4.インディヘナの女性
イデイヘナの女性 於ラパス セントロの路上
丸高帽に太っちょのスカートをはき、アワヨの風呂敷を首からかけたインディヘナの女性。良く絵葉書でみる姿は、言葉は悪いが「やらせ」ではないかと思っていた。
しかし、ボリビアでごく普通にみかける。ああ僕はボリビアのいるのだと正直感動した。
普通に見かけるといっても、こういう格好をしているのは、インディヘナ(先住民族)の女性それも、既婚者以上の女性に限られるようだ。
彼女たちはおしゃれだ。ビア樽のようなロングスカートからのぞく足首はきゅっとしまり、パステルカラーのローヒールのパンプスをはいている。スカートも刺繍が施されたりときれいだ。
旅行中、アワヨの風呂敷の中には何が入っているのだろうという話になった。セントロ(ラパス中央官庁街、観光街)の露天のお店の女性だから、多分商品だろうということで落ち着いた。それと、お弁当。この写真の女性は赤ちゃんが「入って」いた。(画像ではわかりずらいが)
ただ、露天の女性でなくても、アワヨの風呂敷を首からかけているところを見ると、ハンドバック兼ポシエット兼ディパックなのであろう。
杉山さんからは、地元の方の写真を勝手に取ることを、堅く禁じられた。許可を得たとしても必ずお礼をするようにとのことだった。
街角にたたずむ方に、声をかけたら、即座に「ノン」いやだと断られた。
この写真の女性は、ナッツのおつまみ売りの女性だ。一袋買った上でお願いしたら、「恥ずかしいけどいいわ」といったような感じで撮らしてくれた。お礼は5ボリビアーノス(日本円換算85円位)
お土産売りの母
コカバーナ(チチカカ湖畔の観光地)のお土産売りの母、娘さんもも撮らしてくれたが、娘さんの方は「恥ずかしーィ」とばかりに、両手で顔を覆ってしまった。この、うぶさ、ういういしさを日本で見かけなくなっていく久しい。
※この稿 H14.9.11記す
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