いたずらウサギとはらぺこキツネ




むかしむかし、ある森にいたずらが大好きなウサギと、

いつもはらぺこのキツネがいました。



「はあ〜・・・今日もお腹ぺこぺこだなあ・・・」

「まったく、キミは本当に情けないなー」



食べ物にありつけないキツネに、ウサギは畑づくりを思いつきます。

キツネはさっそくピーナッツを畑に植えますが・・・


いくら植えても・・・あれ? ピーナッツがない!?

「あっ! カラスのやつ、ピーナッツを横取りしたな!?」

ウサギがワナを仕掛けてカラスを捕まえますが、



「食べたものは返せないけど・・・

かわりに良いことを教えてあげるよ」



南の森にもっと美味しい木の実があるというカラス。

ウサギとキツネは南の森を目指して出発しますが・・・






ジョーエル・チャンドラー・ハリスの「身代わりにされたクマ」と

「獲物をとられたキツネ」の2作品を基にした演目。



「いたずら好きなウサギ」に「ちょっと気弱なキツネ」という

変わった組み合わせのふたり。

美味しい木の実を見つけるために、南の森へと向かったふたりだけど、

ヘビに襲われたり、川渡りに苦戦したり、クマに出くわしたり・・・!?



いつもウサギにからかわれてきたキツネだけど、

ふたりはやっぱり一番の親友。

ウサギの勇気とキツネの優しさがあれば、どんな苦難も乗り越える!?



ドタバタ駆け回るあべこべなふたりの絆を描いた、友情の物語です!