03.11.03 田中栄二です。
いきなりですが、話は九州のとある会場での出来事に遡ります。
私、ドラマーとして活動し出して以来初めてステージ上でスティックを回したんです。
いわゆるスティック回しですよ。
いや、どうもステージ上でスティックを回すのって抵抗があったんですよ。
まあ、あまり上手く回せないと言う理由もあるんですが、なによりどうしてもかっこいいものだと思え無いんです。
とりあえず、音楽的には何の意味もないし、自分のキャラ的にも違うかなあと。
じゃあなぜそんな事をしてしまったかと言いますとね、実はその日、とあるスタッフのピンチヒッターとしてやってきた女性と「ロック談義」で盛り上がりまして(その女性若かりし頃はロック少女だったようで)、「ドラマーと言えばスティック回しでしょう」なんて話になってしまいまして。
もちろん、「いや僕はそういうのやらないですよ」と言ったんですが、なんとなく「それはやらないんじゃなくて出来ないんじゃない?」と思われるのも癪な感じがしまして、ここはプロとして余裕があるところを見せようと「じゃあ、どこかで軽く一回転くらいしてみますよ」、なんて調子のいい事を言ってしまった訳です。
この発言をどれ程後悔した事か。
さすがに本編で回すのは気が引けるので、アンコールの一曲目で回す事に。
まあ曲調はロックだし、なによりアンコールだから多少スティックがクルクルしても問題無いかなあと。
で、時間が空けば、ばれないように影でスティック回しを練習し、ついにアンコールへ。
一応、メンバーや回りのスタッフに「いや、ちょっとスティック回しちゃおうかな」くらいの軽いアピールもしてしまった為、メンバーからの期待も膨らみ、もう後には引けない状態。
スティック回しと言うのは、その間右手が機能しない訳で、ある程度どこで回すかを決めてかからなければならず(上手い人は違うかもしれませんが)、頭の中で何度もシュミレーションを繰り返し、生まれて初めてのスティック回しプランを完璧に整えます。
よし、完璧だ。そう確信し、いつもと違う緊張感の中、運命のアンコール一曲目がスタート。
あれ?
なんで皆演奏しないの?
なんで今ドラムソロになってるの?
普通であれば、全員でドーンと始まるイントロのはずなのに、気がつくと私しかプレイしてる人がいないじゃないですか。
これじゃあスティック回しのプランなんてあったものじゃない。
一体何が起こったのか、一瞬の間に色んな思いが駆け巡ります。
で、ドラムだけでの演奏で一小節が過ぎた時、私はある重大な事に気がつきます。
カウント出してねえじゃん、俺。
スティック回しとか言ってる場合じゃありません。
カウントがなければ曲は始まらない訳ですよ。
ハッキリ言ってドラマーにとって最悪のミスです。
私のカウントが切っ掛けで照明や音響が機能しだす訳で、そのカウントがなく勝手にドラムだけ鳴り始めたのでは、すわ何事かと思われるのは当然です。
私、恥ずかしさのあまり顔を上がられなかったのですが、唖然とするメンバーやスタッフの顔が手にとるようにわかります。
しかし、現実問題として、とりあえずもうドラムのリズムは出てしまっている訳で、こうなると選択肢は「強引にドラムソロ」「一旦止める」の二者択一になります。
いや、例えばあえてカウントを出さずわざとドラムソロから始めたりする事はたまにやったりしますし、何となくソロ回しが回ってきたりとか、なんらかのトラブルが発生してドラムソロで取り繕うといった、不意にやってくるドラムソロとかはままある訳で、そんな時は結構張り切って出来たりするんです。
今回は完璧に自分のミスから始まったドラムソロな訳で、とても張り切ってアピールできる状態ではありません。
結局、申し訳ないと言う気持ちのまま、中途半端なドラムソロが四小節。
その後、メンバーの機転により、キリの良いところで曲は無事に始まったんですが、もう恥ずかしいやら、申し訳ないやら、色んな思いが頭を支配し、とてもスティック回しどころでは無くなったんですが、重大なミスを犯した人間を他のメンバーは放ってはおきません。
回せと言う指令が矢のように飛んできます。
多分この瞬間、私はおそらく世界で唯一申し訳ないという気分でスティック回しをしていたドラマーだった事でしょう。
いやはや、さすがに凹みましたよ。
まあ、別に咎められたりする事とかはなかったんですが、とりあえず謝りっぱなしでした。
