| ポポロクロイス4作 簡易レビュー |
ポポロクロイスとはPSで初めて登場したRPGのシリーズで、元々は漫画だったようだ。
現在までに6作あるのだが、このページでは以下のゲームについてのレビューとなります。
「ポポロクロイス物語」(以降は「初代」と表記)
「ポポローグ」
「ポポロクロイス物語U」(以降は「U」と表記)
「ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険」(以降は「ピエトロ王子の冒険」と表記)
「ピエトロ王子の冒険」は初代とUのリメイク版+αで、PSPで発売。
それ以外の3作は現在では「PS3/PSPゲームアーカイブス」でダウンロードする事が出来、どれも600円でダウンロード可能。
自分がプレイしたのはこのアーカイブス版です。まぁ、性能は元と同じのはずだけど。
自分がこのシリーズを知ったのは実は4コマから。初代のみ4コマを持っていたんですね。元ゲーを知らないにも関わらず。
興味自体はあったのだが、結局プレイしないままこのままズルズルと・・・ってなんかこのパターンばっかりですけどね。
さて、本題に入りましょうか。
●ストーリー・キャラクター面
3作とも主人公は全てポポロクロイスの王子ピエトロで、初代が10歳、ポポローグが12歳、Uが15歳の時の話となっています。
簡易レビューなので詳しいストーリーを書く事はしませんが、文面の中で簡単には書いています。
○「初代」
ピエトロが10歳の誕生日の時に、ガミガミ魔王にパウロ国王の「知恵の王冠」を盗まれてしまい、それを取り戻すために旅立つと言うのが最初です。
その後、母サニアを助ける為に冒険を重ね、最終的に10年前にポポロクロイスを襲った「氷の魔王」が復活、それを倒す事になります。
ストーリー的には王道そのものなので安心して見ている事ができます。逆を言えば展開を読みやすいとも言うかな。
ピエトロが可哀そうなくらい敵に利用されまくりな感があるけど、この辺も王道と言えば王道か。
基本的に一本道・・・と思いきや、意外と期間限定のイベントがあったりするのでその辺が結構な罠にもなっている。
王道すぎるのであまり書く事がないですね。また、アニメムービーも結構多いです。なお、クリア後の要素はありません。
キャラクターはこのゲームでは固定でピエトロ、森の魔女ナルシア、白騎士、そして上で述べたガミガミ魔王の4人です。
ボイスありなんですが、戦闘中では技や魔法の名前くらいしか喋らないので、ムービー時はともかく戦闘時ではあまり効果的では無いです。
キャラクターが少ないが故に、個性は十分。特にガミガミ魔王はその豪快・・・と言うかアホな性格のせいか見ていて非常に面白い。
逆に白騎士は掘り下げが少なかったが、この点はUで結構良くなる感じです。
○「ポポローグ」
前作から2年後。突如ポポロクロイスの周辺が「夢幻魔王」と呼ばれる存在に「夢幻フィールド」に取り込まれてしまう。
何故かパウロ国王にのみ聞こえる声があり、パウロはその謎を解く為に城を出てしまう。父親を捜すためにピエトロは旅立つと言うのが大筋。
大筋では確かにそういう話であり、実際に序盤でパウロとピエトロは1度再会する。どちらにせよまた黙ってパウロは旅立ってしまうのだが。
上記の通り、本作の主軸はどちらかと言えばピエトロと言うよりパウロにあるのだが、中盤以降はストーリーとしての面白みは正直皆無。
パウロと次に出会うのは最後の最後であり、この際にパウロが何をしていたのかは各ダンジョンの立て札等から辛うじて判断できる程度。
また、ピエトロ側の物語もほとんど見所は無く、淡々と物語を進めていくだけである。これで盛り上がれと言っても無理だ。
例えばストーリーが進むごとに現在のパウロの状態等が映し出されるだけでも印象が違ったと思うんだけど。
後述するが、システム面で様々な要素を入れていた為、ストーリー性が犠牲になったのか・・・?とさえ思う。
