04.09.08 田中栄二です。
そんな訳で、akikoちゃん関係の合間に都内での各ライブと、なかなか激しい日程ですがどれも楽しくやっております。
やっぱり、旅は楽しいですね。
台風直前の深夜の鳥取の海に酔っぱらって調子に乗ってダイブして軽くさらわれそうになったり、名古屋のホテルで酔っぱらって調子に乗って某キーボーディスト(♂)と風呂で泡まみれになったりと、若干楽しい方向がねじれていますがまあそれはそれで。
いや、あんまり油断しないように気をつけます。
で、移動は新幹線が多いんですが、どうやら新幹線移動って疲れるらしいですね。
これは某犬型ベーシストが言っていたんですが、「のぞみは物凄く早いから脳がそれに追いついていない」らしいのですよ。
だから疲れると。
嘘か本当かわかりませんが、確かに言われてみればそう言う側面があるかもしれないですね。
まあ、私なんかは基本的に電車に乗る事が好きなタイプですのであんまり苦にならないんですが、確かに2時間半近く高速で移動していれば、言ってみれば軽いワープ状態な訳ですから、身体に何らかの影響をもたらしているのかもしれません。
そういえば、私も今回新幹線内でちょっとした身体の変化がありましたね。
事の発端は、自宅を出て最寄り駅に向かっている時に起こります。
最近の東海道新幹線のほとんどが品川に止まるようになっていまして、私の家からですと東京駅に行くよりも品川の方が圧倒的に近いので、当然品川から乗る訳ですが、どうやらたまに品川に止まらない奴もあるらしく、一応自分が乗る便が品川に止まるかを事前にチェックするようにしているんです。
で、今回ももちろん事前チェックはしていたんですが、念のためと思いiモードでもう一度チェックしておこうと、携帯のブックマークから「乗り換え案内」を押そうとしたらうっかり出会い系サイトに行ってしまいまして。
なぜ出会い系サイトをブックマークしていたかと言いますとね、私以前にも言いましたが週一回ドラムの先生をやっていまして、そこの生徒(高校生)が「先生、いい出会い系知ってますよ」と教えてくれたんです。
なかなか話が分かる生徒を持って、先生幸せです。
で、その生徒によると、この出会い系サイト、いわゆるポイント制云々というものではなく、単純な掲示板に書き込みがあるというタイプで、一切お金がかからないらしいんですよ(まあパケット代はかかりますが)。
まあしかし、どうも上手い話には裏があると思い込んでしまうので、「今どきの高校生はこんな絵文字を使うのか」と社会勉強の為にたまに覗く事はあっても書き込んだり返信したりとかする事は無かったんです。
で、せっかくうっかり入ったんだからついでにちょっとチェックしておこうと。
今まで覗いた時は殆どの書き込みが男ばかりで、たまに女性が来たとしても、高校生とか、明らかに怪しい奴だったりとかで、仮に何か返信したりしようと思ったとしても、高校生ぐらい年来差があると確実のドリフの話とかはできないし、なかなかピンと来る書き込みが無かったんですよ。
で、うっかり発見。
22歳/♀/(no title) 今日は一日中暇です。洗濯とか掃除とかするくらいなんで、だれかメールしませんか?
22歳。
ぴ〜ん
ドリフの話は難しいかもしれませんが、男女7人の話はできるかもしれません。
で、どうやら書き込んだ直後だったようで、まだレスが一つも入っていない状態。
で、うっかり
?歳/♂/(no title)
これから名古屋まで仕事に行くんだけど、移動中暇だからメール下さい。
とレスを打ち込んでしまいまして。
しかし、うっかりしつつも念のために年齢は伏せておき、メールアドレスもわかるように設定し、普段どうも抵抗がある絵文字も清水の舞台から飛び降りる気持ちで3個ほど入れるという基本ラインは押さえておきます。
まあしかし、それほど簡単に出会いがやってくるとも思えず、まあ言ってみれば魚がいるか良くわからない大海原に餌も付けずに釣り糸をたらしているような感覚で、電車を乗り継ぎ、どうやら品川で予定の新幹線が止まるらしいので、品川まで行って定刻通りに現れた新幹線に乗り込みます。
東京駅から乗っていたメンバーに挨拶し、隣に座った犬型ベーシストとオレオレ詐欺について話ながら、新横浜まで来た時です。
メール受信。
レスを打ち込んでから1時間近く経過して、完全に油断していたところだったので、軽く焦ります。
しかし、果たして彼女からのメールかどうかはわからず、おそるおそるメールボックスを開きます。
そして。
題 初めまして(絵文字)
本文 写メ見せて!