で、その後の公演でもその話が尾を引いて、何度かスティック回しをやってしまったので、「田中栄二はスティック回しが大好きだ」と思われているかもしれませんが、それは誤解です。
あれはあくまで罪滅ぼしの為ですので、もうやりません。
いや、本当にすいませんでした。
そんな訳で、二ヶ月に及ぶ東儀秀樹ツアーも終了致しまして。
東儀さん、お姉さん、お母さん、メンバー、スタッフ、お客さん、本当にお疲れ様でした。
月並みですが、本当に楽しいツアーでした。
カウント事件の他にも、飛行機が着陸出来なかったりとか、座椅子にケツをぶつけたりとか、なんだかんだ思いでは色々あるんですがいちいち書いていると大変な事になるので、とりあえずこの辺でやめときます。
まあ気が向いたら何か書くかもしれません。
そんな訳で、これからはめっきり暇になります。
誰か遊んで下さい。 03.11.08 田中栄二です。
そんな訳で先日(といっても結構前の話ですが)畳敷きの楽屋で、なんとなく床に座ろうとしたらケツが畳に接地する前に座椅子の角に尾てい骨を強打しまして。
軽く想い出が二つ程消えるくらいの激痛でした。
まあしかし、私意外と体は丈夫な方でして、軽い打撲程度ならすぐ治っていたんです。
ですから、確かに強打したものの、2、3日もすれば痛みはすぐ消えるだろうと。
しかし、それから一週間が過ぎても尚痛みは引かず、電車移動や飛行機移動の時には痛くて眠れないと言う状態が続き、なによりドラミングにも影響しだしてきたんです。
いよいよこれはひょっとしてただの打撲ではないんじゃないかと言う事に気付きだしまして。
で、思いきって病院にいってみたんです。
私、めったな事では病院に行かない方なんですが、ここに至っては仕方ありません。
幸い近所に整形外科がありまして、とりあえず飛び込んでみまして。
その整形外科(ひょっとしたらどこもそうなのかもしれませんが)、主な患者はおそらくリウマチやら神経痛やらと言った症状を持った御老人ばかりで、いきなりやってきた金髪に視線が集中します。
あ〜金髪で悪かったなぁと半ば勢いで受付を済ませ、診察を待ち、程なく呼び出され診察。
で、医者の先生にケツを打った日とか、どの程度の痛みとか、ドラマーである事や移動が多い事も説明し、じゃあレントゲンをとりましょうと言う事になりまして。
横向きになったり、うつ伏せになったりしながらレントゲン写真を撮り終え、診察室で結果を待ちます。
待っている間、そばにいた看護婦さんと話を弾ませまして。
で、しばらく看護婦さんと話しているうちに、私はある重大な事に気がつきます。
今話している看護婦さんが美人だと言う事に。
いや、実は結構前から気になってはいたんです。
この病院に入った時から、老人ばかりがひしめくこの空間に、若者と言えば私とその美人看護婦だけだったんですよ。
そりゃ恋の予感ぐらいは感じていた訳ですが、まあでも話す機会なんてないだろうからと思っていたら、ここに来て診察室と言う空間に二人きりという○○○○ビデオそのままのシチュエーションを与えられた訳です。
まあそれでも、今のところは看護婦と患者と言う関係だけな訳で、一歩踏み込むにはそれなりの切っ掛けが必要な訳で。
看護婦「ドラムやってるんですってねえ」
私「そうなんですよ」
看護婦「じゃあお尻痛いと大変なんじゃないですか?」
私「まあそうですねえ。あっ、でもやってる最中は夢中なんであんまり気にならないんですよ」
看護婦「えっ?やってる最中?」
あなた、今絶対猥褻な想像したでしょ。
いや、そうじゃなくてドラムをやってる時にね、と私が説明すると、自分がとんでもないエロ表現をしてしまった事に気がついたその看護婦さんは、明らかにはにかんだ表情となり、顔を赤らめます。
彼女は打つ気満々のバッターにすっぽ抜けのフォークボールを投げ込んでしまったようです。
思い掛けずやってきた絶好球を目の前にして、これは思いきって話を猥褻な方向に持って行こうかとも思ったんですがさすがにこの状況ではシャレにならないと思いぐっとこらえ、程なくレントゲン写真を持ってきた先生から説明を受けます。
なんとなくケツの痛みなんかどうでもよくなってきていたんですが、レントゲン写真を眺めながら、先生の表情が険しくなってきているのを見て、この病院にやってきた本来の意味を思い出します。
やはりこれはただの打撲じゃ無さそうだ。
