2010年 5月の 競馬研究日記
5月30日
…ひどいレースでしたね…。
日本ダービー。
なんで…1000メートル通過からさらにラップが落ちるんでしょうか…?
レースが流れないなんてもんじゃないですよ。
欧州の馬場だったらともかく、
日本の軽い馬場であれやっちゃったら、
(普通の)瞬発力勝負にすらならない。
日本ダービーであんなのやっちゃダメです。
馬券が当たったとか外れたとか以前に、ひどいレースだと思いました。
詳しいことは「メインレース回顧」の方に書きました。
よかったらそちらも見て行ってくださいね。
そっちで酷評しているので、少しはよかった話も。
勝ったエイシンフラッシュ。
キングズベスト産駒ということで、キングカメハメハと同じ、キングマンボの系統。
この系統は瞬発力勝負でも十分に対応してきますね。
それでいて、重い芝にも対応できるのだから、えらい血統です。
そしてこの血統、サンデーサイレンスが入ってない!!
いい種牡馬候補が出てきてくれました。
今日本の馬産地は、サンデーサイレンスで飽和しかけています。
父がサンデー系か、母父にサンデー系が入っちゃっているか、
とにかくサンデーサイレンスの血が入りまくってます。
そんな中で、この馬は非サンデーサイレンス系。
さらに、ノーザンダンサーもすでに5代前。
つまり、もしエイシンフラッシュが種牡馬入りしたら、
ノーザンダンサーは6代前ってことで、
これならばノーザンダンサーがかなり入ってしまった牝馬にも配合可能。
つまり、サンデーサイレンス系だろうがノーザンダンサー系だろうがどんと来い!
という種牡馬としての適性がある、いい競走馬だと思います。
今日本の競馬に求められている血統は、こういう血統なんだと思います。
和合性もかなりいい血統ですし、これは今から種牡馬として期待しちゃうなあ〜。
ちなみに2着のローズキングダムも、キングマンボの系統の、キングカメハメハ産駒、
ローズキングダムが勝ちました。
サンデーサイレンスの直子がいない今、究極の瞬発力比べなら、キングマンボの系統も期待できるようですね。
まあ…でも今回のは「瞬発力比べ」の一言では言い表せないくらい遅すぎるペースだったけど…。
勝ち馬の上がりが32秒台じゃあ、すでに実力なのかなんなのか、さっぱりわからないですよ。
これでは普通の決まり方はしません。
何年か前の、ヘヴンリーロマンスが勝った天皇賞もこんな感じでしたよね…。
あまり、ここまでレースが壊れるほどのスローペースはやって欲しくないです。
とりあえず、レースとしては壊れちゃっていたけど、
種牡馬としては期待できる馬が出てきたかな、そんな感じのレースだったと思います。
5月29日
明日はいよいよダービーですね!
ダノンシャンティ(笑)
人気を被ってこけて欲しかったのに。残念。
多分マイラーなんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。
とか言って、先週もそんなことを言っていたアパパネに勝たれているので、
あまり強気なことは言えないですけど…。
とりあえず、2強、という感じになりましたね。
一応前日のオッズではペルーサが1番人気。
前走の相手はザコなんですが、
まあ…最後流して4馬身差ですから、着差以上の価値があると思います。
前々走では皐月賞2着のヒルノダムールにも先着していますし、
確かに皐月賞を勝ったヴィクトワールピサと人気で並ぶのもわかります。
個人的にはこの馬は軽視しちゃったんですけどね。
いや、いくら前走が圧勝でも、あれだけスカスカの相手に勝っているだけで、
それで1番人気、って言われたら、買う気なくなりますよ。
前々走だけ走れば互角なのはわかっているけど、どうも、ね。
好位のインで競馬ができれば、なんかまた内が伸びているようなので、
そこをつける可能性もあるかもしれない…。
…って、今週からCコースに変わったのに、なんでまた内が伸びているんだろう…?