突然のヒットに一瞬よくわからない感情が支配します。
とりあえずひと呼吸置き、冷静に現状を振り返る事に。
「写メ見せて」という短い文面からとりあえず、業者的なものとか勧誘の可能性は低いと解釈し、とにかく写真を送る事に。
普段自分の写真など滅多に撮らないので、携帯の中に自分の写真があったかどうか検索。
というか、この場合は出会い系の常識からすれば今撮るべきなのかもしれませんが、何となく新幹線内でパシャパシャやるのも抵抗がありまして。
で、去年大分の美容室に行った時、結構色々やってくれたので記念に撮っておいたものを発見し、髪型も綺麗だし、もうこれしかないと、普段あんまりやらない写真の貼付をして、一応「去年のしか無かったんだけど」という事を正直に書き加え、メール送信。
何とも言えない高揚感の中、しかしその高揚感を回りに悟られないよう気を配りながら隣の犬型ベーシストとオレオレ詐欺のミュージシャンバージョン(あっ、オレオレ、先月のギャラまだ?とか)を話している時、メール受信。
さあ、写真の印象はどうか。
そして。
題 (無題)
本文 去年のって(-_-;)
すいません、今すぐ撮ります。
恥ずかしい思いをこらえ、新幹線内で数枚自分で写真を撮り、再送信。
しかし、ここから東海道線特有のトンネル地獄に入り電波状況がぐっと悪くなります。
それから待つ事数十分、電波状況が悪いせいなのか、顔が悪いせいなのか、そこからなかなか返信が来なかったのですが、電波が回復した瞬間にセンター問い合わせを繰り返し、やっと受信。
で。
題 (無題)
本文 何才?
痛っ。
確実に痛いポイントを突かれ続けている訳ですが、ここは正念場です。
とりあえず、私の返信方法としては「正直に31才と言う」と「25〜27くらいにしておく」という選択肢が頭をよぎります。
どうするべきか。
しかし、このタイミングで返信を遅らせてはどんな年齢をかいても「サバ読み疑惑」をもたれかねないし、何となく年齢を詐称するのも潔しとも思えず、ここは正直に31才である事を告白すべきだと判断。
そして。
題 (無題)
本文 27とか言いたいところだけど本当のところ30才です。
うっかり一つだけサバ読み。
さあ、これがどう転ぶか。
ここから、しばらく電波が悪く、センター問い合わせもままならない状態に入ります。
何とも微妙な気持ちのまま、車内では本格的な犯罪話に花が咲き始めた頃、メール受信。
そして、結局次のメールが彼女からの最後のメールとなりました。
題 (無題)
本文 わお(絵文字)
22才の出会い系ユーザーにとっては30だろうが31だろうが、わおだそうですよ。
「わおだけならまだわからないじゃないか」と思われる方もいるでしょう。
でもね、この「わお」に続く絵文字がですね、パソコンだと上手く表現出来ないんですがね。
思いっきり何かから逃げている感じなんですよね。
そんな訳で、30歳を超えて出会い系にアクセスしているあなた。
さばを読むなら思いっきりな。
*ちょっと更新が普通に遅れるようになって来てしまいました。すいません。 というか、ここに書く話もどんどんくだらなく、しかも無駄に長くなっている傾向がありますので、ちょっと短くマメに更新する方向にします。
04.09.09
田中栄二です。
そんな訳で、宣言通り矢継ぎ早更新です。
まあ、正直いつまでも合コンだ出会い系だという話を放置しておくといい加減人格を疑われそうなので。
なんでもこのところ各地で台風の被害が相次いでいるようですが大丈夫でしょうか。
どうやら、交通機関の麻痺で私の回りでは「会場まで着けなかった」とか「公演そのものが中止になった」とか実害が出ているようですね。
私、このところ旅が多かったんですが運良く台風直撃を避けていまして。
なんかツイてるんですかね。