ひびとか入っていたんだろうか、だとしたら全治にどれくらいかかるんだろうか、まあしかし、そうなったらそれはそれで看護婦さんにこんな状態でドラムを叩いていたなんて、この人素敵だわと思われるかもしれないし、そうなればこの病院に通う事になって、そして○×△で、とかまあ色んな思いが交錯します。
そして、先生より一言。
う〜ん、ただの打撲だねえ。
あっ、そうなんだ。
ほっとしつつも、「ただの打撲でのこのこ病院に来てしまった」という隠しようのない事実が明らかになった訳です。
嬉し恥ずかしとはこういう状態を差すのでしょう。
その後一応痛みをやわらげる効果があるらしいレーザーをケツに当てる治療をしてもらったんですが、その治療中ケツを半分だしながら、まさに百年の恋も冷めるような不様な格好で丸イスに座らされるはめになりまして。
こんな状態ではフォークのすっぽ抜けだろうが得意のインコース高めだろうが打てる訳がありません。
まあ結局、異常はないと言う診断だったし、レーザーも何となく効いている気がしてケツの痛みは消えて行ったんですがね。
痛みと同時に恋の炎も消えて行きました。
で、治療終了後、その看護婦さんから「また痛みだすようでしたらレーザーうけに来て下さい」なんて言われたんですが、その都度不様な格好をこの看護婦さんに見せなければならないのかと思うと、とても行く気にはなれません。
結局、せっかくの絶好球を見逃してしまった哀れなバッターは、看護婦との合コンと言う別の試合を夢見るのでありました。
お誘い待ってます。
そんな訳で、一匹氏より「更新しろ」との指令を受けたので、なんとか頑張ってみますが、毎日は無理です。
まあできれば一日置き、まあ悪くても四日に一回くらいはと考えてますが、保証できません。
とりあえずマメに更新するよう努力してみます。
03.11.12 田中栄二です。
そんな訳で暇でございます。
だったらママチャリ日記だとかトップだとか更新でもしろよという話なんですが、暇なら暇でやる事もあったりなかったりで。
まあ、自分企画のライブも差し迫っておりますし、不意に一匹君が遊びに来たりもしますし、二ヶ月振りにまたやり始めたファイナルファンタジーのストーリーを思い出さなきゃならなかったりしますし。
とりあえず、11月17日「田中栄二セッション〜邪編」、及び11月27「山田中一匹」(どちらも六本木ピットイン)、よろしくお願いします。
後、なにげにcoilのライブも久々ですのでこちらも是非。
それにしても「田中栄二セッション」ってどうなんですかね。
なんかもっと気の効いた題名とかなかったんですかね。俺。
というかですね、なんか「田中栄二」という名前を前面に出すのはなんかちょっと抵抗があったんですよ。
気恥ずかしいと言うか、なんというか。
まあ結局、このセッションは自分仕切りな訳で、一応自分の名前を入れないといけないだろうと思いまして、変に気を衒うのもいかがなものかと思ってストレートな名称にした訳です。
それに、今回は純粋に音楽的なセッションですので、あえて題名を考える必要も無いのかなあとも思いまして。
なにせ今まで自分が企画に参加するライブと言えば、芝居したり、こたつで座談会したり、心理テストやったり、黒子を導入したり、白衣着たり、ハゲヅラかぶったり、といった演奏以外の要素が中心のライブばかりでして、純粋なセッションを組んだ事が無かったもので。
そんな訳で、芝居したり、こたつで座談会したり、心理テストやったり、黒子を導入したり、白衣着たり、ハゲヅラかぶったりしませんが、個人的には相当面白くなるのでは無いかと思っておりますので、興味のある方は是非御来場下さい。
で、「山田中一匹」の方ですが、こちらは目下諸々水面下で決まりつつあります。
ご来場して頂いた事のある方ならお分かりになると思いますが、こちらは演奏以外の要素盛り沢山です。
芝居したり、こたつで座談会したり、心理テストやったり、黒子を導入したり、白衣着たり、ハゲヅラかぶったりといった事は容易に考えられますので、興味のある方は是非御来場下さい。
そんな訳で、察しのいい方ならお気付きかもしれませんが、今回の更新は宣伝で逃げました。
まあ、どちらのライブも真剣にやってますのでよろしくどうぞ。
03.11.16 田中栄二です。
いきなり汚い話で申し訳ないんですが、私、基本的に下痢症なんです。
おそらく腸があまり強く無いんでしょうね。
排便なんか多い時には一日に4、5回なんて事も良くある話でして。
