07.07.02
田中栄二です。
という訳で、一青窈@さいたまスーパーアリーナ、無事終了いたしまして。
まあ、思いっきり初めての箱な訳ですが、ご存知かとは思いますがどう考えてもでかいですね。
間違いなく、私のミュージシャン史上、最大の箱だった訳で、すげえ緊張するんだろうなあとか思ってたんですがね。
なんか、キャパ1000をオーバーすると私の脳のキャパの許容量(1000)もオーバーするらしく、感覚的には大泉学園(キャパ20)でやってるのとあんまり変わんなかったです。
実際、この日のイベントに何人お客さんが来ていたのかは全く知らず、「今日って一体何人くらい来てるんですかねえ」なんていう会話になった時、5000人くらいとか、1万人くらいとかと、色んな情報が飛び交っていた訳ですが、5000人と言われればそうかと思うし、1万と言われればそうかと思うし。
これがキャパ50以下ならほぼ正確に何人お客さんがいるかは瞬時にわかるんですけどね。
ちなみにその場合は2曲目が終わる頃にはその日のチャージバックもほぼ正確に分かります。
そんな訳で、演奏はなんだか凄く楽しかったです。
初共演の方々ばかりだったんですが、ほんと、皆さんナイスで、終止いい感じでやらせてもらいました。
ただ、この日は、まあいわゆる「対バン」形式な訳で、こう言うイベントだとちょいちょい何らかのトラブルが発生したりする訳ですよ。
いわゆる「現地ゲネ」的なものが、色んな事情で当日は出来ず、本番日に関しては本番時がその日出す初めての音な訳ですね。
つまり、やれモニターチェックやら、細かい進行確認なんかは前日行った訳です。
しかし、一日経てば色んな事情がちょっとずつ変わってくるし、モニターに関しては、細かいマイクの位置なんかも微妙に変わってる訳で、前日のモニターバランスを100%再現するなんてほぼ不可能な訳ですよ。
なので、キャパに対しての緊張というのはそれほど無かったんですが、その辺のトラブルに関しての心配から来る緊張は多少あった訳です。
で、ひょっとしたら何か起こるかも、という覚悟で本番のステージ向かいます。
そして、ステージに立ってすぐ、テンポを確認する為に曲順通りにプログラムしていたメトロノームのデータが全壊している事が判明。
まあテンポなんてなんか似てりゃいいんじゃないの?くらいに思われるかもしれませんが、ステージに立って心拍数が上昇している時の自分のテンポ感というものは合コンのメンバーをリーダーの女性に確認した時に聞く「かわいい子ばっかりだから」という言葉くらい当てにならないので、一応曲を始める前にチェックするようにしているんです。
合コンの時はチェック出来ないのが残念です。
もちろん、その場の空気感でテンポを出した方がいい場合もありますが、まあ念のため、という意味もありまして。
もちろん、合コンの場合はその場の空気感オンリーでテンポを決めます。
例えがひどいです。俺。
で、曲間が一曲一曲空いているのであれば、その都度メトロノームを指定のテンポに合わせれば問題は無い訳ですが、曲つなぎとかもあったりして、やはりプログラムをしなければ間に合いません。
で、運良く(?)一曲目の一番(A-B-サビ)は歌とピアノだけだったので、その間にプログラムを再構築。
通常、こう言う時は多少なりとも焦るところなのでしょうが、ここであまり焦らないところが私のいいところですね。
お〜、俺は今猛烈にトラブルに対応してるぞと、むしろある意味恍惚感すら感じる事が出来る訳です。
で、2番のAメロまでには無事にプログラムを再構築し、お馴染みのバラード8リムショットをスタートします。
で、お馴染みの盛り上がったサビ後のギターソロに突入します。
そして、またしてもトラブル。
ギターの音がモニター上で全く鳴っていないという事態が発生。
もの凄く小さいとかいうレベルの問題ではなく、確実に何らかのトラブルでギターの音がモニターに来ていないという感じだったんです。
それこそ、それほど大きくない会場であれば生音で聞こえてくるので問題は無い訳ですが、アリーナクラスになると、モニター上で鳴っていないと本当に全く聞こえないものですね。
今回は色んな事情で左耳だけイヤモニをしていたので、そのせいもあったかもしれません。
これはさすがにちょっと焦りました。
しかし、ここでおいどういう事だよギターが全然来てねえぞ的なジェスチャーをする方法もあるのでしょうが、そういう態度にでない事が私のいいところですね。
もの凄い綺麗なバラードのギターソロで、鬼の形相でモニターの人に指示するのは絵的に好ましくありません。
なので、即流行のエアギター解釈にスイッチ。
今、盛り上がっているはずだと。
どうやら雰囲気的に外音は鳴っているようなので、後は自分で熱いギターソロを空想する事で対応。
逆に盛り上がったくらいにして。
で、3曲目には無事ギターの音も復活しまして、そうなると、今まで空想していたものが現実となって現れた感覚になる訳で、そりゃ盛り上がる訳です。
なんというか、合コンだと聞いて居酒屋に行ってみたら男しかいなくて、どういう事だよなんて悪態を付きながら飲んでたら、3時間後に急に女の子が集まって来た様な感覚ですか。
違いますか?
