鍼灸関連

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2013年3月23日 現代医学鍼灸臨床研究会開催
2013年4月29日(月 祝)に東京大学医学部の鉄門記念講堂にて、第37回現代医療鍼灸臨床研究会開催されます。テーマは「美容鍼灸の展開と可能性」です。


2012年5月25日 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の息切れを和らげるのに鍼灸治療が有効
慢性閉塞性肺疾患(COPD)で起こる息切れを和らげるのに鍼治療が有効とする研究結果を、明治国際医療大学を中心とした研究チームが発表した。
 COPDは通常の横隔膜呼吸ができなくなり、本来は使う必要のない筋肉も使って呼吸せざる得ず、疲労しやすい。研究チームは「鍼治療で筋肉の疲労が回復し、呼吸しやすくなり歩く距離が延びるなどの改善が見られた」とした。
 COPDは肺気腫や慢性気管支炎、気管支喘息の総称。気管支の炎症や気道がふさがれることで呼吸しにくくなり、進行すると寝たきりになることが多い。今回は活動中の息切れを対象とした。
 COPD患者約60人をA・B二つのグループに分け、Aグループには息切れに効果のある全身の経穴20ヵ所に週一回約30分鍼治療を3ヵ月施した。Bグループには効果のない偽鍼治療をした。
 両グループ6分間全力で歩いた場合の息切れの症状の重さを、治療期間の前後で10段階評価してもらったところ、実際の鍼治療を受けたAグループでは平均5.5〜1.9と和らいだ。6分間の歩行距離もやく60m延びた。偽鍼治療のBグループは症状には変化はみられず、歩行距離は短くなった。

2010年12月9日 鍼灸医療安全対策マニュアルの配布
 本年創立60周年となる(社)東京都鍼灸師会が会員に対して60周年の記念品として「鍼灸医療安全対策マニュアル」を配布した。この本は鍼灸医療を安全かつ安心な医療として発展することを目指したものである。


2010年10月8日 第6回公益社団法人日本鍼灸師会全国大会in京都開催
 10月10日、11日の両日、京都市内の京都府民総合交流プラザ 京都テルサにて第6回公益社団法人日本鍼灸師会全国大会が「鍼灸が効く! だから治せる」ー伝統医療の真価を発揮してーをテーマに開催されます。内容は特別講演1題、教育講演1題、シンボジウム2題(鍼灸医療推進研究会) (鍼灸教育研究と臨床の接点)、一般口演21題(鍼灸臨床研修会受講者による症例報告)、青年部教育講座1題、青年部教養講座1題、臨床実技公開講座(腰痛疾患、膝関節痛につき各4名の講師による実技)、臨床特別講座(特定疾患の臨床報告)、専門領域研修講座、臨床研修会講座、各局発表(学術局・組織局・保健局・広報局)、府民・市民公開講座2題、業者展示(鍼灸・医学関係)、呈茶セレモニー、懇親会です。

例年充実した内容となっています。府民・市民公開講座は「ストレスに勝つ東洋医学(はり・きゅう)の健康法」、「免疫力をつける生活」きれい社会の落とし穴〜アトピーからガンまで〜を行います。

2010年8月9日  認知症に鍼治療
 鍼治療にて認知症の高齢者を癒そうという試みがはじまっている。東洋医学において心と体は一体、自己治癒能力を引き出せば、高齢による様々な体の不調が改善されて、認知症に伴うイライラや気分の落ち込みまでもが解消するのをみることがあります。

 認知症対する鍼灸治療の研究は中国で盛んで、ある研究ではアルツハイマー病の患者の記憶力検査の平均点数が3.7だったのが治療後4.8となった(9点満点)。

認知症の鍼治療の効果はまだ未知数である。治すことはできないが症状の進行を遅らせたり、予防することができる可能性がある。