04.06.04

田中栄二です。

 

すいません。油断していたら6月になってました。

 

ちょっと今色々ばたばたしてまして、本格的な更新(とは何かという話もありますが)はもう少しお待ちください。

 

近々、やります。

 

とりあえず真っ先に言っておきたいのは『24シーズン2』の最後を確認したいが為にDVDコレクターズBOX(税込み20,790円)を買ってしまうという、アメリカが用意した罠に引っかかった男がいるらしいという事です

 

 

そんな訳で、『24シーズン2』の最終回をまだ見ていないという方、もしくは見たい巻が借りられない方がいましたらご連絡ください。

 

 

全巻用意出来ますので、お望みであれば一泊5,980円(税込み)でレンタルします

 


04.06.09

田中栄二です。

 

私、結構高い確率で、近所にある立ち食いそば屋で朝食をとるんです。

 

一部のミュージシャンの間でも、その立ち食いそば屋はなかなかの評判で、味もそこそこのクオリティーを保っているんです。

 

まあ立ち食いなわけですから、当然値段は安くしかも早い訳で、忙しい朝も、そうでない朝もなかなかに重宝しているお店なんです。

 

で、つい先日もいつものようにざるそばを注文し、愛想も何もないおばさんがいかにも安そうなざるにちょっとくたびれた麺を乗せて、こなれた手つきでパパッと刻み海苔をふりあっという間に出て来た食い物を見て、ふと疑問に感じたんです。

 

 

はて、俺はいつから「もりそば」から「ざるそば」に昇格したのかと。

 

 

私にとって「もりそば」と「ざるそば」の違いというのは、単純に「海苔が乗っているかいないか」だけなんですよ。

 

 

どうやら、もりそばとざるそばにはもうちょっと根本的な違いがあるようなんですが、まあ殆どの人の解釈がそうなのではないでしょうか。

 

 

で、その立ち食いそば屋ですと「もりそば」が300円、「ざるそば」が350円。

 

 

つまり、50円払って海苔をかけているという事になる訳です。

 

 

もう少しちゃんとしたそば屋なら、100円くらいの開きはよくあるんじゃないでしょうか。

 

 

一昔前なら、「ただ海苔をかけるだけで50円も払うのか」と思っていたはずなんです。

 

 

しかし現在は、「50円くらい払ってでも風味を味わいたい」と思うようになって来たんですよ。

 

 

だったらちゃんとしたそば屋で食えば?という話は置いといて、これは自分史にとって非常に大きな一歩なのではないかと。

 

 

単純に経済的に多少ゆとりが出て来た、というのもあるのでしょうが、なんだかそれだけでもないような気がするんです。

 

 

と、ここまで書いてこれはかなりどうでもいい話だと思わなくもないんですが、せっかくなので最後まで書きますと、これが世に言う大人になるという事なのかと。

 

 

例えば、私が札幌に帰ったとします。

 

 

で、衝撃的な出会いがあったとします。

 

 

私「じゃあ次に会えるのは○○さんのツアーのときだね」

 

 

由香里「え〜そんなに待ったらカツゲンぬるくなる必須だし」

 

 

私「いや、なんとかその前に来れたらいいんだけどねえ」

 

 

由香里「マジポンで?嬉しすぎでリボンナポリン的な勢いだし」

 

 

私「あっ、でもスケジュールがまだどうなるか」

 

 

由香里「も〜、やきそば弁当作って待ってるし」

 

 

*注 100%フィクションです

 

 

ちょっと例えの方向が間違ってますがもしこんな感じであれば、もちろん由香里さんの魅力如何にもよりますし、やきそば弁当が果てしなく旨いというのもありますが、以前であれば公費を利用出来る環境であればそれを利用する事しか考えなかった訳ですが、現在では自腹を切ってでも札幌に飛んでしまう気がするんです。

 

 

まあ言いたいのは、先日の「24シーズンII DVDコレクターズ・ボックス」衝動買い事件もそうですが、気がついたらあまり実利がないと思われるものに平気で金をかけるようになってしまったなあと。

 

 

果たして、いい変化なのか、悪い変化なのか、評価が難しいところですが、そういうのをひっくるめて大人になって来たという解釈でどうかと。

 

 

解釈違いのようでしたら、だれか私に「それは大人になったんじゃなくて子供に逆戻りしているんだよ」と注意して下さい。

 

 

とまあ、そんな訳で、自分の大人度合いを確かめるべく今年3度目の自腹札幌行ってきます

 

 

*6/11札幌「くう」田中栄二×松田肇セッション、ご来場お待ちしてます。いや、ほんと。ご来場された方にはもれなく24シーズン2のラストシーンを解説致します。

 

で、今電話してんですが、6/11札幌「くう」一匹君が遊びにくるかもしれません

 

梅雨が嫌いな方、札幌に遊びに来てはいかが?

