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2010年 7月の 競馬研究日記



7月31日
小倉記念、人気を鑑みて、バトルバニヤンにしました。
ただ、玄人がサンライズベガから行っているらしいので、そっちも気になる…。

バトルバニヤンは、前走の競馬が力を出し切れず、それでも3着だと思うんですよ。
前走、福島の最終週で、馬場の影響で、追い込み、追い込みで決まっちゃいました。
バトルバニヤンは、4角2番手、早め先頭、という積極的な競馬。

普段の福島ならあれで正解なのでしょうが、馬場があれだけ荒れていると、
早めに先頭に立ってしまうと、非常に苦しい競馬になってしまいます。
最後差されたのはそのため、だと思います。

今回は鞍上が和田騎手にチェンジ。
差し馬のこの馬には和田騎手の方がいいのではないでしょうか。
力さえ出せれば、重賞でも勝ち負けはできる馬だと思います。

それにこの馬は小倉は非常にうまいんです。元々。
重賞実績の無い、去年の小倉大賞典では軽視しましたけど、
前走の七夕賞で重賞でもやれそう、というところを見せた今、
バトルバニヤンは買い目、だと思います。

サンライズベガも怖いのですけどね。
この馬も4角先頭、という競馬が得意な馬。
前走の差しの競馬は、出遅れてしまったためのもので、
この馬本来の競馬は差しからの早め先頭、という競馬。
自分の競馬さえできれば、この馬も勝ち負けに加わってくるでしょう。

新潟メインNST賞は、先行馬らしい先行馬が見当たらないので、
先行できる軽ハンデ、ケイアイエーデルを中心に。
函館は、前走競馬の流れに乗れていなかったウエスタンビーナス。
今回は鞍上強化で、流れにさえ乗れればオープン特別なら力上位です。


7月28日
小倉記念の過去の傾向を見ていてびっくり。
差し、決まっているんだなあ…。
確かに、そう考えてみると、差し、決まってますよね。
過去の馬で、逃げ込みなんて、そんなに記憶がない。

小倉の3週目ですから、そろそろ差しが決まる、って言うのがあるのかもしれないけど。
直線の長さだけで言ったら、逃げ、先行の天国のイメージだけど、
3週目ともなると、さすがに違うんですかね。

先週のレースもちょっと見てみたのですが、
一応差しも決まってはいます。
ただ、差しでも、ある程度、直線に向くまでに着順を詰められる馬。
まくっていける馬には有利に運ぶ展開なのかも知れません。

今年の注目馬は、サンライズベガとバトルバニヤン。
バトルバニヤンは、前走早め先頭ですから、イメージに合うかな?
サンライズベガも、なんか成績的に、そろそろ、って気がしないでもない。
バトルバニヤンは鞍上がちょっと不安だけど…。
あと成績が安定してないので。どこまでか。

ただ2頭とも小倉巧者なんですよね。
あと、マクっていける馬達でもありますし、2頭とも怪しい気がする。
この2頭のどちらかが本命候補、って気がするんですが、どうでしょうか。

さすがに「追い込み」では無理ですよね。小倉は。
道中全く動けない馬だと、ここは厳しい。
そういう馬は、ここでそこそこに来て、次の新潟記念で優勝!ってパターンな気がします。

とにかく、逃げ、先行の成績がイマイチだということがわかったので、
差し馬で、ある程度早めに動ける馬を中心にしようかな…?
なんて思っております。


7月27日
武豊騎手、今週末から復帰みたいですね。
今回は時間がかかった。
武豊騎手本人が、「これは時間がかかる」と判断したのですかね〜?

今まで骨折しても何しても、とにかく復帰までが早かった騎手ですから、
今回はどうしちゃったんだ?よっぽど悪いのか?
なんて思わせていましたが、なんとか復帰できるようで、よかったです。

なんか本人の弁だと、「肩の状態がよくなかった」とのこと。
関節を折ったので、相当悪い状態が続いたのかもしれないですね。
「馬に乗ったら大丈夫だった」
というコメントもしているので、正直まだ万全ではないのだと思いますが、
しかし、万全を待って復帰する騎手も少ないので、
そろそろの復帰はよかったのかも知れません。

