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【新指導要領対応、学習塾の実践から学ぶ「ティーチング・コーチング・ラーニング」】
 
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歌のような「小学校英語」が 会場に響き渡った教師セミナー

 特定非営利活動法人ピースコミュニケーション研究所(以下、PCI)が主催する第二回教師サポートセミナー『学習塾の実践から学ぶ、やる気を引き出す授業術』が、10月20日(土)に催された。

 今回のセミナーは、教育の最前線で活躍する学校の先生方の授業力向上をはかるために企画されたもので、9月29日(土)、10月20日(土)、11月10日(土)の3回連続シリーズで実施されている。
                 


 1回目の9月29日のテーマは、「生徒のやる気を引き出す授業パフォーマンス」。はじめにPCI理事長である中土井鉄信氏が教壇に立ち、授業の本質、教師としての心構え、さらに「学校型授業」と「学習塾型授業」の比較などを披露。後半では、主任研究員の井上郁夫氏を講師とし、授業中の話し方、生徒への視線の振り方などのプレゼンテーション・スキルがワークショップ形式で研究された。

 学校でも、学習塾でも、生徒の「分かった!」という笑顔が、教師にとっての最大の喜びであることに変わりはない。しかし、学習塾と学校の間には、不幸にも相互交流が妨げられてきた経緯があり、学習塾で培われた授業ノウハウが学校の先生方に伝えられる機会は少なかった。今回のセミナーは、この垣根を取り払い、学習塾で培われた授業ノウハウを学校の先生方に紹介し、日々の授業を行ううえでのヒントにしてもらうことを主眼としている。

                 


 さて、10月20日(土)の第2回目のセミナーのテーマは「生徒の興味・関心を引き出す授業展開」。
 セミナーでは、
「授業の導入方法とは?」
「わかり易い授業とは?」
「面白い授業と可笑しい授業の違い」
など、熱心な教師なら誰もが関心のあるテーマを講師である井上郁夫氏が熱を帯びた口調で、次から次へ具体的な事例を交え説明していった。


 その中で特に、印象に残った点を簡単にご紹介しよう。
 井上氏によれば、わかりやすい授業とは、多くの視点から説明ができている授業である。それと言うのも、すべての生徒に分かってもらえる万能な教え方はないからだ。なぜなら、生徒それぞれで興味・関心が違うため、ある教え方がA君にとってはわかりやすいものであっても、その隣に座る記憶の仕方が違うBさんには理解しづらいものとなってしまうケースがあるためだ。
 NLP(神経言語プログラミング)の理論によれば、人間の記憶には、
「視覚型」「聴覚型」「体感型」の3つのタイプがある。
 そして、それぞれのタイプにより、効果的な教え方は違っている。
 たとえば、視覚型の生徒には図や表などを多用したチャート型の授業が有効だし、一方、聴覚タイプでは、教師の言葉による説明が理解度を高めるキーとなるという具合だ。また、体感覚型では「実験」「観察」などが有効な教え方となる。
 実際の教室にはこれら3つのタイプの生徒が混在しているため、「視覚型」「聴覚型」「体感覚型」のどのタイプの生徒にも理解しやすいよう、複数の視点から説明ができるスキルが教師には求められているのである。

 ワークショップでは、既習事項を振り返りながら、知的好奇心を刺激し、かつ将来に向けての学習意欲を引き出す授業方法の事例として、台形の面積を求める授業方法が受講者の間で話し合われた。

 台形の面線を求める公式は「(上底+下底)×高さ÷2」だが、これ以外にも、台形を三角形と平行四辺形に分けたり、複数の三角形に分けたりしても解が求められるのはご存知だろう。この図形を分割したり、移動をさせる方法は、将来、生徒たちが学ぶ多角形でも使え、生徒の応用の範囲が広がるきっかけ作りになるなどの意見が活発に出された。

                 

 セミナーの後半では、大手学習塾で教師をしていたPCI主任研究員荒木崇氏による国語の模擬授業を公開。
 普段は教師である受講者が生徒役となり進められ、「童心にかえったよ」と眼を細める先生がいたのが印象的であった。頻繁にコミュニケーションをとる学習塾ならではの授業方法を、身をもって体感できたようだ。
 受講者は、教育学部の学生、小学校の先生、中学校の先生、学習塾の先生と、多彩な面々。年齢は20代前半から50代まで。「教育」という同じ目標に向かいながらも年齢や立場を異にするそれぞれの受講者が、互いに刺激し合っていたのも収穫の一つであった。




特定非営利法人ピースコミュニケーション研究所(PCI)
理事長● 中土井鉄信 専務理事● 関口元
所在地● 〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町4-70-2 ライズビル3F - B
TEL&FAX● 045-651-7030  メール● peacecom@tbu.t-com.ne.jp

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