スーパーロボット大戦W
ゲーム考察




「スーパーロボット大戦W」について

携帯機で結構な数が出たスパロボシリーズが、DSになって初めて出したのがこのWです。
この直前に出た「J」が個人的に微妙な出来だったので、本作はどうなのか・・・と不安になるも、実際プレイするとその不安は杞憂。
非常に面白いゲームでありました。と言う訳でやり込みまでしてしまったし。

ただし、ゲームとしての基本的な所は正直な所「J」と大差ない。その為、このコラムに書く事も多くないです。
その辺はご了承ください。





☆ストーリー、キャラクター、音楽

分岐点等を除くと全55話構成となっている。なお、これは前作「J」より長い。また「W」の名の通りか、本作は二部構成。
その為、登場作品も続編が作られているのが多いです。登場作品は以下。

・新機動戦記ガンダムW エンドレスワルツ
・機動戦士ガンダムSEED
・機動戦士ガンダムSEED アストレイ
・機動戦士ガンダムSEED Xアストレイ
・機動戦艦ナデシコ
・劇場版 機動戦艦ナデシコ
・宇宙の騎士 テッカマンブレード
・宇宙の騎士 テッカマンブレードU
・デトネイターオーガン
・フルメタルパニック
・フルメタルパニック? ふもっふ
・マジンカイザー
・マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍
・真・ゲッターロボ 原作漫画版
・勇者王ガオガイガー
・勇者王ガオガイガーFINAL
・百獣王ゴライオン
・バンプレストオリジナル


初めてアストレイ組が登場し、テッカマンブレードU、デトネイターオーガン、百獣王ゴライオンが初登場。
結構登場作品はいるが、SEED本編を除けば空気となる作品はいませんでした。
と言うか、本作のSEEDはアストレイメインなので、本編は中盤までほぼダイジェストになっています。
この辺をどう思うかは人それぞれであろうが、正直「第3次α」「J」と続けて出ていたので、この方針は正解と自分は思う。

前作「J」は作品間のクロスオーバーの要素が薄く、話数の長さもあって全体的に薄っぺらい印象でしたが、本作はそんな事は無い。
主人公カズマとデュオの絡みとか、ゲッター、マジンガー、ナデシコ、フルメタ勢の絡みとか見ていて面白いです。
前作よりも話数自体は増えているが、二部構成となっている為に冗長な感じも無い。特にだれる事も無く最後までプレイできるだろう。
「D」「J」と2連続で微妙な感じだった主人公勢も、今作のアーディガンファミリーが面白すぎるので何も問題ない。
と言うか過去スパロボの中でも最高のノリの主人公勢と言って良いだろう。毎回このくらいなら安泰なんですけどね。

1度クリアすると、その時点の資金等を引き継いで2周目以降のプレイが可能となる。
それは過去作でも同様なのだが、本作では2周目になると物語の展開がちょっと変わる。
ラスボスも機体こそ変わらないが、パイロットは変化。展開やエンディングも当然変わる。この辺はとても良い。
残念ながら2周目では後日談が消えてしまうけど。なお、3周目以降はどちらの展開にするか選択可能。
ただ、「ちょっと」と書いただけあって、2・3話しか変更点が無いのが惜しいが・・・まぁ、文句は言えまい。

難点を挙げるとすれば、細かい分岐点が多いことか。分岐しても1話だけとか。1話だけとか中途半端なのだが。
まぁ、二部構成な事も考えると仕方ない面もあるとは思うが。「J」に比べると分岐で行かなかった方のフォローはちゃんとしている。
また、前述通りの二部構成なので各作品ごとのストーリーは結構駆け足である。この辺を気になる人がいるかもしれませんね。


音楽については、正直あまり「良い」と思った曲はない。かといって「悪い」と思った曲も特にないのだが。
曲数は多いし、戦闘曲であれば普通に再生可能なのだが・・・それでも特筆するべき点はありません。
あぁ、「第3次α」と同様にガオガイガーだけ異常に曲数が多いです。他の作品にもその曲数を分けて欲しい。





☆システム

この作品からサポート・回復系の精神コマンド(「努力」「幸運」「信頼」等)にショートカットが表示されるようになった。
その為、操作性が向上。また、前作まであった「ツメスパロボ」は本作は消滅した。作るのがさすがに大変だったか。
また「W」の名から、GBAスロットにスパロボ過去作を差し込んでおくと特別な強化パーツが貰えるサービスがあります。
それ以外の点では「J」と大差ない感じだ。ステータス画面がやや見やすくなった程度か。「J」は結構ごちゃごちゃしてたしね。

難点は出撃準備画面で「誰を出撃させているか」が非常に分かりづらい点。
と言うのは本作の出撃準備画面は背景が青っぽくなっているのだが、出撃させるユニットは下の帯が青くなるだけ。分かりづらい。
ゲーム中で何度も「出撃させたと思ったら出ていなかった」と言う事がありました。





☆戦闘・難易度

本作の難易度は全スパロボを見てもかなり低い部類に入ります。
前作ではかなり敵の数が多かったのだが、本作はその敵の数も少なくなった。敵1体1体も強いとは言えない。
さらにテッカマンイーベルを代表に、凶悪なマップ兵器持ちが味方にいるのがなおさら。
(イーベルのマップ兵器はいわば着弾型のサイフラッシュ。さらに射程・範囲も長いので過去作含めても最強クラス)

本作は強制出撃キャラが非常に多いです。これは二部構成と言う影響もあると思うが、強制出撃がないステージの方が珍しい。
これも難易度を押し下げている原因ではありますね。敵ボスも明らかに「凶悪」と言うのはほとんどいない。
しいていえば序盤のガウルンやエビルくらいか・・・。これでも過去作に比べればまだまだだが。
難易度が物足りないと言う人は、周回プレイで敵の改造度をいじる事が出来るので、そこで調節すると良いでしょう。





☆総評

面白く、そして気軽にプレイできるスパロボとして、DSスパロボ第1弾として非常に良い滑り出しをしたゲームと言えるでしょう。
自分もやり込みを含んで10回くらいプレイしていますし。
今では中古で買えばそれほど高くないと思うので、初めてスパロボに触れる人にもオススメです。





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