帆船模型などの作品集

クラーベンカッター
自動浮沈式潜水艦
ボトルシップ
大英帝国海軍旗艦ビクトリー号
ビクトリー号の断面模型
ピンタ号  

                      
                                               
                              
                                             






                        
   
         クラーベンカッター

 蟹漁船です。
甲板に大きな網と船尾に釜と干し台があります。
とってすぐに茹でたのでしょうか。  
 
     
   
   
        自動浮沈式潜水艦

 これは息子がまだ小さい時に作った木造の潜水艦です。
スイッチを入れるとゆっくりと潜航を始めて船体が全部沈むと一番上の抵抗板が水の抵抗で後ろに寝ると船体前部の潜航舵が上を向き、艦が浮上します。
 これを繰り返します。
まだ航海しないままホコリをかぶってしまいました。
 
        
   
 
    ガレオン船のボトルシップ

 1ガロン(4L強)のガラス製試薬瓶の中に帆船模型を入れました。操作できるのは右側の2センチの口からのみ。

作り方

1.船体の各部品を口を通る大きさにユニット化して分割しておき一旦外で仮組み立てで確認します。ロープ類も完成させておきます。
2.船台から順に専用のトング(長いピンセット)で接着材を着けながら入れてゆきます。これも一発勝負。
3.難工程は甲板に付けた帆やロープを畳み込んで口から入れ接着し、全てロープの端が瓶の口から出るようにしてから。
ここで帆やロープがもつれたら修復不能。
瓶の口から数十本のロープが出ており、一本づつ確認しながら割り箸の先に着けた接着剤とナイフで張っていきます。
4.最後に船首から伸びた一本のロープを引っ張ると3本のマストが瓶内で起立します。このように設計します。瓶内では口から引っ張ることしか操作できません。

最近全部透明なガロン瓶がなかなか手に入りません。
一回目は製作途中で失敗して貴重な瓶を割らざるをえなくなりました。下の銘板から1981年12月の作です。 
 
   
   
   
 大英帝国海軍旗艦ビクトリー号
   (10年前から建造中のまま)

 1805年、英国の興廃を賭けたトラガルファー沖の海戦の旗艦でネルソン提督が指揮し仏艦隊を破り勝利した艦です。
 これは後に我国が露海軍を破った日本海海戦と並び称される海戦でした。現在も英国海軍の象徴としてポーツマス軍港に繋留されています。ネルソン提督はこの戦いで狙撃弾を受け戦死しましたが「救国の英雄」として今も語り継がれています。
グーグルの衛星写真地図ソフト「Google Earth 」で探せば見ることができます。
 
   
                                                     
   
   
      ビクトリー号の断面模型
      
 上記ビクトリー号の中央部分の断面模型です。一級戦列艦の3層甲板の様子がよく見えます。メインマストは各甲板を貫いて船底まで届いています。
 嵐に遭遇するとマストの上部部分は解体して格納し、強風に備えます。
 船底にはバランスをとるための砕石や水樽、大砲用火薬などが格納されています。
 大砲の後ろには砲丸が並べられています。
眺めていると自分が乗っているような気分です。
 
   
 
                ピンタ号
      
 1492年コロンプスがスペインの港を出港し、大西洋を渡って西インド諸島を発見のために航海した船は有名な「サンタマリア号」ですがその航海には「ピンタ号」「とニーナ号」という2隻の僚船を伴っていました。これはその「ピンタ号」です。
 「サンタマリア号」自体も全長30メートルにも満たない小さな艦だったので「ピンタ号」はさらに小さかったのでしょう。カリブ海の海賊対策に小砲を4門搭載しています。これは私の20年前の最初の作品です。