04.08.05 田中栄二です。
遅れましたが、先日当サイトで企画(というほど大げさなものでもないんですが)しておりました「19万ヒットを踏んだ方に一匹君からコンガをプレゼントキャンペーン」ですが、無事当選を申し出て頂いたようで、企画倒れにならずほっと致しました。
どうやら結構狙っていた人がいたようで、19万ヒット周辺は一部ではちょっとしたお祭りになっていたようです。
しかしですね、これは一応聞いておきたいんですが。
そんなに欲しいですか、コンガ。
いや、私なんかはドラマーな訳で、コンガを貰えるとなれば多少興味が出てきますが、これが楽器をまるでやらない人にはどうしても必要なものとは思えないんですよ。
しかもコンガですよ、コンガ。
これはドラムにしてもそうですが、打楽器って基本的に生活レベルではまるで役に立たないものじゃないですか。
ドラムのスタンドとかであれば、洗濯物を干したりいざという時には武器にもなるのでちょっとは使えそうですが、コンガレベルになるとどうひねっても生活上の用途が見当たらない訳です。
例えばギターとかであれば、自分は弾かないが趣味で集めているという人もいるくらいですから、ある意味オブジェとしても機能するかもしれません。
いや、むしろギターなんかは一見楽器をやらなそうな人がさりげなく部屋に飾ってあったらちょっといいかもしれないですね。
「へ〜、ギター弾けるんだあ」
「あ、昔ね。かじった程度だけど」
とか言って、初めて部屋に招待した女の子との会話のアクセントになるかもしれませんし。
更に簡単なコードでも押さえられれば、ゆず好きな女の子ならその時点で50%ポイントがアップする事間違いなしです。
古井戸好きなら100%アップです。
グランドピアノとかも、これはこれで貰ったらかなり困りますが(というかそもそも部屋に入らないですね)、もし置ける環境であれば結構いいかもしれないですね。
「へ〜、ピアノやってるんだ」
「いや、小学生の頃教室に通わされてたんだよね」
とか言って、初めて部屋に訪れた彼女をピアノの上に座らせて君と同い年のワインを飲もうとか言って、ワイン片手に猫踏んじゃったでも弾こうものなら(片手じゃ弾けないか)これも50%アップですね。
更に彼女と連弾でもしようものなら100%アップです。
さすがにウッドベースとかは厳しいかも知れませんが、聞いたところによるとウッドベースって基本的には値崩れしないそうで、一部で投機の対象にもなっているようですから、そう言う意味では貰ってもいいですね。
「へ〜、ベースやってるんだ」
「いや、これは投機目的なんだよ。昔は絵画とか集めていたんだけど、こいつのフォルムがとても魅力的でね。どこか中世の貴婦人を思わせるんだよ」
とか言おうものなら、20%くらいはアップします。
まあしかし、今回のプレゼントはコンガな訳ですから、この手の使い方は難しそうですね。
ですが、考えてみればコンガという楽器は、元々は遠くの人間に意思を伝達する為の道具だったという話です(真偽のほどはわかりませんがそう聞いた記憶があります)。
ですので、大好きなあの子が初めて家に遊びに来たら、コンガをパカパカやりながら愛の告白をするという使い方もあります。
「ちょっと俺の話を聞いてくれ」
「何?あらたまって」
「実は俺、パカパカポコポコパカパカポコポコパカパカポコポコ・・・」
「はい。喜んで」
「パカパカポコポコパカパカポコポコパカパカポコポコ」
意外と愛の告白のスタンダードになって行くかもしれないですね。
そんな訳で、口下手な方はいざという時はコンガでコミュニケーションをはかってみるのもいいかもしれません。
で、次回のキリ番のプレゼントという話ですが、私元来キリ番云々というのはあまり好きじゃないんです。