しかし今回、これだけ復帰が遅れたのは、
前回、おととしの暮れに骨折した時、
骨が治ってない状態でリーチザクラウンに騎乗して、
御すことができないで負けてしまった時がありましたよね。
あの時は非難轟々でしたし、あれでもしかして反省した?
というような気もします。

そりゃまあ、ある程度治ってないのに乗られたら、
ファンも調教師も馬主も迷惑します。
騎手って、どの人も怪我が万全じゃないのに乗るのが当たり前、
という状態になっているので、これは改善させる余地があるような気がします。
ファンの側としては、怪我が治ってない騎手を蹴飛ばして妙味!
とかやってもいいのかもしれないですが…。

武騎手もさすがに41歳。もう若くありません。
ピークはもう過ぎているだけに、どれだけ身体能力を維持できるか、という戦いでしょう。
今回の怪我があまり後遺症等残さないで終ってくれるといいのですが…。
場所が場所だけに、ちょっと気になってはおります。


7月26日
ナリタタイシンとビワハヤヒデがなんかイベントに出たのですか…。
ぼくが競馬を始める頃にはすでに引退してしまった馬達ですが、
いつの間にか、彼らも20歳になっていたんですねえ…。

現役時代の話は競馬を見ていなかったので、省きたいと思いますが、
種牡馬になってからは…2頭とも…。
2頭とも、はっきり言って、血統はそんなによくないんですよね。
ナリタタイシンの父ははっきり覚えてないのですが、
ビワハヤヒデはシャルード(笑)
これでは…種牡馬として成功しろ、という方が難しいです。

現役の馬としては成功できる可能性はあるのですよ、父が悪くても。
でも、種牡馬になった時は、血統がよくないと、繁殖としてはあまり。
まず牝馬が集められないし、集めたところで、
結局結果が付いてこない。

2頭とも、オープンを勝つ馬すらわずか、というような状態ですよね。
やはり、現役時代強くても、種牡馬として成功しないとね…。

ナリタタイシンは現役時代もピークが短かったので、
そんなに強い印象は無いのですが、
ビワハヤヒデは結構強い馬、という印象があるのですけどね〜。
まあでも…谷間だったのかなあ。
そのあとマヤノトップガンとかがサクラローレルとかが出て、
それらはそれなりに能力があったと思うのですが、
しかしビワハヤヒデのあたりは、ちょうど谷間だった印象も。

まあそれでも、G1もたくさん持って行きましたし、
強い馬であったことは間違いないと思うんです。
ただ、とにかく血統的に種牡馬として成功するイメージは無く、
実際、結果もそんな感じになってしまったのは残念でした。

今は功労馬として牧場にいるそうですから、
元気に長生きして欲しいですね!


7月25日
今日は函館記念でしたね。
マイネルスターリー!
やった。ハマった。
てかちょっと痛いことに、2着馬が抜けてしまいました。
いや、ジャミール、これも強いとは思うのですが、
なんかハンデのG3で来るキャラクターでは無いような気がしてしまって…。
別定のG3あたりで来るイメージの馬なんですが、来ちゃいましたね。

まあ…ステイゴールドの産駒で、札幌で1戦1勝ですから、
どうやら、洋芝が合っていた、という感じだと思います。
そんなに抜けては居ないと思うので、今後もG3あたりで、
勝ったり負けたり、だと思いますが。

勝ったマイネルスターリーは、とにかく強かった。
札幌で5勝しているように、洋芝は大好きな血統。
スターオブコジーン産駒はその傾向が顕著なんですが、
この馬は特に洋芝に強く出ているみたいです。

しかし、それにしても3馬身半…。
これなら、G2の札幌記念でも、有力になってくるのではないでしょうか。
今日のところは完勝だったし、2着もレベルが低い今年の阪神大賞典だったとは言え、
一応G2で2着しているジャミールにこれだけ着差をつけているのだから、
札幌記念あたりでも、十分に対応できると思います。
…とか言って、いきなり新潟記念に使っちゃうとかはやめてくださいね(笑)

騎手の強化もものを言いました。
てか今まで乗ってた石橋脩とか、形無しですね…。
D・ホワイトに乗り変わったとたんにこの結果ですから。
大幅な鞍上強化であったことも間違いないみたいです。