プレイ時間も寄り道等をしなければ10時間は軽く切ってしまうだろう。ストーリーには期待するだけ無理がある。
なお、このゲームにはクリア後の要素があり、本編のデータを受け継ぐが、物語としては完全に独立している。
イメージで言うなら「ヴァルキリープロファイル レナス」のセラフィックゲートを想像してくれればOKかと。
クリア後ダンジョンでしか仲間に出来ないキャラもいる。
キャラクターは今作は固定なのはピエトロのみ。ナルシアとガミガミ魔王も登場こそするが、仲間にはならない。
その代わりに仲間になるのは「傭兵」と言う存在で、なかなか人数が多い。傭兵によっては複雑な手順を取らないと仲間に出来ないキャラも。
傭兵によって性能が違うので結構楽しいかも。ボイスも傭兵全てにある。
前作と違いセリフは少し増えたが、相変わらず技や魔法では名前を言うだけ。残念。また、傭兵は2人しか仲間に出来ない。
先ほど傭兵は2人しか仲間に出来ないと書いた。ピエトロを含めると3人だが、ここに4人目を入れる事が出来る。
ただし、この4人目は基本的にNPCで、一般人。この一般の人で仲間に出来る人が何人かいる。
戦力としては度外視だが、それぞれ何からの特殊能力を持っているのが特徴だ。
○「U」
初代から5年後。ピエトロが15歳になった時の物語。会話上ではポポローグの話は出てこないので、「U」と言う名前の通り、初代の続きと考える方が良い。
(公式HPの年表によると、ポポローグの話は夢物語と言う扱いになっている)
初代同様に物語自体は王道だが、初代に比べるとより恋愛要素などが多くなっている。
ピエトロが成長している事もあって、初代からの印象とはだいぶ違うので面白い。さらにイベント時はフルボイスだ。
初代に比べると話の範囲が非常に広がっており、初代では特殊な存在だった「竜」もこの作品では普通。
「神々」「妖精」と言った国も出てきており、今作で初代からの謎は解けるようになっている。
後半の2作ではピエトロの息子の話となっているので、このUがピエトロ最後の冒険と言う扱いに現在はなるのかな。
初代に比べるとややショッキングなシーンも多いが、だからこそエンディングで感動する事が出来ると思う。
キャラクターは初代の4人に加え、さらに数が増えた。最終的にはピエトロとその中から3人を選択する事が出来る。いつでも入れ替え可能。
キャラの個性はやはり強いし会話も面白いのだが、ガボと鬼面童子は出番が少なすぎて泣ける・・・前者は1章と最後、後者も2章と最後だけ。
他キャラに比べて扱いに差があり過ぎではなかろうか?
難点は、初代以上に基本一本道な点だろう。最終章まで来ればややサブイベントがあるが、それ以外は一本道だ。
そのせいかどうかは分からないが、今作かなりプレイ時間的には短いイメージ。自分のクリア時間が約15時間だし・・・。やはり短いな。
クリア後ダンジョンとかがあればまた違ったとは思うんだが、それすらないし・・・。
○「ピエトロ王子の冒険」
初代のリメイクである「氷の魔王編」、Uのリメイクである「女神マイラ編」、そしてその間にこのゲームオリジナルの「闇の獅子王編」の計3つがある。
まず「氷の魔王編」だが・・・かなり初代のストーリーを端折っている。正直、端折りすぎと言うくらい。全4章だが、4章はエンディングのみなので実質3章。
また、端折った影響で当然に物語自体が変わっている。具体的には最初の「知恵の王冠」を奪われる1章部分がほぼ完全カットされてるとか。
相当に端折ったせいか、キャラの印象も違う・・・と言うかこの初代のピエトロは全然10歳に見えず、かなり大人びている気が。
カイについても出番が全然ない。カナリシアとか存在すら消されていたり。
「闇の獅子王編」・・・このゲームオリジナルと言う事で期待したのですが、ハッキリ言って期待外れだ。
そもそも3章のうち1章はピエトロが「知恵の王冠」を取りに行く・・・つまりUのオープニング部分だ。つまり、2章しかない。
