04.04.01 田中栄二です。
お待たせ致しました。
竹本一匹待望のニューコンテンツ『一匹編(本タイトルは見て確認して下さい)』スタートです。
ひょっとして、私もまだ確認していないのでnot foundになるかもしれないですが、仮にそうなってもそのうちアップされると思われますので、こまめに何度かトライしてみて下さい。
まあ、末永くご愛顧のほど。
そんな訳で、実家(札幌)より帰って参りました。
今回は演奏も無く、完全プライベート帰省で、なんだか思いっきり充実出来ましたね。
で、色々楽しい思い出話でも書きたいところですが、残念ながら書く事は出来ません。
どうやら楽しさの代償として記憶を色んなところに置いて来たようでして、楽しかったという漠然とした記憶はあるのですが一体何がどう楽しかったのかはまるで覚えていない状態でして。
今一番覚えている事は、最終便(21:45新千歳発11:30羽田着)で寒かった札幌から帰って来たらと思ったら東京はどしゃ降りで雨の影響で飛行機の到着が遅れぎりぎりのところでモノレールの最終に飛び乗り仕方ないから渋谷からタクシーで帰ろうと思っていたのがタクシー乗り場には人があふれており傘を買おうにも売ってそうな店はすでに閉店しており運良く家のほど近くまで行く深夜バスがあったのでとりあえずそれに乗り込んだのだがあまり利用した事が無いのでおりる場所を間違ってここから歩くと20分はかかるであろうというポイントに傘も持たず一人ボー然とたたずみいい加減ボー然としていても仕方ないから雨にぬれながらコンビニを探しやっと発見して傘とバッグを覆うビニール袋を買い意を決して家まで歩こうとしたら思ったより風が強く買ったばかりの傘が5分でぶっ壊れたという事が、今のところの一番の思い出です。
最終便はくれぐれも気をつけましょう。
とりあえず、札幌で会った色んな人、本当に楽しかった。またこれに懲りずに飲みましょう。
で、次は誰かビデオカメラを持っていって俺の記憶をデジタル化してくれませんか?
04.04.08 田中栄二です。
思いっきり暇なくせに更新が遅れてしまいまして。
というのも、只今「24(TWENTY FOUR)」にハマっておりまして。
ご存知ですか?
物語の進行と現実の時間の流れが同じ速度で進んで行くと言う、全24話(1話がちょうど1時間分で、24時間分)のアメリカのTVドラマなんですが、どうやら巷では話題騒然らしいく、私もその斬新な手法にすっかり罠にはまってしまいまして。
以前よりこの作品の存在は知っていまして、レンタルビデオでもどうやら結構回転しているらしく、それなりには興味を持っていたのですが、ついついジブリとか名探偵コナンとか絵が動くタイプのビデオか、マトリックスやロードオブザリングとか念のため見ておかなければというタイプのビデオを借りてしまう習性がありまして、24話もある続き物を借りるには及ばなかった訳で。
で、先日深夜に何気なくテレビをつけていましたら、そのドラマが地上波放送していたんですよ。
なんでもフジ系列でほぼ毎日深夜帯に連続放送されているらしんです。
どうやら4月1日からやっていたらしいのですが、あいにく気がついたのが第5話目でして。
深夜の地上波といえば私のゴールデンタイムなのでもう少し早く気がついるところなんですが、その辺はライブだの花見だのが続いてまして、深夜は別の意味でのゴールデンタイムとなっておりまして。
まあ、大抵続き物を不意に途中から見てしまった場合、面白そうならあえて見ずにレンタルビデオで始めから見るというのが筋なのでしょうが、一気に加速して行くストーリー展開についつい気を許し、地上波でやっている(しかも一気に3話くらいやるんですよ)と言うお得な状況も相まって気がついたら完全に深夜の日課になってしまいまして。
私、一度ハマるととことん追求したいタイプですので、見逃した1〜4話も物凄く気になるところなんですが、まあなんとなく過去の話も類推出来るように設定されているし、現在第14話まで放送されているのですが、もはや過去の事よりも続きの方が気になってしまいまして。
例えば付き合いはじめの彼女がいて色々彼女の昔の話も気になるところなのだが物凄く彼女が魅力的でだしそんな事よりもこれから二人で新しい歴史を刻んで行こうと心境です。
ただですね、彼女が魅力的なだけにたまにちらちら私の知らない彼女の過去の重要な話(1話〜4話)が出て来たりするとやはり気になってしまいまして。
つまり、彼女がみそ汁を作っている時に不意に昔付き合っていた男の話をするといった感じでして。
『前の彼がさあ、な〜んかおみそ汁は赤味噌じゃなきゃやな人だったんだよねえ』
『へ〜』