この馬にはぜひ、この勢いを持って、洋芝を制圧してもらいたい。
札幌記念のレベルにもよりますが、
そんなに高いレベルにならなければ、この馬なら十分対応できるレベルだと思います。
下手に新潟記念とか行った方が、むしろ危険だと思うのですが、どうでしょうか。


7月22日
カネヒキリ、マーキュリーカップ制覇!ですか。
前走が帝王賞で2着に来られていただけに、
「順当」と言ってしまえばそれまでなんだけど、
しかしこの馬、屈腱炎はやるわ、骨折はするわ、で、
さすがに能力が衰えていても不思議無いと思われるだけに、
もう、本当に頭が下がります。

今回の骨折からの復帰にしても、
屈腱炎、それも結構程度の悪い屈腱炎の持病を持つこの馬。
馬体重を絞るだけでも大変でしょうに、
よくここまで復活させられたな、と。
調教にしても、きちんと体をよく作れますよね。
そして、全盛期に近い能力を発揮させているわけで、
角居調教師にしても、牧場にしても、どれだけの技量があるのか…。

今、8歳なわけですが、これだったらまだまだ走ること、できそうですよね。
サンデー系のこの馬には、繁殖入りして、どれだけ牝馬を集められるか、
という問題があるだけに、走れる限りは走らせてあげたい、
という方針で行くでしょうから、
まだ今年と、来年くらいは現役で走るのではないでしょうか。

さすがにエスポワールシチーが強力なので、
一緒に走ったら負けてしまうとは思うのですが、
しかしそれ以外の馬にはまだまだ負ける気がしません。
同じ年齢のヴァーミリアンはずっと使われていて、さすがに衰えが目立つだけに、
もうライバルらしい馬も見当たらない。
ならば、エスポワールシチーが居ないG1レースだったら、
もしかしたら、もしかする可能性もあるのではないでしょうか。

故障休養あけの場合、大抵は能力を全開にするには、4、5戦かかることが多いです。
そうすると、カネヒキリが本領を発揮するのは、秋、ということになりそう。
エスポワールシチーは海外遠征を考えているようですから、
もしかしたら、G1、戴冠!なんてシーンも見られるかもしれません。
JBCクラシックあたり、要注目、かもしれないですね。


7月20日
カノヤザクラが死んでしまいましたね…。
脱臼からの安楽死処分だそうで…。
レース中にもうやってしまっていたそうです。
騎手によれば、「掲示板はありそうな勢い」だったそうなんですが、
ゴール直前で脱臼し、失速してしまったそうで…。

もう、かわいそうだけれど、馬は脱臼すると、開放性脱臼になっちゃうんです…。
人間のようにはめればOK!ってわけには行かない…。
馬の場合体重が重くて、しかも全体重が脚にかかる仕組みなので、
脱臼したらそのまま、骨折と同程度の致命的な怪我になります…。

というわけで、しょうがなかった…。
レース中の脱臼は、もう運の世界です。
競馬ゲームだと、「調教のしすぎ」や、「負担重量が重い」と故障しますが、
実際の競馬では直接的な原因にはなりません。
まあ…間接的にはあるかもしれないけど、
それは確率を多少高める、という程度で、
「調教しすぎたから骨折、脱臼した」はゲームの世界の話です。

あ、屈腱炎は勤続疲労で起こる病気なので、こっちは調教とも関連がありそう。
実際、NHKマイルからダービーに使うローテの松田先生は、
毎回毎回壊してしまっていますからね。
これは明らかに勤続疲労によるもの、と判断できます。

そんなことより、カノヤザクラ…。
上手い使いかたされていたと思うんですがねえ…。
去年のスプリンターズS後に疲労があると判断されると、
その後半年休みを入れたり、頭のいい使い方をされていました。

しかし、一言あるならば、馬、長い年月使いすぎですね。
今はサラブレッド、競走馬としての寿命が長くなってきてしますから、
7歳、8歳でも、走らせようと思えば可能なわけですよ。
でも、牝馬の場合、7歳で走らせるのはちょっと酷なような…。
繁殖に確実に上がれることが確定している馬なわけだし。

長いこと競走馬として使えるからと言って、むやみに長いこと現役を続行させるのは、
個人的にはあまり好きではないです。
種牡馬になれない牡馬とかならともかく、
繁殖に上がれることが決まった牝馬なんかは特に…。
4歳の暮れで引退させてもいいんじゃないの?くらいに思っています。
あるいは5歳の暮れとか…。

