08.04.05
田中栄二です。
と言う訳で、bolgの方にはちらっと書きましたが、3月の週末を全て捧げた某馬場俊英サクラ系ツアー、無事終了しております。
ほんと、素晴らしいツアーでした。
毎度思いますが、最高のメンバー、スタッフ、そしてご本人と、どの角度で検証しても最高のツアーです。
各地、色んな思い出も出来たのですが、毎度の事ですがやはり心の中にそっとしまっておきます。
色んな人に感謝!
と言う訳で、ご存知かと思いますがもう4月です。
で、ご存知かと思いますが、暇です。
なので、これはご存じないと思いますが、来週一週間ほど実家(札幌)に帰ります。
でですね、どうやら我が父がついにパソコンに興味を持ち始めたようなんですね。
いや、正確には随分前から興味はあったんでしょうが、まあなんと言いましょう、この手の「電脳」に対して当然それなりの「恐怖感」にも似た感情は当然あったと思うんですよ。
おそらく、年を重ねると、生活環境の変化に対しての耐性って徐々に薄くなって行くものなのでしょうし、願わくばこのまま何もなく幸せに、とか思うのもまあ人として仕方のない事だと思うんですよ。
とは言え、逆に「このまま朽ちて行くのもどうなのか」という感情も、まあ多分あるのでしょう。
で、どうやら、地域の組合のどうのこうので、いよいよパソコンが必要になったとかでして。
で、「お前のパソコンくれないか」と。
私、現在昔のデスクトップのiMac(由香里)、去年まで使っていたノートのiBook(ナターシャ)、そして現行マシンのmacbook(小沢さん)と3台も保有してまして、なんとなくiMacに関しては生まれて初めて買ったパソコンと言う事でやや思い入れはあるものの、逆に言えば思い入れさえなければ現在は完全に機能を停止している状態で、はっきり言って不要ではあるんですね。
で、まあいいよ、と。
で、まあ私としては、思い出のパソコンを譲る訳で、せっかくなのでちゃんと利用してもらいたい気持ちはあるんですね。
なので、おろらくパソコンだけあっても、御年60を超えた人間にとってみれば「タダの箱」状態になるのは目に見えている訳で、じゃあまあネット環境も整えましょうと言う事になりまして。
で、我が父、以前私のパソコンを実家に持って行った時、自らの指の力で画面上のポインタを動かそうと必死にディスプレイをこするくらい、父に取ってはパソコンなんて未知なものですし、多分プロバイダーがどうしたとか、Bフレッツがどうしたとか言っても、おそらくお洒落な食べ物の名前くらいにしか思わない訳ですよ。
で、まあこう見えて私も優しいですし、まあ正確には優しいと思われたなあだろうなあという気持ちよさが好きなだけなんですが、まあじゃあネット環境はこっちで手配してやるよ、と。
まあ、数本電話すればネット環境なんて今の時代すぐ済みますし、それほど問題なく実家にネット回線を引く事に成功します。
で、後はiMacの中身を整理する必要があります。
当然、どんなデータであれ全消去です。
メールデータ、アドレスデータ、写真、ムービー、とあらゆるワンダーランドなデータを消去しなければなりません。
もちろん、ブックマークや履歴の消去も怠れません。
一見簡単に見えるこの作業に結構な時間がかかりまして。
如何に他人に、しかも身内にパソコンを譲ると言う行為が危険なのかと言う事をこの段階で痛感しました。
まあ、リストアすれば良かったんでしょうが、随分前にリストアのCDをなくしてしまってまして。
多分、こういう時の為にリストアのCDってあるんですね。
で、全てのデータを消去し、じゃあまあパソコンを送る前に、メールアドレスとかパソコン上の名義を父の名前にしようと。
で、私が以前ちょっと危ないかな、と思われるサイトに登録する専用に使っていたアドレスを父にあげる事にしまして。
で、しばらく使ってなかったアドレスなんですが、改めてそのアドレスでアカウントを取り、パソコンに登録します。
で、いきなり山のような迷惑メールを受信。
やはり、一旦危ないサイトに登録するとこの手のメールは来るものなんですねえ。
まあしかし、そこは逆にインターネットの怖さを初めから知った方が良いだろうという優しさ解釈で、まあいいかと。
でまあ、これで、一応このままパソコンを送って接続すれば、すぐにインターネット閲覧、メール送受信が出来るという事になった訳です。
がですね。
これだけお膳立てを整えても、次に実家に行った時には、実家の隅に寂しそうに鎮座している使用期間3日間と言う噂のルームランナーの上で我が思い出のパソコンがジョギングしている図が展開している気がするんですよね。
なので、なんとか我が父をパソコンに食いつかせるいいアイディアはないものかと。
で、私的にネットコミュニケーションの最強ツール、スカイプはどうだ、と。
