TAA4100A D級アンプ

2016/6/11
以前、夏祭り用のTAA4100のデジタルアンプを製作しましたが、
操作が今一でした。そこで、もう少し見栄えが良く操作性も良いものを、
と思い製作し始めました。

前回のは、若松さんのキットTAA4100A(100Wx2) + TA2020(20Wx2)、
の構成でしたが、今回は、TAA4100 oyaji spec(100Wx4)が売ってたので、
それで作る事にしました。

前もそうですが、アンプだけでは、GAINが不足するので、アイクアンプと
プリアンプを製作しました。

マイクアンプとプリアンプは同じ回路で、秋月さんのMK2マイクアンプ
(今販売されてるのとは違う)の回路とほぼ同じにしました。
20年位前に使った事有るけど、非常に音が良かった記憶があります。

TAA4100ドライブ用に2ユニット、マイクアンプ用に2ユニット使う予定ですので、
4回路作りました。

で、ここで聞いて貰いたいのですが、自分の性格から、抵抗値は適当で良いと思ってたのですが、
近似値で作ったら、各電圧の値がおかしいのです。結局オリジナルと可成り値変わってしましましたが、
何とか、動くようになりました。やはり直結アンプの抵抗値は、ちゃんと計算しないとダメですね!。
ちゃんと動くと良いのですが???。

今思ったのですが、AGCも付ければ良かったな、と、思ってます。
簡単なTONE回路はコンデンサ1個で作れるので、付けるつもりです。




出来た基盤(マイクアンプ・プリアンプは試験済)





2016/6/19
重い腰を上げて配線しました。
相変わらず、配線下手です。これでも2日、部品を買いに秋葉原まで2回行きました。
これでも結構時間が掛かっています。
部品も中々良いのが無くて困ります。中身の左下のデカい、スイッチはスピーカーの遅延スイッチで、
電源を入れて数秒でオンさせます。ポップノイズ対策です、タイマーリレーや、MUTE?当たりで出来そうですが、
イザト云う時、バチッとスピーカーの配線を切れるのが良いです。でも、4回路切れるスイッチ無くて、やっと有ったら、デカい
おまけに高い(でも日本開閉器のスイッチでがっちりしてるので逆に安いかも980円)、
放熱器の取り付けもてこずりました。下駄を履かせたり(構造上直接付けられない)又、ちょうど良い放熱器無くて、
加工しました。(取り付け穴が無いのとフィンの位置がICの取り付け穴と合わない為、一個フィンを取った)
背面のスピーカターミナルもデカい、本当はもっと小さいのが有ったのですが、探しても無かったです。
と、文句を言ってもしょうがないです。後は、VUメータの配線と電源の配線で完成です。
でも色々問題が有って、電源は、20V位が良いのですが、中々、6A位の無いです。24Vは有るのですが、
一寸電圧高い気がします。13.8Vの10Aの電源は有るのですが、これだと、インピーダンス32Ωのスピーカだと、
13.8/32=0.413A 、0.413*0.413*32=5.7W(フルスイングで見ても)で、一寸少ない感じ。
20Vで 20/32=0.325A 、0.625*0.625*32=12.5W半分ですね。でも20Vは実績有って大丈夫でした。
でも、トランペットスピーカで6Wは結構うるさいかもしれません。
後は、もう少し配線して、実験してみます。実際発振、やGAINは。OKか全然想像つきません。
結構問題有りそうですが、作るしかないです。


中身                                       前                                   後                                   

   

2016/6/26
とりあえず、配線は、95パーセント位完成しました。
本日電源を入れて音出しをして見ました。
12V印加で、電圧全てOK、スピーカにも、電圧の半分の6Vが、
4チャンネル共出ています。正常です。
入力は、携帯の音楽を入力しました。とても良い音です。
マイク入力も入れました。これも、とても良い音です。
気が付いたのですが、BTLのせいか、部屋でうるさい位の音でも電流は殆ど、
流れないです。300mA位。12x0.3=3.6Wです。
効率90パーセントなので、ロスを見ても3W位出てると、思います。
計算通りですね。ただ、TAA4100Aは、無入力でも、300mA位流れます。なので、一寸不思議。
でも、いいか!。VUメータも、それなりに振れます。出力3W位だと、ほとんど触れません(2-3パーセント位)
こう考えて見ると、多分今まで本番でも、2-30W位しか、出てない気がしました。
今まで、音出しで電流計つながな、かったので、不明でした。
今度は、電流も測って見る事にします。