という訳で、素敵なメンバー、そして素晴らしいシンガー(いや、ほんと、素晴らしいの一言です。改めてビックリです。新曲も素晴らしい!)と共演させて頂きまして、ほんと、幸せでした。
見てないと思いますが、ありがとうございました。
で、その後、ダッシュで某知人の結婚パーティーに出席したんですが、これまたもの凄く良かったですね。
私にとって新郎新婦ともなにかと所縁があるだけに、なんか感慨もひとしおでして。
二日酔いもひとしおでして。
末永く、お幸せになりやがれ。
いや、ほんと、おめでとうございます。
という訳で、凄く良い一日でした。
07.07.10
田中栄二です。
もう完全に忘れられたと思われますが、意表をついて実に4年ぶりにママチャリ日記の続きをアップ。
なぜ、このタイミングなんでしょうか。
さっぱりわかりません。
途方も無く間隔が空いてしまい、なんか申し訳ないので第7弾、第8弾と2話分一気にいってます。
まあしかし、どこで区切るかは完全に私のさじ加減なので、1話分とかあんまり関係ないんですが。
しかも、4年ぶりの更新の割に、たかが2〜3日の模様がまだ完結までいかないというこのペース。
しかも、今回もまだ熱海に到着していません。
ここはひとつ、ガラスの仮面解釈で、どうかと。
一応、そのうち完結する予定ですので、4年に一度くらいは覗いて見て下さい。
という訳で、近況としましては、松原正樹4rockambosの北海道ツアーリハ、某バンドの秘密rec、旧友山田君仕切りの女子中高生ユニットrec、そして馬場さんツアーリハ、そしてママチャリ日記と、なんだかまあ充実した毎日でございます。
しかも、その間、結構飲みにもいってます。
ナイスバイタリティーです。俺。
ちなみに女子高生とは飲みに行ってません。
逮捕されますから。
いや、どういう縁なのかは分かりませんが、以前某女子中高生の軍団のサポートを結構長くやらせてもらっていたんですが、その時は「女子中高生が割と本気なジャズを歌う」的なコンセプトで呼ばれた感じだったんですが、今回山田君の紹介で呼ばれたのは、余り詳しくは把握していないのですが「女子中高生が割と本気でロックを歌う」的なコンセプトで呼ばれた感じでして、なんだかこういうのにたまに当たるんですよね。
嬉しい限りです。
いや、録音自体も、今回も以前のものも、かなり本気で相当楽しくやらさせてもらっています。
しかし、それにしてもあれですね、女子中高生のパワーって凄いですね。
ジャズとかロックとか、そんな区分けなんて本気で全く関係なく飛び回る彼女たちの姿に、なんだか音楽の本質さえ見る気がします。
しかしですね、確か以前、というかそんな前でもないと思うんですが、サポートしていた某女子中高生の面々も、もはや高校を卒業して世間的に「大人」という枠に行ってる人間もいたりする訳で、そう考えると今回レコーディングした彼女たちにしても、もう数年もすれば全く価値観が変わり、いわゆる大人の階段を登るんだなあと思うと、改めて俺って年をとったなあとか思う訳ですよ。
数年で、ものの見方や、色んな考え方が劇的に増えたり変わったりって、実は30超えるとちょっと無くなってくるじゃないですか。
そうでもないですか?
