• 7MHZメイン基板の製作ver9

    2015/01/01

    昨年末位から、又、7mhz作り始めました。
    つい最近まで、この形で最良と思っていたのですが、一つ気になる所が有ります。
    IFTを叩くとコンコンと云うのは、DBMの出力を接地する事により、一応解決しましたが、
    やはり、おっつけ仕事の様な感じがします。そこで、クリスタルフィルターの通行する、
    方向を変える事にしました。メーカーの回路図を見ると、送信と、受信の信号の流れが、
    同じ方向と、逆方向が有ります。どちらが良いかはわかりませんが、。
    で、同じ方向にしました。これに依り、キャリアが、フィルターで削られ、送信回路から、
    受信回路に流れるのを有る程度防げると思うからです。しかし、受信時、送信DBMを接地する、
    回路やダイオードスイッチでBFOを切り替える回路は、そのまま付けますが。
    さっき、基板が出来ました、しかし、本来フィルタは6素子有ったのですが、
    5素子間迄しか、実装出来ませんでした。今度のxtalフィルターは、直接メイン基板に付ける事に、
    しました。理由は21mhzの実験の時、xtalが高過ぎて、感じ悪かったからです。
    6素子から、5素子に成ったので、切れが悪く成るのが若干心配です。
    それと、配線長が長く成ったのも気に成る所ですが、作って見ないとわかりません。
    とりあえず、7mhzで作って見る事にしました。




    2015/01/04

    今日まで正月休みだったので、時間を見つけて部品を付けました。
    前のよりxtalフィルターが同じ基板に組んだので、なんとなく、
    すっきりした感じですが、xtalフィルターの信号の流れる方向を同じくしたので、
    シールド線(写真のxtalフィルターの左側、見づらいですが。)がイマイチでした。
    古いメーカーの回路を見ると、受信IF増幅を送信と共用してる回路は、
    当然同じですが、そうで無い場合は、DBMの次に送信IFアンプが有ると、
    逆方向も有るみたいです。そうで無い場合は、同じ方向見たいです。
    自分なりに考えると送信IFアンプでBFOを阻止出来るかも知れません。
    メーカーは、当然知って居たと思います。
    後は、きちんと半田付けして、性能試験をします。
    それと、左下のAFアンプはGAIN調整が出来る様に100Ωの可変抵抗にしました。
    全体的に感度が低い時、エミッタ抵抗を可変すると、結構感度が変わります。
    その都度、抵抗を外したり、付けたりすると、面倒と同時に基板の痛むので、
    それならば、高周波増幅付き、IF増幅3段にすれば良いじゃん、と、
    思うかも知れませんが、この大きさの基盤に入らないのと、
    回路が複雑に成るので、今は、考えて居ません。


     



    2015/01/0

    仮半田終了したので、送信波形(2tone)撮って見ました。
    なかなか綺麗でした。かえって今迄のよりサインカーブが綺麗に見えます。
    受信は、我が家の場合、ノイズが大きく交信は聞こえませんが、多分大丈夫と思います。
    ノイズも可也大きく聞こえ、メーターも良く振れてるので、。
    それと、結構ショックな事が発生、受信IFTを叩くとコンコンと音がしてしまった。
    それを無くす為に作ったのに、何て事だ!。汗。
    と、云う事は、今までの理屈は間違ってると、言う事ですね!。  ←有ってるみたいです。





    2015/01/10

    先日、コンコンと音がしてしまった。
    と書きましたが、本日原因がわかりました、(多分)
    原因を探すために、xtalフィルターの結線を外したり、他の物に交換したり、
    リング検波ダイオードがアンバランスかダイオードのチェックをしたり、
    検波出力のバイパスコンデンサを交換、BFOの出力を変えましたが、直りませんでした。
    最後にBFOの出力をリング検波に供給してる、510Ωの半田付けを見ると怪しい半田付けでした。
    見た目は付いてるようで、引っ張っても動きませんでしたが、なんとなく怪しいです。
    もう一度半田付けして、チェックしてみると、コンコンと云う音が無くなりました。
    外した部品を全て、元に戻しチェックしましたが、大丈夫そうです。
    結果、仮半田付けが原因の様です。
    後は、綺麗に半田付けして、終わりにしたいと思います。

