★ 緊急特集 ★

●サッカー「コンフェデレーション杯」における
       カメルーン代表「フォエ選手」の急死について

 皆さんもご存知のとおり、フランスで開催されているサッカーの国際大会「FIFAコンフェデレーション杯」の試合中、カメルーン代表のフォエ選手が倒れ、亡くなるという悲劇が起きてしまいました・・・
 情報については、まだ少ないのですが「なぜフォエ選手が亡くなってしまったのか?私なりに検証してみたいと思います。まず、6月28日の「日刊スポーツ」の記事をご覧下さい。(記事抜粋)
 悲劇は26日の準決勝で、1−0で迎えた後半27分すぎに起きた。グラウンド中央付近でフォエ選手が突然意識を失い、ひざから崩れ落ちた。その場で呼吸はしていたが、すでに白目をむいており、こん睡状態が続いていた。倒れてから12、13分後に心臓が停止したため、45分間にわたり心臓マッサージなどの蘇(そ)生措置がとられたが、息を吹き返さなかった。2日前から下痢だったというが、地元フランスリーグのリヨン関係者によると心臓発作ということだった。


 もともとコンフェデ杯は大会前から開催自体が疑問視されていた。貴重なオフ期間中の大会に欧州の有力クラブのほとんどが選手の招集協力に難色を示した。フランス代表選手を複数抱えるアーセナルのベンゲル監督は「いつ選手を休養させるんだ」と反発。今回出場しているフランス代表DFデサイーも「最悪の時期だ」と公言していた。フォエ選手の死亡についてカメルーン代表のソング主将は「マルコ(フォエの愛称)は、病気ではなかった。彼は、犠牲になってしまった。こんなひどいことはない」と主催者を非難した。しかし、この日会見したブレーザー組織委員長は「彼は1次リーグ3試合目は出ていない。中4日空いている。暑さが異常だとは思わない」と過密日程との関連を否定。フランス協会のシモーネ会長も「選手は毎日練習している。中1日が負担だとは思わない。死を悼むと同時に1人の人間の寿命という現実を受け止めなければならない」。[2003/6/28/09:57 紙面から]
 この記事と写真を見ると、過酷な気象条件のなか、かなり過密な試合日程が組まれていたようですので、選手の疲労度も相当なものであったと予測できます。サッカー選手は90分の試合中に平均12Kmから15Km走るといわれていますから、その消耗度も激しかったのではないかと予測されます。そのため通常は最低でも中2日の休養が必要とされていますがこの大会では、全て中1日で試合が組まれていたことも原因と考えられます。

 次にフォエ選手がピッチで倒れた時、「その場で呼吸はしていた」、「倒れてから12〜13分後に心臓が停止した」とされています。
 推測すると、おそらく私が遭遇したバスケットボール大会とほぼ同じような状況にフォエ選手があったのではないかと思われます。

 この時、ピッチ上では審判も、他の選手も「心肺蘇生法」に着手はしていません。倒れた後、12分後に心臓が停止してから心臓マッサージが開始されており、もし、倒れた直後から適切な「心肺蘇生法」が開始されていれば、もしかしたらフォエ選手は命を失わなかったのではないかと思うと残念でなりません。今後のFIFA(国際サッカー連盟)の詳しい調査結果を待ちたいと思いますが、改めて「その場での応急処置」の重要性を認識させられました。

 フォエ選手の死を無駄にしないよう、全てのスポーツに携わる人々に「心肺蘇生法」の重要性を理解してもらいたいと強く思いました。
 このコーナーでは引き続きこの問題を取り上げていきたいと思います。
  最後に、フォエ選手のご冥福を心からお祈りいたします。
   フォエ選手よ安らかに・・・

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