いや、もちろん、ちょっとずつ変化してたり、知識は増えたりはしてると思うんですが、なんかこう、どこか慎重になってくると言うか。
あっ。
やっぱり、この話、やめます。
なんか、以前もやった手法で、完全にノープランで適当に書いているうちにオチとかを模索するというパターンで書き始めたんですが、完全に方向を見失いました。
もうひとネタとして、昨今リハの音源とかはCD-Rとかデータとかで貰う事が多いんですが、iPodを無くしたおかげで、移動中に聞く為にはMD化しなければならず、今日某リハのデータをパソコンに読み込み改めてCD-Rに焼き、MDコンポでそのCD-RからMDにダビングしてたらなんか分かんないけど家のブレーカーが落ちて、まあ色々大変だったとか言う話から、MDディスクにはミュージシャンの利益になる二次使用料が含まれているという話があったんですが、ここはあえて女子中高生で勝負にいったんですが、ダメでした。
30代は、あきらめが肝心です。
しかし、30代は大人の10代です。
という訳で、北海道ツアーの前に、もう一回くらい。どうにか。
07.07.13
田中栄二です。
髪を切りすぎました。
いや、これから人前に出る機会が増えるので、美容院に行った訳ですよ。
決して自分で切った訳ではありません。
で、私の場合、今となっては、美容院へ行く目的としては、格好良くなりたいとか、お洒落な髪型にしたいとか言う前に、単純に髪を短くしたい、という目的の方が大きいんですね。
つまり、はっきり言って床屋さんでいい訳ですが、3年ほど前まではストレートアヘッドな金髪でして、そうなるとやはり床屋よりは美容院という選択で、ずっと同じ美容院に通っていまして、で、何となくそのままなし崩し的に今も同じ美容院に通っている訳です。
で、美容師さん的には、床屋と一緒にしないでよ的な何かがおそらくあるんでしょうし、美容師魂としては、順位として1に格好良さが来ると思うんです。
しかし、現在の私の心境としては、髪ってほっとくと当然伸び続ける訳で、そうなると経済的には切れるときにガツンと切って、いい加減伸びたなあという段階まで伸ばしてまたガツンと切る、という方が圧倒的にいいわけですよ。
なので、今回、一度美容師さん任せにざっくり切ってもらって「こんな感じでどうでしょう」と言われた時、確かに現段階の事だけを考えればこれくらいでいいんじゃないかという髪の長さだったんですが、これだとまた2ヶ月もしたらもう一回切りにいかなきゃ行けないんじゃないかとか思ってしまいまして「あの、もう少し短くしてもらえます?」と言ってしまったんですね。
そうなると、ひょっとしたら美容師さん的にもモチベーションが多少落ちるんじゃないかと思う訳ですよ。
せっかくいい感じに切ってやったのに、素人が何をぬかすのか、的な。
まあ、そんな事も無いんでしょうが、結果として、自分でもあんな事言わなきゃ良かったんじゃないかくらい短くなってしまいまして。
やはり、プロの言う事は聞くべきだなあと。
で、なんかこんな事書くと、田中栄二は完全に頭髪に関しては無頓着になったのか、と思われそうですが、意外とそうでもないんですよね。
だって、髪型は置いといたとして、白髪染めはしてもらった訳ですから。
白髪染めですよ、白髪染め。
なんというんですか、自分自身の美意識が先制点が無いのに守りに入った感じです。
私、多分禿げない、いや絶対禿げないと信じてまして、その辺は心配していないんですが、どうも白髪は結構多くて、金髪をやめてからは目立つようになって来たんですよ。
で、金髪をやめた時は「もうそういう外見にどうのこうのこだわるのは止めよう」と、まあ決意まで行かないですが、なんとなくそんな心境で黒髪に戻した訳です。
という事は、外見にこだわらないのであれば、別に白髪だろうが何だろうがほっとけばいいんですが、なんかこう、そこはまだちょっとと一歩まだ踏み込めないという感じでしょうか。
例えば、どんなに仲が良くて付き合いが長いカップルでも、やはりお願い電気は消して的な感じですかね。
