私の設計姿勢
「気もちよく生活できる」「長く住みつがれる」「感性に訴える」家をシンプルにつくる
「シンプルにつくる」ということ
● 条件・要望の整理・・・様々な条件と要望をすべて洗い出した上の優先順位
→どんな暮らしをしたいか、何を大切にしたいか。時の流れも読み込む。
● 構造・・・耐震性と耐久性を確保し、合理的で無駄のない構造を採用
→木造でも可能な限り大きなフレームで構築する。後のリフォームにも対応し易いよう、プランに可変性をもたせる。
●外観・・・敷地と環境との調和を考えて、表情がありながらも主張しすぎないデザイン
→飽きのこない落ちついた建物が、地域の街並み造りに貢献する。
●ディテール・・・出っ張りや引っ込みをなくし、すっきりとした納まり
→自然とバリアフリーになる。埃もたまりにくく掃除もしやすい。
● 仕上げ・・・素材感を大切にし、材料を厳選
→塗り壁、木、和紙などの自然素材を中心に、ガラス、タイル、金属等も使用する。
→色は白を基調としてポイントにカラーを生かす。インテリアは住む人が楽しんで個性を出せるよう、ニュートラルに。
●開口部と天井高・・・眺望、光と影、風、音の調節
→単純な形を組み合わせることによって各空間に変化を出す。
→居心地の良さを追求する。
● 設備・・・必要最小限を見極め、省エネルギーを推進
→イニシャル、ランニング両コストを踏まえ、快適さを追求。
→表に出てくる機器は美しいものを厳選。他は効率等を検討のうえ隠す。
● 収納・・・すっきり暮らし続けるためのポイント
→使う場所に、しまいやすく取り出しやすいように、使用頻度にあわせて収納する。
→住む人の暮らし方にあった無理のない収納の仕方を考慮する。