●フッ素塗布とは

むし歯予防法のひとつで、歯科医師や歯科衛生士が歯にフッ素イオンを含む溶液などを塗る方法です。
1.イオントレー法
2.綿棒で塗布
3.歯ブラシで塗布
4.洗口法
定期的に受けることにより、むし歯の発生を効果的に予防します。
・フッ素の安全性について
私たちは日常、食品より種々の栄養を吸収しています。しかし、これらも過剰に摂取すると色々な弊害が起こってきます。例えば、糖分の取りすぎによる肥満、糖尿病、塩分の取りすぎによる高血圧などがあります。
ビタミンD・Aやフッ素も全く同じことがいえます。どんなものでも過剰に取ると有害になります。決められた量を適切に使えば全く心配はいりません。
・幼児でも上手に洗口できます。
フッ素洗口液は、1回分の全量を飲みこんでも安全な量に処方されています。
急性中毒は園児(体重20kg)の場合毎日法の洗口液を25人分以上、小学生(体重30kg)の場合、週1回法の洗口液を7人分以上、一度に飲まない限り起こりえないことがわかっています。
また、フッ素洗口後に少量のフッ素が口の中に残りますが、残留量は、対象者年齢、洗口液の量、洗口時間などでかわります。
幼児でも練習を上手に洗口を行うことができます。

●フッ素ってなんだろう?

フッ素は自然界にいっぱい食品、水、土壌などに広く存在している元素です

フッ素とは、虫歯の予防に効果がある物質ですが、みなさんその実体はあまりご存知ないのでは。いったい、フッ素とはどんなものなのでしょう。フッ素は、食品、水、土壌といった自然界に広く存在しています。また、動物、植物にも少量ですがふくまれています。
フッ素は、地球を構成している約90種類の元素農地、17番目に多い元素であり、性質は、塩素とよく似ています。このように、フッ素は特別な物質ではなく、わたしたちの身近にあるのです。
お茶の葉に多量に含まれています。また、海水中に多くのフッ素が含まれている関係で、魚介類もフッ素の多い食品の部類です。その他ほとんどの食品は、微量ですがフッ素を含んでいます。人の体の中の歯、骨、血液、内臓などの組織にもフッ素は存在しています。