コンディショニング

目  次 

1,コンディショニングとは
パフォーマンスの発揮に必要なすべての要因をある目的に向かって望ましい状態を整えることである。
 選手は長期、短期のトレーニング計画を立て実施することで目標競技においてピークパフォーマンスが発揮できるように競技特性にそくした身体づくりをしていく。ピークパフォーマンスに持っていくためには日頃のトレーニングをどのように実施するかにかかっている。トレーニングの質量、強弱、技術の組み合わせによるコンディショニングが基礎となる。これらのコンディショニングをフィジカルフィトネスのコンディショニング及びスキルコンディショニングという。選手のコンディショニングは練習だけでは不十分で、練習の効果を高め潜在能力を引き出すには練習をサポートする様々な要素が必要になってくる。例としては練習量を増加すると傷害の発生頻度が多くなるのでこれを防止し、発生した時は素早く対応し、さらにはリハビリテーションなどのメディカルサポートが必要となってくる。厳しい競技生活の中では精神的にも多くのストレスがかかるので精神面のサポートも重要である。栄養面からもトレーニング時期、競技種目にあった食事管理が必要である。一人の選手は選手を取り巻く多くの人々の連携によって育てられる。

2,コンディショニングの方法
選手にとって最も重要なコンディショニングは練習そのものからおこなう「フィジカルコンディショニング」と「スキルコンディショニング」である。トレーニングによるコンディショニングやピークパフォーマンスへのコンディショニングをより効果的にするためにメディカル面からの「メディカルコンディショニング」をおこなう必要がある。スポーツ傷害、内科的疾患、疲労回復、傷害予防、リハビリでーションなど医師、トレーナーが直接対応する分野である。西洋医学、東洋医学的観点からの対応が可能である。精神面から個人あるいはチームを支える「メンタルコンディショニング」がある。代表的なものにイメージトレーニングがあげられ勝利に導く様々なイメージを描き、精神的に勝利に対する集中力を養う方法がおこなわれている。
(1)フィジカルフィトネス、スキルにおけるコンディショニング
・フィジカルフィトネス
筋力、持久力、瞬発力、スピード、敏捷性、柔軟性などである。方法としては筋力に対してウェイトトレーニング。無酸素トレーニングなど、持久力には有酸素トレーニング(インターベルトレーニング、持久走、ファルトレイク、ヒルトレーニングなど)、スピードにはスピードトレーニング(インターベルトトレーニング、50mダッシュなど)、瞬発力、敏捷性にはプライオメトリックトレーニングなどの方法があげられる。瞬発力、持久力、スピード、敏捷性などのすべての要素を含むサーキットトレーニングなど方法は実に多様である。これらも数年、年間、季間、月間、週間、日ごとに計画を立てて内容を組み合わせて体つくりをしていく。フィジカルフィトネスは体力の基礎的な部分にかかわるのに対してスキルコンディショニングは技術にかかわる動作のコンディショニングといえる。
 フィジカルフィトネスにおけるコンディショニングとスキルコンディショニングは別になされるものではない。それぞれの時期に合わせて割合が調整されて同時に進行していく。コンディショニングは監督、コーチがスケジュールを組むが、トレーナーとしても補助的なトレーニングをはじめ多くのトレーニングに関わることが多い。フィジカル面での体力チェック、スキル面での動きの観察をして何を補強すればいいか、監督、コーチなどの他のスタッフと連絡を取りながらトレーニングに反映させることが大切である。
(2)メディカルコンディショニング