そして展開自体も盛り上がりに欠け、最後の最後・・・闇の獅子王から元に戻る場面も妙にあっさりしている。
なんというかこう・・・もう少し親子の絆と言うのを描く終わり方に出来なかったのだろうか?ただ光を発して元に戻りましたじゃちょっと。
唯一の見所と言えば鬼面童子と一緒に戦うと言う点か・・・その為、今作では多少は存在感を発揮するように。
ただ、ラダック仙人の弟子と言う設定にはなんか違和感があるんだが。と言うかムリヤリ感ありありの設定にすら感じます。
「女神マイラ編」はさすがに最後のUのリメイクだけあって、こちらは端折り感は少ない方だろうか。まぁ、「氷の魔王」編に比べればではあるが。
ただ、評価する上で厳しいのはUで言う3章部分がほぼ完全カットされたと言う事。
ここはピエトロがパーティーに参加にしていないからと言う理由であろうが、これのせいでキャラ描写がかなり薄くなってしまった。
ピエトロがいないからこそ、いない中でキャラがどう動くのかと言うのが見所だったのですが。
その為、ジルバはまだいい方だが、レオナとかかなり印象が薄い。ガミガミも見せ場がほぼ完全カットだ。ガボの扱いも変わらない。これは非常に残念だ。
あと、今作では未来が既に分かっているのだから、ピエトロとナルシアの結婚式のシーンでも見せて欲しかったなぁ。
総合的に言うと・・・ストーリーを目当てにプレイするのなら、本作では無くリメイク前をプレイするべきだろう。
容量内に頑張って入れたのは分かるのだが、端折りすぎだし「闇の獅子王編」は期待外れだし・・・。
ただ、リメイク前をプレイしていて、リメイク前との変化を楽しむのであればありだとは思う。
●音楽
いつもなら音楽面を語るのですが、残念ながら本ゲームはどれもプレイ場所が場所なので音無しでプレイしている事が多かったのです。
その為、今回のレビューでは書く事はできません。
●システム面
○「初代」
移動速度は普通で、特に気にならない。移動手段だが、各地点に「竜の柱」と言うのがあり、ここから移動可能。
また、最後にセーブした地点なら「でもどりランプ」と言うアイテムを使えば帰還可能。
それ以外は徒歩で移動するしかない。ここはだいぶ辛い印象。アイテム整頓はある。
装備品を変更する場合、装備品の説明を見る事が出来ないのは痛い。普通のアイテム欄からなら見れると言うのに。
エンカウント率に関しては普通かな。エンカウント率ダウンの「マジカルロード」と言う魔法があるが、効果は薄い。
今作以降もそうだが、「おみやげ」と言うコレクション要素あり。またモンスター図鑑も存在している。
銀行はないが、銀行にあたる「ブタちょきんばこ」があり、ここに入れる事で貯金が可能だ。
○「ポポローグ」
移動速度は問題ないが、移動手段が「竜の翼」と言うポポロクロイスにのみ帰還できるアイテムが主に。
一応「リターン」と言う魔法もあるのだが、最後に立ち寄った町に戻るだけ。
え?前の「でもどりランプ」と同じじゃないの?違います。「最後にセーブした場所」と「最後に立ち寄った町」では意味が違う。
このゲーム、町と町の間には必ずダンジョンがあり、そのダンジョンを通らないと行く事が出来ないのです。
場所によってはダンジョンの後にダンジョンと言う場合も。
その場合は必ず途中でセーブポイントがあるのですが、「リターン」を使うと出入り口までに戻りたいのに町に戻ると言う状態に。
この仕様のせいで、正直「リターン」の存在意義があまりない。ってか「最後にセーブした箇所」なら色々と調節が効いたのに・・・。
ダンジョンは1度突破すると「近道」が設定されるのだが、これがまた「近道」レベルであり、ちゃんと道を覚えていないと結局迷う。
ここまで書けば分かるように、ポポローグは初代に比べるとかなりシステムが変わっている。ストーリーがダメな分、システムが充実しているのだ。