    前にも、仮半田で結構時間が費やされて居ましたが、
    やはり、きちんと半田付けはしないといけませんね!。
    ちなみに、BFO供給の抵抗を外して見たらコンコンと云う音が再現出来ました。
    又、DBMの出力の接地は、無くても大丈夫そうでした。
    よって、xtalフィルターの信号の向きは、送信、受信同じ方が、良い様な気がします。
    只、基板化する為には、送信、受信逆の方が、都合が良い気がします。
    どちらが良いかは、個人の好みで良いと思います。
    それと、やはり、今回思ったのですが、コンコンと云う音が気に成るので有れば、
    SSB検波回路は、バランス型が良い気がします。
    昨日、古いメーカーの回路図を見ていたら、真空管の場合は別ですが、
    トランジスタ(半導体)式の場合は、受信でも4ダイオード検波の場合、
    バランス用の抵抗とか、トリマー、でバランスを取ってる回路が意外に多いです。



    2015/01/11

    基板が完成したので、本日7mhz-2 ssbトランシーバーの基板と入れ替えました。
    ダミーロードでの送信出力は、7w位、出ましたので、okとしました。
    前にも書きましたが、波形が以前のよりも綺麗に感じられます。
    受信の感じは、いい感じです。混信も体感的には6素子のラダーフィルターも今回の5素子も
    あんまり差は、感じられられませんでした。

    ラダーxtalフィルター信号の一方通行は、一応成功と思います。
    ラダーxtalフィルターの基板の配線も長く成ってしまいましたが、
    体感的には、問題ない感じです。

    2015/01/11その2

    受信テストして来ました。
    家の周りは、ノイズが多いので、ノイズの少ない所に移動して、
    受信テストして来ました。最初家から500米位離れた所です。ここはAMラジオで聞いてもノイズが
    少ない所ですが、Sで2〜3振れています、よーく聞くと、ザッザッザッと云う音が聞こえます。
    それでも、家よりも可也良いです。で、又移動して、海の方に移動で受信テストしました。
    Sメータは、0.5程度です。しかし信号が入ると、ちゃんと聞こえます。
    S1〜2でも聞こえるので、FM放送と同じ様に、生の声が聞こえる感じでした。
    只、AGCが効くまで、時間が掛かるので、最初の一言の時は、飽和して、ザッと云う、
    音が聞こえます。本当は、ファーストアタック、スローリリースにすれば良いのですが、
    このAGC回路は、Sメータも兼用してるので、一寸工夫する必要が有りそうです。

    それと、今回の回路は、ver8の回路と殆ど同じです。違う所は、フィルターに流れる信号が違います。





    2015/3/21
    7MHz用にリニアアンプを再度作りました。
    実験では、10W程、出ましたが、実際に組み込むと意外と出ませんでした。
    組み込む前に、一部修正しましたが、それが原因かは分かりません。
    やはり、送信アンプは難しいです。
    終段は、2SC1945なので、本来で有れば17W位のスペックです。
    やはり、インピーダンス変換が上手く行ってないと思います。
    最初、MRF255の様に、最初、コレクタ側T50-6、2回巻きでしたが、2W位、
    FT50-61にしたら、10W程、そのまま、一部手直しをして、無線機に組み込んだら、
    今度は又、2W位です。
    結局、ベースに入ってる、10オームの抵抗を、無しにして8〜9W出ましたが、
    何か、納得出来ません、いずれ原因を探すつもりです。
    やはり10W位は出て欲しいです。






    2015/3/29
    新しい基板で送信アンプを付け、テストしましたが、何か変です。
    2TONEで送信機のテストをしますが、今迄は、2TONEの電源は、送信機と同じ電源で、
    特にトラブルは発生しませんでしたが、今は、2TONEの出力をマイク入力に繋ぐだけで、
    (電源は入ってるけど、信号は出てない)、送信アンプが出力されます。
    で、マイクは問題ないです。そこで、2TONEの電源を別の電源にしたら、送信は出力されませんでした。

    又、今まで作った、ver8でテストしたら、不具合は出ません。ver8とver9の差は、Xtalフィルターの信号が流れる、
    向きと、Xtalの数です、それが原因なのか、他に問題が有るのか、調べて見たいと思います
    送信アンプは付けなければ、問題ないです。(自分の作った、RIGは、定数も少しずつ異なってるので、そこに
    原因が有るかも知れません。)

