(6)特殊な人

ユノ
「ティタ、本当においしい!今度レシピ教えてね!」

ティタ
「気に入ってもらえてよかった〜!
簡単だから今度一緒に作りましょ」

オベル
「ダハー!よく言うぜ!朝から大変だったんだぜ〜
オレらなんておもっきし被害こうむったよな?ナーガ」
ナーガ
「確かに!失敗するたびに、食材買いに走らされたよな?」

ティタ
「あら、そんな事言ってていいのかしら?
あまり調子にのってるとあとで・・・」

オベル
「あ、あ、うそうそ。今のうそ」
ナーガ
「そうそう冗談冗談・・です」

ユノ
「あのね、1つ気になることがあるの。
聞いてもいいかな?」
オーディン
「?なになに?」

ユノ
「オーディンさんは1年前からここに住んでるって言ったよね?」
オーディン
「う、うん」
ユノ
「でもどうして、ご近所なのに今まで一度も
会ったことがなかったのかなぁって」
オーディン
「あ〜・・・・」

ティタ
「だって、オーディンはヴァンパイアだもの」
スパルナ
「ヴァンパイアは太陽の光にあたると命を落としてしまう。
オーディンにとって昼間の時間帯は眠りの時だ。
今まで逢わなかったのはそのせいだろう」

オーディン
「(・・・・あー・・・あっさりとバラしちゃったよ・・この人たち・・)」

ユノ
「なるほどね!謎がとけた。どうりで今まで逢わなかったはずよ!
そう言われてみれば、綺麗なレッドアイだもんね〜」
オーディン
「あの・・・ユノはヴァンパイアが近所に住んでて・・その・・
嫌じゃないの?」

ユノ
「全然!そりゃ中には狂暴なヴァンパイアもいるんでしょうけど
あなたはそんな風には見えないし
第一、ティタの友達に悪人なんていないもの!」

オーディン
「(じーーーーーーーーん・・・・・・)」

ユノ
「・・だけどお兄ちゃんには黙っといた方が良いかも。
すごい心配症だから」
ティタ
「無理もないわよ。私たちクリーチャーが近所に住むことを
歓迎してくれる人なんて、ほとんどいないもの。
ユノは特殊よね!」

ユノ
「ちょっとティタ!それって褒めてるのよね!?」
一同「あははははは」・・・・・

ユノ
「今日は本当に楽しかった〜
あんな大勢での食事なんて久々!
いつもお兄ちゃんと2人だけだから」

オーディン
「またおいでよ
晩メシなら僕も付き合えるしさ」
ユノ
「うん!今度私の家にも遊びに来てね。
すーーんごく狭いけど」
オーディン
「うん、行くよ」

ユノ
「家すぐそこだし、ここでいいよ。見送りありがとう。
それじゃ、またね!」
オーディン
「うん、またね。おやすみ」


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