抹消性顔面神経麻痺


症例報告  神経系疾患 
健康手帳 



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患者像   39歳 女性 
現病歴  2010年9月1週間ぐらい前から右側頚部から肩にかけての強い凝り感を自覚。3日後に口内炎を発症、その翌日に朝起きて洗面所でうがいをしようとしたら水がこぼれたため顔面右側の麻痺に気づく、その日の朝一番で近所の耳鼻咽喉科を受診して顔面神経麻痺と診断された。涙の分泌、聴覚、味覚には異常はなかった。ビタミン剤と循環改善剤などを処方されている。耳鼻咽喉科を受診した2日後に当院に来院。 
経 過  2010年9月中旬に初診。耳鼻咽喉科での検査結果を持参しての御来院だったので確認させていただいたところ、ENoG値が42%であること、麻痺スコアが14点であることから予後良好の顔面麻痺であることを御説明させていただきました。治療は週二回で温熱療法と鍼灸治療を併用して治療をおこないました。鍼は顔面部と肩背部を灸は胸背部を使用いたしました。耳鼻咽喉科の治療と並行しておこなっていましたのでENoG値と麻痺スコアは継続的に検査していただき、良好に推移いたしまして、発症から1ヵ月後に麻痺スコアは36点となり、顔面の動きもほとんど回復したので終治といたしました。