    2015/4/4
    何か、変だったので、再トライしました。結局原因は不明です。
    想像ですと、2TONE発振器の電源は、トランシーバーの電源と一緒じゃ無い方が、良いみたいです。
    普通は電池か、別のAC電源と思います。自分が邪道かも知れません。只、邪道でも、ver8は、2TONEの電源をトランシーバの
    電源から取っても、大丈夫だったので、ver9の何処かが、劣って居ると思います。
    ver9の定数を色々変えましたが、出力が落ちただけでした。

    で、じゃ逆にver8で再現出来ないか実験した中で、RFコイルの中点に電源を供給してる抵抗が、ver8は220Ω、v9が120Ωで異なって、
    居たので、ver8を220Ωパラにして110Ωに変えました。5〜6箇所、そうしたらver9と同じ様に、送信出力が出ました、(要するに異常発振)

    気を良くして、ver9の抵抗を220Ωよりもっと多い510にしました。これなら、絶対大丈夫と思って実験しましたが、
    結果は、発振しました。只、マイク入力や、2toneの電源が別の場合は問題ないです。

    依って、自分の考えを改めて一応良しと云う事にしました。気分的には、120Ωより良い感じです。
    皆さんの製作記事を見ると、送信部の各電源は、回り込み防止の為、RFCが、良く使われてる見たいです。

    それと、今回異常発振したので、色々と疑問が出て来ました。それは、キャリアサプレッションです。
    要するに、どれだけキャリアを無しに出来るかです。
    普通、DSBの場合、20〜30db位の様ですが、(調整すればもっと行くと思いますが??)。
    これがDBだと感覚的に私には分かりません。
    そこで、オシロでDSBの無信号の時と出力をMAXにした時の、オシロ貼り付けておきます。
    これが正しい波形か分かりませんが、??。。これが、メーターだと、0とフルスケールで振れる。

    ちなみに、ssbの場合(フィルターを通した場合、細い1本線です。)

        DSB 無信号時                   DSB シングルトーン               DSB ツートーン
      いずれもxtalフィルターを無しにたRF出力。 (写真曲がって取ってしまったので、気に成る方は、体を斜めにして見て下さい。)
           

    2015/4/19
    2toneの電源は、トランシーバーの電源と一緒でも一応大丈夫でした。
    2toneの電源を取る位置を、以前は、大元電源をトランシーバの近くから取ったら大丈夫でした。
    しかし今までは、大丈夫だったので、今回の方が、劣っています。でも、前もキャリアポイントの位置で微妙に成る時も、
    有ったので、こんなもんかも知れません。それとマイクアンプのGAINも有り過ぎなので、少なくしました。
    又、DBMへBFOを注入しますが、少なくしました、やはり、BFO,VFO等の発振器のMIXやDBMへの注入量は、無駄に多くしない方が、
    良い見たいです。なんとなく、送信波形も綺麗に成った感じでした。

    今日、久しぶりに、このRIGで交信しました。特に音は、歪んで居ないようですが、オーバードライブの感じの様です。
    自分でも、波形を見るとオーバードライブの感じです。でも、オーバードライブで無いと、出力が出ない感じなので、
    ついつい、オーバードライブぎみです。多分綺麗な波形は、5W位迄と思います。それを10W出そうと思うから駄目ですね!。
    もう少しマイクアンプのGAINを下げます、又、この受信部、結構シャリシャリした音がするので、検波後の低周波増幅に、
    0.1μFのコンデンサをラインとアース間に入れて、高音カットを入れます。こうすると、外来ノイズでSメータが振れすぎるのを、
    防止出来ます。実験したらいい感じでした。

    最初同軸ケーブルで、ノイズ低減出来るか、お粗末な磁界ループアンテナを作って実験しましたが、
    思った結果は得られませんでした、21MHZ当たりはいい感じでした。7MHZは感度が落ちただけでした、
    多分直径が小さいと思います。銅パイプで、直径1m位のも作りましたが、やはり、7MHZは感度が落ちただけでした。
    で、私は、アンテナ苦手なのでこれ以上深入りはしません。

    お粗末な磁界ループアンテナ


    2015/4/29
    いつまで、いじっても、仕方無いので、本日まとめました。
    先週交信も出来たので、ケースに入れて終わりにします。
    総合試験しましたが、OKそうです。抵抗、コンデンサは、気分で少し値を変えました。
    4/19の、マイクアンプのGAIN、受信部、結構シャリシャリした音は、信号ラインに、
    0.1μFのコンデンサをラインとアース間に入ました。いい感じでした。
    気に成る所は、2toneの電源の位置で発振ですが、これは、これ以上深追いする事は、
    止める事にしました。通常の交信には、全く問題ないです。
    原因は、ラダークリスタルフィルター当たりと思います。自分でも配線や、パターンの距離が、
    長く成ったのと、同じ基板上や、アースからの回り込み、6エレから5エレに成ったのも、影響してると思います。
    これで終わりにします。