レースをするからには、今回のようなことになる可能性はあるわけで、
特に繁殖に上がれることが確定している牝馬などでは、
あんまり歳を重ねてレースに使うのは意味が薄いんじゃないかなあ…?なんて思ってます。


7月18日
今日はアイビスサマーダッシュでしたね。
直線競馬ということで、やはり直線巧者が勝っちゃうと言う。
勝った馬、ケイティラヴでしたっけ?
この馬は普通の競馬場では1600万も勝てない馬。
それが、直線だと重賞も勝ててしまうという。

まあ…多分ここで賞金を加算してしまったので、しばらく来ないと思いますが。
てか、下手したら今回だけの一発屋になるかもしれない。
普段のレースでは1600万で3着、3着ですから、
おそらく今後は重賞に出てくる羽目になるので、
「家賃が高い」状態になってしまうのではないかと。

夏の一発や、っていますよね。毎年。
この馬もそんな感じで見ていいのではないでしょうか。

僕の本命はウエスタンビーナス。
とにかくテンが早いこの馬。
…のはずが!何やってんの伊藤工!!
行かなかったのか、行けなかったのかよくわかりませんが、
なぜか中団からの競馬を試みて、結局伸びずに終わるという…。

まだまだ、伊藤工は信用しきれないですね。
元々全く乗れない騎手だったのですが、
最近は腕を上げてきたと思っていたのですが、
まだまだ上手い騎手とは言えないようで。

今日の馬に関しては、行ってナンボの馬。
勝った馬も逃げた馬のわけですから、
やはり今回もある程度前にいく競馬を敢行して欲しかった。
まあ…馬のスピードで行けなかったのなら仕方ないけど…。

ウエスタンビーナスはまた1200の軽い馬場で狙いかなあ〜。


7月14日
今日は帝王賞ですね。
中央からいい馬がたくさん行って、例年通り、地方馬には出番なし、な感じ。
地方のレースで連戦連勝するくらいの馬じゃないと、中央馬には勝てません。
まして、今年の地方馬は、他の地方馬に負けちゃっているレベルの馬ばかりなので…。

◎バーディバーディ
○トーセンアレス
△バトードール

馬単◎→○、◎→△。

バーディバーディは鉄板でしょう。
前走、不利と思われた、府中のコースで勝ちきってしまいました。
ブライアンズタイムもそろそろダートにシフトもえらいところで、
最近はもう、ダートでも府中の直線の長いコース向きの、
「スピードのあるダート馬」という地位も怪しいです。
最近は、コーナーが4つあるコースのダート限定、みたいな種牡馬になりつつあります。

そんな中で、バーディバーディは、府中の1600という、
この血統には辛いコースでしっかり勝ちきってしまった以上、
これはもう、大井に変わればますます鉄板。
おそらく圧勝してくるのではないかと思われます。

大きく離れた2着争いがどうなるか、注目ですね。

一応個人的にはトーセンアレスの勝ったオープン特別はレベルが高いので、
これが相手の筆頭になるのではないかと思いました。
あと、「前走がそのままかよ!」のパターンで、バトードールも一応。
この2点でいいかなあ、なんて思っています。
下手するとガミっちゃいますからね。
他にも怖い馬はいますが、あえて2頭に絞ってみました。
どうなりますか。


7月13日
七夕賞、ドモナラズが優勝ですか…。
意味がわからない…。
もう選挙の結果みたいに、どもならないことをしてくれました。

はっきり申し上げて、追い込みがハマっただけなんじゃないかと。
外差しの馬場だったのですけど、
なぜか七夕賞では前々を意識するような変な競馬をする馬が出てきて、
その結果何もしなかった騎手が勝っちゃう、という状態に…。

てか、僕の本命トウショウシロッコだったのですが、
なんで普段よりも前に行かないといけないんですか?
外差しが決まりまくっている馬場で、
とにかく直線大外に出す、普段のイメージでいいのに、
なんでここで普段よりもはるかに前に位置する意味があるのでしょうか…?