まあ仮に「キリ番記念」的な事をやるとしても、前もここで書きましたが逆に何か貰うのが筋じゃないかと。
ですが、もうこういう振りをしてしまった以上何かやらなければ行けない状況になってしまいましたので、今度は私からプレゼントを考えました。
まあせっかくですので、なにか生活レベルで活用出来るものがいいかと思いまして。
そこで、次回キリ番を踏んだ方には私が現在使用している「iBook G4(CPU速度933MHz メモリ640MB)別称ナターシャ」をプレゼントします。
しかし、これはひょっとしたらかなりほしがる方がいるかも知れませんので、条件をつけます。
当然、キリ番を踏んだ方のみが対象です。
商品の引き渡しは原則として私がライブをした会場にて行います。ですのでライブ会場まで取りに来てくれる事が可能な方に限ります。都合のいい日程のライブで結構です。ミュージシャン及び近い仲間が当選された場合はこの限りではありません。
で、肝心の次回キリ番を発表します。
70万です。
色々計算した結果、短く見積もっても4年はかかると踏んでます。
さすがにその頃には新しいパソコンにするだろうと思いまして。
というか、その頃に無事にこのパソコンが機能するかどうかわかりませんが、修理に出すとかまな板にするとかして下さい。
尚、予想より早く70万に到達しそうな場合、ページ自体緊急閉鎖する場合があります。
04.08.12 田中栄二です。
akikoちゃん関係、各地楽しくやってます。
やっぱり、この現場はいいですね。
メンバー皆気の置けない仲間といってもいいくらいなので、本番はもちろん楽屋も打ち上げも盛り上がってます。
まあ出演時間は結構短いんですが、それはそれでいい感じですよ。
で、知っている方もいるかと思いますが、akikoちゃんのオフィシャルページの彼女の日記のところに、私の事が書かれています。
まあいちいちここで言うのもどうかと思うんですが、紹介のされ方がちょっとキュートだったのでここはあえて触れてみます。
以下、彼女の日記の私に関しての部分を無断抜粋。
これからジャズフェスがいくつかあります。ドラムは田中栄二くんですが、ドラムは上手いと思うのですがなんというか、ほんっとアホです。ほんと、ミュージシャンにしとくにはもったいないくらい、HPも面白いので、一応リンクにもはっていますが、この機会に是非、彼のドラムを聴く前に彼の人となりを知ってみて下さい。
いや、この紹介に対してもうちょっとまともな紹介の仕方はないのですか?とか大人げないクレームを出すつもりはありません。
確かに「ドラムは上手いと思うのですがなんというか、ほんっとアホです」という節の「ほんっと」の小さい「っ」に少なからずの悪意を感じたりしなくもないですが、ミュージシャンに「アホ」ということ自体必ずしも貶しているという訳ではないし、逆にある種の愛情すらも感じ取る事ができます。
がですね、私が問題にしているのは、この部分ではなくこの紹介文的なものの上に書かれてい部分でして。
そこには彼女がこの日記を書く際に、どういう状態だったかが如実に伺えます。
以下、上記の日記の部分の上に書かれた文を無断抜粋。
最近はアホみたいにゲーム(ゲームボーイアドバンス)ばっかりやっていて、(→詳しくは来月号のアドリブ参照)日記をさぼっていました。すみませんでした。なので、特に書くことがないのですが、新潟、宮崎のフェスは楽しかったです。来てくれたみなさま、どうもありがとう。
あのakikoさん、書く事が無いからと言って人をアホ呼ばわりした文でお茶を濁すのはやめて頂けませんか。
更に特に書く事がない理由が最近はアホみたいにゲーム(ゲームボーイアドバンス)ばっかりやっていてということですがそれが人にアホという人の行動ですか?
