牧師よりごあいさつ



「神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある助け。
 それゆえ、われらは恐れない。
 たとい、地は変わり山々が海のまなかに移ろうとも。
                 [旧約聖書 詩篇46篇1〜2節]

 久喜福音自由教会(プロテスタント・キリスト教会)の牧師、伊藤僚と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 私たちは激動と激変の時代に生かされています。大規模な自然災害も頻繁に発生し、安全と安心が脅かされる日々です。変わり果てるのは大自然だけでなく、私たちの日常の暮らし、愛する家族にとって、いや私たち自身に関しても、日々多くの難題課題に見舞われ、激変する現実の中に呑み込まれてしまいそうです。
 しかし、冒頭に紹介しました神のことばである、聖書に目を転じますと、そこにはもう一つの現実の世界が広がり、私たちに希望を与えてくれます。この詩の背景となった今から3000年の昔、イスラエルの民は多くの敵に囲まれた不穏で不安定な時代でしたが、自らが拠り頼む神からの力と助けにより、救い出され勝利を不動のものとしたのです。けっして奪われることのない安心、未来への希望のメッセージは、時空を超えて今私たちも受け取ることができるというのです。今から2000年ほど前にイエス・キリストが、真の安心と平和、希望を与える救い主、王としておいでなったからです。
 私たちの教会は2014年の夏より、教会堂建築に伴う移転を機に、皆様のお住まいのこの地より、永遠に変わらず決して奪われることない真の希望と安心のメッセージを、引き続き発信させていただきたいと願っています。 木のぬくもりと開放感たっぷりのチャペルで心からリフレッシュされ、アットホームなラウンジで、ごゆるりとおくつろぎください。