7MHZ用送信アンプを作り始めました。
送信アンプは、苦手です。部品が大きく、部品の値段も高く、コイルも手巻きです。
おまけに、出力が出なく、一寸出力を無理して出すと、波形が潰れます。
でも、交信をする為には、絶対必要ですね!。

そう云えば、ある記事に、10w出すには、20wのアンプを作り10w出力で交信すると、
書かれていました。云われてみれば、そんな気もします。

今日は、新しく基板を作りました。
回路は、前に作ったアンプの回路で、PPをシングルにしました。
実験した結果、2SC1945シングルでも10w出ましたので、あえてPPの必要が無いと判断しました。
本当は、PPの方が、特性的には良い様ですが?。
さっき出来た基板の写真添付します。4枚作りました。
上手く行くと、良いのですが!。
2012/06/30

            出来た基板



完成しました。出力も10w出ました。
ここまでは、良いのですが、出力波型が汚いです。
出力波型は、みっともなくて写真は、お見せで出来ません。
完成基板のみ掲載します。
そう云えば、交信の声は癖が有る音の様です。
そのうちに、原因を探して見ます。
メイン基盤からの波形は、綺麗です。
と云って、PPアンプが綺麗な訳でも有りません。
シングルアンプだから汚く成った訳でも有りません。
なので、交信も出来ると思っています。
2012/07/04



お恥かしいけど、2toneを入力した送信波形、載せます。

5w位迄は良いけどそれ以上は、波形が潰れています。
波形が汚いのは(ゴーストが有る)、測定方法が悪いと思います。
なんせ、オシロのプローブ無くて、同軸でピックアップ、とか、ATT、ダミーロードなんかも、イマイチです。
これは、悪い例として見て下さい。オシロのプローブ直ぐに断線しちゃうんで、同軸で我慢しています。

あと、トランジスタのベース電流が不足してると波形が汚いとか、言われるので、ベース電流を多く流すとか、
アイドリング電流を増やしたりしましたが、これと云って改善されませんでした。
7w位で飽和し始めます。あるOMさんの記事でも、10w送信機でも5〜6w位までは、いい音だけど10wは、綺麗でない、
と、云った記事が有りました。やはり素人がDC12Vで出力10wは難しいです。

あと、ファイナルのベース電圧を測定すると、出力が大きく成ると電圧がマイナスに成りました。
これって、回路がまずいのかな、と思い、低い抵抗でベース電圧を作って、波形見ましたが、マイナスには成りませんが、
波形は余り変わらなかったです。

と、云う訳で、今の 私には、これ以上無理です。 2012/07/07


 出力4wの波形 大丈夫      出力5wの波形 少し潰れてる    出力7wの波形 潰れてる

  

やはり、波形汚いので、再調整しました。
↓の写真ですが、かなり綺麗です。ほぼ、チャンピオン写真です。
変更点は、2SC1945のベースのジャンパーを5Ωにしました。それと、同じく2SC1945アイドリング電流を増やしました。

一般的ですが、アイドリング電流は多い方が、波形は綺麗です。なんで気がついたかと云うと、OMから頂いた、メーカーの
リグが有るのですが、そのPA部を外して、この無線機でドライブして見ました。まあまあ綺麗に出たので、これは、↑に書いた様に、
オシロとプローブの責任では、無い事が分かりました。で、そのPA部は多分10w出力と思いますが、ドライブ2SC1971x2、
ファイナル2SC1972x2の凄い構成です。(TSー660)で、このユニットのアイドリング電流が、1、5Aびっくりです。
単純に考えて、一個約400mA流れます。それとも接続違い??、まあ、別に良いのですが。

で、2SC1945の入力の抵抗は最初出力が欲しかったので、ショートでしたが、10Ωにしたら、結構波形綺麗に成りました。
当然出力は激減でピークで3w位しか出なく成りました。で、今は5Ωですが、5Ωが最適とは、思いません。
又、アイドリング電流は、最初、ドライブの、2SC2078で増やしましたが、変化無しです。
2SC1945は、アイドリング電流を増やすと、どんどん綺麗に成りました。1A位流すと、綺麗ですが、発熱が多く、殆ど皆さん、
そんなに流さないと思います、只A級アンプは、この位流すのかな?。この、入力抵抗、アイドリング電流、出力の関係は、
最終的には、何処で妥協するのか、が問題と思います。↓の写真ですが、3W出力です。2SC1945のアイドリング、電流は、
3〜500mA程です。
2012,07,14

 3Wの出力、とても綺麗な波形と、思います。

   

10wでもマズマズの波形に成りました。直した方法は、アイドリング電流と、入力抵抗です。
最終的に2SC1945のアイドリング電流は300mAにして、入力の抵抗は5Ωです。
短絡ですと、汚い例の様な波形に成ります。(オーバードライブか、インピーダンスのアンマッチ?)