医師による内科、整形外科、眼科、歯科、脳外科などの医療面からのサポートの他、鍼師、灸師、按摩マッサージ師、柔道整復師、理学療法士、トレーナーなどによるトレーナー活動や病院、治療院などによるサポートが主となるコンディショニングである。スポーツ傷害、疲労回復、アスレチック、リハビリテーションの分野である。具体的方法としてはアイシング、テーピング、鍼、灸、按摩、マッサージ、指圧、ホットパック、パラフィン浴、赤外線治療、低周波電気刺激、足底板、柔軟性、筋力、持久力トレーニングなど、さらにアスレチックリハビリテーションにおける機能訓練である。これらのコンディショニングの目的が疲労回復か、スポーツ傷害防止のためか、傷害を受けた直後か、現に傷害を抱えながらのトレーニングかさらにリハビリテーションのためなのか、それぞれ目的に合わせた方法を選択し実施していく。
 受傷直後の応急処置についてはRICE処置を中心に行い、受傷した部位が悪化しない処置をする必要がある。鍼師、灸師、あマ師としてはどんな場合でも鍼灸マッサージをするのではなく、状況に応じて対処していかなけれはならない。
 コンディショニングの留意点としてはセルフチェック(脈拍、血圧、体温、疲労、痛み、食欲、体調、睡眠、ストレス感、練習意欲)、プライマリーチェック(柔軟性、圧痛、筋力、瞬発力)、CPK医学検査を主とする二次性チェック(血液検査、尿検査、X線、骨シンチグラティー等)である。コンディショニングを行うには日常的なチェック機構を設けることで選手が陥りやすい障害やオーバートレーニング、貧血などの予防及び回復に役立てることができる。この分野は医師とのコンタクトが重要である。一方コンディショニングに医師的指標の乳酸や心拍数を利用し、トレーニング効果を高める方法もおこなわれている。
(3)メンタルコンディショニング
選手の精神面のコンディショニングのことである。
 競技生活の中では選手はある種特殊な環境下に置かれている、つまり心身ともに日々過大なストレスがかかりながら生活をおくっている。そこで精神的に追い込まれることが多い。特に目標の大会に向かってかなりのプレッシャーがかかり、十分な力を発揮できないことがある。選手自身が精神的にリラックスできる方法を身につけなくてはならない。同時にスタッフが選手が安心し、自信をもって競技に臨める体制と対応をしなければならない。トレーナー的立場に置かれている場合、また施術室に選手が訪れる場合いち早く状況をキャッチし対応しなければならない。具体的方法として、イメージトレーニングなどを用いられたり、POMSなどを利用し選手の状態を把握した上で対応が望まれる。また専門的なカウンセラーの対応も重要である。
3,コンディショニングはチームプレーである。
コンディショニングは監督、コーチ、ドクター、トレーナー、栄養士、臨床心理士など総合的に対応することが望まれる。それぞれ専門性を生かし連携をとりながらパフォーマンスの向上を図ることが重要である。監督、コーチはフィジカルフィトネスコンディショニング、スキルコンディショニングがうまく進められるかどうかか最大の課題である。選手の状態を見極め目標の練習、試合に持っていけるよう、またそれから起こる傷害を予防し、傷害が起こった場合は素早くサポートしていく位置にメディカルコンディショニングやメンタルコンディショニングのスタッフがいるといえる。トレーナーは監督、コーチ、医師、栄養士、心理学者との連絡役として重要な位置にいる。現場にて対応する場合はもちろんのこと施術所において連絡が取れるように、日頃からコミニケーションが重要である。トレーナー的立場におかれることの多い鍼灸師は傷害防止、疲労回復、リハビリテーションなどを鍼灸で全て解決しようとしがちであるが、多くの選択肢の一部であるという認識が必要である。それぞれの状況を判断し適切な処置方法の選択ができるようにしなければならない。