ただ、私的に違う意味での台風は吹いてはいるんです。
先日「ふたりのよてい」を更新したんですが、見た方はお分かりかと思いますが、10月の私の分のスケジュールが載っていません。
今現在は、結構台風並みのスケジュールなんですがね。
どうやら10月は台風一過でな〜んにも無くなったらしく、別によてい載せるの忘れていたとかじゃなくて本当に最終的に決まっているライブ予定が一本もないんですよ。
自分で言うのもなんですが、ちょっと心配です。
雨を待ち望む農作物の気持ちがわかった気がします。
まあでも、自然には逆らえませんからね。
気分的にはこんな感じです。
いや、本決まりになっていないスケジュールはあるにはあるんですが、この天気じゃどうですかね。
とりあえず新潟→仙台→札幌行ってきます。
リアルな台風に当たりませんように。
04.09.11
よっ!
久し振りにトップに顔を出してみました。
私の体にはワインが流れています、竹本一匹です。
江川卓の1998年物を赤で下さい。
ヴォージョレー乳房!
モヒモヒ。
やー、コチラでお会いしるのはお久し振りですね。
皆さんお元気にしてらっしゃいます?
ところで何で久し振りにこちらに顔を出したかというとですね、いちおー理由がありまして。
この所、栄二さんと僕とは何となくサイト内で「トップ」と「子供百科」で住み分けみたいなスタイルに落ち着きを見せております。
いや、別にそれには大した理由がある訳ではなく、単純にアップロードのレスポンスの問題上その形式をとってるにすぎないんですが。
でもそのお陰で、同じサイト内でありながら僕も1閲覧者として「おもしれー」とか「イェイッ。今月は更新マメだ」とか楽しくチェックできてたりします。
結果、それが副産物として非常に良いバランスで「ピンチな人」が回ってる様に思われます。
お互い別に誰から金銭を頂いてる訳でも無いのに、面白話を深夜に1人で「カタカタ」やれてる要因の1つには、そこもあるんじゃないかなって。
ただ、そーして回して行ってる「ピンチな人」ですが、公の場でやってますと当然の様に期待しない方の副産物も付いてくる訳で。
ちっちゃな所で言うと、例えば(コレはこのサイトに限らず、H.P.経営者なら誰しも経験有る事だと思いますが)「この所、更新遅いんじゃないの?」的なダメ出しとか。
まぁ、これは裏を返せば「楽しみにしてんぜいっ」ってゆー事なので、嬉しくもあり辛くもありなんですけどね。
他にもやたらと恋愛相談メールを持ちかけて来る人とか。
なのにライブにはちっともいらしってくんない‥‥、みたいな。
ヒドいのになると「一匹さんって楽器やってるんですよね?」的なメールが送られてくる事もあります。
多分、栄二さんの所にも「何でそんなに合コンばっかりしるんですかー?」みたいな余計なお世話メールとか届いた事があるんじゃないかなぁって思います。
だって僕も1閲覧者として、読んでると「何でそんなに合コンばっかりやってんのー?」って思いますもの。
まぁまぁ、実際はイメージだけで、そんなにはやってないの知ってるんですけどね。
モヒモヒ。
その様に、良くも悪くも副産物に囲まれて楽しく回っていますこのサイトですが、先日流石にちょっと処理に困るメールが届きまして。
「どーしたモンかいな‥‥?」って非常に思い悩んでおります。
そしてその結果、僕1人では無理ってゆー結論に達しました。
なので皆さんの助言を求めたく、久し振りにこちらに登場したしだいなんです。
誰か知恵を貸して下さい。
現在僕が処理に困ってるという、そのメールの内容は下述の通りです。
件名: きいてよぉ
本文: ○ーブラって思ったんだけどぉ。
えっ、そうなのぉ?(T^T)
エラライトも?エアライトもぉ?(T^T)
‥‥‥‥ってバカ!