スカイプであれば、操作もそれほど難しくないし、何と言ったって、スカイプ同士ならタダで電話が掛けれる訳です。
しかも、iMacにはカメラはついてないですが、現行の私のmacbookにはカメラが内蔵されていまして、こちら側からの映像は見れるはずです。
つまり、「テレビ電話」という何ともわかり易い「最先端気分」を味わう事が出来る訳です。
これはいいアイディアだと、早速スカイプをiMacにダウンロード。
で、ダウンロード失敗。
どうやら私のiMacのスペックでは無理みたいなんですね。
なので、どうやらyahoo!やgoogleあたりで、なんかテレビ電話的なサービスがあったなあと思いまして、一応トライしてみるも、やはり、やはりスペック的に無理だったりそもそもmac比対応、という感じでして。
と言う訳で、現在はテレビ電話は無理でも音声通話のみでも出来ないものかと模索中と言う感じなんです。
ですがね。
仮にこの手の通話ツールを起動できたとしても、そもそもそれほど父と話す事が無いんですよね。
いくらツールが発達しても、そもそものコミュニケーションを取る方が先決なのでは、と言う事にたった今気がついたところです。
と言う訳で、当分父とは「つぼ八」というコミュニケーションツールを利用するしか無いようです。
主な設定は店員さんがやってくれますしね。
と言う訳で、来週からしばらく実家に籠ります。
そういえば、その前に巷で噂の脳内ヴィジュアル系バンドスフォッフォ、ご来場是非。
08.04.17
田中栄二です。
一週間弱の帰郷(札幌)を経て、なんだか思いっきり春な感じの東京に帰って参りました。
東京あったかいですね。
と言う訳で、blogの方には書きましたが、なんとか実家にインターネット環境を導入する事に成功し、更に、御年64になろうという初老、というかひょっとしたら「老人」の域にいかんとする(まあそこまでじゃないですね)我が父に、なんとか「メールの送受信」くらい出来るような知識を植え付ける事が出来ました。
まあしかし、時間的にかなりぎりぎりな知識しか教える事が出来ませんで、おそらくなんらかトラブルが生じた場合、あっという間にお手上げ、という事になるとは思うんですね。
で、毎日メールを出す、と言っていた割にはメールも来ないので、やや心配になり、さっき実家の方に電話をしたらですね。
やはり早速トラブル。
いや、これはmac特有なのかもしれませんが、macの場合、例えばメーラーを起動しよう、という作業をするとき、一番手っ取り早いのが、Dockにメールアプリケーションを置き、そこをワンクリック、というのが一番早そうなので、そのやり方しか教えていなかったんですね。
しかし、Dockに置いたはずのメールアプリケーションがどうやら何かの弾みで消えたっぽいんですよ。
で、もう一度Dcokにメールアプリケーションを置く、という作業を電話越しでレクチャー。
で、本来10秒で済む作業に、まあ軽く30分ほどかかります。
で、なんとかメールをDockに置く事に成功し、改めてメールの送受信をテスト。
で、まあお決まりの件名のところに文章を書くとかいったミスを訂正し、送信させようとしたらですね。
「なんか知らないけど真っ白になったぞ」と。
一体どういう「真っ白」なのか電話口だと全く検討がつかず、私の頭も真っ白に。
で、その後も「また真っ白になった」という言葉が数回出てきまして、どうやら父的に「理解不能の画面が出てきた時」は「真っ白」という表現を使うらしいと言う事を認識し、ひとまずメールの送信まで後一歩、という段階まで来ます。
しかし「なんか知らないけど送れないぞ」と。
おい、一体なにしたんだよ、と、電話口で可能な限りの原因をさぐります。
が、どうにも原因が掴めず。
で、その後も何度も父的に私宛に送信しようとしたようですが、こちらにも届いてないし、父的にも送った感じがしないようで。
で、これはひょっとしたら本格的なトラブルかもしれない、と、ここはひとつ思い切って再起動を指示。
で、再起動。
で、さっき苦労してDockに再設置したメールアプリケーションがまた消えてしまった事が判明。
で、再度メールアプリケーションをDockに配置すると言う作業をレクチャー。
しかし、本来は10秒で済む作業、さっきは10分かかり、なぜか今度は全く同じ作業に20分ほどかかります。
で、メーラーを立ち上げます。
で、立ち上げた瞬間、電話口から「ブオ〜ン」という送信が成功した時の効果音が。
これはmac特有なのかどうかわかりませんが、何らかのトラブルでメールがネットワーク不全を起こした場合、送られなかったメールは「送信トレイ」に残り、ネットワークが復活したとたんに送信されるシステムなんですね。
