HIGEさんのスポーツ救命救急
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| こんにちは、HIGEです。去る10月11日付けの産経新聞紙面にて「心臓震盪」に関する特集が取り上げられていましたので、記事をご紹介致しますとともに、改めて「心臓震盪」に対する対策と予防について当HPでも特集したいと思います。 【10月11日・産経新聞掲載記事】 ◆心臓しんとう、子供に多くの発症例。野球のボールを胸に受け不整脈、心停止◆ ■軽い衝撃、軽視せず/防具装着を 胸部に衝撃を受けることで不整脈を起こし、心停止に至る「心臓しんとう」。 発育途上で、まだ胸の骨格が軟らかい子供が、野球のボールを胸に受けて発症する例が多く、手当てが遅れれば死に至る危険がある。今年も9月末までに全国で3件発生し、2人が命を落とした。不慮の事故を防ぐための対策と処置法をまとめた。 長崎県諫早市で9月、ソフトボール大会の試合中に、小学校6年の男児が左胸に死球を受けて一塁に走る途中で、突然グラウンドに倒れた。 意識はなく心肺停止の状態。周囲の大人の的確な処置で男児は一命を取り留めたが、症状は「心臓しんとう」の典型だった。 「心臓しんとう」は、胸部への衝撃がきっかけで起こる不整脈だ。心臓の筋肉がけいれんして血液を正常に送り出せなくなるため、処置が遅れると死に至る危険がある。 心臓しんとうで子供を亡くした遺族や医療関係者らでつくる「心臓震盪(しんとう)から子供を救う会」(埼玉県)が確認したところ、平成9年から今年9月末までに心臓しんとうが原因とみられる救急搬送例は22件あり、13人が命を落としていた。 胸の骨格が軟らかいために外部からの衝撃が心臓に伝わりやすい子供に起きやすく、発症件数の9割以上が18歳未満だ。衝撃を与えたものは、野球のボール(硬式・軟式)が最多の10件。ソフトボール(3件)、サッカーボール(2件、いずれもゴールキーパー)…で、競技中のケースが大半を占めた。 同会の代表幹事を務める埼玉医科大総合医療センターの輿水健治准教授は「胸骨や肋骨(ろっこつ)が折れるような強さではなく、比較的軽い衝撃でも起こる。けんかの仲裁で肘(ひじ)が当たって発症した例もあり、日常生活でも注意が必要」と指摘する。 心臓しんとうは、アメリカでは1990年代から「子供のスポーツ中の突然死」として注目されていたという。健康な子供にも起こるため、検査で兆候をつかむことはできない。ただ、起こりやすい状況はわかっていることから、用具の工夫やちょっとした注意で予防は可能という。 輿水准教授が強調するのが、各メーカーから発売が相次いでいる「胸部保護パッド」の着用だ。「ユニホームの下に着用するだけで、最も危険とされる心臓の真上を保護できる。慣れれば重さも気にならないので、野球でヘルメットをかぶるのと同じ感覚で着用してほしい」また、親やスポーツ指導者らの意識も変える必要がある。輿水准教授は「子供を指導するときには『頭を殴るな』というのが暗黙の了解だが、『胸を突くな』という教えも徹底してほしい。少年野球やソフトボールでは『胸でボールを受け止めろ』という旧来の指導は危険だ」と訴える。子供の命を守るため、輿水准教授の提唱する予防策を見て実行に移してほしい。 万一、心臓しんとうが起きてしまった場合は、119番通報するとともに、AED(自動体外式除細動器)で心臓の除細動を行う。AEDがなければ救急車の到着まで心臓マッサージを続ける。「除細動が1分遅れるごとに救命率は7〜10%落ちるとされるが、3分以内に実施すれば4人に3人は助かるという報告がある」と輿水准教授。周囲の人に大声で助けを求めてAEDを探してもらうなど、素早い対応が救命のカギになる。 輿水准教授は「まさに現場でしか救えない。万一に備えて救命講習を受けておくのはもちろん、グラウンドにAEDを設置するなどして、子供たちが安全に運動できる環境を整備してほしい」と呼びかけている。【記事ここまで】 上記の新聞記事にもあるとおり、今年に入ってから、3件の「心臓震盪」と思われる事例が発生し、新聞やテレビでも大きく報道されています。 1件目は今年の春、大阪府で開催された春季高校野球大阪府大会の試合中、17歳男子の投手の胸部に打球が直撃、心臓震盪に陥りましたが、偶然に試合を観戦中の地元に勤務する救急救命士と、チーム関係者による早期のBLSと学校に設置されていた「AED」によって救命することができました。 この時、心肺停止から奇跡の生還を遂げた投手のインタビューが「NHK神戸放送局AED普及キャンペーン」HPでご覧になれますので、どうかご覧頂きたいと思います。 2件目も同じ大阪府で発生しました。