 


04.06.10

田中栄二です。

 

ついに実現しました。

 

念願の飛行機内でのパソコン開き。

 

物凄くハイセンスな気分です。

 

しかし、この文章も機内で書いている訳ですが、基本的に落ち着かないですね。

 

どうやら札幌は「よさこいソーラン祭り」がこの週末に開催されるらしく、現在機内も多少混雑しているんですよ。

 

搭乗前は、ああ、また今回もパソコンは開けないかと諦めていたんです。

 

しかし、私の座った座席(59のF)がですね、周りの状況がざっと↓こんな感じでして(フォントを小さくしないと正確に写らないかもしれません)。

             


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58 満満空|通路満満空|通路満満満
59 満満満通路|空空空|通路満満
60 満満満通路満満通路満満満
61 満満満通路満満満満通路満満満

 

 

 

 

ぷちテロリスト扱いです

 

 

まあ、お陰で誰にも干渉される事なく優雅にくつろげる訳で、非常にありがたい事なんですが、やはり飛行機でのパソコン操作って、どうも落ち着かないですねえ。

 

 

で、せっかくだからパソコンに取り込んである「 24シーズン2」でも見て、丁度その巻が借りたくて仕方なかったスチュワーデス(フライトアテンダント?って書かなきゃだめなの?)が持って来たコーヒーの紙コップの底にメールアドレスがあって「今度それ貸して下さいね」なんていうメッセージが入っていたりしてなんていう実験をしようかとも思ったんですが、さすがに飛行機に乗りながら飛行機が爆破されるシーンとかを見る気になれず、結局現在カタカタやっている訳です。

 

 

で、そんなこんなで。

 

 

実家(札幌)にたどり着きました。

 

 

以前ここで言ったかどうか忘れましたが、この4月に実家が引っ越したんですよ。

 

今までは一軒家に住んでいたんですが、ちょっと色々事情がありましてマンションに引っ越したんです。

 

で、今その新たな実家にいる訳ですが、母などは一軒家生活が長かったので「狭い」を連発している訳ですが、私の場合人生の1/3はアパート暮らしでしてむしろ広いくらいです。

 

というか、もう風呂トイレ別というだけで割と画期的です。

 

しかもですね。

 

 

無線LANが走っているんですよ

 

 

おそらく隣近所に無線LANを使用している家庭があるのでしょう。

 

 

まあ勝手に電波を拝借している訳ですが、前の家だと家の電話線を元から抜きしかも結構電話線自体が短かったため、姪っ子なんかが遊びに来てると高い確率で引っ掛けたりする訳ですよ。

 

 

これはノートパソコンユーザーにとってはかなりありがたい環境です。

 

 

ほんと、ナイス引っ越し。

 

 

更に前の家は、一応札幌市内ではあったんですが、これでもかというぐらい交通の便が悪く、周りも飲食店やコンビニ的な店が皆無でして、札幌に居ながらにしてちょっとした田舎風情を味わえるところだったんですが、この度引っ越したところは都心では無いものの、地下鉄から徒歩5分圏内でして、周りにも数多くの飲食店や、コンビニが存在しているんです。

 

 

まあ、年老いた夫婦にとって、一軒家生活からいきなりのマンション暮らしは色々思うところもあるのでしょうが、私にとっては願ったりかなったりと言ったところでしょうか。

 

 

ただ一つ、この引っ越しに際し、ちょっと引っかかるところがりありまして。

 

 

以前3月末に帰った時、実家に残して来た自分のもの(思いで含む)を色々整理する目的があったのですが、なにせ毎夜毎夜脳にダメージを残すほど飲み倒していた訳で、そんな事はすっかり忘れていたんです。

 

 

でね。

 

 

私が残して行ったあんな本やこんなビデオはどこに行ったのかと。

 

 

まあ処分されたのならそれはそれでいいんですが、あんなビデオはともかくあんな本は見た瞬間にあんな本な訳で、一体母はどういう気持ちでそれらの物を処理したのかと思うと、妙に会話もぎくしゃくしてきます。

 

 

 

なので、ひとまずこれから親子の絆を確かめるべく近所のつぼ八行ってきます

 

 

 

まあ、そんな訳でネット環境は万全ですので、時間に余裕があればアップできるといういことで。

 

 

 

ただ札幌は私にそんな余裕を与えるかが問題です

 


04.06.25

田中栄二です。

 

物凄く更新が遅れまして。

 

