遊戯王デュエルモンスターズ 光のピラミッド
簡易レビュー




遊戯王は映画が2本作られており、その内の1つがこの「光のピラミッド」です。
もう1本はデュエルモンスターズとなる前の東映版なのでまぁ、除外と。
元々はアメリカで放映された為、日本では一般公開されず。1度だけテレビで放映されましたが、自分はその時に見ませんでした。

そしてこのコラムを書いた翌月には、遊戯王で新たに映画「遊戯王〜超融合!時空を越えた絆〜」が公開されます。
と言う事で、どの程度の映画の出来が期待できるか?と言う事を込めてDVDをレンタルして視聴しました。
その簡易レビューとなります。なお、上映時間は101分間。長さとしては適当な所。


物語の背景としてはバトルシティ終了後。つまり遊戯が神のカード3枚をすでに所持していると言う状態からスタートする。
その3枚の神のカードを打倒するべく海馬はペガサスにデュエルを挑み、神を超えるカードを手に入れる。
しかしペガサスが作りだしたカードは1枚のみ。なのに海馬が持って行ったカードは2枚・・・残り1枚の正体は・・・と言う導入部分。

デュエルは短いのを除くと2回のみで、海馬VSペガサス、遊戯VS海馬のみ。
最後に出てくるラスボスのアヌビスは、海馬とのデュエルを引き継いでいるので回数にはカウントしない。
短いのでは城之内VS一般デュエリストが2回、遊戯VS海馬のシミュレーションによる対決がある。


●良かった所
まず、遊戯王デュエルモンスターズの根幹部分(と自分は思っている)の「友情」「デュエル」の2つの要素が上手くマッチしている事。
この手の映画だとどちらかと言うと「デュエル」部分に偏らせるのが多いかな?と思っています。
(視聴者は大半は遊戯王経験者であるはずなので、ストーリー云々よりデュエルシーンの方が重要と言う印象があります)

が、この作品ではどちらも両立させている。どちらも重要と言う事がスタッフの間で良く分かっています。
と言うか自分がどちらかと言えばデュエル重視だったのですが、そんな考えは間違っていた事を実感しました。
特に杏子が遊戯たちに語りかける場面は、音楽と相成ってジーンとする感動シーンである。

また、この作品のキーカードは「光のピラミッド」と「青眼の光龍」である事は疑いない。
そしてその「青眼の光龍」が劇中3回も召喚され効果を発動すると言う演出も良かったかなと。
主人公は遊戯ではあるが、序盤ではむしろ海馬の方にスポットが当たっているのもポイントが高い。
だからこそ最後に海馬のカードで締めると言うシーンがより映えたのだろうし。

デュエル自体は・・・実は特に思い入れはないんですよね。と言うのは実は小説版をサラサラと流し読みしちゃった事がありまして。
完全に初見であればもうちょっと違う感想が出たかもしれないのですが。とりあえず楽しめるデュエルでしたが。


●気になった所
ストーリー部分では特にないが、デュエル部分では・・・特にアヌビス登場後は時間の余裕が無い為か、かなりの駆け足であった。

・城之内と一般人のデュエルで、「お注射天使リリー」で先攻1ターン目で攻撃してきた。
・「光のピラミッド」のテキストが劇中で確認できるが、テキストがOCGまんま。つまり神を除外する等の効果は書かれていなかった。
・「アンドロ・スフィンクス」「スフィンクス・テーレイア」が召喚されたターンに攻撃しなかった(正確には出来なかった)理由の説明がない。
・「アンドロ・スフィンクス」は効果を説明したのに、「スフィンクス・テーレイア」は効果の詳細な説明なし。一応、遊戯が理由を考えてはいたが。
・最後の神3体のステータスが不明。オシリスとラーはともかく、オベリスクは「攻撃力∞」であることを示すべきだったような。


のような部分。特に2つ目はテキストが普通に確認できてしまう為、どうも違和感が付きまといました。
1つ目もせめて日本での公開の際に直してくれても・・・と言う気も。まぁ、コストが無駄にかかるから、ちと難しいとは思うんだが。
まぁ、小さい所ではあるんですけどね。


●ちょっと考察
海馬は最終ターン「青眼の光龍」第3の能力「シャイニング・ノヴァ(自身を生け贄にして場のカード1枚を破壊する)」で「光のピラミッド」を破壊します。
これはアヌビスに利用されていた自分を認め、このケチのついたデュエルを終わらせる為に「光のピラミッド」を破壊するわけです。
感動のワンシーンなのですが、少し考えるとちょっと変な気が。

そもそも利用されていた事実を認めたのはシャイニング・ノヴァを発動した後です。と言う事で何らかのカードを破壊する為に元々発動したはず。
何のカードを破壊しようとしたのでしょう?普通に考えれば「翻弄するエルフの剣士」でしょう。
破壊後に「異次元からの帰還」で三幻神を復活させて攻撃・・・とは思うのだが、「光のピラミッド」がある状態で三幻神出せたのか?
あくまでも三幻神は「除外」扱いだったから、除外ゾーンからの復活ならば「光のピラミッド」を無視できたのだろうか?

無視できたとするならば「翻弄するエルフの剣士」を破壊すると思うので勝ち。
が、「光のピラミッド」を無視できない場合は・・・そう、最初から「光のピラミッド」を破壊するつもりだったんじゃないか?
その後に「異次元からの帰還」を使用して攻撃・・・と考えるのが妥当。でも、この方法だと普通に考えれば勝てないような。

「翻弄するエルフの剣士」の効果で、神の攻撃と言えど戦闘では破壊されない・・・。勿論「ゴッドハンドインパクト」なら無視できた可能性が高いけど。
でもアニメだと同じ攻撃力∞の「蛇神ゲー」の攻撃を防いでいたような覚えが・・・やっぱり駄目かも?

ラーの効果「ゴッド・フェニックス」で破壊できればいいんだろうけど、海馬はテキスト読めるのかな?まぁ、原作で読めてたからやっぱりできたのだろうか。
となると、やっぱり勝てた・・・う〜む、色々考えて訳が分からなくなったぞ(笑)。

そう考えると・・・あくまでも海馬は勝利に向かって行動したのかなと。まぁ、海馬らしいとは言えますけどね。
「ケチのついたデュエルを終わらせる」=デュエル自体を中断するではなく、あくまでも海馬は勝って終わろうとしたんでしょうね。


もう結構古い作品になりますが、結構良作だと思うので、遊戯王が好きなら十分見ごたえがあります。
見終わった後、今まで見なかった事後悔したし・・・。では、今回の簡易レビューは終了。

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