いやこの人、送信先を間違えたのか、はたまた新手のいたメ−なのかは知りませんが
ヌー○ラの下が汗でムレてるなんて‥‥
男の夢を壊すな!
お前ら女には分かんないかもしんねぇけどなぁ、俺達男の中ではおっぱいはムレたりしないし、垂れたりもしないし、汗もかかなきゃ、トイレにも行かないし、餃子とかも食べないし、優しくて、料理も上手で、○ーブラは片方ずつで、しかも上目に着けて‥‥‥‥
‥‥嗚呼っ、さらば夏!‥‥嗚呼っ、さらば人類!
‥‥スミマセン。著しく取り乱してしまいました。
世の女性達の皆さん。
女性同士でのお話をメールでする時は、送信先にミスの無い様くれぐれもご注意下さい。
若しくは、業者の皆さん、男子の感心をひくんでしたら、むしろ逆効果です。
とゆー事で、皆さんも訳分かメーにはくれぐれもご注意下さいね。
04.09.14
田中栄二です。
そんな訳で新潟→仙台→札幌と回って参りました。
この一連の流れは、どこも楽しかったですね。
ただ新潟→仙台は深夜バス移動でそれはそれで結構きつかったり、仙台の夜はakikoJazzStyle関係が最終日だった事もありやや盛り上がりすぎた感があったり、小太鼓@札幌打ち上げでは例のごとく最高速で記憶をぶっ飛ばす勢いだったりと、身体的には結構きつい面もありましたが(まあ圧倒的に自分のせいですが)、JazzStyle関係でakikoメンバーはもちろん最高だし、一緒に回った某大御所系の方々とコミュニケーションが図れたりしたし、札幌では久々に生まれ育った羊ヶ丘方面に赴き、野外で食うスタイルのジンギスカン屋に行ったりクラークとか裕次郎とかを改めて見直せたりと、なかなか充実した旅でした。
各関係者の方々、ありがとう&お疲れさまでした。
で、今回私が札幌滞在中に、父が61才の誕生日を迎えまして。
私、父には今まで一度もプレゼントなんてした事が無く、父的にもおそらく照れくさいだろうし誕生日とか父の日とかは、はっきり言ってまるで気にしていなかった訳ですが、まあせっかく私も札幌にいるし、この辺で父の喜ぶ顔を見るのも悪くないなと思いまして、プレゼントでもしてみる事にしたんです。
とは言っても、ここあたりの行程で結構散財してましたので、さほど金に余裕がある訳ではなく、かと言って携帯ストラップとかお気に入りのCDとかではさすがにどうかとも思うし、店を物色しつつ色々熟考した結果、ちょっといい感じの小銭入れ(財布とかにしようかとかも思ったんですが、我が父はなんでかよくわかりませんが財布は使わない主義でして、金は小銭入れに入れるという人間なんです)とキーケース(っていうんですか?あの鍵とかを収納出来る奴です)をプレゼントする事に。
私元来ヴァレンチノとかディオールとかグッチとか祐三とか全く興味が無く、ぎりぎり名前を知っている程度でして(いや、貰ったらそれはそれで嬉しいんですが少なくても自分じゃ買わないですね)、父に至っては興味が無いどころか存在自体知らないであろうと思われ、そんな父に逆にヴァレンチノとかディオールとかグッチとか祐三ものの何かをプレゼントしたとしても、露出狂とやる野球拳くらい意味が無い訳ですが、せっかくプレゼントするんだから、ブランドに興味が無くてもちょっとでもいいものをあげようと。
で、色々見て回りポールスミス(?)の小銭入れとキーケースを購入。
果たしてこのブランドが小銭入れ界やキーケース界でどの辺りにランクしているのかわかりませんが、値段的には妥当で、私的には安い買い物とは言いがたかったんですが、まあこの辺でちょっと余裕があるところを見せといた方がいいかなと思いまして。
で、父の破顔一笑を期待しつつ、しかし平静を装い帰宅。
どのタイミングでプレゼントを渡そうかと考え、一番さりげないタイミングは帰宅直後だと思いまして、即父に渡す事に。
「ただいま」
「お〜、おかえんなさい」
「あっ、これ誕生日プレゼント」
「何っ?」