こんなに空いてしまったのはサイト開設以来ですね。

 

ほんとすいません。

 

 

実は、久々に風邪を引いたようでして。

 

 

「あっなんか風邪っぽいなあ」とか「ちょっと熱があるかも」というくらいの風邪ならよくあるんですが、「こりゃどう考えても完全な風邪だ」くらいくっきりした症状が現れたのは本当に久々でして。

 

 

38度オーバーはひょっとしたら学生時代以来かもしれません。

 

 

私の周りで似た感じの風邪を引いた人が数人いたんですが、どうやら結構長引くみたいですねえ。

 

 

一ヶ月ほど前は、ユーカリを奪われたコアラくらいに事がなかった訳ですが、ここ最近はなんだかんだ色々ありまして、正直ちょっと大変です。

 

 

しかし、こういう仕事をしているからには超法規的に飲酒が許可されている女子高生との合コンがあるとか言ったパンチのある理由でもなければ風邪ごときで休む訳にはいきません。

 

 

で、先日とにかく現状を乗り切るため点滴でも打とうと近所の病院に行きまして。

 

 

本当は大きめの病院でちゃんと処方してもらいたかったんですが、あまり時間もなく、気持ち的にも藁にもすがる思いでしたので、まあいいかと。

 

 

自宅より徒歩3分くらいのところにあるその病院は精神的にちょっとでも余裕があれば絶対と言っていいほど行かないであろうたたずまいで、門の前まで来てさすがに一瞬怯んだんですが、まあ逆にこんなたたずまいであれば外来患者などおそらく私だけだろうし、待ち時間がないというのはそれはそれでありがたいと、とにかくも門をくぐりまして。

 

 

多分今まで寝ていた体のおじいちゃんが「どうしたの?」なんてのんびり出てくるんじゃないかと思っていたんです。

 

 

しかし、ドアを開けたとたんに喧噪まじりに怒号すら聞こえてくるではありませんか。

 

 

なんだなんだ。

 

 

不可解に思いつつも、保険証を提出し初診である旨をベテラン看護婦さん(看護士って言わなきゃだめ?)に伝えます。

 

 

するとその看護婦さん、いかにも「お前なんかに構ってる暇はねえ」くらいの対応で、どこかに電話をかけるではありませんか。

 

 

なんだよ、地元のよしみで来てやったのに。やっぱりちゃんとした病院に行けば良かったなあ。などと思い始めた時、そんな私の気持ちを知ってか知らずか、その看護婦が電話口で驚愕の一言。

 

 

 

看護婦「すいません、○○病院なんですが救急車お願いします」

 

 

 

何っ

 

 

 

なぜに病院が救急車を呼ぶんだぎゃ。

 

 

 

更に。

 

 

 

看護婦「あの、老衰の患者さんが、ええ、急に」

 

 

 

何っっ

 

 

 

老衰って言いました?

 

 

どう考えてもこの病院に入院出来るような施設があるとも思えず、もはや冥土まっしぐらの老人をこの病院で預かっているとはどうひねっても考えずらい。

 

 

というかそもそも老衰って、それは死んだって事なんじゃないの?

 

 

一瞬の間に「これは今時懐かしい素人ドッキリカメラである」という可能性も考慮にいれ色々考えましたが、看護婦さんの話を聞くうちに徐々にこの小さな病院に何が起こったかが判明。

 

 

どうやら私が来るちょっと前に老衰で人生ダウンしかけたおそらくは近所のご老人が、多分介護をなさっているのであろう息子夫婦に連れられて来たようなんです。

 

 

息子夫婦にしてみればそれこそ本当は大きな病院に連れて行きたいところなんでしょうが、多分私と同じような理由でここに来てしまったのでしょう。

 

 

で、結局「ここでは処置出来ない」という判断で救急車を呼んだようなんです。

 

 

 

せっかく空いていると踏んで入った病院でしたが、どうやらとんでもない事態になっていまして、まあ瀕死の老人がいるとは言え正直こっちだって急いでいる訳で、なんだよこんな時に運ばれてきやがって、っていうかこんなとこ来る前にはなっから救急車呼んだ方が早かったんじゃないの?と正直思ってしまったことは否めません。

 

 

ともかく、どう考えても先生が何人もいるとは思えないので、救急車が到着するまではおそらく私の診察は行われないであろう事は明白で、息子夫婦とともに救急車を待つ格好に。

 

 

 

そして待つこと15分、救急車到着。

 

 

 

これでやっと診察を受けられる。そう思っていると、やって来た救急隊員がなにやら不吉な言動を口走ります。

 

 

 

救急隊員「この入り口担架通るかなあ」

 

 

 

何っっっ

 

 

 

この病院担架通らないサイズのドアはめてんの?

