健康はよく噛める歯と歯ぐきから

健康な歯は
・白くピカピカして光沢があります
・虫歯や欠けた部分がありません。
・冷たいものや熱いものにもしみません。
・よく噛めます
・痛みを感じません
・発音がきれいです。
健康な歯ぐきは
・淡いピンク色をしています
・引き締まって、弾力性があります。
・歯周ポケットがありません
・ステップリング(小さなくぼみ)が見えます
歯は体の中で一番硬い組織です
・歯の硬組織
エナメル質・・・歯冠部を被う最も硬い組織
象牙質・・・・・・痛みを感じる神経の入った硬い組織
セメント質・・・・歯根を被い、歯根膜と結合する硬い組織
・歯髄(歯の神経)
神経、血管・・・痛みを感じたり、栄養を送る軟らかい組織
・歯周組織
歯肉・・・・歯を支える歯ぐき
歯根膜・・歯と歯槽骨を結合する強靭な線維組織
歯槽骨・・歯を支えている骨
虫歯は依然国民病

虫歯は国民のほとんどが経験する歯が溶け出す病気です。
虫歯は虫歯菌が原因となり歯が溶け出して起こると考えられます。
虫歯菌は砂糖が大好物。歯垢の中で糖を分解して酸を作り出します。
硬い歯も酸にはとても弱いのです。
虫歯予防のポイント
・食後の歯磨きや洗口
・フッ素化合物の塗布
・早期発見、早期治療
・乱れた歯並びを矯正する
虫歯予防の食生活
・砂糖の摂取を控えましょう。
・食事やおやつは時間を決めてとりましょう。
・軟らかい調理済みの食品より歯ごたえのある自然食を多く取りましょう。
・繊維質に富む生野菜を多く取りましょう。
虫歯の進行と歯科治療
・C1・・・エナメル質だけの虫歯で簡単な処置ですみます。
・C2・・・エナメル質から象牙質に進行した虫歯で冷たい水や噛んだとき
     痛みを感じます。象牙質は感覚が敏感で治療は広範囲にわたり、
     また痛みを伴います。
・C3・・・象牙質から歯髄にまで到達した虫歯で歯髄炎を起こして痛みます
     神経を抜き処置が必要となります。
・C4・・・さらに放置すると歯は大きく破壊され、歯髄も懐死し歯根膜にも炎症
     が及びます。このような場合は抜歯が必要となることがあります。
しのび寄る歯周病

歯周病とは
歯を支えている歯周組織が歯周病菌により破壊される歯茎のの病気です。
初期の歯周病は自覚症状も弱く見逃されがちです。
定期健診により歯周病の早期発見、早期治療に心がけましょう。
歯肉炎
歯ぐきに炎症が生じたもので、まだ歯根膜や歯槽髄に進行していない初期の
段階のものです。歯ぐきが赤くはれ歯を磨いているときなどに出血します。
初期の歯肉炎は歯垢清掃により治癒します。
    ↓         進行     ↓
歯周炎
歯ぐきに生じた炎症がさらに進行して歯根膜や歯槽骨などに及んだものです。
歯と歯ぐきの間に深い溝(歯周ポケット)ができて、歯槽骨が吸収してきます。
炎症がさらに進むと歯が動きだしたり、抜け落ちることもあります。
歯周病の自覚症状
・歯肉に不快感があります。
・歯肉が赤くはれて痛みます。
・歯肉から出血します。
・口臭があります
・朝起きたときに口の中が粘つきます。
・歯と歯の間に隙間ができ、食べ物がはさまります。
・歯ぐきが下がって歯がしみます。
・歯がグラグラ動きます。
歯周病の予防ポイント
・軟らかく甘い食品を控える。
・食後のはみがきの徹底
・定期的歯科健診及び歯石除去
・乱れた歯並びをなおす。
・全身的疾患(特に糖尿病等の成人病)の予防
・早期発見、早期治療
・洗口剤の使用
歯周病の治療
・歯石除去と抗生物質の塗布及び投与
・外科的処置
・動揺歯の固定
歯周病の管理のポイント
・歯周病菌は新鮮な空気やきれいな水の中では生きられません。
・歯磨きや洗口剤の使用、抗生物質の塗布により歯周ポケットは
 いつも清潔にしてください
・歯磨きによる歯肉マッサージ
・定期的歯石除去
現代っ子の歯並びは乱れています。

不正咬合が増加しています。
子ども達の歯ならびは両親からの遺伝だけでなく、育てら
れる食生活や健康状態の影響を受けて成長します。軟らか
い食事により、噛むことが少なくなった現代っ子には、アゴ
の未発達による歯ならびの著しい乱れが多くみられます。
長期にわたる指しゃぶりや扁桃腺肥大による口呼吸によっ
ても歯ならびは乱れてしまいます。
不正咬合の影響
・よく噛めません
・虫歯や歯周病になりやすくなります
・正しい発音がしにくくなります
・外傷を受けやすくなります
・口元の美しさが低下します
・顎関節症になりやすくなります
・内向的性格になる場合もあります
現代っ子にみられる不正咬合
・上顎前突(じょうがくぜんとつ):上あごの歯列が前に突
 き出した歯ならび。扁桃腺肥大が原因で起こることがあり
 ます。
・下顎前突(かがくぜんとつ):上下の歯列が逆咬み状態で反対咬合ともいわれます
 下あごの成長が大きいと起こります。
・開咬(かいこう):奥歯を咬み合せ時に前歯がかみ合わない状態の歯列
 長期にわたって指しゃぶりが行われる起こることがあります。
・そうせい:歯並びが乱ぐい状態になり、八重歯が目立つようになります。
 あごが十分発育しない場合や乳歯の虫歯が原因で起こります。
不正咬合の予防
・母乳で育てましょう。
・離乳食で硬い食事ができるように訓練しましょう。
・長期にわたる指しゃぶりなどの癖をなおしましょう。
・扁桃腺肥大やアデノイドの早期治療が必要な場合があります。
不正咬合の治療
・矯正治療によって歯並びを治します。