甲子園の常連校であるPL学園野球部の練習中、15歳の男子中学生がキャッチボールのボールを胸部に当てたことにより発生、残念ながら救急隊が到着するまでの10分間に「AED」は使用されず、この事例では救命することはできませんでした・・・ 3件目は上記の新聞記事でも紹介されていますが、長崎県諫早市でソフトボール試合中の12歳男子児童の胸部に投手の投球が当たり発生しました。 この事例でも救急隊到着までの9分間、「AED」は使用されませんでしたが、偶然現場に居合わせた救急救命士と看護師2名の迅速、適確なバイスタンダーCPRが救急車到着まで続けられ、幸いにも救命することができました。 上記の3件の事例中、2件は偶然近くにいた医療従事者(救命士、看護師)によるBLSが奏功し命が救われましたが、平成9年から平成19年の10年間で22件の「心臓震盪」による心肺停止事例が発生し、13人もの尊い命が失われています。 「心臓震盪」が社会的に認知されるようになってからは、まだ数年ですから、これらの報告に上っていない事例も数多くあると思われ、「心臓震盪」により、多くの尊い命が失われているものと推測されます。 ここで、もう一度、「心臓震盪」について説明したいと思います。 心臓が鼓動する時、心臓が収縮し血液を送り出す「収縮期」と、血液を送り出した後、元の大きさに戻る「拡張期」があります。 下記に示す心電図で表すと、「収縮期」はQ・R・S波となり、「拡張期」はT波で表されますが、「拡張期」に当たるT波の頂上付近は「受攻期」とも呼ばれ、このT波の頂上付近の受攻期と外部からの衝撃が合致した時、「心室細動」が発生してしまいます。 これを「心臓震盪」と言いますが、「心臓震盪」は、心臓疾患がある、無しに関わらず、全く健康な子供でも衝撃がT波頂上付近と合致した時に発生する危険性があります。 また、胸郭が発達途上であり、外部からの衝撃が心臓に伝わりやすい小学生〜高校生に多く発生しています。 ![]() 心電図のT波(拡張期)の頂上付近で 衝撃が加わると心室細動が発生します。 ![]() 心臓が正常に鼓動している時の心電図波形 ![]() 「心室細動」時の心電図波形(心臓がケイレンを起こしている ために波形は不規則な形になります。 ![]() 「心室細動」を除去できる唯一の方法は「AED」 による早期除細動です。 「心室細動」が発生してしまった場合、「AED」による除細動(電気ショックによりケイレンを停止させる。)以外に「心室細動」を取り除く事はできませんが、心臓そのものに起因している内因性のものでは無く、「心臓震盪」という外部からの衝撃が原因で発生した「心室細動」であることから、「心室細動」が発生した直後から、その場でBLSを開始し、AEDを使用することによって救命できる可能性は他の原因に比べ非常に高くなります。 ※「心臓震盪」について、さらに詳しくお知りになりたい方は、当HPともリンクさせて頂いております「心臓震盪から子供を救う会」のHPをご覧下さい。 ご紹介した産経新聞の記事文中において輿水先生も訴えていらっしゃいますが、下記の3項目は非常に重要なポイントです。 @胸部保護パッドの装着による予防 A指導者、保護者の意識改革 B現場でしか救えない命であることを認識したBLS講習の受講とAEDの配備 @胸部保護パッドの装着による予防対策 サッカー競技では、骨折などから脛部を保護するため、少年サッカーからプロサッカー選手まで、脛部を保護するための「脛あて」(レガース)の着用が世界中で義務付けられており、レガースを装着していない場合、試合に出場することはできません。 サッカーのレガース同様に野球やバスケットボールなどにおいても、「胸部保護パッド」の着用を義務付けていくべきであると思います。 「胸部保護パッド」を装着すれば100%心臓震盪を予防できるという訳ではありませんが、「熱中症」と同様に、まずは予防することが大切です。 野球やバスケットボール競技においての「胸部保護パッド」装着は、まだまだ義務化には至っていませんが、お子さんを預かるチームの危機管理対策として予防対策を講じることは必要であると思います。 ※「胸部保護パッド」については、上記にてご紹介の「心臓震盪から子供を救う会」HPおよび当HPでもお馴染みの「プリティくるみさん」のブログ「AEDで子供を救おう」において詳しく取り上げられていますので、どうかご覧頂きたいと思います。 A指導者、保護者の意識改革 最近の新聞記事に頻繁に登場している「心臓震盪」ですが、まだまだ「心臓震盪」の危険性を知らないスポーツ指導者や保護者も多く、さらには当事者である子供達でさえも知らないというケースが多いと思われます。 先にご紹介したPL学園での事例では、事故後、学校関係者からの「まさかキャッチボールのボールが当たっただけでこんなことになるとは・・・」という談話が紹介されましたが、このコメントを聞く限りでは、「心臓震盪」についての知識が全く無かったと言わざるを得ません・・・たら・ればになってしまいますが、もし「心臓震盪」の事を知っていて、事前の危機管理体制が整っていたなら、あるいは救い得た命ではなかったかと思うと非常に残念でなりません。 