それでも、たまに腹痛に見舞われる事があるくらいで、いたって健康なんですよ。
なんて言い続けてたんですがね。
自分の健康を過信すると痛い目にあうんだなと言う事が判明致しました。
実は私、先日生まれて初めて救急車で運ばれまして。
しかも自分で呼んで。
いやですね、昨日の夜、ここ最近の日課たるゲームをしながらの晩酌というのを朝方5時頃までやっておりまして、さあそろそろ寝ようかなと思った時、なんとなく「ちょっと腹痛いかも」という感じがしたんです。
まあ、寝しなに腹痛に見舞われる事は私には良くある事でして、大抵そういう時は、鎮痛剤を飲んだりすれば治まっていましたし、鎮痛剤が無い場合でもとりあえず排便する努力をして(まあもう出尽くしてしまって出ないんですが)、なんとなく力んでいればそのうちに痛みは薄れてその隙に寝てしまえば翌日には完全に痛みは無くなっていたんです。
ですから今回も、私にとってはいつもの事でして、鎮痛剤は切らしていたんですが「まあ痛くなったらう○こするふりすりゃ大丈夫か」くらいな感じでとりあえず無理矢理寝る事にしまして。
で、おそらく2時間くらいは寝たと思うんですが、結局腹痛に起こされまして。
もうこうなったら仕方ありません。とりあえずトイレへ行き排便を促すよう力み、痛みが遠のくのをじっと待ちます。
と、ここまでは今までよく経験していた事でしてさして驚く事では無く、いつもであれば10分もこうしていれば痛みは遠のき眠りにつけるはずだったんですが、ここから痛みの未体験ゾーンへと突入する事となります。
落ち着くはずの痛みが徐々にクレッシェンドして行き、次第に私も「これはいつものやつじゃ無い」と気付きだし、得体のしれない恐怖感が襲ってきます。
そして、それは急激にやってきまして。
これ、本当なんですが、痛みがピークまで来た瞬間に記憶が飛んでるんですよ。
ふと気が付いた時にはケツ丸出しでトイレの外にうずくまっていたんです。
さすがにこれはちょっとやばいと思い、とりあえず救急病院に行こうとしたんですが、今から救急病因を調べタクシーを拾ってと言う行程をやる気になれませんで。
勿論、即座に救急車に頼ると言う選択肢も頭の片隅にはあったんですが、私、生まれてこのかた救急車なんて乗った事も無ければ呼んだ事も無いですし、イメージ的には瀕死の重傷を負った方が乗るものだと思っていましたので、果たしてこんな事で呼んでいいものかというためらいがあったんです。
しかし、今まで経験した事のない痛は依然として強まるばかりで、結局生まれて初めての119番体験に踏み切る事にしたんです。
朦朧とする意識の中、腹を抱えつつ受話器を取り、一回110番に掛けてしまうというお約束の間違えをし、119番。
住所や電話番号や現在の症状などを震える声で伝え、救急車の到着を待ちます。
で、一体どれくらい待ったのでしょうか。
私にはかなり長く感じたのですが、実はそれほどの時間は経過していなかったのかもしれません。
一度、救急車から電話が入り、現在の病状を聞かれます。
いやね、不思議なものですね。
この段階ですでに痛みはほとんど無くなっていたんですよ。
この電話が入った段階で、あっ、もう大丈夫っぽいんで帰って下さいと言ってもいいくらいだったんですが、気紛れで救急車を呼ぶんじゃねえと思われるのも憚りまして。
結局その電話の最中に救急車が到着。
そして、狭い部屋になだれ込んでくる救急隊員×3。
脈をとられ、血圧を計り、どのへんがどの程度痛いのか聞かれます。
ほんとごめん。もう全然痛く無いし。
しかし、この状況下で「ああなんかもう治っちゃった」なんて言うセリフを吐く事も出来ず、結局抱えられるように救急車に運ばれまして。
もうこうなったら嘘でも病人になりきるしかありません。
時折「うっ」とかうめき声を出しつつ、精一杯病人をアピール。
そして、「はい、救急車通ります。道開けて下さい」なんてアナウンスをしながら信号を飛ばし、一方通行を逆進し、病人のふりをした人間を素早く病院に運ぶべく救急車は突っ走ります。
で、程なく救急病院到着。
病人のふりのまま待つ事数分、いかにもさっきまで寝ていた態の女医さんに見て頂きまして。
なんだかここまで来ると嘘を突き通すのもどうかと言う気持ちになり、正直に現在の状態を告白。
結局、救急では検査のしようも無いので、昼間にもう一度来て下さいとの事で一度帰されまして。
