SSB受信機のIFT 

一般的には、中間周波増幅には、IFTを各増幅段に入れます。
しかし、自分の場合、ある事が気になり省いています。
それは、邪道では有りますが、IFTを調整する時(同調をとる)、ポコポコ
と音が聞こえました。それは、IFTを回す時、鉄のドライバーで回しているからです。
鉄のドライバーは、磁気を帯びています、つまり磁石に成っています。

IFTのコアーをそのドライバーで軽く叩くと、同じくコンコンって音がします。
自分の受信機だけ成ります。メーカー製のRJX610は、IFが3段増幅ですが、
同じ様に叩いても、音がしません。う〜ん、何故だ?
ちなみにアイテックのTRX602でもやって見ましたが、気になりません。

RJX610のBFOと検波は、ちゃんとシールドされています。
(流石メーカー製ですね!。)

やはり、自分の作ったIFT付き受信機に問題が有りそうです。
と、云って、発振もしてない感じです。
通常の受信機と使用しても特に問題有りません。
ちゃんと受信出来ます。

はっきりした、原因は分かりませんが、SSBやCW検波の時にBFOを注入しますが、
それが原因の様です。所謂BFOの混入?。

多分RJX610やTRX602の検波は、
4つのダイオードをリングに組んであり、IF増幅とBFOのバランスが取れてるのかな?、
なんて思っています。
自分の受信機の、検波部は、アンバランスで取ってるのが原因かも知れません。
今の所、IFTが無くてもさほど気になりませんので、チョークコイルで間に合わせています。
チュークを叩いてもコンコン鳴りません。

検波段は、変換利得を得たいので、3SK74に依るプロダクト検波です。
アンバランス型です。ダイオード4個のリング検波の信頼性は高いと思いますが、
変換利得が期待出来ません。他の段で利得を稼ぐしか有りません。
と、云う事は、何処かで不足分を稼ぐ=部品が増える、と云う事です。

なので、あえて、利得の有る検波にしています。
バランス型にすれば良いかも知れませんが、回路が複雑に成ってしいます。

本当は、IFTが有ると格好良いのですが、技術が無いのでしょうがないです。
チョークコイルでも今の所問題無いです。

2012/04/26
本日、気がついた事で、掲載して有る、7MHZトランシーバで、VRを一杯上げ、
チョークコイルを何気なくドライバーで叩いたら、IFT迄はいかなくても、多少コンコンと、
音が聞こえました。考えて見れば、7MHZのトランシーバの受信部の大半の利得は、
低周波増幅で稼いでいる気がしました。多分、その為、IFTがマイクの代用をして、
コンコン音がしてるかも知れません。この件については、いずれ、実験したいと、
思います。やはり、受信機の中間周波増幅は、IFTが有った方が格好良いと思っています。
しかし、FCZコイルの入手が難しく成りましたので、チョークコイルで済めば、それも良いかな?、
とも、思っています。
ちなみに、RJX610は検波後パワーICでスピーカーを鳴らし、TRX602は、TRで一段増幅して、
パワーICでスピーカーを鳴らしています。
7MHZトランシーバーはプロダクト検波で、増幅して、その後トランジスターで1段増幅、
最後にパワーICでスピーカーなので、低周波増幅は、相当(60〜70db程度?)増幅してるので、
上記の様な、現象が出てる気がしました。
そう言えば、VRは一寸上げると、可也大きな音がするので、低周波のGAINオーバー
の様な気がします。
いずれ結果報告したいと思っています。

2012/05/01
今日気になっていた、IFTのポコポコ(コンコン)と云う音の実験しました。
この手のプロダクト検波(特に真空管の6BE6等)は、信号を十分減衰させると、との記述が見られます。
そこで、↓図の様に、コンデンサで分圧(この場合バイパス?)させたら、IFTを叩いても音が鳴らなく成りました。
交信は聞いていないので感度が落ちるかわ、分かりませんが、なんとなくいい線、行きそうなので、報告します。
又、実験して見ます。でも、先人は大したもんですね!。

2012/05/03
本日期待に胸を膨らませ、再実験しました。
結果は、IFTを完全にピークを取るとヤッパリ、コンコン音がしました。残念です。
おまけに、感度も下がった気がします。やはりチュークが今の所、勝っています。
すでに、気が早くプリント基板のパターンをCADで完成していました。ショック!。

2012/12/16
IFTを叩くとコンコン音がする対策して見ました。
で、今回は、プロダクト検波をSA602でバランス入力させて見たら、可也改善されました。
気を良くして、トランジスタ2個使ってバランス入力させたら、上手く出来ませんでした。
それは、空中配線です。ちなみにSA602も空中配線ですが、やはり専用ICなので良く出来てると関心しました。
自分は、いい加減に作って動かないのは、だめ回路と思っていますので、
断念しました。よって、今の掲載回路が、一番再現性に優れていると思いました。

2012/12/25
IFTのコンコン音について、原因が判明しました。多分??
本日、RJX610でいたずらしました。RJX610のIF増幅は3段です、その2段目のトランジスタを外し、
最大音量にしましたが、殆どノイズ音が聞こえません。(IF増幅3段にすると大きなノイズが出ます。)
なので、他の低周波増幅(ギターアンプ)で大きな音に成る様にして、
IFTを叩いて見ました、そうしたら見事にコンコンと云う音がしました。
これは、リング検波が平衡検波なのでコンコン音しないわけではなく、
BFOを注入する検波は、皆、音がする様です。12/16、SA602はしないと書きましたが、
昨日再度実験したら、やはりコンコン鳴りました。

