引き続き馬車道。ベンチで腰掛け推理を話し合う二人の横
を、現金輸送車が通り過ぎ車庫に入っていった。これを見た新
一は、平次と遭遇する前に廃墟ホテルで小五郎と見つけたバ
ッグの中身をふと思い出す。バッグの中身はマスクや拳銃、4
月4日付のレシート数枚。

　その日に現金輸送車強盗事件があったのでは、と、思い至
った新一は、近くにいた辻占い師に、最近このあたりで強盗事
件がなかったか訊ねた。

　辻占い師から、4月4日にすぐ近くの道で現金輸送車強盗が
あったという証言を得た二人は、それを調べるべく身を翻しそ
の場を去ろうとする。占い師はそんな二人を呼びとめ、

「今日はあなた達にとって、人生最悪の日になるわ。」

　と、不穏な予言をする。お家に帰って寝ていた方がいいわ
よ、と助言を加える占い師に、平次と新一は、

「ああ。」

「人生で最良の日に変えたらね。」

　そう言い残して立ち去ります。

　…意味深じゃあありません？！

　人生最良の日って、そうそう幾日もあるもんじゃあないですよ
ね…？言い切るってことは、俺ら　　二　人　で　　最良の日に
しちゃえ〜♪いっそ挙式しちゃうぞ☆いやもうハネムーン行っ
ちゃおっか(≧▽≦)ノ゛みたいな気分なんでしょうかね？！（い
い加減にしろ；）

06'04.16.