初代から引き続いた「おみやげ」と「モンスター図鑑」、各所にあるスタンプを押す「スタピン」、各ダンジョンの踏破率が乗る「夢幻フィールド帳」
ピエトロの心情を綴る「ピエトロ日記」、また傭兵に対してダンジョンへ探索させる事も可能。銀行は今回ちゃんとある。
あとは「ビンに魔物を詰める」とか、特定の武器を鍛冶屋で鍛える事も出来る。
整頓は何故かカテゴリごとにしかできず、スクロールもしづらくなった。何故だ。また、前作の問題点の装備品変更時の説明がないのも変わらず。
このゲームのダンジョンは所謂「不思議のダンジョン」状態で、入る度に構成が変わる。
と言っても、ただ地形が変わるだけで、基本的な要素(宝箱の数とか)はほぼ同じ。あくまでも演出の都合と言う程度の見せ方しかされてない。
その為かどうか知らないが、本作はダンジョンの踏破率が分かると言うのに、そのダンジョンマップを覚えてくれないのだ。
魔法「ホーリーマップ」でマップは表示されるが、毎回毎回1からである。これのせいで道とかちっとも覚えられないんだが。
この演出は正直言って不要だし、意味がないと感じたこのゲーム一番の箇所である。
エンカウントは前作はランダムだったが、今作はシンボルエンカウントとなり、最初から表示されている。ぶつかると戦闘に。
敵によって思考は様々だが、向かってくるタイプが多い。レベルが上がると逃げ出す敵もいるが、それでも向かってくる敵がいる。
このゲームのダンジョンはストーリーが進むごとに移動箇所が増えていくのだが、そのせいで最初のダンジョンの敵とか戦いたくない。
ところが、シンボルエンカウント方式の為に逃げづらいのだ。「マジカルロード」なしでは正直面倒すぎて探索にならないくらい。
以上から考えると、ストーリーを進めるごとにダンジョンが広くなる=何度もダンジョンを探索させるのが目的なのに、探索はしづらいと言う相反性は辛い。
「マジカルロード」は効力こそ長い方だが、消費MPが10と結構大きいのも辛い所。MP回復アイテムは持っておく必要があるだろう。
○「U」
移動速度に問題はない。移動手段は今作は基本的に徒歩のみ。と言うかダンジョン脱出法すらない。
ただ、本作はダンジョンが狭いのであまり気にならないだろう。イベントクリアすれば勝手に脱出するし。
拠点移動については最終章に来ればドラゴンで移動できるので快適。大陸も狭い方なので、徒歩だけでも今作は問題なかった。
アイテムについては自動的に整頓されるように。また、やっとこさ装備画面で説明が見えるようになった。
ポポローグにあったシステムはほぼ完全消滅しており、残ったのはいつもの「おみやげ」だけ。「モンスター図鑑」すら消えた。
クリア後に過去のイベントを再生できる「アルバム」と言う要素はあるが、これもクリア後で判明するので取り逃すとどうしようもない。
せめて「日記」くらい残しておいてくれればいいのに・・・。
そして、エンカウント率が非常に高い。本当に少し走ると出てくるので鬱陶しい。
その代わり、「マジカルロード」が完全エンカウント0かつ消費MP少ないかつ序盤で覚えるので、そこでバランスを取っているようだ。
ピエトロがいるなら問題ないが、ピエトロなしの3章では地獄のエンカウント率を思い知る事になる。
○「ピエトロ王子の冒険」
基本的なシステムはUだが、色々と調整が入っている。が、相変わらず移動手段は徒歩だ。いい加減にして欲しいのですが。
「モンスター図鑑」が復活し、「おみやげ」は続行した。しかし、悪く言えばそれ以外に目新しいのはない・・・。
「マジカルロード」の仕様はそのままで、エンカウント率が減少した。
中断機能もある。これは中断と言うかコンティニュー機能で、何度でもそこからやり直す事ができるので、そこは良かった所か。
本作はUと同様に物価が高い割には、Uより入手できるお金は少ない。ましてや「マジカルロード」でザコを無視しているとなおの事。