まあそんな訳で特に書く事がないんですが突っ込んでみました。
このように、どうやらサイト上の我々(田中栄二と竹本一匹)を曲解している人が多いようです。
ここもそうです。
次回はこの新しいレーベルの我々の紹介の仕方について特に書く事がないので突っ込む事にします。
04.08.20
田中栄二です。
そんな訳で、前回更新時に「突っ込む」と宣言した「新しく発足したレーベルが我々を紹介している文章」をご覧下さい。
以下、例のごとく無断抜粋。
ピンチ座(田中栄二&竹本一匹)
まあ、この笑えるか笑えないか微妙な冗談に突っ込むのは多少気が引けていたんですが、まあ特に書く事もないしあの手この手でやってやろうと思っていた矢先、そのHPのトップコラムの欄に明らかにここでの私の「挑発」を逆手に取った文を載せてきました。
で、無断抜粋。
ピンチな人、ピンチに陥る ナターシャの付属品は紛失、汚損しないように購入した箱の中に全てしまっておいてください。送料はbootrecordが負担しますので着払いで送って頂いてけっこうです。
ナイスプレゼント、感謝します。
そんな訳で、上記の文でこのHPの管理人(以下由香里の兄)は、当サイト上で現在行っている「70万ヒットを踏んだ人に私が現在使っているノートパソコン(iBook G4)をプレゼントキャンペーン」において、70万までアクセスが到達するには少なくとも4年はかかると踏んでいた私に「警告」を投げかけて来た訳です。
まあ、殆どの方は、上記文に書かれている「不正操作」は、由香里の兄が行っているということは簡単に類推出来ると思います。
犯行の手口は、ランダムにプロキシサーバーを変化させながら、一気にアクセスが集中しないように適当な時間おいてリクエストを繰り返す特殊なスクリプトによって実行されているようだ。その効果は大きく、着実にカウンターが上がっており、現在、その攻撃からの対応に追われている模様。
となっておりますが、どうやら本当に「70万キャンペーン」を発足して以降、カウンターの回りが異常に早いようです。
しかしながら、不正の具体的なやり口に関してははっきり言って何をおっしゃっているのかまるでわかりませんし、こちらとしても何の対策もとりようが無いし、まあカウンターが回ること自体決して悪い気がしないので、現在のところ何の対策もとっておりません。
というか、実は上記の文がアップされる前、由香里の兄から「犯行声明」が実際私のところにメールで届いておりまして、そこには「年内に70万を達成します」というビック予告もされていたんですよ。
でまあ、ひょっとしたら物凄い技を繰り出されて一日5千ヒットとかされちゃうんじゃないかとか思いまして、さすがにそうなると何らかの対策をとるとか広告バナーをめちゃくちゃ貼付けるとかしなきゃとか色々考えたんです。
しかし、正確には計測していませんが、おそらくせいぜい一日5百くらいみたいなんです。
ビックな犯行声明だったんですが、どうやらそこまで過激な技は持っていないようですね。
この中途半端な犯罪者め。
まあ、このペースで行っても70万には多分3年はかかるので、それほど大勢に影響は無いかと思われます。
それにしても、不正をしても3年かかってやっと70万ですよ。
CDを出しただけで70万枚くらいあっという間に売ってしまう浜崎あゆみの凄さがよくわかります。
でですね、ともかくもこうも堂々と「不正」を告白されたからには、こちらとしても唯々諾々と見逃す訳には行きません。
本当はキャンペーン自体を中止しようかとか、ノートパソコンじゃなくてスーパーファミコンとかにしようかとも考えたんですが、さすがにそれでは有言不実行の生きた見本となってしまいます。
そこで、「70万ヒットを踏んだ人には私が現在使用中のiBook G4をプレゼント」という基本ラインはそのままに、ちょっとだけプレゼントを増やしてみる事にします。
で、「私が現在使用中で普通の家庭で使用可能なもの」という事を前提に以下の賞品をご用意致しました。
70万ヒットした方に送るプレゼント一覧
ノートパソコン(iBook G4 CPU速度933MHz メモリ640MB 別称ナターシャ) プリンタ(エプソンカラリオ PM720-C、かなり古い) FAX付き電話(シャープ製、子機1台含む) ファミコン ファミコンのソフト(ホーガンズアレイ拳銃付き、森田将棋、ファミリー麻雀上海への道) スーパーファミコン スーパーファミコンのソフト(スーパーマリオコレクション、スーパーフォーメーションサッカー、聖剣伝説、アメージングテニス、山佐伝説、パチスロ必勝法、パチンコウォーズ) 8ミリの再生専用デッキ(sony製、詳細不明) 電子レンジ(SANYO 93年製) 掃除機(メーカー不詳) ドラムスタンド3本(ちょっと壊れていますが家庭では充分使えます) カラーボックス(棚が無いので上にものを乗せるだけの使用法限定) 以前山田中一匹で使用したスライドショーのスライド 布団 新聞(窓ふき等にご利用ください) ドラム教則ビデオ数本 ドラム教則ビデオとかスティーブガットとかラベルには書いてある男女の愛憎劇のピンポイントだけを抽出した別の意味での教則ビデオ多数(早い話がエロビデオ)