違いますね。ダイナミックに違いますね。
なんというか、「格好良く歳をとりたい」という意識は、年齢関係なくおそらくほとんどの人が感じているんでしょうが、30半ばになって来て、その「かっこよさ」の方向性が、果たしてどの方向が「大人のかっこよさ」なのかが、なんかいまいち分からなくなって来た、って感じですかね。
いや、分かってるんですよ。
内面から滲み出る自信や色気とかが、大人のかっこよさなんじゃないかって事は。
つまり、髪型とかファッションとかは、自然に振る舞えばいい訳で、別にあれこれ考えずに素直に、こうしたいからこうだ、という姿勢で考えとけばいいとは思うんですよ。
金髪から黒髪になった事が大人になるって事でもないし、白髪を染めるのが大人の行動として良くない訳でもないし。
なので、私にしたって堂々と自分の美意識優先で白髪だろうがあの子の気持ちだろうが自分色に染めてしまえばいいんでしょうが、どうもこう、自分的に、どこか周りを気にしたりとか、良く思われたいとか、そういう感覚があるっぽいんですよねえ。
まだまだ子供だなあと、つくづく思う訳です。
しかし、その格好いい大人理論ですが、逆説的ですが、こう考えればいいんじゃないかと。
なんか、人目を気にするとか、顔色を伺うとか、その弱さは大人としてどうなんだと考えたりたんですがね。
なんかもう、いっその事それはそれでいいんじゃないかと。
白髪染めをするなんて、なんて半端な大人なんだ、と思ってしまう自分でまあ良しみたいな。
自信がないのに自信を持ってもそりゃ嘘ってもんでして、なので自信がない事に自信を持つという素晴らしい理屈です。
どうだい、俺って弱いだろ、的な。
それが実はかっこいい大人なんじゃないかなあと。
なんか、こんな事書いてると、一体どんだけ自分に自信がないんだとか思われそうですが、基本的には、まあ一応ミュージシャンですから、なんらか自分に自信があるはずなんです。
そうでないと、多分やってけません。
まあ別にミュージシャンじゃなくても、生きてりゃどこかには多少なりとも自分に自信があるから、生きてるんだと思うんですよ。
だからまあ、その辺の自信はひとまずデフォルトでどこかにあるだろうという解釈で、自信のない部分は、まあそのうち何とかなるだろうくらいな。
こうしなきゃいけない、という思考から、こうした方がいいかもな、くらいに考るのが、大人の余裕かなと。
なんか、完全によく分からなくなって来ましたが、なんかそんな感じでいいんじゃないですかね。
ダメですかね。
ダメだったら言って下さい。
いや、なんか基本的にそんなに真剣に考えた文章じゃないので、全く気にしないで下さい。
正直、それほど書く事がなくて、でも北海道ツアー前に一度くらい更新しようと思って、なんとなく精神論みたいな感じでお茶を濁した、という感じですので。
まあ、とりあえず、早くスポニチの占いに左右されないような大人にはなりたいですね。
ちなみに、今日のスポニチの占い、2月生まれは行動範囲を広げて吉。お金もケチらず投資する程ツキが増すということだったんですが、ここは大人になる為にあえて家でじっとするという行動に出てみました。
決して、行くところがなかったり投資する金がなかったりとか言う訳ではありません。
という訳で、こんな面倒な話から飛びますが、松原正樹4rockambos北海道ツアーが始まります。
札幌、帯広、釧路と回りますので、ご来場よろしくお願いします。
てか、札幌はさすがに出身地なのでいいんですが、帯広なんかは北海道出身とは言え、行くのは初めてですし、釧路は何度か行った事はあるにはあるんですが、どちらにしても、ここを帯広や釧路に住んでいる方が見てる確率はかなり低いんですがね。
なので、帯広や釧路在住の方で、ここを見てらっしゃる方がいましたら100%の確率で来て下さい。
で、札幌ですが、なんか、札幌の仲間からあまり連絡が来ないですが、ライブには来てくれるものだとかたくなに信じています。
いいですか?信じてるんですよ?
