★対決麗子!






 小五郎と依頼者のいる部屋に、

おんぶで(しつこい;)

 駆けつけたふたりは、すんでのところで小五郎の推理ミスを
食い止める。

 「すまん、オッサン。」


 平次にドカっと殴られて気絶する小五郎…この映画で唯一
平次自らが倒した人物なんじゃあ…(゜▲゜;)

 そうそう、ここでもコナンの新ちゃんと話す時、平次君はしゃ
がんでいるのです♪推理の時も戦うときもいつも同じ目線で共
にありたい、ってとこでしょう(≧≦)/(夢見すぎ)





 盾と矛を武器に持ち依頼人に直接会った二人は、そこで西
尾射殺事件の真実と真犯人を語る。依頼人、伊東末彦が自ら
西尾を射殺した、と思わせて、実は清水麗子が裏ですべてを
動かしていたのだ、と。

 麗子を好いていたらしい伊東は、二人の語ったこの真実を、
うそだ、と否定し続ける。その背後から、

「ウソじゃないわ。」

 と、声がひびいた。新一と平次がその声のほうを振り返る
と、そこに居たのはすでに自殺したと思われていた、清水麗子
本人だった。ここまですべてはうまく行っている、もうアナタは
必要ないの、と言うと、伊東と、そばに居た新一、平次に向か
って拳銃を発砲してきた。

 新一は高速ボールで応戦するべく、盾で弾をかわしキック力
増強靴に力を込めるが、負傷した左足がどうしようもなく痛む。
そんな新一を見た平次は、銃弾を避けつつ、

「工藤、じっとしとけ!」

 と、盾越しに近寄る。相手の拳銃は8発が限度、撃ち終わっ
たらこちらから反撃に出て、自分がケリつけるから任せろ、と、
怪我をした新一を気遣う。





 近すぎるんですよねここの二人!耳打ちするからってこんな
に近づかなくても良さそうなのに(笑)。しかも平次、「ケリつけ
たるから」って言いながら新一にウインク飛ばしてる!おれが
守ったるから安心してろや、みたいな(><)!(だから麗子さ
んに狙われるんだ色んな意味で;)





こうして麗子さんは二人をあの世へ送ってやろうと決心しました(笑)

(そんなとこで二人でいちゃついてんじゃないわよっ。アタシの
ほうはろくでもない男ばっかりでどーしよーもないってのに
っ;!!)



 前後しますが、服部君が小五郎を倒し(あわれな…)、伊東
の部屋にいざ向かおうと二人で歩き出すと、新ちゃんの左足
の怪我が痛む、というシーンがあります。このとき即座に、すぐ
後ろに控える平次が、とっても心配そうに、手を貸そうとするん
です。でも、歩こうと頑張る新ちゃんを尊重したのか結局手は
貸さずに終わりました。
 おんぶすることだって選択肢にあったでしょうに、何故歩かせ
たのか?賛否両論わかれるところでしょうけれど、私はそれが
ベストだったろうとおもってます♪いいじゃないですか、信頼し
あう二人というか、一緒に戦いの地に赴く相棒というかv

 …なにより、さっき新ちゃんをおんぶして満面ニヤケ顔になっ
てしまった平次は、小五郎を手にかけたことで(しつこい)やっ
とクールダウンしたのに、またおんぶなんてしちゃったら最後、
シリアスシーンにもかかわらず、花開くような笑顔で戦う羽目
になっていたのでは…。





 8発めを数えきった平次は矛をかまえ、今だ、と、麗子の目
前に躍り出る。
 ぱん、と、するはずのない9発めの発砲の音がし、腕を撃た
れ倒れる平次。服部、と、新一は盾を持ち平次に駆け寄る。

「ごめんなさい、両利きなのよ私。」

 その左手には、別の拳銃が握られていた。



 止まない銃の雨の中、倒れた平次が盾の影から突然、持っ
ていた矛を天井に突き刺した。

「軸足は空中やったら必要ないやろ?」
 空中で何かにつかまって回転つけてボールを蹴るなら、左足
の痛みは気にならないだろう、と。

 そう耳打ちした平次は盾を取り、銃を撃ち続けている麗子に
向かって再度突進する。おとりとなって敵の目を引くも足などを
打たれ再び倒れてしまう平次。その背後で新一が空中からボ
ールを蹴りだすことに成功。命中した麗子は気を失って倒れ、
銃撃戦はようやく終わったのだった。


 うるっときてしまいました。だって、こんなにも身を挺して守る
のですもの。新一君のため、すべてお膳立てしてまで。

 工藤新一が全幅の信頼を置くに足る相手。そんなことが垣
間見られたようで。










 けっこうなものを見せていただきました。











06'04.23.


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麗子さん、あのお声だからかも知れませんが、
たいへん優雅で度胸の据わった人物です。
対決シーンは、新一を守る平次の活躍が何より目を引くのですが、
それとは別に
「う〜ん、おみごと!」と、
彼女に思わずうなってしまいました(^^;)。
ですのでページの題名に名前が;