「HIGEさんのAED関連情報」
(2004・6・5 )

 
★特報★非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)市民への使用解禁が決定!

一般人の使用、さらに拡大 除細動器で厚労省

 心停止した人の心臓に電気ショックを与え、救命を図る「自動体外式除細動器」(AED)を一般の人でも使えるようにする条件整備を話し合っていた厚生労働省の検討会は5月27日、緊急時については使用方法の講習を受けていない人でも使用できるとする報告書素案にほぼ合意した。

 心臓の心室が小刻みに震え,全身に血液を送れなくなる「心室細動」は、5分以内に除細動(心臓への電気ショック)をすれば約半数は救命が可能とされる。
 検討会は「AED」の使用法を広める講習会を実施する一方、一刻を争う救命現場に居合わせた人(バイスタンダー)はAED講習を受講していなくとも,積極的にかかわれるように「刑事・民事の責任は免責されるべきだ。」とした。
 厚労省は6月中にも最終的な報告書をまとめ、関係省庁に提供して公共施設などへのAEDの配備を可能にする。
 除細動は医療行為に当たり、現状では医師や救急救命士らだけが実施を認められている。
(5月27日付ニュース記事抜粋)


 厚生労働省で実施中の「非医療従事者によるAED使用のあり方検討会」については,このHPにおいても「特集」として,その検討会議事録をUPしてきましたが,ついに基本的な答申案が検討委員皆さんの意見を反映した形でまとまったようで,5月27日のニュースとして報道されました。これは非常に嬉しいニュースです!

 今回の答申案の特色は一刻を争う救命現場に居合わせた人(バイスタンダー)がAEDの講習を受けていなくとも積極的にかかわれるよう「刑事・民事の責任は免責されるべきだ」という部分ですね。 ただ,現段階において,この決定で全てがみんな上手くいくということではありません。 たくさんの「AED」が日本全国に設置されたとしても,このAEDを「どう使うか」,「誰もが使えるためにはどうしていくべきか。」が今後のさらなる課題となってきます。
 アメリカのように,「市民による早期除細動システム」(PAD)を完成させ,「救命の鎖」をどうやって機能させていくことが真の目的です。
 ここが「GOAL」ではなく,「START」だということを忘れずに,PADを根ざさせるための種子となる「学校教育へのBLS導入推進」や,そこに居合わせた誰もが「AED」を躊躇無く使えるためのさらなる「BLS」普及などを新たな「目標」に頑張っていきましょう!(HIGE)
【参考】
厚生労働省HP http://www.mhlw.go.jp/index.html
「非医療従事者によるAED使用のあり方検討会議事録」
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#isei

HIGEさんの「スポーツ救命救急」ホームへ