つまり、来ないという事は、私が信じてたものに裏切られるという事になるんですよ?
それでも、あなたは来ないというんですか?
いや、嘘です。都合が付けば是非来て下さい。
なんか、札幌では懐かしい人とかにも合えそうな予感がしてまして、色々楽しみです。
頑張ります。
07.07.20
田中栄二です。
という訳で、松原正樹4rockambos北海道ツアーから無事生還いたしました。
今回のツアー、まあなんと言いましょうか、色んな思いやり満載のツアーって感じでしたね。
ほんと、いい思いさせて頂きまして、ありがとうございました。
間違いなく、この手(どの手?)のツアーでは、史上最高のコーディネイトでした。
素晴らしすぎましたですわよ。はい。
札幌〜帯広〜釧路という行程だった訳ですが、その間数名のスタッフの方が帯同してくれまして、もうなんというか「夕張メロンソフトは絶対食べましょう」とか、「豚丼はこの店は並ばなきゃ行けないがここは穴場で旨いので行きましょう」とか「釧路に来たならあそこの牡蠣そばは絶対ですよ」とか、まあまあ色んなところに連れてってもらったりしまして。
とにかく、食に関しては、この3日間一回も不味い、もしくは微妙な食い物を全く食わなかったです。
全部、もの凄く旨いツアーでした。
で、まあ結構な長距離を車で移動した訳ですが、メンバー用に2台の車、そして機材車という万全の配慮をして頂いたおかげで全く持って苦にもならず、というかむしろ移動そのものに楽しささえ感じられるような勢いでして。
とにかく、色んな意味で、最高でした。
札幌時代の懐かしい人、お世話になった人とかにも一杯会えまして、ほんと、もうなんというか感激クラスです。
とりあえず、感じた事としては、松原正樹というギタリストはやはり偉大なんだなと。
いや、なんか長い間随分ご一緒させて頂いて、本人のおおらかな人柄もあり、たまに忘れそうになるんですが、今回改めて感じました。
色んなリスクを背負ってまで「是非松原に来て欲しい」とツアーを計画するのももの凄く大変でしょうし、今回も本当に色々大変だったようですが、それでもやはり呼びたいという熱意を抱かせる方も、やはり凄いのだなあと。
実は、そういう事を一番感じてました。
気持ちよくツアーを回ってもらおうという人間と、それを汲み取って快くすべてを受け入れようという人間の、なんと言うか、愛情祭りって感じでした。
今月23日に東京スターパインズカフェで、そんな愛情祭りがもう一度催されますので、よろししければ是非。
という訳で、今回お世話になった全ての方々、本当にありがとうございました。
全方向で感謝。
まあ、札幌の友達がほとんど来なかったという事は、この際水に流します。
いや、もっと色々思いで話とかを書きたいところですが、何せ東京に戻ったその足で明日から始まる馬場俊英ツアー用リハに行き、結構みっちりリハをして、疲れて帰って来たら不意打ちで某お塩控えめな感じの方ピアニストから電話がかかって来て
「あら、どうもお久しぶりです」
「栄二は今どこ?」
「えっ、家ですけど」
「じゃあさあ、今飲んでるからこっちおいでよ」
「どこで飲んでるんですか?」
「京都」
なんていうストレートアヘッドに酔っぱらいテイストの電話がかかって来たりとかして(いや、なんか京都でなぜか私の話題になったらしく、ですよ。いや嬉しかったんですが)、翌日も早くから同リハで、終了後スフォッフォ+POT
HEADS@大泉学園in-f(大入り感謝!!いや、面白かったですね)という行程でして、なかなかどうして体力的に結構キツい感じでして。
で、明日から馬場さんツアーも始まるし、それこそ松原正樹4rockambosもあるし、その他セッションも合間にぶち込んでるし、これはさすがに体力的に厳しいなと思い、さっきマッサージに行って来たんです。
いや、なんか最近、ハードなステージになると、背中が異常に張りだすと言うか、「うっ」って感じになるんですよね。
歳なんですかねえ。