2016/7/21
夏祭りの時に実際に使って見ました。
結果は、OKでしたが。
実験の時からスマホの音質は良かったですが、マイクの音声は割れます。
まあ、古いマイクなので、マイクが悪いと思ってましたが、実際のマイクでも、
音声が割れました、結局GAINオーバーの様でしたが、
本番当日なので、自作のマイクアンプは通さず、マイクミキサーの出力を、
カラオケマシンのマイク入力に入れカラオケマシンの出力を、自作アンプのAUXへ、
入力にしました。それでも結構音量は絞りました。
TAA4100自体30db程のGAINが有るので、10db位のアンプでも良いかもしれません。
それを、40db以上のGAINが有るので、当然オーバーGAINですね。
でも、スマホの出力の場合、30db位のGAINだと、一寸GAIN不足でしたので、
今回は多くしたけど、有りすぎも問題ですね。
今度は、エコー、AGC付けて、音量は無人化したいと思います。
ちなみに、4CHのうち2CHを前面スピーカ、1CHをボーカルモニタ、残りの1CHを、
自分のモニターにして、残りの2CH(トランペットスピーカ)は、先に作った、TAA4100x2CHで鳴らしました。
計6CHです。今回のアンプの電流は、4CHで、13.8VでMAX3A位です。
なので、全部で、MAXのピークでも100W位と思います。
トランペットスピーカなんかは、入力30W位なので、あんまり大きな出力ですと、
コイルがすぐ切れてしまいます。
よって、この位以下が良さそうです。
あと、放熱器の大きさ心配でしたので、ファンで強制空冷しました。
フィンが全然熱くならなくて快適でした。

TAA4100A 4CH パワーアンプ 音も割れずに頑張ってくれました。
音は、まあまあでした、トランジスタプリアンプより2SK30のプリアンプの方が、音が良かったかも??。
今度は、オペアンプで計画します。ダイナミックレンジが大きい様です。GAIN調整も楽そうですね。




2017/6/4
又、夏祭りが有るので、アンプを作り直しました。、と、云っても、
マイクアンプを含む、前段アンプです。
前にも書きましたが、オペアンプを使って見ました。
それと、エコーも、マイクagc付も使いました。

マイクアンプは、agc付の、sa2011s、エコーはpt2399、
プリアンプは、オペアンプを使用しました。

マイクアンプは、sa2011sを共立さんで通販で買いました。
まあ、何とか動いてくれました。
エコーは、最初共立さんのギター用を買いましたが、ギター用なので、
若干、配線が違います。最初知らなくて、そのまま接続しましたが、なんとなく感覚が違う感じでした。
pt2399はエコー回路もwebで出てるので、それに近い値で、回路を組みました。
まあまあ、と云うところです。
プリアンプは、オペアンプを使いました。
この、オペアンプも使い方知らなくて、結構苦労しました。
まず、単電源と両電源の違い、反転、非反転増幅、等々色々です。
分かってしまえば、単純に動かすには、難しくないです。
ただ、最近??の説明の仕方と云うか、どうすれば、良いのか、
具体性がないのです。遠まわしと云うか、色々な、使い方が出来るみたいで、
分かり、ずらいです。
今も、単電源のオペアンプと、両電源のオペアンプの、差が分かりません。

結局、webにアップの参考回路を元に、たぶんこんな感じで、組みました。
とりあえず、動きました。

下の、写真の様に組みました。
何とか音は、出ました。音は、まあまあ、と云うところです。

それと、オペアンプのicも何種類か買い、差し替えました、
njm4558dd、opa2134 muses8920等です。
自分の体感では、4558は、がんばってる、って、感じです。
まあ、音源も、スマホの音源、スピーカも、安くて古い無線機用のsp配線もでたらめ、
電子部品も、適当なので、差は、分からないと、言うところでしょうか。

でも、皆、音は、割れていないので、優秀と、思います。
後、オペアンプは、gain調整が簡単で良いです。抵抗2個で自由です。
ただ、40db以上ですと、周波数特性は、劣る様ですが、自分の体感では、
分かりません、

それと、マイクアンプは、音が割れません。これは優秀です。
ただ、ホワイトノイズと云うか、サーって音は結構します。
これは、gainが高すぎると思ってますが、この辺の、回路、部品の定数の、
勘所は、自分には良く、わかりません。

