ひらめきアクション
ちびっこワギャンの大きな冒険
ゲーム考察




「ひらめきアクション ちびっこワギャンの大きな冒険」について

15年ぶりに復活したワギャン。
それが今回の考察対象「ひらめきアクション ちびっこワギャンの大きな冒険」です。
ゲーム名長いなぁ・・・と書きながら思ってますが(何)。
自分はこのゲーム、なかなかの良作だと思ってます。面白かったですよ。


まず、ここでは「そもそもワギャンってなんだよ?」と思う人がいるかと思うので、先にその説明から。
自分は「スーパーワギャンランド2」「ワギャンパラダイス」は未プレイなので、その点はご容赦を。


ワギャンは元来は「ワギャンランド」と言うナムコ製のアクションゲームです。
当然、アクションゲームは星の数ほどある訳ですが、自分が一番好きなアクションゲームがこのワギャン。
ワギャンが他のアクションゲームと違う点は大きい所だと以下の2つになるだろうか。
なお、自分はそれほどアクションゲームをプレイした事はないとだけ言っておく。


・敵の動きを止める音波砲が武器。無敵状態以外では敵を「倒す」事は出来ない。
・ボスがアクションではなく「しりとり」「神経衰弱」などの知力勝負。


以上の2点。ワギャンはアクションゲームにしては珍しく敵を倒す事は無敵以外では不可能。
それ故に、音波砲で敵の動きを止め、それを足場にしたりするアクションが面白いのです。
音波砲はワギャナイザーと言うアイテムを取る事で段階が上がり、より痺れる時間を長く出来ます。

さらに、ワギャンがワギャンである理由。それがボス戦の知力勝負だろう。
これはかなり特徴的なのではあるまいか。
これがまた適度に難しく、色々と知恵を絞ってプレイしてましたね。

それ以外としては以下のような特徴がありました。
・1回でも敵に触れたり(音波砲の効果がない場合)、弾に当たったりすると即死である。
・残機は得点が一定以上になると増える。
・ボス戦でパーフェクト勝利をすると「セブンアップ(残機+7)」と言うボーナスあり。
・難易度が選べた(ワギャン2以降だっけな)。
・ステージの最後にボスがいた。つまりボスを倒さないとステージクリアにならない。
・裏面も存在した。

こんな所であろうか。以下の考察は上記を知っているのを前提に話をしますのでご注意ください。





☆ストーリー、キャラクター、音楽

今作に登場するワギャンは、過去作品のワギャンとは異なる。
敵役はシリーズ恒例の「ドクターデビル」だが、このドクターデビルも過去ワギャンとは異なる。
世界観も異なる為、過去ワギャンとの繋がりは一切忘れる事。

他にキャラクターとしては、途中までワギャンについてくる男の子と女の子がいます。
まぁ、別段重要なキャラではないが、この2人と離れる時のワギャンの涙はシュールだ。


ストーリー。
島の秘宝である「シルスベ」をドクターデビルが盗み出し、島の人々の知恵をシルスベで吸い取ってしまう。
その危機に守り神であるワギャンが目覚め・・・と言うものです。
全8ステージ。

今回はそれ故に、ストーリー自体は大したものではありません。
ステージ開始時とクリア時に会話イベントがあるくらいでしょうか。
従来通り、ワギャンは喋りませんが。


音楽について。音楽は恐らくオリジナルなものと、過去作のリメイク曲が混ぜ合わさってます。
恐らくと言うのは、自分が前置きした2作品をプレイしてないからなのですが。
とは言え、無敵の曲とかがステージ曲になっていると非常に懐かしい気持ちになります。
さらに、ラスボスは「ワギャンランド2(またはスーパーワギャンランド)」のラスボス曲なのです。
この曲はまさにラスボスと言うに相応しい、ワギャンで最も良いと思う音楽。スタッフわかってる!!





☆システム・難易度

当たり前の話だが、システムが15年前のままの訳がありません。
前置きに書いたのを中心に書いていきます。

まず、音波砲が今までの4段階から3段階に減らされました(つまりガーまで)。
今までは4段階ある状態からさらにワギャナイザーを取った場合は、無敵になり終了後は再び1段階から。
今回は4段階目を取っただけでは下画面に無敵パネルが表示されるだけになり、いつでも無敵可能に。
(アクションゲーム部分は上画面です)

ただし、分かる通り下画面でパネルを押すのはどうかと・・・大抵、指で押すしかないと思うぞ。
なお、従来通り無敵になると1段階に戻る。

あと、この無敵。今作では異常な強さで、何と空を飛べる。しかも方向転換自在。
明らかにアクションバランスブレイカーである。

音波砲は今作は痺れている時間がゲージで表示されるように。そんなに意味があるとは思えないが。
また、今作では音波砲を溜め発射する事で、敵を吹き飛ばしながら痺れさせる事が出来る。
当然、これを使わないとクリアできない箇所は多々ある。

また、知力勝負とアクション部分が分離しました。知力で勝てないからステージがクリアできない!
と言う事は無くなりました。この点でも難易度は低下している。
得点が無いので、今作は「ほしのみ」と言うのを100個集めるごとに1UPする。さすがに仕方ない。


ボーナスステージではタッチペンを使用し、ワギャコプター状態のワギャンを操作すると言う事も出来る。
一部除いてボーナスステージはボーナスステージなので行く意義は薄いが・・・操作も難しいし。
なお、今作では裏面も難易度設定も存在しない。


総じて言うと、アクション部分は正直ワギャンファンが満足できる難易度になっていないのが分かる。
少なくとも旧ワギャンの雰囲気を期待するのは酷だ。
音楽は十分味わえるのだが・・・。


その代わり、目を引くのは「ちえくらべ」・・・つまり知力勝負部分だ。
これも実は本編部分だと難易度が低く、到底満足できる出来ではない。
だが、今作ではこの「ちえくらべ」部分だけをプレイ可能。さらにレベルが5段階設定されているのだ。
そして、このレベル5(最大)。普通に大人でも難しい。と言うか難しすぎる難易度だ。
これがまたクリアしたいと言う欲求が・・・。「ちえくらべ」こそがこのゲームの醍醐味と言えるだろう。
なお、ちえくらべは別コラムで考察をしますが、ここでも簡単に。

今作ちえくらべは、全てタッチペンを使用します。
ゲーム内容は全部で24種類あり、ほぼ新規。とは言え「しりとり」「神経衰弱」はちゃんとあります。
その代わり、モザイクや数字探しは無くなってしまいましたが。
タッチペン操作になったので、今までとは全然感覚が違いますが、それがまた楽しいのです。


なお、セブンアップは当然ない。その代わり、成績(金・銀・銅)によって貰える実の数が変わる。
金なら1UPだが、当時を知る人間にとっては寂しい感も。

あと、ワイヤレス対戦が可能です。とはいえ、自分は未プレイなので何も判断できませんが。





☆総評

とにかく「ちえくらべ」。これに尽きる。
ちえくらべがダメだったら、さすがにこのゲームは評価できなかっただろう。
たった1つの要素で個人的に良作以上にまでしてくれたのだから、今作には大満足です。

・・・・出来れば、次回作も期待したいのですが・・・ダメですか?





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