ローラーとかかけましたか…?何かやりましたね…??
先週あれだけ豪快に外差しが決まっていたのに…。
それはそうと、本命はヴィクトワールピサ。
本当はこの馬、△くらいの評価にしようかと思っていたのですけど、
いやいや、前走のレース内容を見たら、皐月賞の馬の中では抜けているような気がしました。
他の路線はそこまでのレベルのレースはなかったことを考えると、
それで2番人気というのはおいしすぎるオッズだと思います。
能力は再々の競走で示している通りですし、この馬の単で大丈夫でしょう。
不安材料は外回りがどうかと、岩田騎手が緊張しまくっている、ってことなんだろうけど、
なんか、レースが終ったら全てファンの杞憂だった、ということになっていそうな予感がします。
あと、馬券を離れて気になっている馬はルーラーシップ。
この馬、サンデーサイレンスが入っていない、貴重な牡馬です。
この馬がG1を取れば、将来種牡馬になって、
新しい時代のトップサイアーになれるだけの血統だと思っております。
なんとかひとつ、明日はいいレースをして欲しいと思います。
明日勝てないまでも、先に繋がるレースをして欲しいです。
できれば天皇賞の母子制覇なんてして欲しいなあ〜。
さあ、明日はそんないろんな夢の走るダービー。
大いに楽しもうではありませんか!
5月28日
しかしまあ…オークスのアパパネ、距離持ちましたね。
チューリップ賞も桜花賞も、めちゃくちゃひっかかりながらの競馬で、
距離が長くなってどうか、なんていわれていたわけですが、
でも…よく考えると、あれだけ引っかかって最後ばてないってことは、
アパパネには相当スタミナがある、と言えなくもなかったのかも。
オークスではぴったり折り合いがついていたので、
めちゃくちゃ引っかかっての1600と、ぴったり折り合っての2400なら、
2400でも距離が持つ、というのはうなづけるところかも。
血統的には完璧マイラーなんですよ。この馬。
父のキングカメハメハは2400でも強力な種牡馬ですが、
母のソリティビットはスプリンター。
母父もソルトレイクで、ダンジグの流れのスピード種牡馬。
これで2400持つとはなあ…。
てかキングカメハメハ、どれだけスタミナのある種牡馬なんでしょうか。
そして一方、僕の本命ショウリュウムーンはまさかの失速。
元々先行していたこともある馬ですから、前に行ったのは別に問題なかったはずで、
別に折り合いを欠いていたわけでもなかった…。
まさかとは思うけど、父キングカメハメハ、母父ダンスインザダークでマイラー??
桜花賞のレース振りが強かったので、その線もあると思います。
あと、パドックで一番うるさかったのがこの馬だったので、
レース前に終ってしまってた可能性もあるような気がします。
雨で汗だか水なのか、はっきりわからなかったのですけど、
もしかしたら汗だくだった、という可能性あり。
サンテミリオンに関しては、完全に勝ったレースだったのにね…。
ゴール前でちょうど首が上がってしまったところがゴールでした。
相手のアパパネがちょうど首が下がったところだったので、
単独勝利を飾れたはずの馬が、まさかの同着、というところ。
まあ…負けなかっただけよかった、ということなのかな。
今年はフローラSのレベルが高かったです。結果的に。
1着サンテミリオンがオークスも1着、2着アグネスワルツがここで3着、
3着のブルーミングアレーですら、ここでも7着に入っています(しかもかなり不利を受けての結果)。
レベルは…まだ不明。
世代のレベルって、古馬と当ててみないとなんとも言えない部分があると思います。
まあ…勝ち馬がころころ変わっちゃう、という状態にはなっていないので、
低レベル、ってことは多分無いと思いますけど。
秋の隠しダネとして、一応オウケンサクラを挙げておきます。
フラワーカップでサンテミリオンに勝っていますし、
ここ2走は外回りの競馬。
それが一転秋華賞は内回りですから、
持久型のこの馬には合うはず…。
まずはどの馬も、無事に夏を越えて欲しいですね!