汚い例は、試験の時、ケースから外して試験していましたが、アースは、1.5D2Vのアースだけです。
なので当然と云えば、当然かも知れません。後、ベースとコレクタに抵抗とコンデンサで負帰還も掛けて見ました。
出力は下がりますが、安定度が良い感じでした。しかし今回は、行いません。発振しそうな時は有効と思います。
実験の時、maxで15w位出ると、発振して、ツートン波形の所々に毛が生えた様に成り、ラジオからジジと音がしました。
入れた方が良いかは、個人の判断に依ると思います。

実際、もう一台のRIGで音を聞いて見ました。確かに、前より音がクリアーに成った気がします。
言葉で表現すると、ガザガサ感が、無くなった感じです。

このアンプのアイドリングは、多過ぎと思いますが、メーカーの(三菱)のパワーモジュールや、今回のメーカーのRIGでも結構流しているので、
音が汚い時は、試験して見るのも、良いかも知れません。と、云って、アイドリング電流が少ないから、交信ができない訳で無いので、
何処で妥協するかは、個人の自由と思います。


と、云う訳で、綺麗にして、終わりにしたいと思っています。
2912/07/15


汚い例 アースとアイドリングと
     入力の抵抗が不適切          5wの波形               7wの波形              10wの波形
   

気になったので、近接スプリアス見てみました。
見て、びっくり、基本波、以外見えませんでした。これは幾ら何でも、嘘と思います。
広帯域受信機で聞くと、+-500khzで送信波が聞こえます。考えて見れば、基本波のグラフは25db迄しか見えません。
(要するに、性能が悪いです。)、よって、隠れて見えないと思います。簡易スペアナを、もう少し調整して見ます。
しかし、近接スプリアスが有っても、-25db以上と思われます。なので、自分としては優秀と思います。
やはり、本格的な、スペアナ欲しいです。
それと、25dbしか見えないので、出力を上げると、フロアーレベルも上がってしまいます。なので、ヒョットしたら、
S/Nの悪い送信機かも知れません。いずれ実験して見ます。
2012/07/18




もう少し、自作スペアナでダイナミックレンジ大きく出来ないか、いたずらしました。
結局、チャンピオン写真で40db迄しか、測定出来ませんでした。
自分の腕では、これが限界です。と、云っても、バラックで組んで、おまけにシールドなしと云うお粗末な、
スペアナ(この場合バンドスコープ?)なので、当然かも知れません。
FRMSの、表示、コントロール機能を使いました。
構成は、ミキサ---7.8mhzXTALフィルタ---IFアンプです。
ミキサーへは、FRMSの出力をDBMのLO入力です。
IFアンプの出力は、FRMSの入力です。
これを、ミキサーをSA602を、Di4個のDBMに変えましたが、変化無しです。
XTALフィルターを7.8mhzから、9mhz7エレのラダーにしても変化無しです。
IFアンプをXTALフィルターの前、後ろ、1段増幅、2段増幅に変えましたが、変化無しでした。
色々、試しましが、今はこれ以上無理です。
でも、こんな測定器でも、有ると無いでは雲泥の差が有ると思っています。下右の写真は、約3khzのSSB波形ですが、
ヤンガーステージの波形と、リニアアンプの出力が同じ形なので、リニアアンプは、正常に働いていると、思います。
ギザギザは、クリスタルフィルターの波形そのままです。お恥ずかしいけど、見てください。私の腕は、こんなもんです。
2012/08/15

  7mhz 5wの波形 近接スプリアス見えない     RF出力の波形               5w出力の波形RF出力と同じ
  

今日まで休みなので、今朝、又、いたずらしてみました。
DDSのノイズのせいで、フロアーレベルが上がってしまうと考え、LC発信機でもやって見ました。
結果は、やはり40db位迄しか、表示されませんでした。せめて、50db位のダイナミックレンジが欲しかったですが、
今の、バラックでは、無理なのか、根本的に作り方が、間違ってるか、わかりません。
しかし、この程度で有れば、比較簡単にスペアナもどきが作れる事が、わかりました。
下の写真が、実験基盤です。IFアンプは、裏で空中配線です。とても簡単です。
DBMは、SA602から、4DiのDBMに変更しました。
だめ回路として、写真、回路図貼り付けておきます。


    スペアナの基盤 IF 7.8mhz                                 簡単ですが性能もそれなりです。どちらも似た性能でした。、
  

今日は、会社だったけど、悔しいので帰宅してから、又、いたずらしました。やはり-50db位は、表示させたいです。
プロダクト検波の所でも気になって、G1のバイアス抵抗を、チョークコイルに変えると、抵抗の場合、無信号(アンテナをつながない時)、
でもSメーターがゼロに成りませんでしたが、チョークコイルにすると、ゼロに成りました。つまり、この場合、何らかの低周波ノイズを、
拾っていると、思います。で、この、簡易スペアナでも、フロアーノイズが高いので、frmsの入力に、10μhの、チョークコイルを並列に、
入れてみました。そうしたら、今まで−40db迄しか見えなかったのが、-50db迄、見えるように、成りました。ノイズも減り波形もよく伸びました。
よって、シールドをしっかりして、正式な基盤でノイズ対策すれば、-60db位の、物が出来る気がしました。
右の写真で近接スプリアスが見えますが、これは、ddsの問題かも知れません。
リニアアンプから、大分ずれて、しまいましたので、目次名も変えました。 2012/08/18
 
       50db迄見えた画像           感度が良くなったので、右の方に近接スプリアスが見える

 


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回路図書きました。