70ヒットを申し出て頂いた方には、これらの商品を全部プレゼント致します。
で、もちろん「この賞品だけ」とかのリクエストは一切受け付けません。問答無用で全商品引き取ってもらいます。
で、当然ノークレームノーリターン厳守です。
尚、前出のHPによりますとナターシャの付属品は紛失、汚損しないように購入した箱の中に全てしまっておいてください。送料はbootrecordが負担しますので着払いで送って頂いてけっこうですとの事ですので、送料の請求はbootrecordまでお願いします。
更に、以降カウンター不正操作が続くようでしたら、どんどん賞品が増えて行きますのでご注意ください。
そんな訳で、肝心の「ピンチ座CD発売」についてですが、結構前向きには考えております。
遠い将来もし発売されたら買って下さい。
04.08.27
田中栄二です。
とりあえず、北海道人としてこれだけは言っておかなくてはいけません。
駒大苫小牧高校の北海道代表校初の甲子園優勝、お見事です。
今回の甲子園、全体的にアテネに流された感は否めませんが、そんな中なんとも素晴らしい快挙を成し遂げてくれました。
北海道人にとって、「甲子園」というものは基本的に出るだけでかなり凄いという認識でしかなかったんです。
「北海道は冬にグランドが使えなくなるので、内地(北海道人が言う本州の事ですね)の学校とは練習量で大きな差が出る」というのは北海道人にとって常識でして、私が小さい頃なんかは、初戦突破するだけで「快挙」というくらい、北海道人にとってみれば「甲子園は出るだけで立派」というものなんです。
そんな感じですから、今回オリンピックと重なっている事もあって、私自身決勝に残っているという事実も決勝戦の当日に初めて知ったくらいでして。
「北海道代表校が決勝に残っている」という事実だけで、北海道では軽いお祭りが催されるくらいの快挙です。
で、そんな歴史的な試合を見逃す手は無いし、なにより暇だし、試合開始からたまたま家に来ていた某どちらかと言えばサッカー派の北海道出身(正確には違うらしいが)のギタリストとかぶり付きで観戦しまして。
ほんと、ナイスゲームでした。
はっきり言って、仮にこの試合に負けて準優勝だったとしても、北海道内の反応は暖かいはずで、むしろ物凄く高い評価を得た事は疑いありません。
それが、二転三転するゲームを制し、あろう事か優勝してしまったんですから、なんというかおばあちゃんの家にお年玉をもらいに行って「まあ良くて三千円くらいだろう」と踏んでいたらいきなり30万円くれたくらい感動の矛先がよくわからなくなるレベルの感動でした。
ちょっと涙がこぼれました。
オリンピックもそうですが、プロスポーツとは違い「仕事」では無い分、極自然に、無作為に演出される感動は本当に素晴らしいものがあります。
改めまして、おめでとうございます。
とまあそんな訳で、人から感動をただでもらいつつ毎日だらだら生きております。
まあそれほど暇という訳でもないんですが、自慢するほど忙しいという訳でもないので、私にとっては非常にいいペースですね。
いいペースで合コンも入ってましたし。
いや、私常々「合コンが好き」とか「むしろ合コンに好かれている」と、さも「合コンキング」的な発言を繰り返していましたが、今回ある合コンに参加してちょっと合コンに対する認識が変わりました。
一言で言えば私はまだまだ合コン界では初戦突破すらしていなかったようです。
これは、私が参加したとある合コンの模様です。
切っ掛けは急にかかって来た電話でした。
「あの栄二君さあ、今日の今日で悪いんだけど夜ヒマ?」
で、どうやら予定されていた合コンの参加メンバーの一人が何かの理由で来れなくなったようで、ようは「トラ」的な扱いでその合コンに呼ばれた訳です。
誘ってくれた「A」という人物、某音楽事務所の人間なんですが、電話で軽口を叩く事はあっても実際に合コンをやっているという印象はあまり無かったんです。
ああ、これは普段から「合コン話」をしている私に、ある意味「盛り上げ役」を期待しているのだなあという事は何となく想像出来まして。
まあ夜はヒマでしたし、トラには馴れてるし、ここは貸しを作っておく意味も込めて参加する意向を伝えます。
しかしながら「全く急にしょうがねえなあ」なんて悪態を付きながらも不意に手元にやって来た恋の甲子園出場権に否応無しに心は弾みます。