完全に面食らった様子の父でしたが、息子からの不意打ちなプレゼントに、徐々に顔がほころんで行きます。
私も、普段は見せない父の顔を見たような気がして、普通を演じつつも高いレベルの満足感に浸ります。
「あら、これいいなあ」
「これよくわかんないけど、多分いいブランドなんだよ」
「へ〜」
案の定ブランド名に関してはまるで関心は示さなかった訳ですが、同じくブランドものノン知識の母が「あら、これはいいものよ、5000円はするわよ」と半値以下の値段を誇らしげにいったので、さすがに私が慌てて「そんなんじゃ買えないよ」とさりげなく訂正したんですが、もはや父は息子からの初めてのプレゼントと言う喜びと、初めて使うキーケースにどうやって鍵を取り付けるのかという事に関心が向いたようで、値段的な事はまるで気にしていません。
素直に「ありがとう」とは言えない父なので、「こんなの丁度欲しかったんだよ」とおそらく父なりに精一杯の喜びを表現する事で私に謝辞を述べます。
なんだかいい事したな。
まあしかし、人に小銭入れとかをプレゼントする前に、結婚式の引き出物(あの色々選べるタイプの奴で)で貰った自分の財布が小銭入れのところのチャックがしまらないようになっていまして、自分のものを先に買った方が良かったのではと思い、冗談まじりに父に言います。
「いや、俺の財布なんて小銭入れぶっ壊れてるんだよ。だから金貯まんないんだよね」
「あ〜俺使ってない財布あるからやるぞ」
「え?」
なんだよ、財布余ってんのかよ、とプレゼント選びに失敗したかとも思ったんですが、元々財布を使わない父ですし、どうやら退職祝いに職場の同僚から「義理で貰った」とかで、ケースに入ったまままるで手つかずの状態で残っていたんです。
まあ、私財布とかバックとかは消耗品だと考えているので、はっきり言って何でも良く、なんか見た目も悪くないし、くれるというんだから素直に貰っておく事にして、そろそろ飛行機の時間だからと、父に空港まで送ってもらい、空港のレストランでささやかな誕生祝いをし、色んな思いでを携えて飛行機に乗り込みます。
で、さっき財布を入れ替えるべく、古い財布から貰った財布に札とか小銭とかカードとかを移し替えている時、貰った財布を改めて良く観察し、発見。
父さん、GIORGIO ARMANIって書いてるよ、この財布。
よくわかりませんが、多分5000円はしますよね。
父さん、人にものを貰うときは一応ブランドをチェックしておきましょうよ。
お互いに。
財布、大事にします。はい。
そんな訳で、もうすぐ松原さんツアー、神戸、京都、名古屋、福井です。
大先輩に囲まれ、なかなかの重圧ではありますがここは一つ若さ優先で頑張りますので、応援しに来て下さい。
旅先で更新出来るかどうかわかりませんが、気持ちにゆとりができればなんとか。
よろしくです。
で、ブランドに詳しいかた、貰った財布鑑定して下さい。
04.09.23 田中栄二です。
アルマーニって高いんですね。
そんな訳で松原正樹50歳記念ツアー、無事全カ所終了致しまして。
ツアー前はあまりに大御所ばかりの現場なので正直ちょっとナーバスになっていたんですが、終わってみれば私にとって非常に意義のあるツアーとなりました。
ほんと、いい経験させて頂きました。
改めまして、松原さん、昌江さん、今さん、春名さん、須藤さん、ありがとうございました。そして素晴らしいケアをしてくれたスタッフの方々、見てないかもしれませんが全開で感謝してます。
本当にお世話になりました。
で、今回の移動は殆どが新幹線移動だったんですが、名古屋→福井の移動だけ、「特急しらさぎ」という在来線での移動だったんです。
名古屋→福井のオーソドックスな移動方法としては名古屋→米原まで新幹線でそこから在来線に乗り換えるという事らしいのですが、「乗り換えは面倒」という理由から名古屋→福井間を一撃で行ける特急「しらさぎ」にした訳です。