結果、自分の作った7MHZのRIGは、検波より前の増幅が少ない為、検波以前のノイズが(信号)が小さいです。
メーカ製のRIGや高周波増幅1段、中間周波増幅2段と比較すると、検波以前の増幅が、多分40db以上少ないです。
また、メーカー製や高周波1段、中間周波増幅2段等は、検波以降の低周波増幅は、あまりGAINを取る必要が、有りません。
よって、IFTのコンコンと云う音が、小さくて分からないです。実際はコンコンと云う音はしますが、聞こえません。
(と云うより、メーカ製のRIGや高周波増幅1段、中間周波増幅2段は、コンコンと云う音が高周波増幅、中間周波増幅のノイズで、
かき消されてしまい聞こえないと云う方が正しいかも知れません。) 追加2013/01/05

↑文字=嘘と思います。2013/05/01実験したら、コンコン音がしました。

なので、IFTを叩いてコンコンと云う音が気になるなら、検波以前のGAINを取って、低周波増幅は、あまりGAINを、
取らない事が良いと思います。
普通皆さん自作される場合は、高周波1段、中間周波増幅2段にしている様ですので、問題ないと、思います。
自分みたいに、高周波増幅なし、中間周波増幅一段で作るから、こんな目に会ってしまいました。

↑文字=嘘と思います。2013/05/01実験したら、コンコン音がしました。

この回路↓では、コンコンとIFTが鳴る対策は、出来ませんでした。やはり、腕が無いですね!。








2013/03/21
IFTを叩くと音が出るか実験して見ました。
実験の基板にIFTと2SK241のソース接地を仮に付け、IFTを叩いて見ました。
IF増幅1段の時は、コンコンと聞こえた音がIF増幅2段すると、雑音が可也増えて、微かに聞こえるのですが、
殆ど気になりませんでした。意識しなければ、分かりませんでした。
そこで、やはり、IF増幅2段が良いと思い、基板を考えましたが、今の基板のサイズに上手く収まりませんでした(サイズ100X150です。)

IF増幅2段なので、検波後のAFアンプ不要と思い、AFアンプを省略して見たら、今度はSメータの振れが良くありませんでした。
よって、Sメータアンプを一段追加する必要が出ました。
結局、一段多く増幅しても、一段減らす事は出来ませんでした。
又、全体的にノイズが多く成り、なんとなく、S/Nが悪い受信機に成ってしまいました。
結局IF増幅1段が、今の所一番良い感じに思えました。
MRF255のアンプの実験が、マズマズ出来たので、又メイン基板を悪戯して見たいと思います。

仮付けした実験基板の裏



2013/03/30
IFTコンコン音対策。
下図の様に(見づらくてすみません)、IFアンプをFETからTRに変えて見ました。すると、コンコン音がしなく成りました。

↑茶色文字=嘘と思います。同調コンデンサの値ずれてたと思います。(ピークが無い)

原因は不明です。感覚は、IFTのピーク広く成った感じです。で、これは、今までMOS-FETなので、ピークが、
有って、ジャンクションFETでは、改善されるかと思い、2SK192では、無くなると期待して、実験しましたが、
2SK241やTRに比べGAINが格段に落ちた感じでした、(あくまでこの実験での話です。)、。
しかし、生意気にも、コンコン音がしました。
TRと2SK241では感度に差は有りませんが、IFTを付けると、一次と二次の巻き数比の為、全体的に今までより、感度は下がりました。
又、TRの場合AGCは、+制御なので、別にAGC回路を設ける必要が有りますが、MIXのAGCだけでも、体感的には、
問題ないですので、IFのAGCは無くても良いかな、と、思っています。
感度が下がったので、AGCアンプは、もう一段増やさないと、Sメータの振れが悪いです。しかし、今度は、AGCアンプが、
GAINオーバーで多少発振気味なので(信号が無くてもSメータが振れる。)二段目のドレインにコンデンサを入れました。
これにより、今までの基板と体感的に同じに成りましたが、IFTを付けたい為に、ここまで変更するか、迷うところです。

まとめると、IFT付にすると、
IFTのピークが分かりづらい、AGCアンプが増えた、IFアンプにAGCを掛けられない。
性能は、今のと変わらない。 一寸リスクの方が多い気持ちです。




2013/04/29
7MHZ メイン基板の製作ver3に書きましたが、IF2段増幅の基板でコンコン対策の実験しました。
結果は、やはり、コンコンと云う音がしました。
やはり、IFT、RFコイル等の調整には、無誘導、非磁性のドライバーでの調整が必須と思いました。

2013/04/30
無磁気のドライバーで、本日実験しましたが、コンコンと云う音がカンカンと鳴り上手く有りませんでした。
やはり、プロダクトダクト検波は、平衡型で無いと、駄目かな?、って思ってます。よって、
プロダクトダクト検波は、4ダイオードに依る、リング検波に変更するつもりです。

2013/05/03
IFTのコンコン対策で、3SK74一個のプロダクト検波は、上手く出来ませんでした。
結局SSB検波はリング検波で製作する事にしました。
これが、上手く行ったら、TRやFETのバランス型で作る予定です。
只、簡単で変換GAINの有る検波なので、気に入って居るのですが!。残念です。

2013/05/11
コンコン音の対策、7MHZメイン基板の製作ver4の所でも書きましたが、BFOの信号が、
DBMを介して受信IF増幅回路に回り込んで、居る感じです。これにより、IFTを叩くとコンコン音がする様な感じです。

2013/05/23
受信IF増幅へBFOが回り込む原因は、複数有る様ですが、クリスタルフィルターを受信IFと送信IF回路で、
ダイオードスイッチにて、つながって居るため、そこからも、受信IFにBFOが回り込んで居る感じです。
詳細は、7MHZメイン基板の製作ver4に書きました。

2013/06/03
OK見たいです。
詳細は、7MHZメイン基板の製作ver4に書きました。


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