で、良く行く割と近所のマッサージ屋さんに行き、普段なら全身30分の所を奮発して盤石の60分コース(5000円。高い。相場よりは安いんですが)を選択。
で、なんとなくベテランそうな風体の先生に当たりまして。
で、施術前、私がドラマーで、ここ数日ライブの連続で、更にこれからツアーが始まるし、etc.etcで、ライブ中に背中が異常に張るというような事を話します。
すると、なんだかもの凄く理解して頂きまして。
では、どの辺が張るのか見て行きましょうと。
で、「おそらくこの辺が張るんじゃないですか」的な事を言われたポイントが、なんかことごとく当たっているようで、まあ実際具体的にどの辺が張ってるのかなんてよく分からないので、そこと言われればなんとなくそうかも、と思ってしまうってってだけなのかもしれませんが、私的にはその先生を徐々に信頼して行きます。
で、しばらくなすがままだったんですが、腰あたりに指圧が来たとき、その指圧強さに体が反応します。
すると、その先生が「ちょっと強いですか」と。
で、「そうですね、ちょっとキツいですかね」と。
いや、なんかマッサージに行くと大抵「強かったら言って下さいね」とか「このくらいで大丈夫ですか、痛くないですか?」とか言われる訳ですが、私、なんか多少強いなとか思っていても、素直に「ちょっと痛いです」と言ってしまうと、なんか弱い人間ねとか、そんなに凝ってないくせにとか思われるのも嫌なので、どうも言えないんですよね。
しかし、今回に関しては、いつものリラックス目的とは違い、完全に体のメンテナンス目的だったので、揉みかえしとかくると厄介だし、素直に言ってみたんです。
すると、その先生が「イタ気持ちいいくらいが一番いいんですよ」と。
この「イタ気持ちいい」という言葉、マッサージを受ける時には良く聞く言葉です。
いや、凄く分かりやすい表現だとは思いますし、今までは疑問に思った事は無かったんですがね。
今回は、ある意味「真剣」にマッサージを受けてる訳で、このイタ気持ちいいについて真剣に考えてみると、ちょっと疑問が出て来まして。
はてさて、マッサージを受ける上で『気持ちいい』と『イタ気持ちいい』の境目はどこなのかと。
そもそも、マッサージを受けるという事は、ちょっと痛くて気持ちいいのが気持ちいい訳じゃないですか。
全く痛覚を刺激しないマッサージなど、気持ちよくとも何とも有りません。
つまりですね
1 ほとんど触られてる程度で刺激がない
2 適度な刺激があり、気持ちいい
3 多少刺激が強いが、気持ちいい
4 単純に痛い
という4段階に刺激の質を分けた場合、1と4はどうやら間違いのようですが、問題なのは2なのか3なのか。
つまり、素直に自分が心地よいという痛さを感じるポイントがイタ気持ちいいという事なのか、その心地よい所よりちょっと痛いくらいがイタ気持ちいいなのか。
で、多少考えた結果、今回はあくまで体のメンテナンスだし、単純に気持ちいいだけでは効かないだろうという判断で、正直ちょっと痛いんだけどまあ耐えれるくらいの指圧レベルでやって頂いたんですね。
で、どうやらその先生、生体の技術もあるらしく(というか普通あるんですか?)、骨盤矯正や背骨のゆがみの修正やら、骨的なところまでも色々やって頂きまして。
私、基本猫背なんですよ。
で、「そもそも猫背が原因なんじゃないですかね」なんて言われて、なんかまあ、私のスタイルとして多少猫背の方がしっくり来るので、「いや、なんかそこはスタイル的に治らないんですよね」なんて言ったら「それは私が治しますから」なんて言われまして。
で、まあ骨を色々ぼきぼきやってもらったりしたら、確かになんか体がピンとした感じはするんですよね。
単純に暗示にかかりやすいだけなのかもしれませんが、何となく楽にはなった気はするんです。
で、まあそれでも一応心配なので、ステージ前にはテーピングをしようと思ってまして、そのやり方も聞こうとしたらですね。
「いや、明日は多分テーピングの必要は無いですよ」と。
