのでキャブ側のアジャスターで調整。
スロットルの戻りは相変わらず。
クルーズコントロール標準装備なのかもしれない?

※チェーン/スプロケット
チェーンカバーのメンテナンスリッドを外し点検窓から覗いてみる
給油はされていたみたいで調整する程延びてはいない。
チェーンカバー万歳である。
見た目はおっさん臭いが、CD90Sにはこの装備がない為にチェーン交換とあいなった。
というより、チェーンのメンテが面倒な時点でおっさんだ。
チェーンの状態がOKそうだったのでスプロケットは確認していない。

※キャブ/エアークリーナー
クリーナーは乾式で元の色がわからないので変化つかめず。大きな汚れは無かった。
キャブはちょっとだけチューブを外して覗いてみたが、内外共に汚れていた。
気持ちクリーナーキャブを吹いておいたが後でオーバーホール必至。

※タイヤ
前後共に交換してから間もないようで、前はほとんど新品?
しかし前後で銘柄が違っており、前がダンロップで後ろがイノウエだった。
前オーナーはマニアでタイヤにこだわりを持っていたのか?
それとも単にバイク屋がお店にあるやつを入れただけなのか?
本当のところはこのカブにしか判らない。

※バッテリー
完全に放電していたが、液量は入っていた。
充電でどれ位回復できるか?

※灯火類
エンジン始動後に確認。全て点灯。

※カムチェーンテンショナー
調整用のスタッドと固定ナットが見つからない。
ひょっとして自動?

※その他気になるところ
ヘッドからのオイル漏れ、リヤブレーキの鳴き、各部の錆び。


ところでエンジン 何事も無かったかのごとくかかりました。
私の懸命なキックは何だったのでしょうか? ←無駄な努力です、点検は計画的に@おかあさん

バッテリが6N5.5、対してACアダプターが0.5Aだったのですが、
この日は5時間程充電しておきました。

予想していたエンジンと型式が違う、エンジンかからない。
と、最初からつまづいてしまいましたが、結構かわいい奴です。

10月17日、おかあさんが区役所へ行き登録。

10月20日おかあさんが行きつけのバイク屋さんで強制保険の支払いをしました。

つまり今度の週末にはカブに乗れるのです。

ナニはトモアレ今はサービスマニュアルが欲しい←入手可能なのか自分?


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