5月26日
オークスの同着を考えてみます。
これはみなさんの意見はどんな感じになっているのでしょうか?
最近は他の掲示板やブログにほとんど行かなくなってしまったので、
みなさんの反響がわからないのですが…。
個人的には「よかった」と思っております。
JRAも馬鹿ではありませんから、G1の勝ち馬は1頭に絞りたいところでしょう。
実際、フラワーパークの時も、ローレルゲレイロの時も、
1センチ差でも勝敗は決めていました。
まして、今回はクラシックですから、1センチでも差があったら勝敗は決めていたと思います。
それでもわからなかった、ということは、多分何ミリの世界。
もういいでしょう。ここまで来たら、同着で。
競馬場、どよめきと拍手で、めっちゃ盛り上がっていましたよ?
そう、僕は競馬場に行っていたのです(笑)
1週間寝込んだ翌々日に競馬場に行ったのですが、
むしろ今より調子がよかったくらいで…(笑)
とにかく、歴史的瞬間をこの目で目撃することができました。
レースとしても、一旦サンテミリオンが出たところを、アパパネがゴール板のところだけ盛り返して、
という感じで、猛烈な叩き合いになっていましたし、
すごくいいレースだったように思います。
(てか、レース画像、家に帰ってきてからまだ見てないのですけど…(笑))
あまり多用はして欲しくはないですが、
しかし、1センチの差が無かった以上、同着は已む無し。
いや、已む無しというより、これ以上の判定はいらないと思います。
多発されたら興ざめですけど、30年に一度、くらいの割合だったら、
むしろ競馬を盛り上げてくれるのではないでしょうか。
たまにはアブノーマル、というのも、非常に面白いです。
あんな1センチの差が無い、なんて、やってくれと言ってもそうそうできるものじゃないでしょうから…。
非日常の歴史的瞬間を現場で見ることができたこと。
今は、とても満足感で一杯です。
5月25日
みなさんこんにちは。お久しぶりです。
精神的にヤバイ状況に陥っていて、しばらくサイトを更新できませんでした。
なんか、不安神経症というより、うつ病に近い感じの状態になってしまっていて、
競馬もあんまり面白く感じない。
という、最悪の状態になっておりました。
競馬に飽きたのかなあ…。なんて思っていたのですが、
どうやらその後の体調の落ち込み方から考えると、うつの走りだったようで…。
好きなことが楽しく感じないって、うつ病の症状ですからね。
まあ…うつは病気というレベルまでは行ってなくて、うつ状態、くらいで済んだので、
なんとか回復してきたのだと思います。
それでも夜全く眠れない時期なんてのもあったので、
しばらくはきつかったですが…。
多分回復したと思うので、ぼちぼち更新を再開したいと思っております。
さて、先週はオークス。
すごくいいレースでしたねえ…。
一応現場にいました。
めったに競馬では感動しない僕ですが、
あのレースはさすがにしびれました。
叩き合い。
僕の目にはサンテミリオンの方が前に出ていたように感じたのですが、
しかしスローのVTRを見ると、アパパネも首がちょうど下がっていて、きわどい感じに。
サンテミリオンがちょうど首が上がったこともあって、同着という感じですね。
横山典騎手はゴールに首をあわせることはしないんですかねえ?
武豊騎手だったら、あの状況なら確実に首を下げさせて勝たせていたと思います。
まあでも、そのおかげというか、歴史的瞬間を、現場で見ていた!
というのは、自慢できるかもしれないです。
雨のおかげでそんなに混んでもいなかったし、いい感じ。
体調が崩れるのが心配でしたが、そっちもなんとか持ちこたえたので、よかったです。
またサイト、更新していきますので、これからどうぞ、よろしくお願いいたします。