『それでさあ、私って圧倒的に白味噌じゃん。ちょっとプチ喧嘩入っちゃって。でさあ、なんだかんだで結局出汁がポイントなんじゃないかって話でさあ、結局最終的には煮干しかカツオって話になったわけ〜。もう全然意見が合わなくて、もうそれが原因で別れたんだよねえ』
『へ〜。で、出汁はどっち?』
『それでね、結局ね』
『結局?』
『あっ、出来た〜。はい、赤味噌どうぞ』
こうなると表面上は冷静に努めていてたにしても、まあ美味いからいいかと思っていたにしても、今後、みそ汁が出てくるたびにみそ汁の味に右往左往されてしまうと思うと出汁を確認したくなるのが人情というもので。
で、気がついたら出汁確認の為TSUTAYAに走っている訳で。
しかし、みんな考える事は同じですね。
2話目以降は余裕で借りられるのに、1話目だけすべてレンタル中。
なんだかんだ言ってもみんな彼女の過去と出汁は気になるようで。
それから毎日、というか数時間おきにTSUTAYAに行ってチェックしているんですが、もはや新作ではないので一週間彼女の過去を独占出来るせいでなかなか一話目だけ帰ってこないんです。
ですので、TSUTAYA三軒茶屋店で24(TWENTY FOUR)の第一話目を借りているあなた、彼女はあなただけのものではありませんので大至急返して下さい。
そんな訳で、『24(TWENTY FOUR)』をまだ体験していない方、現在一話目が非常に借りにくい状況かとは思いますが、一度体験してみてはいかがでしょうか。
出汁の入っていないみそ汁は味気ないので、頑張って一話目から借りる事をお奨めします。
24時間、分刻み、いや秒刻みで様々な人物が広大なアメリカ狭しと動き回る人間模様は、きっとあなたを虜にするでしょう。
そして、見終えた後は狭い部屋で24時間微動だもせずなんにもしなかった自分に気がつくはずです。
04.04.15
「24(TWENTY FOUR)」の地上波放送も終了し、深夜の張り合いが無くなった田中栄二です。
まあ面白かったからいいんですが、おかげで完全に昼夜逆転の生活ペースとなってしまいまして。
どうやらハマっていた方が多いようで、遅刻したり職場で使い物にならなかったりした人が一部で続発しているようですが、大丈夫だったんでしょうかね。
まあ、私の場合、昼が夜だろうが夜が昼だろうが大して影響ないんですけどね。
なにせ、放送終了後(午前4時くらいですか)から晩酌を始めるくらいですから。
ほんと、暇で良かったなあ。
良くないですね。
しかしまあ、こういうペースで生活していると、不健康まっしぐらである事は一応自覚してる訳で、今更不健康自慢する歳でもないし、徐々に生活を改善していかないとなあと言うある意味危機感にも似た感情はそれなりにあったりする訳ですよ。
例えば、深夜どうしても腹が減ったとき、若かりし頃であれば(まあ今でも充分若いと思って入るんですが)即コンビニダッシュという行動を取っていたんですが、最近は「はてさてこのタイミングでカップラーメンを食っていいものか」と多少躊躇うようにはなって来たんです。
まあでも、気がついたらコンビニには行っているんですが。
しかし、やはりこのタイミングで何を食うかという事には多少気を使うようにはなって来たんです。
多分、これが大人になるっていうことなんですね。
例えば、小学生の頃なんかは風邪を引こうものならすわ学校が休めると逆にはしゃいでいたような記憶がありますし、自分の健康状態を気に止める事など無かったと思うんですよ。
それが、歳を重ねるに従って、食生活にまで気にしだすようになって来たのだなあと。
なんだかんだ言って、31歳にもなれば、割と本気で健康に気を使いだすものですね。
ゆくゆくは健康の為なら死ねると言う究極の理論にまで達するのでしょうか。
で、とりあえず大人への第一歩としてちょっとでも野菜が多く入っていそうなカップラーメンを選んでみました。
まあ、そんな訳でちょっと更新ペースが悪いですが、噂の企画ものライブ『山田中一匹』が差し迫っておりまして、多少くちゃっとなっておりますのでご勘弁を。
04.04.27 田中栄二です。
物凄く更新遅れてしまいました。すいません。
とりあえず、もう結構前の事になってしまいましたが、山田中一匹ライブご来場された方、本当にありがとうございました。
次回も是非。
そんな訳で、なにげにライブだのなんだの色々詰まっていたんですが、どうやら現在は一足早くゴールデンウィークに突入したようです。
で、いきなりですが、私結構忘れ物が多いタイプなんですよ。
絶対忘れては行けないものとかは事前に何らかの処置をとっておいて忘れないようには努力するんですが、如何せんこういうタイプの人間はそもそも忘れやすい人間な訳ですからその処置をとること自体忘れてしまう訳で。
で、先日某アーティストのサポートで「映画の試写会での余興的な演奏』という仕事をして来たんです。