この手の在来線特急は新幹線と違いやはり風情がありまくりでして、元来電車好き(まあそんなに熱心ではないですが)の私としては嬉しい限りです。
ただ、こういった在来線長距離特急の罠として、「途中で進行方向が変わる」という事がしばしばあります。
ロマンスカー(新宿→湘南)とかも確かそうですよね。
で、今回乗ったこの「しらさぎ」も途中で進行方向が変わりまして。
そうなると、座席を逆方向に回転させる必要が出てくる訳です。
まあ、別に逆向きで構わないという方もいるでしょうし、ロマンスカーなんかは特に「進行方向が変わります」というアナウンスも無いので(確か)殆どの人が変えないのですが、今回は「進行方向が変わりますので座席を逆にして下さい」というアナウンスが流れまして。
そうなると何となく回転させたくなるのが人情というものでして、殆どの人が座席を立ち回転させようと動き始めます。
この時、油断して勝手に回転させてしまうと、見知らぬ人と対面式になってしまったり、今まで自分のものだった前の座席の背中に付いている網ポケットに当然のように入れていた弁当の空き箱や缶なども移動させなければならない訳で、その車両の乗客の完全な意思の統一がなされなければなりません。
実際、隣のおばさま二人組がのんびり弁当をテーブルに乗せて食べているところを、おばさま方の前に座っていたおじさまが勝手に椅子を回転させた為、おばさまの弁当も一緒に回してしまうと言うハプニングも起こったりしていまして。
おばさま、軽く悲鳴をあげてました。
まあ、このように身も知らない人と強制的とは言えコミュニケート出来るというのが、在来線の魅力の一つと言えるでしょう。
でですね、ツアーも全行程を終了し、最終公演地の福井からの帰りの道中が、メンバー各々の事情があって、「帰りは皆適当な時間に帰ろう」という感じだったんです。
まあせっかくだから、もらったチケットをばらして、2日間くらいかけてのんびり帰ろうかとも思っていたんですが、飛び込みの録音仕事が入って来たためその日中には帰らなければ行けない状況だったんです。
で、何となく起きた時間に適当に身支度を済ませ、それでもその日自体は特に予定がなかったので急ぐ理由はなかったのですが、さしあたってとどまる理由もなかったので、貰ったチケットの時間だと結構待つ事になるので、どうやら一時間ほど早い便もあるらしく、チケットを変更し予定より一時間はやい「しらさぎ」に乗ることにしまして。
3連休の最終日のせいもあって混雑しているらしく、チケット変更の手続きの時に「窓側は一杯だったので通路側になります」と言う話でして、しらさぎは座席が二つずつ左右に配置されているタイプですので、必然的に窓側には誰か座っていると言う事になります。
できれば一人でのんびり帰りたかったのですが、ツアー中毎晩お祭りクラスの打ち上げを繰り返し、前日は最終日と言う事もあって、お祭りと言うかもはや戦争レベルの打ち上げでしたので、胃も脳もかなりのダメージをうけていたので、どうせ寝てしまうだろうし、ままいいかと。
しらさぎの乗り回りの乗客を見ると、殆どが温泉を嗜んだおばさんグループや家族連れで、明らかな二日酔いの自称ミュージシャンにはちょっと居づらい雰囲気で、こりゃ座った瞬間速攻寝に入るなと、指定された自分の座席に向かいます。
すると、私が座るべき座席に荷物やらバックやらが置かれているではありませんか。
どうやら窓側に座った人が置いていたらしく、退けてもらおうと声をかけます。
「あの、すいません、いいですか」
「あっ、すいません」
来た、今どきの美人。
どう考えてもこの車両に乗っている中でもっとも若いであろう二人が、もはや運命と言う言葉を使う意外ないという偶然度合いで隣同士になってしまった訳です。
いる、しらさぎには出会いの神がいる。
まあしかし、この段階ではただ隣に座っているだけなので、元来軟派行為がとても苦手な私としてはとても話しかける事などできない訳で。