で、未だにどういう原因かよくわからないんですが送信エラーになる事はよくありまして、その都度再起動して復活させていたんですが、どうやらその症状がいきなり出てしまったようなんですね。
で、父から大量のメールを受信。
「あっ、メール来た来た、大丈夫だよ」
「おっ、そうか、もう疲れたから休むわ」
ですよね。
ゆっくり休んで下さい。
まあ結局、ほとんど内容のないメールの送信を成功させるのに2時間も電話でしゃべるという親子のコミュニケーションのあり方を考えさせられる感じではあったんですが、考えてみれば、上京して以来あまり父と話す事もなかったので、なんかいい機会なのかもな、と言う感じはしてます。
と言う訳で、明日は松本圭司セッション@京都RAGです。
せっかくなので、父が一人前と認めた松本君の華麗な写真でも送ろうと思います。
08.04.25
田中栄二です。
と言う訳で、ここ最近は、割と久々、かな?の松本圭司@京都RAG、で、アコーディオン祭り的なイベントにてPOT
HEADS@横浜赤レンガ、で、apollo jam@目黒ブルースアレイ、と言う感じでした。
なんだかどれも楽しかったです。
ただですね、ちょっと心配な事もありまして。
いや、どうやら私、京都と目黒で、やや打ち上げで飲み過ぎた嫌いがありましてですね。
しかも、例によってあまり記憶が無い訳です。
で、ひょっとしてですね。
色々、失言とかしてるんじゃないかなあと。
いや、まあ飲み過ぎて記憶が曖昧になる事なんてここ最近はそりゃ結構ある訳で、まあ今更という感じではあるんですが、どうやら私、状況次第で積極的に失言しようと言うような心理状態が働く時があるっぽいんですね。
なんか、このタイミングでこの発言はひょっとしたら敵を作るかも、くらいのぎりぎりの発言をどうしようもなくしてみたい、という瞬間があるらしいのですよ。
というのもですね、先日「POT HEADS」でアコーディオンイベントに参加した際、危うく失言しそうになったんですよ。
ステージ上で。
このバンド、基本的に私がMCをとっているんですが、この日はアコーディオンイベントだし、持ち時間もかなり少ないので、私の無駄話で時間をとるより、アコーディオンの佐藤君に軽くしゃべってもらってすぐ演奏、と言う方がいいのでは、と考えていたんですが、佐藤君的に「いつもの感じを出したい」という事だったので、じゃあいつも通り、と、私がしゃべる事になったんですね。
で、まああまり詳しい事は書けないんですが、この日は某ビール会社がイベント自体のスポンサーになっていたんです。
で、我々としても、この手のイベントではCDの宣伝やら、ライブの告知とかをしておきたいところでして、当然の流れで、CD売ってますよ、とか言って、更に5月ライブがあるので、となる訳です。
で、場所を言おうとした時、ぎりぎりのタイミングで次回のライブの場所がスポンサー的にとても言っては行けない場所でやる事になっているという事に気がつきます。
あ、これはまずい、と判断しまして、まあその辺はうやむやにして逃げた訳ですがね。
実はその瞬間、全く違う心理状態も確かに私の中にあった訳です。
なんか、いっその事大声でスポンサー的にNGな事とか言っちゃた方が面白いんじゃないかという悪魔のささやきが確かに聞こえたんですよ。
いや、私、基本的には一介のプレイヤーでして、その実スポンサーに対する云々、と言うのがよくわかってないんですね。
もっと言ってしまえば「そんなの関係ねえ」くらいな間違ったベクトルでの反骨心みたいなのも、なんかあったりするんです。
で、結局その場では「失言」という事にはならなかった訳ですが、楽屋に帰って「ちょっと会場がウケてたけど何を喋ったのか」というようなことを言われまして。
で、こうこうこうで、危なくスポンサー的にNGな言動をしそうになったんですよ、と。
すると、関係者の数人から「それは本当に言ってないんだよね」と割と真顔で確認されまして。
どうやら、スポンサーサイドの割と偉い方々もいらっしゃっていたようで、もし私がちょっと笑いを取ろうとしてそんな事を言ってしまったら間違いなく大問題になったであろう事が容易に想像ついたんですね。
ほんと、危ないところでした。
と言う訳で、そんな失言をかいくぐって、次回POT HEADSは5/24都内某所で行われますので、よろしければ是非。
で、言わなきゃ良かった、と思う事もある反面、逆に「もう一言言っておけば良かった」という時も、まあ時々ありまして。
なんか、私の使用しているプロバイダが、どうやら軽く吸収合併されるらしく、平たく言いますとメールアドレスは変わらないが、細かいアカウントの設定とかは変更しなくてはならない、という事態になった訳です。
で、平たく言いますと、どうも上手く行かなかったんですね。
