糖尿病

内科系疾患  症例報告 

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患者像  66歳  男性
現病歴 歩いている時にふらつくようになり整形外科に行ったところ神経内科に行くように勧められたので医療センターに行ったところ糖尿病性神経障害の可能性があると言われたがはっきりした原因は不明と言われた。その後症状らしきものはあったが、2014年に入ってから右足のふくろはぎから指先にかけてヒリヒリとする痛みが出るようになりやがて左足にも同じ症状がではじめた。やがて両足の足の裏も痛くなった。
 座って立ちあがる時右わき腹がピリピリと痺れ痛くなるが数分で治まる。
脊髄外科クリニックでMRI、CT検査をおこない椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症と診断された。治療は医療センターで治療するように言われたが、医療センターでは軽度のため治療不要と言われ運動を進められた。
既往歴
椎間板ヘルニア(40歳)左足の指先に痺れが残る
糖尿病、高血圧(治療歴14年)、医療センターにて治療中
腎臓がん(2002年左腎臓摘出、2012年肺に転移摘出)
経過  初診2016年7月 両側の足膝から下、表裏の痺れ感、座ったり、ストレッチをすると右の脇腹あたりがピリピリと痺れる痛みのような感覚がある。
治療は御本人がCT画像を持参していたので確認させていただいたところ医療センターと同じ糖尿病性神経障害と思われたので、治療は医療センターと併用とすることとし、鍼灸治療は長期にわたる代謝維異状の是正と合併症の予防を目的に、両側下腿の痺れ感に対してはパルスをを使用して症状の改善を目指すことを御説明して、了承していただき治療を開始いたしました。
2回目 膝から下の痺れ感があるが前回治療後若干良くなったように思える。右わき腹の症状はまだある。
3回目 膝から下の痺れ感はまだあるものの、夜寝る時貼っているロキシニンを貼らずに寝ることができた。右脇腹の症状も前回に比べて良くなっている。
4回目 両側の膝から下から足先の痺れ感は夜ロキシニンは貼らずにすんでいるが、前回治療後1時間近く歩いたら、右側の足の裏の症状が強くなった。現在も症状は続いている。
右脇腹の症状はほとんどない。
5回目 膝から下の痺れ感はまだあるが治療すると良くなっているんじゃないかと感じる。ただ1時間程度ウォーキングすると症状が強くなる。
6回目 膝から下の痺れるような感覚はまだ残っているが、以前は足の裏を押したり、長時間歩いたりした時に痛みが出ていたが、以前より症状が軽くなっている。また寝る時にロキシニンを貼らないと寝れなかったが現在はそのようなことはなくなった。
7回目 両側膝下からの痺れるような感覚は以前に比べると大分良くなっている。ウォーキングも大分歩きやすくなっている。
8回目 今週は5日連続で仕事をしたので、疲れたためか両側の膝下の痺れる感覚は若干強くなっているが、以前の様な強さではない。
9回目 痺れ感は若干残っているが痛みはなくなっている。仕事などで疲れると症状が強くなる
この後御本人が医療センターに入院(理由は不明)により治療は中止となりました。奥様から連絡があり、両側膝から下の症状はなくなっており、再発していないとのことでした。