また、3編でレベルや装備等を共有する為か、経験値も少ないのも気になる。
●戦闘面
○「初代」
どのシリーズにも言えるが、戦闘になるとその場で戦闘に突入する事になる。「その場」なので、歩いているマップの地形等によって難易度は異なる。
戦闘時はFEのようなマスゲームであり、そこからコマンドを選んで「攻撃」や「魔法」等を移動しながら戦う。
で、まずは初代なのだが、このゲームの見た目に反して難易度は意外と低くない。
序盤のダンジョンで宝箱を開けた⇒ミミックだった⇒戦闘したけど全滅。とかは誰でも通りそうなパターンかもしれない。
特に序盤はこちらも出来る事が少ないため、どうしても力押しにならざるを得ないと言うのも・・・。
他2作にない要素として、このゲームには「気力」がある。
「気力」はゲージで示されており、最大で2ゲージ分まで溜める事が出来る(初期状態は1ゲージ分溜まっている)。
気力が上がっているほど攻撃力が上がると言う仕組みになっており、通常攻撃や特定の技で気力を消耗する。
強敵相手では気力を維持しながら戦えると多少は楽に戦えるだろう。
特殊能力として全員が「必殺技(ナルシアは大魔法)」を持ち、ピエトロとナルシアが「魔法」を使う事が出来る。
魔法の方はMPを消費するが、必殺技(大魔法)の方は特に消費はない。その代わり攻撃力低下とか1ターン動けないなどのデメリットを持つのも多いが。
魔法に関してはレベルが存在し、レベルアップによって効果が増す。
このゲームで辛いのは何と言っても全体攻撃の乏しさ。全体攻撃はほぼナルシアの「ホーリーバースト」を使うしか無い状態なので。
ピエトロの「イナズマ落とし」は発生にターン経過が必要だし、白騎士の「ソードフレイム」はステータス減少デメリットがあるので2発目は期待できない。
ガミガミの「ガミガミキャノン」は威力が非常に高いがデフォルト1発・・・あるアイテムで回数が増やせるが手間がかかる。切り札的な感じ。
と、ここまで書いたものの、中盤以降はけして難易度が高くないのだが。
その理由ははズバリ「アイテム」で、このゲームはアイテムは装備しないと戦闘中に使う事はできない。
1人につき2種類持たせられるが、あくまでも「2種類」なので、同じ種類のアイテムはそのまま持っている数だけ持てる事になる。
このゲームには全体回復アイテムがあり、しかも普通に売っている。その為、単純に回復アイテムと蘇生アイテムを持ってゴリ押しすれば難易度はぐっと減る。
後半はアイテム勝負になるだろうか。
このゲーム最大のシステム的な謎は「逃げる」にあり、戦闘に突入した直後と、その後に個別に選択した場合では挙動が異なる。
前者の場合はパーティー全員で逃走するが、後者の場合は選んだキャラしか逃走できない。
よくある個別逃走か?と思いきや、この時点で残ったキャラが全滅すると普通に全滅扱いになる。意味ないだろ、この仕様。
さすがにこの仕様は「ポポローグ」以降は削除されました。
○「ポポローグ」
初代と基本システムは同じだが、「気力」の概念は消滅。また、前作では消費なしだった必殺技が「TP」と言う数値を消耗して使用するようになった。
魔法についてのレベルアップは同様だが、今回は最大レベルが4になっている。また「気力」の概念は今作にはない。
前作で猛威をふるったアイテムだが、本作ではわざわざ装備させなくても使用可能になったが、最大所持数が各種9つまでになった。
と言ってもやはり全体回復アイテムは普通に買えるので、やはり猛威をふるう事に変わりはない。
今作の難易度はかなり低く、寄り道をしない限りは苦戦する要素はない。
寄り道した場合、その時点の周辺敵とはケタ違いの敵相手に瞬殺される可能性は十分ある。ラスボスはかなり弱いのだが・・・。
前作のネック、全体攻撃は今作は「魔法書」と言う概念がある為、これを使う事である程度は誰でも覚える事が出来る。
「逃走」についてはちゃんと一律で全員逃走になりました。
