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くびきの押し寿司は頸城地区に伝わる郷土食で
昔は田植えの合間に食べられ、今は盆や正月の
おもてなしの御馳走として食べられているそうです。
このくびきの押し寿司は3層で一番上の層がアミ(醤)と
たくあん(アミは乾いた小エビのようだが味は違う)。
2層目が卵とシソ、3層目がきのこなど炊き込み飯の
具材がのっていて各層は笹で仕切ってあり押し寿司に
仕上げている。そのため3層をかぶりつくことが
できず1層ずつをバラしながら食べるので非常に
食べにくい駅弁になっている。
アミの層はパラパラとにかくこぼれやすく
食べにくい。卵の層は意外と平凡だがシソの風味は
あまり感じられない。きのこの層は混ざっていないが
炊き込みご飯のような雰囲気だ。
味はとても素朴でいいのだがこの押し寿司は駅弁に
向かないのかもしれない。残念でたまらない
(平成20年1月食)
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