2003年マイルチャンピオンシップ
1着デュランダル
2着ファインモーション
3着ギャラントアロー
4着バランスオブゲーム
5着ミレニアムバイオ
このあたりからですかねえ…。短距離路線の地盤沈下が進んだのは…。
2006年ごろまで、短距離G1はレベルが低かったように思うのですけど、
その直前のこの頃も、そんな感じだったんだなあ〜。と思いました。
何しろこのレース、1番人気がサイドワインダーですからねえ…。
今から(2007年現在)考えると、なんでこんな馬が1番人気なんだよ!?と言う人気。
しかも前走が富士S2着から…。
一体なんで人気になっていたのでしょうか?今から思うと。
2番人気が、前走の毎日王冠で引っかかって凡走して、大丈夫なの?
と思わせたファインモーション。
これでは、多分今の短距離の方がレベルが高いのでは…?と思えるようなメンバー。
だいたい富士Sのワンツーが人気している時点で怪しいとも言えます…。
だったのですけど、このレースで救世主が現れるのですよねえ〜。
そうです、名馬、デュランダル!
レース前は完全にスプリンターだろうと思われていて、ここも5番人気くらい。
僕もたしか、スプリンターだと思いこんでいたら、
マイルでやたら強い勝ち方をしてくれました。
後方から競馬を進めて、直線は文字通りの大外一気で…。
ファインモーションに並ぶ間を与えなかったですから、(ただしファインモーションはパドックがよくなかった)
マイルのチャンピオンにふさわしい馬の誕生だったように思います。
まあ…スプリントに変わってよさがでたのもあったのでしょうが、
単純に本格化したってだけだったのかもですね。
同じような血統構成のダイワメジャーも古馬になって本格化しましたし。
とは言え、僕もレース前はスプリンターだと思い込んで、△くらいしか打てて無かったですけど…(泣)
このビデオを見ていて目だったのは、このデュランダルのものすごい追い込みと、
ミレニアムバイオの気性の悪さ!
多分、翌日の新聞には「気性がもっと素直になってくれれば…」
みたいな記事が出たものと思われます。今となっては滑稽だけど…。
いや、本馬場入場では四位騎手を振り落とし、ゲートでは入るのを拒み…。
デュランダルの強さは鮮明に覚えていますけど、
ミレニアムバイオがここまでプッツンだったのは、完全に忘れていました。
あと興味深く見たのは、この翌年から三連単が始まります!
みたいな宣伝がされていたこと。
そうか、三連単ってこんなに最近の発売だったのですね〜。もっと前からあるような印象でしたが。
それと、東京のメインレースで、初ダートのブルーコンコルドが勝っていたのが印象的。
かなり引っかかってましたね。気性的にこの頃は距離が持たなかったのでしょうなあ。
やや低迷していた短距離に、ヒーロー誕生の瞬間でしたね。
海外では結果がでなかったですし、国内でもこのあとはG1、1勝止まりだったのですけど、
かなり強い馬として印象が残っているのには、このレースの記憶もあったのかなあ〜。と思いました。