○「U」
システム的には初代に近くなり、アイテムが再び装備状態でないと使えないようになった。
また、キャラによって装備できる部位に差がある。白騎士はアイテムを1つしか装備出来ないが、ガミガミ魔王は4つも持てるなど。
「気力」概念は今作でもなし。
今作は「魔法」「必殺技」は「特技」と言う概念にまとめられ、どれもMP消費になった。
そして、今作ではこの特技がものすごく強い。と言うか、後半ですら強すぎてほとんど敵を一撃必殺である。
とは言え、その条件は相手も同じである。相手から2〜3回攻撃されたらこちらも普通に倒される。
その為、まさに「殺るか殺られるか」と言う状態であり、ステータスの「素早さ」によって強さが全然違ってみえるだろう。
自分はなんだかんだ言いつつ全滅したのは、鋼鉄魔王城の中ボストリオだけなのだが。ラスボスは弱いしね。
特技の成長は今作でも存在し、ある程度レベルが上がるとさらに上位の技にクラスチェンジする。
また、過去2作ではレベルが上がっても威力の上昇くらいでしか成長が実感できなかったが、今作ではレベルが上がるごとに攻撃回数の増加や、攻撃範囲が広くなる。
その為、はっきりと成長が見て取れるのがかなりの高評価です。
逃走については、今作では100%逃走可能なようだ。その代わり、逃走する度にお金を落とすとか言う微妙に厳しい仕様に。
今作は物価が高いので、逃げていると物が買えなくなるのは辛い。やはり戦う気が無いなら「マジカルロード」安定だ。
○「ピエトロ王子の冒険」
システム同様にUが基本となっている。アイテムを装備する必要が無くなったので、やはりアイテムゲーになりがちに。
「気力」概念は一応あり、「気合い」コマンドを使う事で次の順番の攻撃力をアップできるという仕様に。
特技のレベルアップは今作も存在するが、今作ではクラスチェンジはなくなり普通に取得できる。
ただし特技の種類自体は減少したが。後述するが、今作は攻撃力が低くなったせいでレベルが上がっても強さがあまり実感できなくなってしまった。
この辺は難易度を下げた反動と言う事になるだろうか。
今作の難易度は相当に低く、敵もかなり弱い。と言うか「女神マイラ編」まではあまりに弱く、速攻でボスでも倒せちゃう。
「女神マイラ編」でも別に強い訳じゃない。ほとんど気軽に戦えると言って良いくらいだ。
しかし、そのせいか・・・今作は戦闘がほとんど作業なんだ。もうやっている事は気合い入れて特技放つ。これしかやってない。
お互いの攻撃力が低い為、こちらは特技の連発が必要になったし、相手からの攻撃もさほど痛くない。
Uにあった良い意味での緊張感が無くなり、本当に作業感しか残らないのである。非常に残念だな。
今作、一つ意味不明な仕様があり、それは「逃走」。初代に続いてまたかよと思われそうだが、本作の仕様は別にUと大差ない。
が、1つだけ・・・何故かボス戦でも逃走が可能と言う事。
しかも「気合い」後は「気合い」コマンドが無くなるので、「気合い」使ったの忘れてもう1度使おうとしたら逃げちゃったとか何度かあった。
意味あったのか、これ・・・。ボス戦で2度目に戦う時のセリフを見る事くらいにしか利用価値が見出せない。
結局3作について言えば、ストーリー重視なら「初代」「U」、システム重視なら「ポポローグ」と言う状態。
欲を言うならこの二面性が両方あれば最高なのだが・・・さすがに難しいのかなぁと。
自分はこの3作はどれもそれなりに楽しめたと言う感じですかね。アーカイブスが出来る環境なら是非どうぞ。
「ピエトロ王子の冒険」については、評価が厳しい。さっくりやりたいのならこちらでもいいのだが、恐らくプレイしてもあまり面白くない。
ストーリーは端折られまくりだし、戦闘は面白くないし・・・と。
本作を最後にポポロクロイスのゲームは出ていません。個人的にはせめてピノンの物語くらい終わらせて欲しかったけど・・・利益が見込めないとすれば仕方ないか。