4,鍼灸の役割
コンディショニングは多くの分野からおこなわれている鍼灸の手段方法を用いて実践している選手は多い。選手の側から練習の疲労をいち早くとり、より良いコンディショニングで練習や試合に望みたいと良き手段の一つとして活用している場合が多いといえる。鍼灸の手技方法はコンディショニングや疲労回復には優れた方法の1つだとといえる。施術することにより循環機能を改善させ疲労物質除去、筋の柔軟性などを増すことができる。筋力、筋持久力、瞬発力、敏捷性などのフィットネス能力向上の一助となることができる。とりわけ傷害の予防等を含む未病治の分野において優れた力を発揮するといえる。また一方で鍼灸での経絡への刺激は筋肉のみならず臓腑にも活性化を促す上で大いに役立つといえる。しかし過信してはならない。選手に異常が発生するといちはやく監督、コーチ、医師に連絡を取り、適切な処置を施さなくてはならない。調子が上がらず急に走れなくなった場合、貧血や他の内科疾患の疑いがあるために血液検査などが必要になってくるからである。選手がオーバートレーニングになった場合、その原因は多岐にわたるために練習をおとせば直ちに回復するとは限らない。医学的処方が必要な場合もある。このような時は医師とコンタクトをとりながら対応しなければならない。東洋医学を併用することは有効である。
 東洋医学的対応の考え方としては、疲労により滞った気血を全身施術で改善させ元気を取り戻す方法である。気血生成には重要な臓腑である脾胃を中心に脾経、胃経、任脈などを施術することで気血の生成を促すことができる。選手の状況ははそれぞれ異なるため、どの経路を対象に対応するか選手の体質、現在の状況を判断して「証」を立て実施することが大切である。厳しい日常生活の中で精神的にうつ状態の場合も、東洋医学の精神面を含めた全人的な把握とそれに対する施術で有効な結果を得ることができる場合がある。これからは西洋医学、東洋医学の特徴をそれぞれ生かすことで選手への多面的なコンディショニングが可能になると思われる。

5,選手への対応
選手が陥りやすく、施術者にとっても注意を要することはコンディショニングを他人任せにしがちなことである。疲れたら鍼灸をすればなんとかなる、自分の体を何とかしてほしいという、常に受け身の状態になることである。自らの体は、自らの方法で作り上げるという根本的な態度が必要である。痛みが出でもアイシングさえしない状態で施術にかかるという態度は選手のコンディショニングへの自立が失われることにもなりかねない。選手の自立の上でサポートとして役割を認識しながら対応しなければならない。

6,コンディショニングを崩す要因
(1)トレーニングによる要因
まず問題になるのは個人にあったトレーニングの量と質である。コンディショニングで試合の直前で失敗が多いのは過度の練習である。またコンディショニングを崩すのは風邪などである。試合前に練習をしておかなければと練習量を落とすのが不安になり、大会当日に疲労が残り、体が動かないという結果になる。選手自身が気がつかないときは指導者やトレーナーが練習量調節の重要な役割を担うことになる。施術所を訪れる選手の状況を知り、問題がある場合は指導者との連絡が重要である。
(2)ストレスによる要因
①物理的ストレス
気候に関するもので、気温、温度、気圧などである。東洋医学では外因にあたる。気圧などもストレスにもなるが高地トレーニングなど低圧、低酸素を逆に利用して、血中ヘモグロビンを増加させ記録的効果をねらうことも日常的になっている。
②化学的ストレス
空気汚染、食物添加物、水質汚染など現代科学がもたらす人体に有害な化学物質をいう。海外遠征では水による疾病に注意をようする。
③精神的ストレス
狭義では精神的なものを指す。選手には日常練習そのものに対するストレスのみならず選手間、指導者間などの人間関係、プレッシャー、様々な不安などのストレスがかかる。これらのストレスの克服は重要である。イメージトレーニングをはじめ様々なトレーニング法が実施されている。
④生理的ストレス
身体に発生する病的ストレスをいう。例えば打撲、捻挫、肉離れなどの外傷、貧血、肝機能障害、胃腸障害などの内科的諸問題など医学的な問題が挙げられる。
⑤生物学的ストレス
人間が受ける生物学的ストレス。様々な感染症、海外遠征の時差ボケ、減量による失敗などがこれにあたる。身体状況を常にベストに持っていく生活のリズムつくりが大切である。