「まさか・・・」が起きる危険性があるのが「心臓震盪」なのです・・・ 以前にも書きましたが、「心臓震盪」はボールが当たって事故に巻き込まれてしまった子供はもちろん、誤ってボールを当ててしまった子供、そして周囲にいた子供達、さらには関係した子供達の親や関係者、その全てが被害者となってしまいます。 そんな悲しい事故を楽しいスポーツの現場で起こしてはいけません。ですから、スポーツの指導者はもちろん、か一人でも多くの方々に「心臓震盪」を知って欲しいと思います。 また、新聞記事文中で輿水先生もおっしゃっていらっしゃいますが、「心臓震盪」の危険性がある子供達への「打球を胸で止めろ」という指導はどうか止めて欲しいと思います。 お子さんをチームに預けている保護者の皆さんの意識改革も重要なポイントです。 ある高校で実際にあった話ですが、以前、私が開催したBLS講習会を受講したバスケットボール選手(受講当時はまだ中学生でした。)が高校に入学した時、彼は自分の通う学校に「AED」が無いことに気が付きました。 早速、お母さんにその話をしたところ、彼のお母さんは部活の保護者会の席上で、「心臓震盪」の危険性や「AED」の必要性について提言をして下さいました。 実はこのお母さんも、彼と一緒に私の講習会を受講して下さっていたお母さんでした。 彼とお母さんの提言によって、その後、この学校には「AED」が配備されたそうですが、こうした保護者サイドからの呼びかけはとても重要な事です。 子供の安全はみんなで守らなくてはいけません。指導者任せ、学校やチーム任せにせず、保護者はもちろん、子供達も含めたみんなの力で安全なスポーツ環境を作って欲しいと思います。 B現場でしか救えない命であることを認識したBLS講習の受講とAEDの配備 先ほど紹介したとおり、「心臓震盪」は心臓疾患の有無に関係なく、外的な衝撃によって「心室細動」が発生し、その後短時間で心肺停止に移行します。 ですから、この「心室細動」をいかに早期に除去できるかどうかが生死を分ける大きな鍵となり、文字どおり「現場でしか救えない命」と言えます。 当HPにおいて、何度何度も書かせて頂いておりますが、どのチームにも常備されている「救急箱」と同じ感覚で「AED」を子供達の傍に置いておくことが重要です。 河原のグランドでも、小さな体育館でも、子供達がスポーツをしている所には当たり前のように「AED」があって子供達を見守っている・・・そんなスポーツ環境を作っていくのが私達大人の役目なのではないでしょうか・・・ 「AEDは高価だからチームでは購入が難しい」という話をよく聞きますが、現在、「AED」の無料貸し出しをしている自治体もありますし、ネットで検索すれば「AED」をレンタルしてくれる業者さんも数多くあります。 当HPの親HPである(株)エルトラックでは、全国の小中学生のバスケットボール選手達のバスケット教室を開催していますが、すでに3年も前から「AED」をレンタルし、主催会場に必ず常備しています。(株)エルトラックでレンタルしている「AED」のレンタル料金は月額10,000円未満です。 このレンタル料金も、チームに所属する選手達のご家庭で等分に負担をして頂ければ選手一人当たりの負担は月額たった数百円です。 お父さんのタバコ代程度の負担で子供達の命を守れるならば決して高くはないと思いますので、子供達がスポーツを楽しむ場所には、どうか「AED」を常備して頂きたいと思います。 今回、紹介した大阪府のPL学園と長崎県諫早市での2つの事例はとてもよく似た状況下で発生しています。 倒れた子供の年齢もPL学園の事例では15歳、長崎県諫早市では12歳のいずれも男子で、ほとんど同じです。 2つの事例とも「AED」は近くに無く、救急車が到着するまで大阪では約10分、諫早では約9分と、ほぼ同じ時間がかかっている事例ですが、はっきりと明暗が分かれた結果となりました・・・いったいなぜでしょうか? いずれも、すぐにバイスタンダーによるCPR(心肺蘇生法)が開始されていますが、PL学園の事例では野球部のトレーナーがひとりで実施、かたや諫早市では、偶然現場に居合わせた救急救命士1名と看護師2名というBLSを熟知した医療従事者3名がバイスタンダーCPRを実施しています。 AEDを使用する前後のバイスタンダーCPR、特に「胸骨圧迫心臓マッサージ」の重要性は、新しい心肺蘇生法の世界基準である「ガイドライン2005」においても、「強く、速く、絶え間ない胸骨圧迫心臓マッサージ」が救命のための最重点項目として提唱されており、諫早市の事例では、医療従事者による適切なバイスタンダーCPR、特に「胸骨圧迫心臓マッサージ」が救急車到着までの9分間に絶え間なく実施されたことによって、心室細動が消えることなく、救急隊のAEDに繋げることができた結果、命を救うことができたのではないかと思います。 