(22)ロキ

ロキ
「あ〜もう・・・これから一週間ここかよ・・・」

ロキ
「君も何か悪いことして閉じ込められたの?
で、忘れられちゃった感じ?
はははっ、これから一週間ヨロシクね!」

ロキ
「それにしても・・・父上、超怖かったなぁ・・
あの人って、冷静にキレんだよ。・・・まぁあの時程じゃねーケド。
あの時は完全に母上にハメられたもんなぁ〜」
・・・・約一年前・・・・・

コンコン(ノック音)・・・

ロキ
「母上〜なんだよ、大事な話って?」
ヨトゥン
「座りなさい」

ヨトゥン
「ドアは閉めたわね?」
ロキ
「ん?閉めたけど〜」
ヨトゥン
「いい?これから話すことは、あなたと母さんだけの秘密よ」

ロキ
「お、おう。了解・・で、何?」

ヨトゥン
「城の地下に、あなたの義兄さんが眠ってるのは知ってるわね?」
ロキ
「ああ、知ってるよ。オーディン義兄さんでしょ?
顔は知らねーケド」

ヨトゥン
「オーディンが眠りについたのは180年程前」
ロキ
「ええ!?180年?!
なんで、ずっと寝てるんだよ?」
ヨトゥン
「・・さぁ?本人の希望らしいわ。
自然に目覚めるまで起こさないでほしいって」

ヨトゥン
「・・問題はそこじゃなくて・・・・・
このままいったらvan家は誰のものになる?」
ロキ
「・・まぁ、父上が死ぬことはないと思うけど・・・
引退するとしたら・・・オーディン義兄さんかな?
第一夫人の長男だし」

ヨトゥン
「そうよね?
アンタ・・母上を喜ばせようと思わない?」
ロキ
「・・・・・・・どうやって?・・・」
ヨトゥン
「簡単よ♪
眠ってるオーディンに・・・・・」

ロキ
「イヤだよ!!なんでそんなキモイことしなきゃいけないのさ!」
ヨトゥン
「・・まだ何も言ってないじゃない
誰も”殺せ”とは言ってないでしょ?」

ヨトゥン
「van家の後継ぎとして”不適任”になってなってもらうのよ」
ロキ
「不適任?」

ヨトゥン
「そうよ。
この”秘薬”を眠ってるオーディンの口に、ほんの1滴・2滴流し込むだけ」
ロキ
「”秘薬”って・・・」

ヨトゥン
「死ぬことはナイわ。
ただ、少しの間”錯乱状態”になるだけよ
錯乱しうる人物なんて・・van家の後継ぎとして失格よね?」

ロキ
「・・・・本当に・・・・本当に死なないんだろうな?」
ヨトゥン
「ええ、絶対に」

ロキ
「・・・わかったよ・・やってみる」
ヨトゥン
「えらいわ、ロキ」
INDEX-----BACK-----NEXT