後は、実際の使って、どの様に成るか、分かりません。

それと、sa2011sを壊してしまいました。電源の逆接続です。
電源部分には、ダイオードで、逆電源が印加されない様に、
した方が、よさそうです。
ちなみにsa2011sもソケットで抜ける様にしました。
7pinのicソケットをニッパで、切って、使ってます。

電源電圧も、icによりばらばらです。今は、12vで使っますが、
(pt2399は5vです。依って、3端子regで安定化してます。)
12vの電圧を、9vの3端子を通して、各部に電源供給が良いかな?。
と思ってます。

とりあえず出来た基盤




2017-6-10
回路図UPしました。間違ってるかも?。
 


2017/7/30

夏祭りが終わりました。
今回は、通信カラオケマシンを貸してくれたので、
メインの、アンプは、通信カラオケのセットで、間に合わせました。
只、この場合2スピーカですので、全体的に鳴らすには、
若干パワー不足の感じです。
そこで、パワーアンプにサブ出力が有ったので、そこに、
TAA4100アンプを付けました。
これで合計6スピーカー鳴らせます。
結果、今回のマイク入力は使用しませんでした。
AUX入力にカラオケアンプの出力を入れました。
つまり、OPアンプは、通した格好に成りました。
まあ、特別悪く感じなかったので、良かったって、事でしょうか。
只、カラオケマシンは、個々に音量を変えられませんので、
マイクでトーク中の、BGMは、大きすぎます。
そこで、別のCDラジオ、プレーヤー(3000円位)の音をマイクで拾ってBGMとしました。
まあ、良かったですが、
やはり、個別に音量を変えたいです。

それと、このTAA4100アンプの、VUメータですが、
今度は、出力電圧でなく、出力電流が良いかな、なんて思ってます。
それとも、電圧と電流で本当の電力も良さそうな気がします。

2018/7/15
今年も夏祭り有りました。
前回は、上記の物を作りましたが、マイクアンプ自体は未使用でした。
今年は、通信カラオケの機械、無いので、TAA4100、4CHアンプ使用しました。
マイクアンプユニットは、作り直しました、と、云って、前のが駄目な訳では、有りません。
基本は同じですが、マイクアンプは、2回路、エコーは同じ、オペアンプは、2段構成にしました。
こうする、事に依り、マイクアンプの負担の軽減、オペアンプの負担の軽減に成ると思います。

結果は、とても良かったです。
マイクアンプの音割れ、スピーカーからの、音割れも、無くとても綺麗な音でした。
今年は、TAA4100、4CHアンプ、この一台で済ませました。
信頼性も有りそうです。結構フルパワーでも大丈夫でした。
只、この、フルパワーは、疑問で、電源14Vで、8オームのスピーカですと、
14/8=1.75A、 P=1.75x1.75x8=24.5W 計算上
14Vの電源の電流計(あまり当てにならない)で3A程 40W位
まあ、実際は、4CHで40〜50W程と思われます。
TAA4100は、一応100Wx4です。
家の会場では、十分です。

それと、各VRは、Aカーブで、50K程以上が良さそうです。
前、20kオームのBカーブなので、ちょっと回すと、音が大きく成り、調整し難いです。
50KAカーブにしたら、使い勝手が良く、小さい入力信号から、大きな入力信号まで、
コントロール出来るみたいです。本当は、オペアンプのGAINもコントロール出来た方が、良いけど、
VR付ける所と無いのと、信頼性の問題でなしです。

又、スピーカーも結構くたびれてるので、
安いやつ有ったら、交換しようと思っています。
ちなみに、オペアンプは、OPA2134PAです。GAINは、マイクアンプで、5倍x15倍=45倍
AUXは、30倍x15倍=450倍のGAINにして有ります。
AUXは、これ位あると、小さい出力でも十分増幅してくれます。
マイクアンプは、これ以上あると、増幅しすぎです。
前段のマイクアンプは、40DB位GAINがあります。
AGC付なので、ある程度入力無いと、AGC効きませんので。


   
 

2019/7/11先日NFJさんの、TAA4100A買いました。
時代も変わって、こんなに、コンパクトに成りました。
只、個人的には、チップ部品は好きで無いですが、時代はチップ部品なので、
しょうがないです。放熱器は、とても好みです。

前段アンプは、前回の回路と同じです。総合試験では、正常に動きました。
音質も、問題ないと、思います。
写真UPします。
  












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