そして、救いがたいコメントがレースの後に聞かれます。
吉田豊「この馬は4コーナーで先頭に立つくらいの競馬の方が合っていますね」

…ば〜か!
それじゃ勝てないっての!!
七夕賞レース見てないの?あなたは。
1、2着ともに、追い込み、追い込み。
仕掛けなかった馬が勝っているじゃないですか!
道中、前に行った馬や、早めに仕掛けた馬、全部止まっているじゃないですか!
それでいて、普段よりも前目につけた反省を述べるどころか、
「もっと早めに仕掛けておけば」的なコメント。
もはやアホとしか言いようが無いと思います。

…まあ、次どこなのかよくわからないですが、
小倉記念だったら確かに4角先頭はいいかも知れないですね。
ただ、なんでそんな積極的な競馬を、外差しが決まりまくりのここでもしてしまうのかがわからない。
ファンはほとんどの人が外差しなのはわかっているのに、
肝心の騎手がわかっていないという。

騎手って競馬を知らないなあ…というのは、こういうことからも感じ取れるのです。


7月10日
明日は七夕賞ですね。
ハンデ戦ということと、最終週で馬場が荒れていることなどから、
毎年毎年荒れまくる重賞なんですが、
今年もやっぱり外差しが決まりまくっている馬場で…。

てか今日のメイン当たったけど、もう「外にいる差し馬で、そこその成績がある」
馬を狙っていけばあたる、という、すごく簡単なことになっています。
明日も、その路線を継続して、本命トウショウシロッコとしてみました。

ここ数走はいいところがないこの馬なんですが、
本来は重賞で2着くらいはできる馬。
今の外差しが決まりまくる福島だったら、それだけ走れれば、
おそらくは重賞でも勝ち負けは必至だと思います。
体調が悪い、とかじゃなければ、大丈夫。
変に前に行かせないで、普通に中団待機で、外から差させれば、
おそらくここは、という気がします。

そういう流れなので、逃げ、先行馬は端から斬りました。
バトルバニヤンは差しなんだけど、鞍上の松岡が捨てているところから、
そこまでは強くない?と判断して、これも斬り。
そうすると、トウショウシロッコしか外にいる差し馬でまともなのがいませんでした。
この馬の中心は大丈夫なのではないかと。

阪神は圧倒的な人気でも、ナムラタイタンから。
一時サマーウインドから入ろうか迷ったのですが、
サマーウインドはどうも、ベストは1200なような気がするんですよね。
1400もこなすけど、ベストではない。
若干不安のある2番人気と、特に不安材料の無い1番人気で、
これでは1番人気でもしょうがないと判断しました。
普段1番人気はそんなに好きではないのですがね…。
このレースの3番人気以下はとても1、2番人気に勝てそうな気がしないし…。
圧倒的人気でも、ナムラタイタンから。

函館は中心は決めたけど、相手がどいつもこいつも…。
しょうがないので、単勝にしてみました。
2.5倍とか付いたらおいしいな(笑)


7月9日
シングスピールが死んでしまいましたか…。
なんというか…。
個人的には競馬を始めた前の年に、ジャパンカップに来た馬、なので、
まだまだ若い!と思っていたら、
なんと年齢が18歳。
しかも種牡馬としてはもう休業に入っていた、ということで、
ことのほか、年齢を食っていたことが発覚しました。

もう18歳って言ったら、そろそろ繁殖としては下り坂。
さすがに大物は出づらくなる年齢、という印象です。
受精もしなくなってきていたようですし、種牡馬引退も已む無し。
そう考えると、競馬のサイクルって言うのは、非常に早いですね。

この馬はインザウイングスの産駒ということで、
サドラーズウェルズの孫、という世代。
孫世代がすでに種牡馬引退する時期なんだなあ…。
インザウイングスもまだ若い、と思っていたけど、
当然シングスピールよりも年上ですから、
こっちも種牡馬としてはそろそろ…という年齢。
早いなあ…。
サドラーズウェルズのひ孫世代の競馬になって行くんですかねえ。これからは。
欧州ではモンジューとか、子供世代の種牡馬もまだ頑張っているようですが。

シングスピールは欧州ではステイヤーを出すと同時に、
日本ではやたらマイラーを輩出してきました。
ローエングリンの時は、「気性が荒いからマイラーなんだ」
なんて言われていましたが、
しかしその後もアサクサデンエンとか、ライブコンサートとか、
ひたすらマイラーを送り出している以上、
なぜか日本に入ると、マイラーになっちゃう、という、面白い血統なんだと思います。
母系にヘイローが入っているから、そこから気性の荒さが出ているのかも知れないですが…。

