03.09.01

某ミュージシャン(まあ伏せる事もないんですが)の好意でツアー終了までコロコロ型旅行バッグ(あのキャスターがついた奴です。なんていうんですか?)を借りる事になった田中栄二です。

 

前回ここで言いましたが『高校の修学旅行の時に買った旅行バッグを未だに使っている』と言う状態は、ミュージシャンという圧倒的に旅が多い商売をしているものとしていかがなものかとは予々思っていたんです。

 

で、実は何度も買おうと志した事はあったんですが、なにせ旅行バックを買うのが高校生の時以来な訳で、一体どんなものが自分に最適なものなのか、判断に余りまして。

 

どうやら、回りのミュージシャンを見ますと(まあミュージシャンだけとも限らんのでしょうが)圧倒的にコロコロタイプのバッグが多いようなんですが、どうも私、あのコロコロタイプには抵抗があったんですよ。

 

なぜ抵抗感があるのか、自分でもよくわかっていないんですが、多分心のどこかでコロコロ=ブルジョアという構図が出来上がっていたんだと思います。

 

 

何となく身分不相応なのではないかと。

 

 

更に言いますと、物凄く綺麗でスタイルもよく、これ見よがしのファッションで颯爽とコロコロタイプ旅行バッグを軽快に転がしている女性が、エスカレーターが故障中でやむなく階段を降りる時に普段コロコロされる事が当たり前のバッグをむんずと持ち上げて辛そうに階段を降りる様がどうしょうもなくぶざまに見える訳ですよ。

 

まあしかし、それもある意味偏見だろうなと言う自覚はある訳で、この際コロコロ体験してみるのも良いかと思いまして、思いきって借りる事にしてみた訳です。

 

 

で、早速先日の北海道での仕事の時に、コロコロ体験をしてみたんです。

 

 

いやいや、なかなか快適ですね。

 

 

多少操舵の技術が要求されますが、慣れてしまえばおそらく格段に移動が楽になる事は間違いないようです。

 

 

 

そして何となくミュージシャン的にも進化した気分になります

 

 

で、更にですね、また衣装を買ってみたんですよ。

 

 

いや、先日人から譲り受けた服が結構衣装っぽくって、当面はその貰いものでお茶を濁そうと思っていたんですが、コロコロバッグも入手した事だし、ここは思いきって更なる進化を遂げようかと思いまして。

 

 

それで、自分で言うのもなんですが、生まれて初めてまともな衣装を買ったような手ごたえがあるんですよ

 

 

 

生まれて初めてのコロコロバッグに、買ってきた衣装、そして夢とか希望とかもついでに詰め込み、長旅に向けて気分は高まります。

 

 

 

 

ただ、先日の北海道ヘの旅で、自分の中でのランキング上位の普段着は使ってしまっていて、下着類も微妙に半乾きの状態で、衣装とか夢とか詰める前に肝心なものが何もバッグに収まっていないと言う事が多少気になるところですね。

 

 

 

 

進化した気分になって足元をすくわれないよう注意しましょう。俺。


03.09.10

タバコを吸おうとしてライターをつけたら思いのほか火がでかくてまつげがちょっとこげた田中栄二です。

 

 

先日、滋賀県は草津と言う街で休日を過ごしまして。

 

 

琵琶湖に程近いこの街は、観光地としてはそれ程有名では無いと思うんですが、私以前一人旅をした時に、この街に寄り一晩過ごした事があったんです。

 

 

詳しくはこちら(松田肇H.P『週間!田中栄二』 番外編第一話)を御覧いただければわかるんですが、話が長いのでまとめますと、『草津』という街の名称だけで『草津温泉だ』と勘違いして(草津温泉は群馬県です)宿をとってしまい、まあでももう二度と来る事も無いかもしれないし、ひょっとしたら不意な出会いもあるかもしれないしと思い街中を歩き倒して、やっと出会いがありそうなショットバーを見つけ、そこに女性客が何人かいて、なんとなくいい雰囲気になりそうな予感はあったものの、結局普通に酔って撃沈した、という実に思い出深い街なんです。

 

 

こんなレアな街(失礼)にニ度も来るとは、おそらく何か運命的なものがあるのだろうと思い、せっかくだから出会いのリベンジを試みようと、以前撃沈したショットバーに行く事にしたんです。

 

 

幸いな事に、不意に入った某アミューズメント施設の御好意でちょっとお金が増えたので、気持ち的にも大きなゆとりを持ってリベンジを敢行すべくそのショットバーに行ったんですよ。

 

 

あの仲良くなったバーテンは元気だろうか。私のことを覚えているだろうか。

 

 

色んな思いを胸にショットバーに行ったらですね。

 

 

 

 

ほのぼのレイクに変わってました

 

 

 

 

あぶなくお金借りるところでした。

 

 

 

 

まあ、その後行ったお好み焼き屋で、隣のテーブルに座っていた女性団体客の一番端のショートカットに勝手にロックオンして、勝手に盛り上がったので、結局何となく楽しく過ごせたんですがね。

 

 

 

 

多分盛り上がり方間違ってるんですよね

 

 

 

 

まあ、そんな訳で、またちょっとした旅に出ますが、まあ色々頑張りますわよ。

 