まあ、考えてみたら、背中のテーピングの技術を教わっても、自分で貼れる訳じゃないのであんまり意味がない訳ですが、その先生は、明日のステージはこのままこなせると断言したんですね。
とりあえず、明日は先生を信じてテーピング無しで望みたいと思います。
で、演奏中やっぱり背中の張りが来た時は、イタ気持ちいいの解釈が完全に間違っていたという事になりますね。
まあ、これも勉強という事で。
なんかこんな事書くと、もの凄く満身創痍なんじゃなか的に感じに思われるかもしれませんが、一応万全を期して、という感じですので、あんまり気にしないで下さい。
後、今日は色んな下準備として、初めて自分で自分用の曲順票を作ってみました。
いや、なんか色々書き込む事がありまして、もう面倒だからパソコンで作っちゃえ、と。
なんか、結構楽しいもんですね。
で、コンサートの曲順表なんかは、良く「反転コピー」がされてるんですよ。
つまり、文字の部分が白く、背景が真っ黒で、その白い文字の部分を蛍光ペンで塗る事で、ステージ上の照明が落ちても浮き上がって見える、という効果があるんですね。
で、どうせだからそれもやっちゃおうかなと。
しかし、コンビニクラスのコピー機ではなかなか反転機能が付いたものってないんですね。
コンビニ6件くらいハシゴしました。
という訳で、現在6個のミンティアがあります。
残念です。
てな感じで明日からの馬場さんツアー、相当いい感じですので、ひとつ、もりっと、よろしく。
その後も、大好きなハイパーロックギタリスト柴山君と河野君のトリオ、4rockambosと続きますが、はっきり言って全部いいと思いますので、どうかひとつ。
来週の「山田中」も、ご来場よろしくです。
ですです。
death death
07.07.24
田中栄二です。
背中は、まあ大丈夫なようです。
という訳で、若干ばたばたしておりますが、なかなかのペースの更新です。
とりあえず、馬場俊英ツアー@神戸、柴山哲郎トリオ、松原正樹4rockambosと、なかなか濃いめの感じなライブが終了しまして。
ご来場された方、ありがとうございました。
柴山トリオ、今後も是非続けたいですね。
なんか、個人的には若干coil的な感覚もあったりして(もはや忘れられてますかね)、結構盛り上がってます。
なかなかスケジュールが合わない感じですが、なんかもうもう無理矢理でもやってければなと。
4rockambosも、次回はまだ決まってないようですが、決まったおりには是非。
で、今日は馬場さんツアーの、だめ押し的なリハをして来まして。
万全の体制です。
とりあえず、神戸の初日が無事出まして、予想通り、かなりの盛り上がりを見せる事に成功した、と勝手に思ってまして、更に今日のリハをやったことにより、大阪以降、ひょっとしたら予想外の盛り上がりを見せる可能性がありますので、注意して下さい。
俺。
いや、なんだか、ほんと、有り難い事に、ここ最近は色んなジャンルと言うか、色んなキャパと言うか、ほんと、様々な場所で毎日ドラムを叩く事に成功してまして。
いやね、なんかこういうのも今更どうかと思うんですが、ちっちゃい頃から憧れていた「プロドラマー」という人間に、今私はなっているのかもしれないと。
いや、まあ人から言わせれば、「プロ」という風に言われるでしょうし、まあ自分でも薄々そんな感じはしてるんですが、なんと言うんですかね、こっからがプロです、って境目が曖昧な職業ですので、正面切って「あっ、俺プロ」とか言うのって、なかなかこう照れがあるというか、なんというか。
それは、プロ意識に欠けるんじゃないかとか思われるかもしれませんが、多分それは違うんです。
プロ意識ってのは、あくまで仕事に対しての意識であって、自分の世間的な立ち位置に対しての意識ではない気がするんですよね。
なんというか、あくまで音楽があって、それに忠実なプレイがあって、それが大事な訳で、それが「プロ」とか「プロじゃない」とかって、あんまり関係ない気がするんですよね。
あっ、なんか、話めんどくさいですか?