これからですが、さすがに後継種牡馬はどうなんだろう…?
国内のローエングリンでは力不足だろうし、
ムーンバラッドも種牡馬を送り出すほどの力はない。
正直、この血統は繋がっていくか、怪しいところだと思っています。

まあ…他にもサドラーズウェルズの血統の馬は欧州にはたくさんいるでしょうから、
この血統が途絶えても、そんなに問題は無いのかもしれないですけど、
やはり日本になじみのある血統ですから、ちょっと惜しい気もしてしまいますね。


7月8日
柴田善臣騎手、絶好調ですね。
なんか、宝塚記念を勝ったと思ったら、今週はラジオNIKKEI賞まで勝っちゃいました。
正直、信じられない、という思いが(笑)

善臣騎手の重賞での弱さはもう、今始まったことじゃないし、
もはや競馬ファンの常識に近いような状態になっているわけで。

柴田善臣騎手は、なんていうか、馬に無理を全くさせないんですよ。
だから、馬が壊れない、って評判があって、
壊さずに使いたい調教師には受けがいいみたいなんですが、
しかし、それだとどうしても、条件戦ならともかく、
力を十二分に発揮しないといけない重賞ともなると、
なかなか勝つまでには至らない、というのが現実、だったはずなんです。

それが、いきなり重賞連覇…。
どうしたのでしょうか。
まさか、40過ぎて、騎乗が急に上手くなったとは思えないですから、
馬が変わったんですかねえ…?

そういえば、最近は栗東が優勢、というのを、そんなに聞かなくなってきた。
関東の馬でも、工夫次第でなんとかなってきている、という感じなんですよね。
その流れに、善臣騎手も乗っているということなのかもしれない。

昔だったら、そもそも宝塚記念で、関東馬が用なしだったから、
善臣騎手は参加がそもそもできないし、参加しても人気薄の弱い馬、
というパターンが非常に多かったのだと思います。

しかし、今後は善臣騎手、どう考えればいいのだろう…?
重賞に弱い、というイメージは、これからも持ち続けていいのかなあ…?
そんなにキャラが急に変わるとは思えないし、
いいのだとは思うけど…。

ヘルニアだかなんだかの手術をして、体調が戻ったんですかね?
ここ数年は、ちょっと終りかけているような騎乗が目立った善臣ですが、
しかしG1勝っちゃったら、これはもう、「乗れていない」とは言えないですよね。
しかも、勝ち星もだいぶここ数年よりは多く勝っているし…。

関東馬が強くなれば、もう一花、ある騎手かも知れないですね。
体調良化もあるようですし、まだ、見限れない騎手になった、という感じでしょうか。


7月7日
ワンカラット、ついに古馬混合の重賞を制しましたね。
この馬は…。
NHKマイルの頃から狙っていたんですよ。
NHKマイルで、全出走馬の中で最高の上がりを見せて6着。
このレースは、行った行ったのレースになってしまって、
後方にいた馬はほとんど脚を使えないで終ってしまったのですが、
この馬だけは最後方近くから差し込んできていたので、
この馬は強い!と思っていたのです。

しかし…。重賞制覇がスプリントになるとはねえ。
NHKマイルカップの感じでは、
後方からの競馬が多かったですし、マイルの馬になると思ったのですが。

しかし、その後の脚質転換が上手く行っている感じです。
後方からばっかりだったこの馬、ここ数戦は、1200のレースで先行できてます。
藤岡祐介がよく先行の競馬を覚えさせた、って感じだと思います。

…まあ、藤岡祐介だったから、ここまで重賞を勝てなかった、とも言えるんだけど(笑)
どうもスーパーホーネットといい、
この騎手は厳しい重賞のような流れになると、あとちょっとだけ、
上位の騎手と差がある、って感じなんですよね。
それでも2着くらいには来るから、決して下手な騎手ではないのだけど、
しかし勝ちきるところまで行かないところが、
何かあと少し、突き抜けるものが無いのかなあ、と。
年齢的にそろそろ中堅に入り始めると思うので、
このあたりで騎手として、もう一歩突き抜けて欲しいものです。