 

 

 

それは病院的に有りなわけ?

 

 

 

これは完璧に病院選びを失敗したという苦い自覚はもはや揺るぎない確信に変わりつつあったんですが、ここまで待ったんだから今から違う病院に行く方が時間的にはロスになるし、まあここは大人しく待つしかないと事の推移を見守ります。

 

 

で、どうやらどう考えても担架がドアを通らないようで、結局外まで老人を運ぶと言う判断を救急隊員は下したらしく、数名の救急隊員が老人が倒れているであろう部屋へ入って行きます。

 

 

 

ひょっとしたら、死体が私の目の前をかすめて行くと言う事になるのだろうか。

 

 

 

今まで葬式とかで知り合いや身内の死体なら何度かお目にかかった事があったものの、赤の他人の死体を見た事などなく、徐々に何とも言えない気分になって行きます。

 

 

 

そして、慎重に運ばれてくるおばあさん。

 

 

果たして生きているのか、おばあさん。

 

 

多少の興味本気があった事は否めませんが、どうしてもそのおばあさんを注視してしまいます。

 

 

するとそのおばあさん、とても満足そうな笑顔で救急隊員に運ばれているではありませんか

 

 

ひょっとしたら、とても満足して死んで行ったとも考えられますが、その笑顔を死人のそれではなく、明らかに「してやったり」というニュアンスを含んだ笑顔。

 

 

さてはばあさん、謀ったな

 

 

普段構ってくれない息子夫婦に瀕死の形相を当てつけやがったな

 

 

まあこれは予想なんですが、おばあさんを運んでいる救急隊員や、息子夫婦、看護婦の話の中でちらほら「もう大丈夫」とか「元気になった」という言葉が出て来ていたんです。

 

 

全くなんてこった、ばあさんの気まぐれで飛んだとばっちりを食ってしまった。

 

 

 

 

まあ、とにもかくにも、嵐のようにおばあさん一行が去ってやっと診察が受けられそうになり、自分の名前が呼ばれるのを待ちます。

 

 

そして程なく「田中さ〜ん、お待たせしました」

 

 

やっと来たか。

 

 

案内してくれた看護婦さんに「なんだかお待たせしてすいません」的な謝罪を受けつつ診察室に向かいます。

 

 

そして、今のおばあさんの一件で一週間分の仕事をしたような形相の先生(推定70歳)に診察して頂く事に。

 

 

とりあえずその場で熱を測り、38度7分と言う自慢出来るクラスの熱が出ていたので、検査云々よりも、もう時間もないし今日からライブが続いていて深夜にもリハがあったりするという珍しく忙しい期間なのでなんとか現状を乗り切るべく元気の出る注射なり点滴なりを打って欲しいという要望をしようとしまして。

 

 

 

私「あの、今日から結構大変で今日も深夜まで仕事が詰まってまして、明日も早・・・」

 

 

と、そこまで言った時に、その先生(推定70歳)が私に一言。

 

 

 

先生(推定70歳)「忙しいのはみんな同じなんだよ

 

 

 

何ィっっっっ

 

 

 

て、てめえ、普段絶対にそんなに忙しくねえだろ。

 

 

たまたま不意に忙しくなったからって調子にのんじゃねえ。

 

 

さては普段暇だから、ちょっと忙しくなって少しナーバスになったんだな。

 

 

 

 

俺と同じじゃねえか、じいさん

 

 

 

 

ちょっとわかるぞ、その一杯な感じ。

 

 

 

 

まあ結局、私の一杯感も理解してもらい、「じゃあ一発元気付けてやっから」と小粋に注射を打ってもらいまして。

 

 

 

で、お陰でなんとか乗り切れました。

 

 

 

そんな訳で、現在も多少の微熱は続いている感じですが、調子は結構良くなりました。

 

 

 

極一部の方にご心配をお掛けしたようですが、もう大丈夫ですので。

 

 

 

 

とりあえず、風邪をこじらせたとは言え、大幅に更新が遅延してしまった事、申し訳ありません。

 

 

 

しかしですね、一部で「ピンチな人の更新が遅れているため仕事に支障が出ている」とか、果ては「クビになる」という表現で更新を促すというメールが来ましたが、それは多分現代語で言う逆切れに類する物と思われます。

 

 

 

万が一当ページの更新遅延が原因で何らかのトラブルが発生したとしても当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

 

 

 

まあ、今後は頑張って更新していきますので、よろしくお願い致します。

 

 

 

お仕事頑張って下さい。俺。

 


 

 

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