03.09.17

ちょっした所用で千葉県の奥地に行ってきた田中栄二です。

 

まあ、一応用があって行く訳で、決してレジャーと言う訳ではないんですが、ちょっと予想以上にローカルな場所でして、なんとなく一人旅気分を満喫して参りました。

 

千葉から内房線という割とローカルな電車に乗り、更に五井という駅から小湊線という思いっきりローカルな電車(単線)に乗っていった訳ですが、これがまた風情ありまくりでして。

 

ざっと これくらい(無断リンク申し訳ない)のローカル度合いです。

 

 

私、別に鉄道マニアと言う訳ではないんですが、単線と言うのはなんともぐっと来るものがありますね。

 

 

まあ何度か単線に乗った事があるんですが、例えば観光用の色彩が強い単線(江ノ島電鉄とか御殿場線とか)なんかは「どうこの景色、田舎だろう?癒されるだろう?」という人為的な主張が感じられてちょっと辟易するところがあるんですが、2年前、気仙沼と言うところに演奏しに行って、帰りにせっかくだから気仙沼線という単線を攻めたんですが、この気仙沼線、単純に地元の足として定着していてるタイプでして「えっ?何?これが普通じゃないの?どこもこうなんじゃないの?」とその存在が自然で、景色も無造作でいいんですよ。

 

 

で、更にその手の地域密着型単線は、乗っている地元の人間がなんともいいんです。

 

 

気仙沼線なんかは、出発前の電車内で、車掌とおぼしき人と地元のおばあちゃんが対面式のイスに向かい合って座ってお茶を啜りながらミカンを食べて談笑してたりして、そんな光景を見るとああ、自由って素晴らしいなあとつくづく感じたりする訳です。

 

 

 

で、今回乗ってきた小湊線も、完全に地域に密着しているタイプの単線で、おそらく地元住民の重要な交通手段というのが前提になっていて、結果として風情が生まれている感じだったんです。

 

 

 

更に乗っている人間が、これまたいい感じに無防備でかなりぐっと来ましたね。

 

 

 

気仙沼線同様、自由な風情の年輩の方が多く見受けられたんですが、この小湊線はそれだけではありません。

 

 

 

なぜか女子高生が一杯いたんですよ

 

 

 

しかも無防備

 

 

 

あり得ないくらい短いスカートを履いて足を組み、ずーっと遠くを見てたりしてるんです。

 

 

 

遠くの景色を見るべきか、近くの○○○を見るべきか、正直目のやり場に困りました。

 

 

 

 

どっちにしてもぐっと来ますからね

 

 

 

 

単線をゆっくりと走る電車、雄大な景色、そして無防備な女子高生

 

 

 

 

まさに癒しここに極まれりといった感じです。

 

 

 

そんな訳で、癒しを求めている中年男性の皆さん、小湊線はかなり熱いですよ

 

 

 

今回の旅(じゃないけど)の最中、面白くなって一部の人にメール乱発してしまいました。本当にすいません。この場を借りてお詫び致します。


03.09.25

 

最近散財著しい田中栄二です。

 

そんな訳で私、週一回ドラムを教えると言う仕事をしているんです。

 

先生ですよ。先生。

 

まあ、私、ドラムはおろか人生すら勘で生きている節がありますので、ハッキリいって人に何かを教えると言う仕事は不向きだと思っているんですが、なんだかんだでそこそこ楽しくやっているんです。

 

改めてドラムの基本的な事を振り返るいい機会にもなってますし、自分的にもプラスになっている部分があるのかなあと。

 

でですね、確か現在16、7人程生徒さんがいるんです。

 

この人数を一日でこなすのは、なにげに大変な作業でして。

 

更にツアーなんかが入ったりすると、2週間程空いてしまったりして、正直この前どんな事を教えたのか忘れてしまう時があるんですよ。

 

なので、レッスン終了後、今日はこの人にはこんな事を教えた、というメモをとっておくんです。

 

つたない先生ながらも、一応真面目にやってるんですよ

 

 

で、先日とある生徒が久々にレッスンを受けにきたんです。

 

まあ私もツアー中でして、何度かレッスンを飛ばしたり、更にその生徒さんの事情も重なって、一ヶ月近く空いてしまったんですが、さすがに一ヶ月も空けば完全にどんなレッスンをしたのか忘れてしまっていまして。

 

こうなると完全にメモ頼みなので、一体この前彼にどんなレッスンをしたのかメモを見てみたらですね。

 

 

 

 

上戸彩とだけ書いてあったんですよ。

 

 

 

しかも2週連続

 

 

 

 

一体俺は何を教えたんだ

 

 

 

いや、その後彼との話で判明したんですが、どうやら彼がアイドルと合コンをした事があると言う話で盛り上がり、いつの間にか上戸彩まで話題が行って、その日はアイドル話しで終了し、次の週に、また上戸彩の話で盛り上がり、レッスンの最後の方で『うえとあや』という語感を利用してポリリズムやら5連符やらをやっていたらしいです

 

 

 

全く意味がわからないですね。

 

 

いや、ほんとごめん。

 

 

先生、頑張る。


 

 

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