…って藤岡の話になっちゃっているけど(笑)
ワンカラットは今回洋芝なのもよかったと思います。
ファルブラヴ産駒ということで、どちらかと言えば早い芝よりは、時計のかかる芝向き。
これだったら、このあとのサマースプリントシリーズも楽しめるのではないかと。

ファルブラヴ自身は中距離馬でしたが、どうも遺伝力が弱いらしく、
産駒はマイラーに出ちゃったりしています。
ワンカラットも、3歳の走りから考えれば、マイルまでは十分こなせると思うのです。
気性的に熱いからスプリントにも対応できているのだろうけど。

差し当たってはサマースプリントシリーズ。
いずれはマイルあたりのレースでも期待できないかな、なんて思っております。


7月4日
今日はもう、これを申しあげるしかないでしょう。
オグリキャップ死去!!

昨日の夜、第一報に接した時、死んでしまったか、という喪失感に襲われました。
僕はオグリキャップの時代にはさすがにまだ競馬ファンではなかったのですが、
しかし、この偉大な先駆者の名前は当然聞いていましたし、
競馬をやっている時間が長くなればなるほど、
その偉大さが実感されるようになってきました。

競馬の歴史を、伝説を作ってくれた馬ですからね…。
今の競馬の繁栄があるのも、オグリキャップが一役買っているのは紛れもない事実でしょう。

種牡馬としては残念ながら失敗に終ってしまいましたが…。
これはもう、オグリキャップの血統によるもので、オグリ自身のせいじゃないです。
父ダンシングキャップであれだけの馬が出たということ自体が奇跡的だと思います。
オグリキャップ自身はもしかしたら、
さらにその父のネイティヴダンサーが強く出ていたのかも知れないなあ、なんて思います。

オグリキャップの戦いでは、マイルチャンピオンシップ、
連闘でいどんだジャパンカップ、ラストの有馬記念…。
とにかく劇的なレースが多かった、というのも、
なかなか最近の競馬ではここまでは無かった、と思います。
元々アイドルホースで、それにさらにこれだけの名勝負が連発されたのだから、
それはファンの熱狂的な支持も受けますって。

そしてラストの有馬記念で、多くのファンがいるにも関わらず、
そのファン達に「もう終った」と言わせておいて、
それを覆す、あの大劇走…。
なんなんでしょうか…。
当時現場にいなかった僕ですが、
その事実を聞くだけで、この馬がどれだけの感動をファンに与えたか。
その偉大さがひしひしと伝わってくるのです。

長いあいだ、お疲れさまでした!オグリキャップ!
あなたの名前は競馬ファンのあいだで、長く語り続けられていくことでしょう。
ありがとう。オグリキャップ!


7月2日
タケミカヅチ、死んでしまいましたね。
中山での末脚が鋭かったこの馬。
この馬は切れ味がどうとか、持久力がどうとか、という以前に、
おそらくはピッチ走法が全てだった馬、ということなのではないでしょうか。

あれだけのピッチ走法だと、やはり小回りで鋭い脚が使いやすい。
現役の馬では、ドリームジャーニーが小回りが得意なのと、同じ理由。
…もっとも、ドリームジャーニーは多分、東京でもやれると思うけど…。

タケミカヅチは、古馬になってから伸び悩みましたね。
ダービー卿CTを勝っただけに終ってしまいました。
…まあ…、皐月賞で2着した馬だと、そのくらいに終ることは多いのですが。
成長力云々以前に、3歳限定のG1だと、世代のレベルによって、
大きくレースのレベルが変わってきてしまいますから。
おそらくタケミカヅチの皐月賞は、そんなにレベルが高くなかったものと。

まあそれでも、ゴールドアリュール産駒ですし、まだハンデのG3くらいなら、
十分に期待できた馬だとは思うのですが…。
ダートはどうだったんですかね?
走法的に、ダートは合わなかったのかなあ…?
この血統の馬は、芝で頭打ちになっても、ダートに転じて変わってくるケースも多いので、
ダート、という選択肢も無いでもなかったとは思うのですが…。
どうなんでしょうか。

生きていたら、京成杯オータムハンデくらいは勝てたかも知れないのに。
残念ですね!