7,コンディショニング把握の指標
コンディショニングの把握は段階的するとよい。第一段階はセルフチェックである次にプライマリーチェックである。プライマリーチェックとは選手がトレーナー、医師などに受ける初歩段階の身体的チェックである。さらに細かいチェックしコンディショニングを崩している要因を医学的にチェックしていく段階を2次チェックという。内容は次に示した。

①セルフチェックの指標
心拍数、血圧、体温、平衡機能(閉眼片足起立テスト、マンテストなど)、自覚的コンディション(体調、疲労、睡眠、食欲、技術的調子など)、トレーニング内容(強度、時間、量、負担度など)、POMS(Profile of Mood Stats)
②プライマリーチェックの指標
圧痛テスト(足底部、足甲部、下腿部、アキレス腱部、膝部、腰部など障害好発部位の圧痛度)、柔軟性(下肢伸展挙上テスト、尻踵距離、股関節外旋、下腿三頭筋、腸腰筋、指床間距離)、尿検査(尿タンパク、潜血、尿中カテコラミンなど)、コントロールテスト(一定のパフォーマンステストにおける成績とその際の心拍数、血圧。乳酸値、カテコールアミンなどの反応)、フィトネステスト(有酸素能力、無酸素能力、筋力、筋持久力、パワー、瞬発力、敏捷性など)
③二次チェックの指標
血液学的指標(ヘモグロビン)、血液生化学的指標(総淡白、アルブミン、乳酸、フェリチン、アンモニア、CPK、クレアチニン、血糖、遊離脂肪酸、尿素窒素、尿酸など)、免疫学的指標[一般的炎症免疫検査(赤血球沈降速度、CRP)]、[液性免疫機能(免疫グロブリン、分泌型IgA、血清補体価など]、[細胞性免疫機能(T細胞/B細胞比率、リンパ球幼若化反応、NK細胞、単球機能など)]、内分泌学的指標(テストステロン、コルチゾール、SHBG、カテコールアミン、成長ホルモンなど)


これらの基礎となるのはセルフチェックである。自ら体調を日頃から管理し記録することでトレーニングと自らの調子の関係が把握できて、自分なりの調整法を築くことができる。セルフチェックできた上でのプライマリーチェック、2次チェックである。セルフチェックをしないままにトレーナー、医師に頼るのはコンディションを自ら築く力を養うことはできない。自らの考えに立った上でアドバイスあるいはチェックを受け修正すると同時に、力の及ばない部分については助力を求めることが大切である。コンディションを把握する場合は上に示した指標を参考に多角的にとらえ、総合的評価する必要があると同時にその中にコンディショニングを崩している要因を追求、改善することが大切である。