まあ、もうすでに体に異常は無かった訳で来る気は無かったんですが、この時の診察料の精算の際に「まだお釣とか出せないのでとりあえず一万円おいてって」とのことでしたので、その一万円を取りに行かねばならず、まあついでだから一応検査してもらおうと思い、昼間にももう一度同じ病院に行ったんです。
そして、昼の診察で救急の時とは違うなんとなく本格派っぽい先生(この先生も女医でしたね)に見てもらったんですが、その先生、カルテを見つつ私に一言。
飲み過ぎね。
やっぱりね。
いやなんかこんな事書いたらすわ大病かと思われるかもしれませんが、自分でも思うんですが、完璧に飲み過ぎなだけな訳で、酒さえ止めれば改善されるのは良くわかっているんです。
そんな訳で、合○ン以外は禁酒する事にします。
ビバ健康。
03.11.24 田中栄二です。
「暇だから少なくとも4日に一度は更新」なんて言っておきながら、意外とそんなに暇じゃ無かったですね。
申し訳ない。
とりあえず、「田中栄二セッション〜邪編」多数御来場誠にありがとうございました。
何分芝居をするとかこたつを持ち込むと言った企画的な要素が無いライブを組んだのが初めてでして、正直最初からいっぱいいっぱいでした。
予定外(?)のお馴染みの雅楽師来訪もあったり(いや、本当にありがとうございました)、なんだかずーっと混乱していたような印象です。
そんな訳で色々反省もしたりしておりまして、まあまたこういう機会が持てればいいなあとは思っているんですが、もう姑くはいいかなあと。
今回協力して頂いた鬼怒さん、松本君、佐藤君、熊谷さん、本当にありがとうございました。また付き合って下さい。
そんな訳で、次は企画物の王道「山田中一匹」です。
あんまり期待されても困りますが、それなりに期待してみて下さい。
御来場待ってます。
で、話はがらっと変わりますが、先日、当サイトをよくチェックしていると言う某有名アーティストとまた電話でお話しする機会がありまして(よくわからない方は03.08.03のトップの話をどうぞ)。
まあちょっと用があってその有名アーティストのサポートをしている友人に電話したんですが、これまた
そのドラマー、私なんかに言わせれば大先輩な訳で、まあおいそれと話す事も無かった訳で、全く交流が無かった訳では無いんですが、同業者の大先輩と話すと言うのはなかなかどうして勇気がいる事なんですよ。
しかも武闘派だし。
「あっ、どうもごぶさたしてます」
「おぅ久しぶりだねえ」
「お陰さまで」
なんていう当たり障りのない会話が進行するうちに、友人の声が遠くでします。
「○○さん、こいつほんとドラムはダメですけどホームページは面白いんですよ」
てめえなんて事いいやがると内心思っていたんですが、まあ「こいつのドラム最高ですよ」なんて事を大先輩に言ってしまうほうがよっぽど危険なのでまあ良しとしておきます。
「いや、まだお前のページ見た事ないんだよなあ。でも、最近買ったんだよ」
ちょっと電波状態がよく無かったので正確には聞き取れなかったんですが、どうやら最近ノートパソコンを買ったようで、これからチェックしてみるよ的な事をおっしゃっていたようです。
で、その大先輩がその事を称して一言。
「いやあ、俺もやっとモバイルドラマーになったよ」
えっ?
先輩、それ自分突っ込むベきでありましょうか。
だって、モバイルドラマーって。
多分携帯できるドラマーって事ですよね。
そんなに小さくてはドラム叩けないじゃ無いですか。
で、更に英語的にきちんとするならですね。
mobile drummerって事ですよね。
mo・bile [m蓉bl, -bi:l/-bail]
って事はですよ。
自由に動くドラマー。
まあこれは何となくわかりますが。
可動式のドラマー。
これはちょっとロボットっぽく無いですか。
流動的なドラマー。
これもちょっと流されるような印象であんまりどうかと。
変りやすいドラマー。
さすがにこれはまずいんじゃないですか先輩。
まあ、結局そんな突っ込みを入れれるはずが無く、「あ、じゃあよければ覗いて見て下さい」的なお茶の濁しかたになってしまった訳ですが。
そんな訳で、その大先輩の方がこのページを見ていない事を願うばかりです。
尚、万が一の場合には政治的な理由により一時的に閉鎖する可能性もありますのでご了承下さい。
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