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『言語過程説の研究』

私は、1999年10月に『言語過程説の研究』(リーベル出版)という一冊の本を出版しました。私は、この本によって、時枝誠記から三浦つとむへと継承された言語過程説の理論内容の体系的な記述を試みました。
以下、この本の目次と内容の一部を紹介します。

『言語過程説の研究』目次

はじめに
各章の概要

第一章 言語本質論とソシュール 

1 言語学の歴史と言語本質論
2 日本における<言語>
3 言語過程説の立場における言語本質論
4 ソシュール理論について

第二章 言語表現の過程的構造について

1 ソシュールの理論
ラングとパロール
パロールの循環
2 橋本進吉の理論
3 時枝誠記の理論
4 三浦つとむの理論
ラングとパロールの統一
<概念の二重化>現象 

第三章 言語過程説の基本概念

1 言語表現と非言語表現
表現とは何か?
表現は<像>の一種である
言語表現の本質
言語表現と非言語表現の相対的独立
非言語表現の例 @
非言語表現の例 A
非言語表現の例 B

2 言語規範
言語規範は規範の一種である
言語規範の発展の論理
言語規範の拘束性と自由
辞書―言語規範を推察するための書物―
言語規範は<言語>ではない

3 客体的表現と主体的表現
時枝誠記の問題提起
三浦つとむの修正
言語における両表現の特徴
零記号について

4 主体的立場と観察的立場
時枝誠記の問題提起
三浦つとむの批判的継承
観念的な自己分裂
二種類の「主体」の区別と特徴
言語における両立場の特徴

第四章 言語学上の幾つかの問題

1 言語学の対象
ソシュールの対象論
大衆形成の論理
研究対象としてのパロール

2 シーニュの恣意性
恣意性の二つの意味
《言語名称目録観》の否定
言語規範の恣意性・拘束性と言語表現の自由

3 <意味>と<意義>
<意味>の存在する場所
<意味>とは表現=物質に結びつけられた関係である
<意味>と<意義>の関係
言語表現の<意味>と非言語表現の<意味>

4 文法について
言語観と文法論
三浦つとむの文法論
<形容動詞>説の検討―朝鮮語との比較―

第五章 時枝誠記の「国語」政策論について

1 「時枝誠記と『国語』の時代」

2 『群像』選評

3 安田敏明著『植民地のなかの「国語学」』

あとがき
参考・引用文献一覧


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