じゃあやめますこの話。
いやあ、それにしても暑いですねえ最近。
こうも暑いと、つい夜中にコンビ二に行きがちになるんですよねえ。
まあ、別に、気温に関係なく夜中にコンビ二には行くんですが、家の近所のコンビ二に行くには、必ずとかる中華料理屋の前を横切るんです。
で、この中華料理屋、まあたたずまい的にまあ絶対と言っていい程積極的には暖簾をくぐらない、いやくぐれない感じなんですね。
そういう店って、ないですか?
もの凄く近場に有るんだけど、近場だけにってのもあるし、なかなか足を運ばないような店って。
で、先日も普通にコンビ二に行く途中、その中華屋の横を横切りまして。
人の良さそうなおじいちゃんとおばあちゃんがおそらく夫婦でやっているらしい事は知っていたんですが、大きな環状線のしかも交差点という最強の立地条件にも関わらず、その日もやはりお客さんはまばらでして、で、信号待ちのついでに何となくその店の中を覗いてみると、その店が何故流行らないのかが判明したんですよ。
店のカウンターの奥に、ホワイトボードのようなものにメニューが書いてあったんですがね。
で、そこのラーメン的なメニューが、こんなラインナップだったんですよ。
ラーメン
タンメン
味噌ラーメン
チャーシューメン
五目ラーメン
まあ、一見普通ですよね。
ただ、私が目を疑ったのは、その表記の仕方でして。
おそらくおじいさんが書きなぐったのであろう、なんともまあ斬新な感じの字体でこんな風に書かれてた訳ですよ。
ラーーーーーーーーーーーメン
タン メン
味噌ラーーーーーーーーーメン
チャーシューーーーーーーメン
五目ラーーーーーーーーーメン
なんとなく伝わりますかね。
あっ、じいちゃん、とりあえず「メン」だけ先に書いて細かい中身は後で考えたんだよねみたいな。
メンメンメンメンメンと縦に書いていったおじいちゃんの姿が目に浮かびます。
いや、ひょっとしたら、メニューの表記はどうあれ、旨いのかもしれませんがね。
しかし、ラーーーーーーーーーメンですからね。
もうのびてる事前提ですからね。
で、ホワイトボードに書きなぐったメニューだし、そんな書き方だし、ひょっとしたら、その日の気分でメニューを変えるようなタイプの店なのかと思ったりもしたんですが、とりあえず私がそれを発見してから数週間立ちますが、まだラーーーーーーーメンは健在です。
いや、本当は断腸の思いでその中華屋に行って写メでもとってアップすればこの面白さがもっと伝わるのかもしれませんが、あいにくそんな勇気を持ち合わせていませんで。
そんな訳で、興味のある方にはお店の所在を教えますので、是非写メ取って来て下さい。
で、今、メニュー確認の為にその中華屋を(もう閉まってましたが強引に)覗いて来たんですが、上記のメニューに誤りが有りました。
チャーシューーーーーーメンじゃなくて、チャシューーーーーーーーメンでした。
中身は不明です。
いや、なんと言うんでしょう。
ほんと、ひょっとしたら味はいいのかもしれません。
料理人としては、味さえ良ければいいはずなんです。
しかし、なんというかこう、こう言うところにも気を使うのが、料理人なんじゃないのかなあと。
それがプロなんじゃないかと。
あっ。
プロ意識ってのは、あくまで仕事に対しての意識であって、自分の世間的な立ち位置に対しての意識ではない気がするんですよね。
ということで、これ、どうやら違いますね。
まあ、色んな意味で、プロ意識って大事なんだなという事で。
勉強になります。
という訳で、これから馬場さんツアー大阪、そして「よてい」にもあげましたが初共演のSunSet Swishさんのサポードで仙台のイベント(無料らしいのでお近くの方は是非)、そして馬場さん@名古屋、そして帰って来たら山田中@三茶というややファンタスティックな行程になってますが、ここはひとつ、プロ意識を持って望む所存でございます。
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