    正面                           リニアアンプ                   メインユニット

       

    2015/5/10

    可也前より1SEG TV TUNERの改造で広帯域受信機になるとの話がありました。
    つい最近買って、7MHZ波形を見てみました。
    ソフト入れるの結構面倒です。でも何とか動きました。
    約30MHz以下を受信する場合は、1SEG TV TUNERを改造するか、HFコンバータを
    つける必要が有ります。
    で、自分は、改造することにしました。可也小さいので、拡大鏡で確認して後は感で半田付けです。
    要するに、1SEG TV TUNERのチューナチップをスルーして、直接検波(サンプリング??)させます。
    興味有る方はWEBサイトで検索して見てください。(知ってると思いますが。)

    で、一応聞こえます。でもそれなりに動かすには、それなりの知識と、それなりのアンテナと、
    それなりのパソコンが必要かも知れません。
    本来は1SEG TV TUNERですので、用途が違います。依って、文句は言えません。

    でも、本体1000前後(自分は500円以下で買った)円程度で、この性能は、素晴らしいと思います。
    当然ソフトも素晴らしいです。

    自作の送信機の波形を取って見ました。
    それなりに、動いてます。
    もう少しいたずらして見ます。

    無信号                                  キャリア信号
     

    2015/6/28
    ver9もそこそこ動きますが、基盤の配置がイマイチでした。
    そこで、基本は同じですが一部配置変更しました。
    クリスタルフィルターの脇を通ってる、シールドが格好悪かったので、
    左へずらしました。性能は変わりませんが、気分で変えました。
    又、ついでにマイクアンプの入力にチョークコイルを入れました。
    効果は、分かりません、DBMの入力の所に入ってる抵抗510Ω位を300Ω位に変更しました。
    これは、チョークは、マイクの回りこみ対策、300オームは、過大入力制限です。
    いずれも、感で入れましたので、効果は不明です。
    それと、DBMのトランジスタは、超薄型ですが、2SK241と同じ大きさでも、付くように、
    トランジスタの間、少しあけました。

    この、メイン基板のFETは、もう、生産中止です。なので、現行品で考え実験しましたが、
    3SK74の周波数変換は、変換効率が良いので、2SK192Aみたいな、シングルゲート、
    ですと、もっと沢山増幅しないと、無理そうです。そこで考えを変えて、どうせ、アマチュアなら、
    数も数個しか使わないので、少し高くても何とか入手出来ると思い、現状のままで、行く事にしました。

    それと、3SK74のMIXですが、前は、G2のバイアスは、ソースと同じ電位にしましたが、
    この、3SK74は、G2は0バイアスの方が変換GAINが有ります。
    そこで、G2をソースと、アースの間に分圧回路(抵抗で)を入れ、その間の電圧を自由に、
    変えられる様にしました。(ソースとアースの中間の電圧に設定しました)
    そのせいで、感度が上がってしまい、少しオーバーGAINの感じです。
    でも、自由に変えられるので、下げる気に成れば下げられます。

    で、3SK74と3SK73で、IDSSを計って見たら、3SK74は、G1、G2,Sをショートで、5mA位流れますが、
    3SK73は、1mA位しか流れません、G2をソース電圧にすると5mA位流れます。
    依って、当たり前かも知れませんが、MIXの場合は、3SK型FETは実験して、
    最適値を実験する必要が有りそうです。

    新しく作った基盤実験しました。ちゃんと動きました。
    この基板作るのに今回、5回失敗してしましました。基板パターンの失敗や、
    感光時間等です。中々上手く行きませんね!。
    もう、いい加減に終わりにしたいですが、時間が経つと、欠点が見えてきます。
    今は、トリオサウンドに気が向いています。でもそれをやると、この基板に入らないかも、
    それません。この前、同じ作った基盤でしたが、凄く、まろやかな、奥行きの有る音の、
    基板が有ったのですが、定数記録してなかったので、再現出来ませんでした。
    本当にいい音でした。




     

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