私もさすがに疲れていたし、これはどう考えても進展など望めないなと思い、ここは素直に寝てしまおうと、瞼を閉じます。
だがしかし。
どうしても気になります、隣。
彼女(以下しらさぎさん)にしても、寝た振りをするとか読書をするとかしてくれればいいものを、特に寝るでもなく景色を眺めるでも無く、ただ正面を見つめまさかしらさぎさん話しかけられるのを待っているのではと言う疑惑すら抱かせます。
私も寝る事を想定していたため、特に雑誌とかも買っていないし、弁当も持っていなかったので、やる事がなく、まあパソコンはあったのでこれを切っ掛けに利用しようかとも考えなくはなかったんですが、私のパソコンには色んな爆弾が潜んでますし、とても隣に人が居る状態では開けません。
結局無策のまま何駅かを通り過ぎた時、私はある事に気がつきます。
この電車には座席回転の儀式があるじゃないか。
おぉ、神よ。
座席回転儀式は隣の席も一緒に回転する訳で、当然コミュニケーションをとらなければなりません。
もはや、これは勝ち戦決定ではないか。
そして、座席か移転儀式が行われる米原駅に到着。
そして、予定通り流れる「座席の回転にご協力ください」という神からのアナウンス。
さあ、愛の儀式の幕開けです。
どうやらしらさぎさんはあまり事情を飲み込めない様子で、あたりを見回します。
私「なんか進行方向が変わるらしいですよ」
しらさぎ「え?そうなんですか?」
私「ええ」
しらさぎ「あっ、じゃあ回した方がいいんですよね」
我々が座った座席と言うのが一番前だったので、まあ回さなくても対面式になる事はないし、むしろ二人の世界を築き易くなるとも思ったんですが、このまま黙っていては事は進展しないと思いまして。
私「そうしないと後ろ向きに座る事になりますね」
しらさぎ「じゃあ」
といってしらさぎさんは立ち上がり前のテーブルに載せていたものや鞄類を整理し始めます。
しらさぎ「すいません、ちょっと待って下さい」
彼女が私物を整理し終わらなければ回転は始められず、荷物が少なかった私はもはやいつでも回転出来る状態だったので、しらさぎさんは多少焦りながら荷をまとめます。
よし、ここで軽く手伝いでもすればしらさぎさんのハートも回転するかもしれないと「手伝いましょうか」と言おうとした時、見知らぬ男性(サラリーマン風)から声を掛けられます。
サラリーマン「すいません、ここ・・・」
そのサラリーマンは私が座っている席が自分の席だと言う事を主張し始めます。
いや、そんなはずは無い、確かに俺は確認した、さてはお前しらさぎさんに気があるのか、とか思っては見たものの、ここは再度確認しなければならないともう一度チケットを良く見直します。
ほら、やっぱりあってるじゃん。
あら?
すいません、私ここで乗り換えでした。
行きはしらさぎ一本で名古屋までだったんですが、帰りは米原から新幹線だった模様です。
しかもあと5分しか乗り換え時間がありません。
なんだか、恥ずかしいやら申し訳ないやらで、とにかくもう急がなければ行けないのも事実だししらさぎさんに別れを告げる間も与えられず、そそくさと新幹線乗り場へ。
なんとか新幹線に飛び乗り、とりあえずほっとはしたんですが、その後しらさぎさんとあのサラリーマンが回転していたのかと思うと、何とも言えない微妙な気分で東京に帰ってきました。
そんな訳で、福井から東京に向かうときは、名古屋乗り換えをお奨めします。
あなたなりの回転を楽しんで下さい。
*そんな訳で、今回参加させて頂いた「松原正樹50才記念ツアー」ですが、本当に楽しかったです。 松原さんの新しいアルバム「HUMARHYTHM3」が10月20日発売になります。私も5曲ほど参加させて頂いております。 多分こちらから予約とかができると思います。 よろしくどうぞ。
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