とはいえ、いずれの事例も「心臓震盪」が発生した現場に「AED」が無かったという事は大きな問題点と言えます。 諫早の事例では、偶然にも3人の医療従事者が現場に居合わせ、救急車が到着するまでの間、適確なBLSを実施することができ救命に繋がりましたが、これは本当に幸運な事であり、一歩間違えれば命を救う事ができなかったかもしれないのです。 この2つの事例からも、「AED」を備えることの重要性がお判りかと思います。そして「AED」の配備と併せ、正しいBLSの知識と手技の習得もまた重要なポイントであることも判ると思います。 「AED」が現場に届くまでの間、そして「AED」による除細動の準備ができるまでの間の正しい「胸骨圧迫心臓マッサージ」が救命の鍵を握っているのです。 ですから、チームの指導者はもちろんですが、保護者全員にもこうしたBLSの知識と手技を是非とも習得して頂きたいと思います。 万一、「心臓震盪」が発生した時、誰がその場にいても同じように対処できることはとても重要な事なのです。 下図は正しい「胸骨圧迫心臓マッサージ」の要領ですが、適確な「胸骨圧迫心臓マッサージ」を実施するためには、やはり実際の訓練が重要です。 今、全国の消防機関では救命講習会を開催しています。講習会は無料で(テキスト代金のみご負担頂く市町村もあります。)心肺蘇生法(CPR)はもちろん、「AED」の使用方法も学ぶ事ができますので、スポーツに携わる方はもちろん、万一の時、愛する人を救うためにも一人でも多くの方に受講して欲しいと切に願っております。 ![]() 正しい胸骨圧迫心臓マッサージの要領 また、チームの子供達にも、「心臓震盪」の知識や「AED」を含めた「BLS」についての知識と技術を普及して欲しいと思います。 「心臓震盪」は大人のいない時、その場に子供達しかいない時にも発生する危険性があり、その時、「いったい何が起きたのか」を理解できることが、その後の素速い行動に繋がります。 大人を呼びに行く子、119番に通報する子、胸骨圧迫心臓マッサージを実施する子というように、役割を分担して効果的なBLSを行うことができれば、救命できる可能性は、より大きくなるのです。 「子供達にBLSなんて無理」と思われる保護者の方々もいらっしゃると思いますが、決してそんな事はありません。 子供達でも立派にBLSを実施する事はできるのです。私が毎年夏にBLS講習会を開催させて頂いている「(株)エルトラック」のバスケットボール・サマーキャンプでは、小中学生のバスケットボール選手達を対象に「AED」の使用法も含めたBLS講習会を実施していますが、たとえ小学生であっても、しっかりとBLSを理解し、「AED」も正しく使用することができています。(詳しくは「You Can Do It 2007」をご覧下さい。) ![]() 2007年夏に開催した(株)エルトラックサマーキ ャンプ「You Can Do It 2007」での小中学 生によるBLSの様子 海の向こう、アメリカのシアトルでは、もう30年以上も前から、小中学校の授業においてBLSを学んでおり、小学生が心臓発作で倒れた自分の父親に「AED」を使い救命したという事例もあったと聞き及んでいます。 例え小学生であっても「心臓震盪が起きた」とういうことが理解でき、直ちに次の行動を取ることができるということだけでも、救命の大きな力になってくるのです。 アメリカの子供達にできて、日本の子供達にできないことは決してありませんが、まだまだBLSの歴史の浅い日本ですから、段階を踏んで、まずは我々大人から「心臓震盪」の危険性やBLSの必要性を周知し「知ること」からBLSへの第一歩を踏み出して欲しいと思います。 ![]() アメリカでの小学生対象BLS講習会の様子 日本のスポーツ現場では、まだ十分に浸透しているとは言えない「心臓震盪」対策ですが、その危険性や予防法、万一発生してしまった時のBLSの重要性、「AED」の準備など、このHPにお越し頂き、この特集をご覧頂いた方々からの「呼びかけ」によって、「心臓震盪」を防ぐための「草の根運動」を拡げ、関わった多くの人達を巻き込んでしまう悲しい事故をひとつでも防いでいければと思いますので、どうか皆さんのお力をお貸し頂きたく、よろしくお願い致します。 日本が世界で一番安全な、スポーツ環境の整った国になるように、子供達が何の不安も無く思いっきりスポーツを楽しめるように、微力ではありますが今後とも頑張っていきたいと思います。(HIGE) |
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