で、夜。
なんだかんだ色々ありまして、予定の時間には間に合わず5分ほど遅れてめくるめく恋の甲子園会場に到着。
どうやらオンタイムで試合は始まったらしく、もうすでに1回裏の攻撃あたりと言う感じでして、とは言ってもまだ始まったばかりですし、おそらく攻撃の切っ掛けも掴めていないだろうと、ここは盛り上げ役としては不意打ちのセーフティーバントでも決めてやろうと、ある意味意気込んで会場イン。
さあ、試合状況はどうか。
まあ、おそらくツーアウトランナー無しとかだろうと思っていた私の目に意外な状況が飛び込んできます。
「ぎゃ〜はははははっは、え〜おもしろ〜い、だろ、おもしろいだろ、でもしんじらんな〜いい、まあのんでのんで、ぎゃ〜はははっはあは」
いきなり満塁。
私としては、今回完全に盛り上げ役モードで望んでいた訳で、スクイズを一杯決めてやろうとか思っていたんですが、どうやらそんな攻撃は無意味なようです。
全員がホームラン狙いなんですから。
しかし、逆に言えばそれはそれで私的にはチャンスな訳です。
なぜなら、ホームランを狙いすぎて空振りする事は良くある話ですし、そこでコツコツバントを決めていれば相手のエラーで不意に得点する事もままある訳で。
今回は初戦突破はおろか、決勝まで残るなんて事は考えてもいなかった訳ですが、これはひょっとしたら優勝する事もあり得ます。
とりあえず用意されていた席に座り、なんとなく自己紹介もすませ、私も攻撃に参加。
早くも他のメンバーは序盤から早くも酒が回っているようで、随所で盛り上がりを見せ、いい雰囲気で試合は進行していきます。
そんな中、私はある事に気がつきだします。
相手を見定めるような目線、チーム内での微妙なアイコンタクト、絶対に年を公表しないと言った暗黙のルール。
うお、こいつら、妙に合コン慣れしてやがる。
私の隣に座った女性にしても、その会話ぶりに澱みが無く、こちら側が攻める隙間がありません。
まあそれでも、せっかくの優勝のチャンスを見逃す手はありません。
長打を狙わず、バントや盗塁、三振を狙わず、打たせて取るピッチング、危ない時には隠し球を織り交ぜたりしながら、なんとかコツコツ塁は埋めつつ、試合も徐々に架橋に差し掛かってきます。
男性メンバー「じゃあなんかゲームやろうよゲーム」
女性メンバー「え〜、王様ゲームとかやだよ」
男性メンバー「10円玉持ってる?それでさあ・・・」
そうこうしているうちに、気がついたらゲームの段取りが始まります。
うお、なんてスムーズな攻撃なんだ。
味方の攻撃のテンポに感嘆しつつ、ゲームに参加します。
このゲームどうやら合コン界ではポピュラーなものらしいんですが、ようは「ここ一週間のうちに○○した人」なんて言うちょっと微妙な質問をし、参加者全員でそれに答えるというものなんです。
で、その回答方法が、決められたコイン(10円玉とか)を各々用意し、イエスなら表、ノーなら裏という風にコインを置き、それを一カ所に集め、「この中に○人○○した人がいる」という事がわかり、その後の会話のアクセントにする、という感じでして。
で、肝心なのは質問の内容なんですが、男性チームとしては当然こっちの方面の質問をしたがる訳ですが、いきなりそれでは芸がありません。
実際、ある男性メンバーがちょっとあっち過ぎる質問をしようとしたところ、明らかに大ファールだったので、ここは一つフォアボール狙いで私が緩い質問をします。
私「じゃあ、今年に入って5回以上合コンをしたって人」
その質問は意外な攻撃だったようで、一瞬の間があった後、思いもよらない攻撃が帰ってきます。
他のメンバー「ぎゃはははあははっっはは、そんなの皆やってるに決まってんじゃん、は〜はははっは、はは」
俺的にゲームセット。
「ミュージシャン」という狭い業界内で合コン界のトップを取ったとしても、合コン甲子園の常連校を目の前にしては歯が立たない訳で。
で、最終的な試合の行方なんですが、なんだかんだ言っても私的にはかなり楽しみましたし、これは二次会もあるのかなと思っていたんですが、男性チームの監督が女性チームを帰してしまいまして。
え?なんで?と思ったんですが、私の知らないところであまり旨く意気投合が計れていなかったようなんです。
全く、常連校の考える事はよくわかりません。
で、残った男性チームで「反省会」が催され、会費一万円を払い何とも微妙な気分で帰りました。
いや、ほんと、合コンってこういうものなんだと、一万円分勉強になりました。
そんな訳で、常連校の皆さん、次回出場のときはチャンスの時には敬遠されるくらいの強打者になるよう頑張ります。
お誘い待ってます。
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