その映画、なんでもモータウンのミュージシャンを題材にした作品らしく、モータウンの名曲のカバーの生演奏を聞いてからその映画を見るという企画でして。
3曲だけだったのですが、色んな意味で緊張感がありとても刺激的なステージとなりました。
色んな事情によりその日は朝早くから(といっても朝10時にリハ会場入りなのでもっと早く活動している人もいる訳で自慢するほど早い訳ではないですね)動かなければならなかったんですが、私、その前日ちょっと飲み過ぎまして。
いつもであれば前日に持って行くものを軽くチェックしていたりする訳ですが、その日は気がついたらもう迎えの車に乗っていたという状況でして。
まあでも、機材に関しては随分前に手配済みで問題なく、曲もなんとなく飲み過ぎる予感がする時は事前にチェックする癖があるのでこれも問題なかったんです。
で、リハも終わり、本番会場へ移動し、サウンドチェックも済ませ、後は本番を待つだけという状態の時に、ふと疑問に思った事をスタッフに尋ねてみまして。
はて、今日は衣装は何か指定があるのかと。
普段であればこういう仕事の時は一応衣装とかは気にするんですが、この日に限っては完全に忘れていまして。
で、周りのメンバーを見ると皆なんとなく衣装っぽいものを身に纏っている訳ですよ。
明らかに思いっきり普通のちょっとくたびれたプリントTシャツを着ているのは自分だけという状態でして。
いや実は、随分前から「そういえば今日は衣装の事まるで考えてなかった」という自覚もあり気にはしていたんですが、まあモータウンのイベントなんだからむしろTシャツなんじゃないかという強引な理屈でとりあえず自分的にはOKという結論を出していたんです。
で、「そういえば今日ってTシャツで大丈夫ですよねえ」。
「えっ?」
明らかに凍る空気。
「あ、なんかモータウンだしむしろTシャツかなあなんて」
「まあ、衣装っぽいTシャツなら大丈夫だと思うんですが」
「いや、今着てるやつなんですけど」
「えぇっ?」
完全に固まる空気。
私も徐々に「あ、これはまずい」という空気に流されていきます。
最終的には手隙のスタッフに買いに行かせると言う事態にまで発展しまして。
さすがにそれは悪いだろうと、「いや自分で買いに行きますよ」とは言ったもののどうやら会場近くには手頃な店がないようで、どうしたものかと思っていると、そういえば今日はいつもドラムを運んでくれるO氏が今こちらに向かっている事を思い出しまして。
で、O氏にユニクロ限定で何となく衣装っぽいものを買って来てもらうよう頼みまして。
で、本番3分前に無事衣装到着(O君ありがとう)。
いや、焦りました。
で、買ったばかりのユニクロを身に纏い、ばたばたしつつも衣装が間に合った事の安堵感も相まって意気揚々とステージに向かいます。
蓋を開けてみると「あ、こりゃTシャツじゃヤバいよな」という雰囲気満載でして。
ああ無理して衣装用意して良かったなあ、今後は忘れ物には注意しようと思った時、私は何か足りないものがある事に気がつきます。
譜面忘れてんじゃん俺。
例えばライブハウスのセッションなんかで譜面をステージに持って行くのを忘れたときなんかは、「あっごめん譜面忘れた」なんて言って軽い笑いにも出来る訳ですが(いやまあ忘れない方がいいんですが)、Tシャツでは間違いなく出れないような固いステージで「このMC切っ掛けで演奏を初めて下さい」なんていうプログラムも組まれている訳で、今更引き返す訳にはいきません。
しかも、これからやろうとしている曲はメンバー全員今日初めて当たった曲で、当然暗譜なんてしていない訳です。
そもそも楽屋に譜面を持って帰るという行為は譜面上にまだ不安要素があるからという理由な訳で。
この状況では、衣装を忘れるよりよっぽど質の悪い忘れ物です。
で、表面上は余裕な表情を作りつつも半ばギャンブルに近い演奏がスタート。
時折遠目に見える他のメンバーの譜面を頼りにしつつも、基本的には感頼りで演奏は進行していきます。
衣装を忘れても、譜面を忘れても、どんな状況であれステージ上に忘れ物を残して行く訳にはいきません。
で、ほぼノーミスで現状をクリア。
しかも譜面に頼らない分、逆にいいドラミングだったのかもしれません。
いや、我ながら良くやったと。
で、本番終了後、どうよ俺なんか譜面無くたって行けちゃうんだぜなんて言う自慢でもしようと思ったんですが、さすがに完全な自分のミスを肯定する訳にもいかずとりあえず何も無かった事にしておきました。
気をつけます。はい。
なんだよ、ただの自慢かよと思われるでしょうが、この話には結局その日のギャラは某アミューズメント施設に全部忘れて来たというオチがついています。
ほんと、忘れ物には注意しましょう。俺。 |
|