8,コンディショニングとトレーニング計画
競技種目に合わせてトレーニングの中でスピード、持久力、スキルなどを数年、年間、期間、月、週間ごとに組み合わせ、目標の試合に向け最高のパフォーマンスを発揮できるように体調を整えていく。年間あるいは数年計画を立てる場合①準備期(移行期) ②鍛錬期 ③仕上げ期 ④調整期に分けられる。それぞれの期に合った練習の質、量を組み合わせて競技能力をたかめていく。選手のみならず選手を取り巻く全ての人達がそれぞれの時期の内容を把握、時期にあわせた内容のコンディショニングを試みる。
①準備期(移行期)
目標の試合が終わったり、傷害後のリハビリテーションの時期であったりするので、トレーニングの質を落とし気分転換をはかりながらおこなう時期である。総合的に体力づくりをおこなうため強度を落とし、量を多く取り入れる時期である。鍼灸はリラックスを目的に全身調整をはかる施術をおこなう。リハビリテーションを必要とする場合は医師とコンタクトを取りながら機能回復を目的に施術をおこなう。
②鍛錬期
トレーニングの質量ともに多くし、オーバーロード(過負荷)の原則を最大限に利用する時期である。この時期は選手の身体に持てる力のギリギリまで追い込むのでオーバートレーニング、スポーツ傷害、内科的疾患などの多くの問題が発生しやすい時期である。コンディショニングも傷害予防、疲労回復を主とした内容となる。鍼灸はできるだけ頻度を多くし、全体の動きを観察し傷害予防、疲労回復はもちろんのこと、競技特性にあわせ負荷が過大にかかる部位を考慮に入れた施術となる。さらに疲労を取り除く、障害が起こりそうな部位、動作あるいはアラメントからくる傷害が予期した施術あるいは胃腸障害を起こしやすいなど内科的な問題を考慮に入れた施術をおこなう。
③仕上げ期
鍛錬期に作り上げた体力をもとに鍛錬期の疲労を除きながら質的な練習となり、切れ味のよい体力づくりが中心となる。鍼灸は鍛錬期に追い込んだ体の疲労回復を行いシャープな動きが可能となるようにすることが施術の目的となる。また選手がポイント的に追い込んだ時期を狙って施術を行うのもよい。
④調整期
質量ともに落とし、疲労を取り除き、体調を最大に持っていく時期である。試合前1~2週間のコンディショニングは重要で、この時点での調整の善し悪しが試合成績を大きく左右する。練習を落とすことが不安で、試合寸前まで強い練習を続け当日に疲労を残し、失敗する例はかなり多い。鍼灸は疲労を取り除き動きをよくするためどの日に施術をすれば当日にベストコンディショニングで臨めるか、選手とともに追求する必要がある。通常2~3日前にコンディショニングのために施術を望まれるが、選手により個人差があるので個々に対応する必要がある。

9,競技時におけるコンディショニングのあり方
競技時のコンディショニングは基本的には競技者本人が作るものである。鍼灸をウォーミングアップ、クーリングダウンに利用したりパフォーマンス向上、疲労回復に役立つことは十分考えられる。選手のコンディショニングの手助けする意味での施術は意義がある。施術によりマイナス影響を避けなければならない。効果を上げようとして過剰刺激になることでパフォーマンスを落とさないように、注意が必要である。
A,競技前の施術
ウォーミングアップの一貫とした位置づけで行う。コンディショニングで一番注意を要する部分である。
 選手のコンディションを崩すことのないよう細心の注意を要する。施術後必ずウォーミングアップを行い施術による異和感がないことをチェックする。
鍼・・・・響きによる異和感が残らないようにする。浅く刺鍼し、置鍼がよい。低周波治療は避ける。円皮鍼、皮内鍼の場合は動いて痛みがないことを確認する。
灸・・・・糸状灸、隔物灸のみとする。
B,競技中の施術
ハーフタイムの間、あるいは予選と決勝の間に施術を行う。軽い刺激で前半の競技の疲労を取り除き、次の競技へのウォーミングアップの目的で行う。障害を持っていたり、障害を受けた時は応急処置をおこなう。(監督、医師、コーチと連絡をとりながら対応を決定する。) 施術内容は競技前と同様刺激は軽く、選手がリラックスあるいは緊張しすぎないような配慮が必要。
C,競技後の施術
競技後の対応及び施術は競技による障害に対する応急処置及び疲労回復である。競技により発生した疲労や障害にいち早く対応するこは次回の競技に向けての準備としてきわめて重要である。
 まずアイシングを行う。鍼灸はアイシングの後におこなう。刺激量は選手の状況(疲労、体質)を考慮し、個別に決定していく。手技についても個体の状況に合わせて決定する。競技前、競技中よりは幅広い施術が可能である。使用筋肉に差があるので競技特性を考慮に入れ施術する必要がある。
背筋、ハムストリング、腓腹筋、大腿四頭筋、大腿筋膜張筋などは、どの競技にも共通に疲労が発生しやすい、このために施術が欠かせない部位である。