利用者としてみれば、会社の勝手な都合で、なぜ消費者が面倒な設定をし直さなくてはならないのか、と思ってしまうのはまあ人情と言うもので、なんだよ、俺何にも悪い事してないのに、とか思い、結構イライラしてきます。
しかも、macユーザーですと、どうもその辺の設定がwinユーザーと異なりまして。
windowsの説明に関してはもの凄く丁寧なのだが、macの設定になると「詳しくはappleに聞け」的な事もしばしばでして。
なので、その手の設定とかは「半ば勘」でやる事が結構あったりするんです。
実際、今回私の意思にかかわらず、勝手に新しいプロバイダとなったところから送られてきた「再設定の仕方」的な説明書にも「win8:mac2」くらいの説明の分量で、しかも私が使用しているmacデフォルトのメールアプリケーションについての説明が全くなく、2世代前のmacのメールアプリケーションの設定説明しかなかったんですね。
で、これはいつも通り勘で行くしかない、と色々試みてみたんですが、どうも設定が上手く行かず。
で、先日、実家のインターネット環境を整えようとした際、どうもプロバイダ的な接続が上手く行かない事態になり、父の為に入った新規プロバイダ(ocn)に電話して設定を確認してみたら、意外とmacでも丁寧に対応してもらい、スムーズに設定できた事を思い出しまして。
で、とりあえず新しいプロバイダとなった某gyaoへ電話。
で、全く電話が通じず。
さすがにこの手の電話が多いのでしょう。
で、掛け直す事数十回、ようやく電話が繋がります。
で、「ありがとうございます、gyaoサービスセンター○○でございます」というお姉さんの声。
なんというんでしょう。
基本的に、前途のように、私はややイライラしている訳です。
しかし、ここでイライラを出してしまっては上手く行く事も上手く行かなくなるし、紳士的に対応しようと。
と言う訳で、私的に君は絶対にもの凄く綺麗なんだという前提で、お姉さんと再設定にトライ。
まあその方が盛り上がるし。
更に、その綺麗なお姉さん、基本的に「本当にこっちの都合で申し訳ございません」的な感じで非常に低姿勢で、私の中では「綺麗だしいい人」という風に徐々に昇格して行きます。
しかし、どうもこの奇麗なお姉さん、話し振りから綺麗だしいい人だがあまり要領が良くない印象が伺えます。
まあしかし、綺麗なんだから仕方ないと、私もお姉さんのペースに合わせ、一度自分でやった設定をもう一度お姉さんの指示通りにやり直す、という事を実に4、5回繰り返します。
で、やはり上手く行きません。
するとお姉さん、「田中さんここは思い切って再起動しましょう」と。
まあ、実はその方法も既に何度もトライしてるんですが、わかりました、じゃあ再起動します、と。
で、この再起動と言うのが問題でして。
もちろん、コンピュータ的にはなんら問題はなく、有効な手段だとは思うのですがね。
再起動に1分以上かかる訳で、その間、お姉さんと技術的な話は出来なくなる訳です。
しかも、電話は切れません。
つまり、この時間、お姉さんとの世間話スペースという事になる訳です。
しかし、この段階でいきなり「お幾つなんですか?」「お姉さんはこの仕事長いんですか?」とか「というか思い切ってこれから上野動物園のレッサーパンダ見に行きませんか?」とかはやはり言えません。
で、「こういう電話は多いんですか?」とか「やはりmacユーザーは少ないんですか?」とかの会話をしているうちに再起動終了。
で、再起動むなしく、やはり設定は上手く行かず。
で、その後も、数回再起動したり、更に私が避けていた「今までのメールデータが消えるのを覚悟で一旦以前のアカウントを全消去」とかも、ここはお姉さんの為にとやってみたりするも、どうも設定上とある画面から先に進んでくれません。
で、結局、今まであまり使ってなかった予備のアカウントがあり、それを利用して設定をすり替えて行こうという事になりまして。
で、お姉さんと語らう事、実に2時間半、やっとメールの送受信に成功。
お姉さん的にも「いや、本当に良かった、良かったです〜」と。
おそらく電話の向こうでは私好みの薄めの化粧が軽くはげ落ちるほどの大泣きをしているに違いありません。
で、思う訳です。
なぜ、「じゃあ最後に本当に設定できたかどうか確認したいから、週末の予定を僕にメールしてくれないか」という一言が言えなかったのかと。
まあ、しかし、言ったら言ったで、やはり失言になるんでしょう。
と言う訳で、後悔するくらいなら言っといた方がいい事もあるかもしれませんが、言ってしまって後悔する可能性もそりゃありますので、まあ、結果的に生きてて良かった解釈で、まあいいですかね。
好きに生きて下さい。俺。
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